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 ガーネットと呼ばれる鉱物があります。語源は柘榴を指す単語です。和名は柘榴石または紅榴石で、さほど意味合いは変わりません。ケイ酸塩鉱物の一種で、マグネシウム、鉄、マンガン、アルミニウムなどを含む結晶の総称です。色は赤、黄、緑、紫と様々ですが、赤色の印象が強いのは名前からも伺えます。ある程度の大きさで見た目が良いものを宝石とし、それ以外も高硬度を活かして研磨に用います。人類との付き合いは非常に長く、少なくても5000年以上前のエジプトで装飾品にあしらわれていました。欧州圏では魔除けの効果が信じられていて、アミュレットの素材にすることがあります。また血液を連想させることから、厄除けとして兵士が携行した時期もあったとのことです。誕生石の認定は時代や組織に依ってマチマチですが、ガーネットは1月であることが大半です。理由は諸説ありますが、無加工でもカットしたかのように整っているからというのが有力視されています。ちょっと綺麗なだけの石ころなのに、人はどうして魅了されるのか。まあカラスなんかも好きなので、割と本能的な部分に根付いた行動なのかも知れませんけど。

(・ω・) でも低知能が集めるってのはあんま聞かんよな

【裏を掻こうとして支離滅裂になる典型例】
マ:アリバイて、同じやつが二つの場所に、
 同時に居られへんのが前提やん。
  それが覆ったとしたらどうやろ。
玄:かなり攻めた発言ですね。
マ:時空を歪められんなんて固定観念は、
 捨て去ってもええんちゃうかなぁ。


【アホ過ぎてわざわざ禁止しない項目だよ】
マ:人は分裂でけへんて、誰が決めたんやろか。
玄:アメーバくらい単純なら可能でしたが。
マ:特異体質いうことで押し切れんかいな。
玄:結末より評判の方が気になるトリックです。
マ:後出しの双子がアカンのは常識やけど、
 これやったら慣例違反にならんのとちゃう。


【残された手札は逆ギレくらいだ】
マ:ドッペルゲンガーを操るとかでもええで。
玄:奇抜なことを言えば良いと思ってませんか。
マ:真っ当な手段やと不可能やん。
玄:だからアリバイが成立するのでは。
マ:ものっそい言い返したいねんけど、
 あまりに正論なんで難しいわ。


【ミステリを名乗らなければギリ怒られないはず】
マ:せいぜい自分似のロボットを作るくらいか。
玄:その技術があるなら、もっと楽できそうです。
マ:被害者と密室に入って跡形もなく爆死とかどや。
玄:先程から読者にケンカを売り続けています。
マ:個人的に頭脳戦いう名のちゃぶ台返しが好きやから、
 しゃーない面もあるねん。

 世の中にはファンタジー世界を舞台にしたミステリも存在します。もちろん本格と認める人は居ないでしょうが、ルールの提示をキチンとするなら成立しないこともありません。とはいえメジャーなジャンルになってないのは、いずれ何でもありになるのが避けられないからでしょうね。
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 馬の骨という言い回しがあります。何処の馬の骨とも分からん奴、といった感じで素性が分からない存在に対して使う表現です。そして何故馬なのかという疑問が湧くことでしょう。これは中国の故事である『一に鶏肋、二に馬骨』に由来するというのが通説です。鶏肋とは文字通り鶏の肋骨で、さして役に立たないものの代名詞として扱われます。つまり使い道に欠ける的な意味合いだったのが、ルーツ不明に置き換わった訳です。現代人の感覚だとさほど関係ないように思えますが、当時の価値観からすると出生重視は不自然でないのかも知れません。似た字面の言葉に、死馬の骨があります。こちらは文字通り、死んだ馬の骨です。かつて優秀であっても、亡くなってしまえばゴミ同然である様を意味します。しかし、死馬の骨を買う、だと風向きが変わります。それ自体は微妙であっても、入手することが有益な状態を指します。こちらも語源は中国の故事です。駿馬を求めた君主に対して、家臣が死馬の骨を購入しました。当然ながら何を無駄金使ってんだと叱責します。しかし骨にさえ大金を出すのだから、生きていればもっと高値になると踏んで持ち込んでくるに違いありません、と言い返しました。実際、一年も経たない内に三頭もの名馬を獲得したという逸話です。直接的な実用性は無くても人が絡む以上、何かしら活かす手段はあるんでしょうね。

