久々にセンセーショナル・エレクションを読んでみたのですが、茜と千織の関係が、完全に、小沢と鳩山なんですがどうしましょう。いや、割とマジで。
そして、少なくても一年以上前に書いたものなのに、どう考えても現政権を揶揄してるとしか思えない描写がチラホラと。民主党、どんだけ古臭い政治やってんだよと、改めて思わされました。
( ・ω・) 自民党の産廃と、社会党の外れクジで構成されているんだから仕方が無いか
「ちょっと寒いですね」
トヨ様の隣に立ち、外の風を直に浴びると、思わずそんなことを口にしてしまう。ちょっと、今の今まで寝入って冷え切った身体には辛いものがあるかなぁ。
「もうじき冬じゃ。寒ぅなるのは、至極当然の話じゃろうて」
「うーん、でも旅をしてて、季節の移ろいより早く気候が変わったことが何度もあって、どうもそこら辺の感覚が曖昧になってます」
ポルトガからレイアムランド、ランシールにバハラタ経由でジパングへやってきた時なんか、その象徴的な事例だ。
「余はジパングに生まれて十年、ジパングはおろかこの都からそう離れたことも無いでのぉ。話に聞くだけでは、今一つ分からぬわ」
「あ、でも僕も一年前に旅立つまではそんな感じでした」
「うむ。いずれ特使や親善の名目で回ろうと思っておるが、当面は叔母上の一件で揺らいだ国内を纏めねばならんでの。口惜しいことじゃ」
勇者として、もっと大きなことをやらないといけない立場なのに、何だか凄くスケールがでっかいなって思っちゃったよ。
「その時は、アリアハンにも寄って下さいね」
「何を言うておる。ヌシはその折、余のぼでーがーどとして側におろうが」
「……」
ん?
「ま、まー、それはそれとして」
というか、軽く流さないと残念なくらいに話が進まない訳で。
「とりあえず僕達は、世界の反対側に行ってきます」
「心寂しきことよの。ジパングには当分の間、やって来れぬのであろう?」
「多分、そうです」
もちろん、キメラの翼やルーラを使えば、一度立ち寄った場所なら何処へなりとも行くことは出来る。だけど用も無いのにそんなことをするのは旅の筋を曲げてしまう気がして、躊躇われるものがあった。
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