2025
マラトンの戦いと呼ばれる決戦があります。紀元前5世紀、中東の覇者であったアケメネス朝ペルシャがギリシャ都市連合に仕掛けた局地戦の一つです。ここでペルシャ陣営は手痛い反撃を食らい、戦略の再構築を余儀なくされます。当時のペルシャは、東はインダス川、西はエジプトや東欧まで支配する帝国と呼ぶに相応しい規模でした。更なる繁栄を目指し、反乱鎮圧を口実に西欧も侵略し始めます。断続的ではあるものの紀元前500年から前449年まで続く一連の衝突を、ギリシャサイドはペルシャ戦争と称しました。中でも前490年に起こったマラトンの戦いは重要です。ペルシャ軍はギリシャ近海の諸島を制圧しつつ進軍してきます。ギリシャ連合の主力であるアテナイ軍は、ギリシャ半島東南のマラトンで待ち受けました。ここで重装歩兵を走らせるという奇策で白兵戦に持ち込んだのが最大の勝因と語り継がれています。しかしこの敗北でペルシャ軍が完全に撤退した訳ではありません。迂回してアテナイ本国を叩こうとします。そこで一刻も早く戦況を伝えるべく、兵士を走らせました。不眠不休で走破して守りを固めさせ、本隊が戻ってくるまでの時間稼ぎに成功します。この伝令を称えて、マラソンが誕生した逸話は有名です。この勝利によってアテナイを含むギリシャの諸国家は自信を深めます。幾度にも渡る侵攻を防ぎ、着々と力を付けていきました。そして150年以上の時を経てペルシャはアレキサンダー大王の手で滅ぼされるのですが、それはまた別の話です。
(・ω・) 資料が古いので、仔細については諸説ある
【黄龍宅が最終処分場みたいになってる】
則:ほむ。
白:問い掛けたらヤバい匂いがしてならない。
マ:三大何々ゆうたらメンバーが安定せんのに、
大体は中国三大悪女に入るやっちゃでな。
朱:じ、実績も多い方ですから~。
黄:考えてみたら死んだのに成仏してないのは、
送り先に困ってるからかも知れないんだよぉ。
【反省しないなら魂ごと消滅させちゃった方が】
則:妾は過去に何ら悔いは無いぞえ。
朱:一点の曇りもない目で言いました~。
玄:悪いと思っていないなら、それは悪事なんですか。
黄:難しい問い掛けなんだよぉ。
マ:罪悪感の無い連中に責め苦しても無意味ちゃうゆう議論が、
地獄で取り上げられてるくらいやさかいな。
【社会に対する鬱憤は若い内に出し切っておこう】
ヘ:統括神に対する反逆が大罪だと言うのなら、
そんな価値観に興味は無い。
月:実はこいつ、永遠の反抗期なんじゃないか。
朱:ロックソングが好きそうです~。
メ:私としては悪魔と同類なんだけど、
もう一つ同調して貰えない感じがある。
【ちょっとしたプロフェッショナルを気取れるし】
フ:これで良いところもあるんですよ。
家族を人質にした際は用が済んだら解放したり。
黄:動きを封じた方はどうなったんだよぉ。
フ:そこは、お仕事ですので。
マ:万能の弁明感があって、
ウチはその言い回し嫌いやないで。
歴史上の人物が極悪のレッテルを貼られると、反動でそこまででも無かったと評される時期が出てきたりします。しかし中国三大悪女と言えば、呂后、武則天、西太后と、あんましブレることがありません。武則天に関しては政治家としては有能だけど、権力闘争周りは非道で結論が出ている感じなんですかね。
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2025