(・ω・) 馬骨スープってマイナーだけど、旨いんだろうか

【文句を付けるのは面倒なマニアだけだ】
マ:商売敵を全部潰したら安泰やと思うとった。
玄:それで得た日本一の称号に意味はあるんですか。
マ:順位なんて相対評価やから、そこはええねん。
玄:拘りがありませんでした。
マ:空白の世代ゆわれようと王者を冠しておけば、
 箔が全然ちゃうのと一緒やで。


【権威に響くから自ら推理しなくなりそう】
マ:そしたらどないな事件も処理せんとアカンやん。
  絶対にパンクするわ。
玄:傘下にして下請けさせれば良いのでは。
マ:ホテル王みたいな感じかいな。
玄:それを探偵王と呼んでいいかは何とも言えませんが、
 とりあえずドンとして君臨は出来ます。


【常に完璧な記憶で喋る人は怖い】
マ:犯人しか知らん情報を漏らしてまう展開あるやん。
玄:明確な記録が残ってない限り、
 言った言わないの水掛け論ですよね。
マ:だから疑うキッカケ程度に留めるんや。
玄:表現ミスや勘違いなんて茶飯事ですし、
 決定的証拠とするのは無理があります。


【定期的に恨み節を吐くのは何なんだろう】
マ:そう考えると探偵は言い間違いを許されへんな。
玄:糾弾する立場だと付け入る隙は与えられません。
マ:犯罪者が何をほざくねんで突っぱねたいで。
玄:恫喝する警察官みたいになってますよ。
マ:連中と違て筋を通さんとマズいんが、
 実に難儀なところや。

 気になったので探偵事務所の国内最大手は何処なのか調べてみました。何と全国展開していて、従業員が千人近く居るみたいです。学校も運営しているので、ある程度はマニュアル化されているんでしょうね。

 俗にデゴイチと呼ばれる乗り物があります。D51形蒸気機関車の愛称です。日本に於ける蒸気機関車の代名詞的存在かと思われます。何ゆえこれほどの知名度を得たのかと言えば、第一に生産台数が挙げられます。世界恐慌の傷も癒えつつあった1930年代半ば、輸送力を強化する為に新型鉄道車両の開発が求められました。電車が広範囲で稼働するほどに電力網は行き渡っておらず、必然的に蒸気機関車の発展型が選択されます。その中で産声を上げたデゴイチは傑作と言える完成度で、終戦までに千台以上が生産されました。その後も30年近く働き続け、1970年代に事実上の引退をします。現代でも博物館に飾られていたり、記念で走らせることがあり、愛され具合が伺えます。さりげに後継機としてD52形があったりします。D51の製造が開始された1936年には企画されていたのですが、御存知の通り戦争に足を踏み入れる時代です。大型化で大量の貨物を運べるよう設計されたものの、資材や工期の不足で能力を発揮することが出来ませんでした。結果、失敗作の様な扱いを受けて歴史の狭間に埋もれてしまいます。後に一部車両がC62形やD62形に転用されたのは、せめてもの救いと言えるでしょうか。この視点で考えると泥沼の末に新型機を量産して戦局を変えるSF戦記は、中々にぶっ飛んだ設定の気がしてきました。

(・ω・) そうしないと盛り上がらんじゃろがいって意見は正しい

【それこそが人の本質と主張】
マ:警察に呼び出し食らったわ。
玄:とうとうここも閉所ですか。
  今までお世話になりました。
マ:なんで最悪の結論やねん。
玄:惜しまれる内に辞めるのが華と聞きます。
マ:若いもんらしい潔さやけど、
 世の中は見苦しい連中で溢れてるねんで。


