明日から確定申告が始まると言うことで、鳩山総理からありがたいお言葉が。
『国民の皆、税金、払ってね☆』
( ・ω・) お前が言うな、この平成の脱税王が!
「それで、一体、何を心に溜めておる」
「あー、まあ、簡単に言うと、勇者ってなんなのかなぁ、って」
「ほぉ。中々に、面白げな問いじゃの」
今更だけど、トヨ様って、良い性格してるよね。
「ほら、普通、勇者って言ったら父さんみたいに、その腕で実績を作って自然と認められるものじゃないですか。
僕みたいに大人の思惑で勇者って称号を先に与えられて、後追いで目指さなきゃならない場合、指針が見当たらないって言いますか」
兄さんなんか、その成功例と言えるのかも知れない。だけど正直な話、兄さんと僕じゃ、性格的にも能力的にも方向性が違いすぎて、あまり参考にはなりそうもない訳で。
「世間的に言うのであれば、勇気を持つ者であるとか、勇気を与えるものであるとか言うがのぉ」
「父さんは知りませんけど、兄さんの持論は後の方ですね」
「じゃが、これを論ずるのであれば、その前に厄介な問題があるであろう」
「と、言いますと?」
「そもそも、勇気とはなんじゃ?」
「う、うーん。たしかに、何なんでしょうね」
「死を恐れぬ心のことじゃろうか。
じゃが、容易いこととは言わぬが、人が命であることを放棄し、心を捨て去れば死を死とは感ぜぬ様になるものぞ」
それって宗教国家の長が言って良い台詞なのかなぁ。
「だったら、自己を保ち、何かを成す為に恐れを抱かないって言うのは――」
「匹夫の勇という言葉もあるでのぉ。
猪武者の有り様を勇気と呼ぶのは、ちと違うのは無いかえ」
あ、あれぇ。そういや勇者になって一年くらい経つのに、勇気についてちゃんと考えたことって無かったような。
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