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 破竹という言葉があります。ハチクと読みます。主に破竹の勢いや破竹の快進撃の様に、もはや誰にも止められないほどに加速が付いた状態を意味します。これは中国の故事に由来する用法です。後に三国志とも呼ばれる時代の末期、魏は既に司馬一族の簒奪に依って普となっており、蜀も消滅した頃のお話です。杜預(トヨ)という将軍が残った呉を平定すべく進軍していました。しかし季節は夏になろうとしています。暑さ、長雨、疫病などの懸念から、引き返して時期を待つべきという進言がされました。しかし杜預は『竹は節があってそのままでは割りにくいが切れ込みを幾つか入れればスパッと裂ける。今の我らもそれに似ていて機を逃さず一気に決めるべきだ』的なことを言って侵攻を続けます。結果、戦果を上げ続け、呉は降伏します。ここに三国時代は完全なる終焉を迎えました。杜預は同時に、竹が破れるかの如く物事が順調に進む様子を表した言葉でも名を残した訳です。まあ、この十年後くらいに八王の乱と呼ばれる大乱が勃発し、統一王朝と呼べるものは数十年しか保たなかったようですが。破竹でもぎ取った天下が、竹が割れる様に分断されるとは、皮肉な話じゃありませんか。

(・ω・) 皇帝が老害化するのは、世界中の様式美みたいなところがある

【一度シェアをグラフで提示して欲しいな】
玄:普通に、小動物系の害獣退治ではいけないんですか。
黄:人間が猫と付き合う大きな理由の一つなんだよぉ。
猫:にぃみゃー。
朱:『そんなありきたりな発想に商機なんて無いんだよ』だそうですが~。
黄:確かにそういったベタなのは、大手が真似して旨味がなくなるんだよぉ。
玄:この方が最も猫を動かせると思っていたのですが、
 世界というのは広いんですね。


【バレた時の面倒さがキーポイントなのかも知れない】
玄:では猫に小型カメラを取り付け徘徊させ、
 自然な形で監視するというのはどうでしょう。
黄:地味にエグいことを提案してきやがったんだよぉ。
朱:猫さんが歩いていても、大して警戒されませんものね~。
猫:なーぐる。
朱:『コンプライアンスがうるさいのに無茶を言うな』ですって~。
黄:立派なようでいて悪魔に雇われるのは許容してる訳で、
 倫理観がどうなってるのかサッパリ分からないんだよぉ。
 

【今の部下三匹が特異なだけって見方もあるけど】
青:大きな猫を継続的に養ってますが、未だにどう扱うのが正解か分かりません。
白:うにゃ?
朱:言うなれば青龍さんは猫さん使いのベテランですね~。
黄:結局は使いこなせてない訳だし、エキスパートとは言い難いんだよぉ。
猫:みゃーにゃー。
朱:『その件に限れば俺の方が上だな』と言ってます~。
黄:実務に関しては地球上でもトップクラスの青龍だけど、
 人材の運用は大したこと無いから威張れる話じゃねーんだよぉ。


【三代目くらいで気付いておけばこんな惨事にはならなかったはず】
黄:先代白虎も裏切りがあって誅殺してるし、自由が過ぎるんだよぉ。
朱:どなたが最初に虎さんを四神にしようって言ったんですか~。
黄:登用担当は青龍なんだよぉ。
青:まさかここまで奔放な生き物だとは思いませんでした。
白:昔から人事能力が今一つなのは分かった。
黄:何千年も起用し続けてるのはどうかと思うけど、
 ここまで来ると伝統がのしかかって辞められないのも分かるんだよぉ。

 百年くらい前に先代白虎が、彼なりの信念のもと悪行を働いて青龍に断罪されたという、三年に一度くらい触れられる設定があります。今にして思うと、どうして青龍に勝てると思ったのかが疑問ですが、若さ故の錯誤かも知れません。それでも下手すりゃ千年近くは生きてるはずなのですが、所詮はネコ科ですから。
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