【もうこっちが推理すれば良いのでは】
マ:ちょい知恵を貸してくれゆわれただけや。
玄:見栄を張ってますよね。
マ:助手に信頼されてへん探偵ってどうなん。
玄:交通事故の目撃証言でも、そう表現可能です。
マ:見透かされとる。
玄:そろそろパターンを読める程度の付き合いですから。


【八方丸く収めるのは難しい仕事よね】
マ:しかし礼儀正しい連中やったわ。
玄:粗雑に扱われたいんですか。
マ:敵役として物足りんやないかい。
玄:常に対立相手を探している節があります。
マ:フリーの探偵なんてカッコつけとるけど、
 やり込めるのがおらんと成り立たんからな。


【ゼロで無い限り思考し続けるという意味では似てる】
マ:ああいうのが裏でえげつないねん。
玄:優しくしてもらったのに偏見で勘繰るとか、
 どちらが人として間違っているのでしょう。
マ:全てを疑うんは職業病やし、しゃーないわ。
玄:宇宙創生が五秒前であることは否定できないと、
 主張する哲学者みたいな捻くれっぷりです。

 ミステリ世界の警察は、舞台装置的な側面が強いので能力が安定しません。アホみたいな見逃しで犯人を間違えたかと思えば、公僕にあるまじき完璧な連携で追い詰めたりもします。探偵は高水準でないと読者が納得しないので、調整弁を担わされた悲しき立場なのかも知れません。

 沢庵と呼ばれる加工食品があります。タクアンと読みます。音が変化してタクワンとする場合もあります。大根の漬物の一種です。天日干しか塩漬けで脱水した後に、塩と糠で発酵させたものの総称です。好みで糖類や唐辛子などを加えることもあります。黄色のイメージが強いと思われますが、これは大根の辛味成分が変化した為というのが定説です。発祥については諸説ありますが、沢庵和尚考案説が有名です。江戸時代初頭、若くしてトップクラスの僧侶になったと思ったら隠棲したり、権力者と戦って地方へ追放を食らったものの復帰したりと、波乱万丈の人生を送った人物です。開発した時期は不明ですが、三代将軍徳川家光を招いた際に振る舞った伝説があります。これをいたく気に入って名前を問うたところ特に無いと返ってきたので、じゃあ貴公を冠して沢庵漬けで良いだろうという流れです。箔付けで創作された感もありますが、逸話なんて割とそんなものです。日本人は漬物に適度な歯応えを求める傾向があるのと、大根の入手難易度から普及したのでしょう。日本一メジャーな漬物は梅干しか沢庵かという問いは、割と拮抗した勝負になりそうです。

(・ω・) 個人的に食べる頻度は梅干しの方が多いかな

【探偵万能論はギャグになりかねない】
マ:骨董品の目利きは、推理で何とかなるねん。
玄:実に疑わしい発言です。
マ:来歴や専門知識を持たんでも、
 持ち主の挙動や現物の状態で見抜く訳や。
玄:事実なら凄まじいですが、
 やはり与太話の類として受け止めておきます。


【単なる暇潰しに理屈を付けてるだけでは】
マ:ウチが古物商を始めたらえらい儲けになるで。
玄:とりあえずそれで生活費を賄えば良いのでは。
マ:ここ一番で出すから輝くんや。
玄:伝家の宝刀を出し惜しみ続けて、
 いざ抜いたら錆びていたなんてオチがありました。
マ:そないなことにならんよう、
 鑑定番組で手入れを怠らんでおくねん。


【ある意味で真贋を超越した立ち位置である】
マ:逆にここんとこ流行っとるトレカはよう分からん。
玄:あれこそ相場が百パーセントですし。
マ:バッタモンでも欲しがるのんに渡したら、
 丸う収まるのが商売ちゃうんか。
玄:カードでしたら単なる詐欺になります。
マ:見抜けん方が悪いいうんは、
 実にウチ好みの理屈やねんけどなぁ。


