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 ギロチンと呼ばれる用具があります。元はフランス語のguillotineで、和訳は断頭台になります。フランス読みだとギヨタン辺りで、我々が良く知る発音は英語読みです。人の首を固定し、そこに巨大な刃物を落とすことで頭と胴を切り離す処刑具で、使用を推奨した議員の名がそのまま付けられました。かつてフランスでは、平民は絞首刑、貴族は斬首刑と死刑が区分されていたのだそうです。日本でも、支配階級であった武士が責任を取って死ぬ際に切腹が認められていたので、似た感覚でしょう。フランス革命の前後、人権意識や平等意識の気運が高まり、死に方に差があるのはおかしいという意見も出てきました。また人の手で切り落とすとなると、腕の差で一発で死にきれないことも多く、何度となく刃を振り下ろす凄惨な光景になることもしばしばあったのだとか。そこで公平かつ人道的な方法ということで、ギロチンが推されて採用されたのです。フランス革命と言えばギロチン、ギロチンといえばフランス革命というくらい、印象が結びついている部分があります。こんなフランスが今では死刑廃止国なのですから、色々と考えさせられるものはあります。死刑そのものが是か非かについては今後も議論は続いていくでしょうけど、現状、日本では合憲、合法です。立法が定めて司法が判断したものを、行政の長が勝手に止めていいとは思えないというのが、私の十年以上前から変わらぬ主張です。

(・ω・) それを認めたら、政府は何でも出来ることになるよな

【本質を見極めろと言うのは簡単だけど並々ならぬ人生経験が必要】
月:音楽室に飾られる偉人や理科室の人体模型のように、
 教授室と言えばこれというものを定着させたい。
黄:だから、高校までの画一的な教育と違って、
 大学は専門性が高くてイメージの共有が難しいんだよぉ。
月:一般人は偏見に凝り固まってるから行けるだろ。
黄:その考え方が偏ってるんだよぉ。
月:大学教授というだけで私のようなのに一目置く連中が多くて、
 見る目が無いんだと呆れ返る日々なんだよなぁ。


【その発言が張子の虎というジョークなんだろうか】
黄:学部学科に関係なく大体の教授室にあって、
 かつ印象に残るほど目立つものの例を挙げてみやがれなんだよぉ。
月:そう言われると、中々に難しいな。
黄:勢いだけで生きてる輩は、根本的な部分を見落とすんだよぉ。
月:いっそ、トーテムポールを飾り付けるのが常識となるよう働きかけるか。
黄:北米先住民に、何の縁があるんだよぉ。
月:象徴とはあくまで形を整えるのが大事であって、
 必ずしも内容は深くなくて良いものなのだ。


【夏休みを跨ぐと糸が切れやすいのだとか何とか】
月:何に季節を感じるかって、人それぞれなところがある。
黄:感性が問われる部分なんだよぉ。
月:私は、入学直後はそれなりにやる気に満ちていた学生が、
 半年もするとダラけてくるのを見ると夏の終わりを実感する。
黄:ひでー風物詩もあったものなんだよぉ。
月:二ヶ月ももたないやつも居れば、年を越すやつも居るが、
 勘違いで秋に花を咲かせる桜もあるんだから問題は無い。


【こいつらが本編で友達付き合い出来るのはそういった訳か】
月:春先は、院生とかが新入生の若さが眩しいと言い出す時期でもある。
黄:たかが数歳差で、何言ってやがるんだよぉ。
月:その物の見方は、年を取った証拠だ。
黄:小学生から見た高校生は大人同然だけど、
 還暦過ぎたら誤差ってのは確かっぽいんだよぉ。
月:更に突き詰めて何千、何万年と生きる妖怪の類からしたら、
 数百歳差なんて同期みたいなものなんだろうと思う。

 高校と違い大学に行く人は半分くらいなので、あるあるネタも使いづらく、創作の具材としては敬遠されがちだというのは良く言われます。月読教授もそういうところがありますが、あくまで番外編なので深くは考えないで置こうと思います。
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