グルテンと呼ばれる物質があります。英語表記はglutenです。小麦粉は成分の八割程が炭水化物です。しかし蛋白質もそれなりに含みます。その大部分がグルテニンとグリアジンです。これらを水で練ると、粘着性と弾力性を帯びます。このネバネバをグルテンと称しているのです。パンや麺類がモチモチに仕上がるのは、グルテンの力であるとされています。なので重視したい時は含有量が多い強力粉を、逆に弱めたいのなら少ない薄力粉を使うのが一般的手法です。一方で、忌避する動きもあります。いわゆるグルテンフリーです。消化に手間が掛かる特徴から腸壁に残って悪さをしたり、体質的にアレルギーを起こす人が存在します。そういった方々がグルテンを断ったら好調になった為、悪者なのではという疑念が誕生したのです。しかし白人系には比較的見られる症状ですが、我々東洋人だとかなり珍しいとのことです。つまるところ原因の可能性が無いとは言い切れない程度なので、疑わしい時は検査を受けましょうという話になります。そんな誰にでも悪影響を及ぼす作物が千年単位で栽培され続けてるのは不自然だと、考えたら分かりそうなものですけどね。
(・ω・) 他に無いから食うって側面は否定しないけど
【それを守らせるのが聖獣の仕事だったような】
白:生存の為の虐殺は、善でも悪でもない。
朱:いきなり話が大きくなりました~。
黄:やりすぎると餌が無くなって、
同族が窮するってだけなんだよぉ。
マ:倫理自体が社会の為の安全弁とか、
初っ端から結論めいたことゆわれても困るで。
【単に早いとこ食べたかっただけなのでは】
白:人間の価値観に照らし合わせるなら、
瀕死の相手を介錯したのは慈悲になるだろうか。
朱:コメントに困ります~。
マ:弄ばれるよりマシちゃう。
黄:比較対象に難があって、
プラス査定することに躊躇いが生じるんだよぉ。
【何かを競ってる訳では無いんですけど】
玄:玄武の名を知らしめることが、
最大の功績になる予定です。
メ:過去って言ってるんだけど。
黄:朱雀と並ぶ最年少だから許すんだよぉ。
朱:年数が二桁違うのに、
同じ土俵で勝負は無理があります~。
【昨今で言うところの炎上系か】
玄:そして人気者になりすぎることで、
大量の否定者を生み出すことが罪業になります。
月:アンチは有名なほど増えるな。
マ:一流の証と誇ってこそや。
メ:好きより嫌いな人の方が多い場合は、
また別のカテゴリだろうけどね。
考えてみれば悪魔崇拝はアンチキリスト教みたいなもので、単独で成立するものではありません。だから宿主たる本体を潰さないよう、適度な敵対関係を維持せざるを得ないのです。極稀に主従逆転が起こりますけど、その場合は分派が主流になったと扱われるんですよね。
2025
虹彩と呼ばれる人体の部位があります。コウサイと読みます。眼球の一部で、角膜の内側、水晶体の前方を覆う環状膜に付けられた名称です。白目と黒目の中間に相当します。主な役割は光量の調節です。『瞳孔が開く』と表現しますが、実際に黒い部分が変化している訳ではありません。虹彩が伸縮することで穴の大きさを変えて適量にしているのです。眼底検査で使う散瞳剤は、こういった機能を一時的に麻痺させて奥を覗きやすくします。効果が切れるまで眩しいですし、ピントも合わせづらいので運転などは控えるべきとする見解が一般的です。またいわゆる瞳の色は、ほぼ虹彩に依存します。メラニン色素が多いと黒から茶、少ないと青や緑に寄ります。肌の色は日焼けで割と変わりますが、こちらはほぼ遺伝子で決まります。加齢で幾らか変化するケースもありますが、急速な場合は疾病を疑った方が良いとのことです。実用的な技術としては、虹彩認証が有名でしょう。虹彩の模様は個人特有で、基本的に生涯保持されます。この特性を活かしてセキュリティシステムにしているのです。角膜が表にあるので、滅多に傷付かないのも利点です。猫の目は凄い勢いで開閉しますが、考えてみたら見える部分のほぼ全てが虹彩です。夜に対応する為なんでしょうが、豪快な構造ですよね。
(・ω・) 猫目とか言うけどどれくらい大きければ良いんだ