【この稼業に執着する唯一最大の理由だし】
マ:富豪の遺した美術品が、
 片っ端からニセモンいう事件に遭遇したいもんや。
玄:見る目が無かった、何処かですり替えられた、
 鑑定士がグル等々、幾つかの展開が考えられます。
マ:殺しがのぉても最高のドロドロを味わえそうやで。
玄:そこに帰結するのはいつも通りで、
 一種の安心感を覚えてしまいました。

 芸術に投資したつもりが偽物を掴まされたと言えば、銀河英雄伝説に登場するヤン・ウェンリーの父親を思い出します。それで学資が無くなり軍学校に通わざるを得なくなったので、あの世界の歴史的にとんでもない分岐点です。フィクションとはいえ、世の中、何が結果に繋がるか分からんものなのですよ。

 ジャンボタニシと呼ばれる巻き貝の一種が居ます。スクミリンゴガイの俗称で、タニシを巨大化させたような見た目から命名されました。オリジナルのタニシは田んぼで生態系を築き、余分な藻を食べて有機肥料を生産するなど、人間にとって益が大きい存在です。増えたら集めて蛋白源にもなります。つまり我々日本人と共生関係を保ってきた間柄です。一方のジャンボタニシは外来種で、ほぼ敵と認識されています。原産は南米で、日本で野生化した理由はハッキリしていません。養殖所から逃げ出したとも、除草目的で持ち込まれたとも言われています。いずれにしても繁殖力が極めて高く、育つ前の稲を食い荒らしてしまう厄介な生態の持ち主です。寒さに弱いので北国は侵攻を免れていますが、それ以外の広域に分布してしまっています。対策としては耕運機で磨り潰す、卵を見掛けたら駆除する、薬を使う、天敵である鯉、合鴨、亀を放つ辺りが挙げられます。発端は人の愚行とはいえ、被害を受けるのは無辜の民なのが何とも言えない話です。

(・ω・) 勝手に連れてこられて滅殺されるジャンボ君の気持ちを述べよ

【人間視点だと堕落して構わんのですけど】
茜:浮世を地獄に作り変えたら、
 地獄から評価されるのかな。
千:ハチャメチャな発言が飛び出した。
麗:商売敵を増やしたと恨まれそうです。
茜:どんな業界も宿敵が居ないと腐るから、
 必要悪ってやつだと思うよ。


【この際だから民の幸福は考えないものとする】
麗:そう言えば武器もそういった面があります。
  乱世で競う相手が居るから強くなる、と。
茜:いずれ一撃で城を破壊する火砲や、
 一息吸うだけで絶命する猛毒が誕生するかもね。
千:まさに地獄だ。
茜:いっそ極限まで争い続ければ、
 余計なことする力が残らないかも。


【収集不可になった結果が戦国時代だし】
千:逆に極楽と化したらどうなるのだろう。
茜:唯一が存在意義みたいなところあるし、
 潰されると予想しておく。
麗:やり口が極道なのですけど。
茜:国だって両雄並び立たないから、
 出てくる杭を片っ端から叩くんだよ。


【その言い方は煽りと取られて奮起しかねない】
茜:私の夢は全ての世界を融合することだったりする。
千:分かたれているから何とか秩序立ってるのでは。
麗:世を混沌に染めたがる年頃ってありますよね。
千:妄想で留めず、実行するのは稀のような。
麗:さしもの茜さんと言えど無理難題ですし、
 酒席の軽口感覚で聞き流しておきましょう。

 戦国時代に仏教は一大勢力でしたが、地獄はどういった感じで捉えられていたのでしょう。歴史の表面を見ると比叡山や一向宗が有名ですけど、それだけ浸透するには死生観が深く関わっているはずな訳でして。シンプルに救済がメインで、懲罰からは目を背けているってのが納得感高いですけどね。


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