【目的の為なら手段を選ばないが近い】
メ:今日は皆に、懺悔をしてもらう。
マ:洗いざらい吐いてもらうで。
朱:謎の共闘です~。
月:巨大な敵を倒すべく、
ライバルと力を合わせるならカッコいいんだが。
黄:こいつらの場合は悪代官と悪徳商人っぽくて、
どうにも共感しづらいんだよぉ。
【とりあえず即バラすのはダメなんじゃないの】
マ:あんたら長いこと生きとる連中ばっかやん。
黄:やかましいんだよぉ。
朱:黄龍さんは気にしてるんですよ~。
月:婉曲的に、人生経験が豊富とかにしないと。
メ:それでいいの。
朱:こういう細かい気遣いが大事だと教わりましたが、
実はピンと来てません~。
【浄玻璃鏡とかいうチートアイテムやめろ】
メ:誰だって善行と悪行を積み重ねるもの。
マ:両方を白状する機会を与えたるわ。
月:酷い上から目線だ。
黄:こういう連中なんだよぉ。
朱:墓場まで持っていきたい方も多いでしょうに~。
マ:どうせウチや閻魔みたいなのに、
暴露されるんやから同じこっちゃで。
【限度については言及しない】
月:だけど、善悪の基準って幅広いよな。
黄:本性を知れそうなんだよぉ。
朱:付き合い方が変わりませんかね~。
マ:それを引っくるめての友やんか。
メ:心の内を明かさないで、
分かりあおうなんて傲慢だから。
浄玻璃鏡は仏教で罪を審査する時に使うものです。生前の行動が映され、偽証が確認されたら舌を抜かれると言われています。嘘つきに対する方便の元ネタですが、生者まで相手にするのは閻魔様も勘弁してくれと思ってそうです。
2025
青木ヶ原樹海と呼ばれる地があります。富士山北西の麓に広がる森林の俗称です。山梨県富士河口湖町と鳴沢村に跨っています。行政的には富士箱根伊豆国立公園に所属し、天然記念物指定を受けています。西暦864年の貞観噴火で流れ出た溶岩層の上に出来た原生林です。富士山と悠久の時を共有しているイメージですが、実は1000年そこそこの歴史しか無かったりします。ちなみに富士山が形作られたのは約十万年前とのことです。この土地は人の手が入っていないので、素人が迷い込むと脱出困難です。その風聞で死に場所に選ぶ人が少なからず居て、地元住人は迷惑を被っています。そこらにゴロゴロしている訳ではありませんが、運が悪いと凄惨な仏様とエンカウントしてしまうのだとか。逸話として、方位磁石が利かなくなると聞いたことがあるかも知れません。しかし磁鉄鉱のせいで幾らか狂うにしても、完全に方向を見失う程ではないらしいです。近年はGPS付き携帯なんて珍しくないですし、正しい知識と冷静な判断力さえ備えていればそこまで厄介な森ではありません。とはいえ人間のテリトリーから外れているのは間違いなく、熊や鹿と出くわすことも考えられます。やっぱり冒険を望むなら生命のリスクが発生するのだと、肝に銘じておくべきなんですね。
(・ω・) スリルが欲しいなら絶叫マシーンで良いじゃない
【世が世なら普通に首チョンパじゃなかろうか】
白:巷で青龍を騙る詐欺師が出たらしい。
黄:命知らずが居たものなんだよぉ。
朱:逆に会ってみたいです~。
玄:完成度が高ければ、影武者として活用します。
黄:下手に厳罰を食らうより酷使されそうだけど、
悪党の末路だから同情はしないんだよぉ。
【何気なく入ったんなら大満足なのに】
朱:想像を絶するくらい似てませんでした~。
玄:全くもってガッカリです。
黄:失望するポイントがおかしいんだよぉ。
白:ハードルを上げすぎたのが良くない。
朱:めちゃくちゃ美味しいってお店に誘われたら、
どうしたって百点満点以外は許せなくなります~。
【数の概念が無いのに算数は無理だろ的な】
朱:孫子の兵法の極意を教えてください~。
黄:難儀な要求なんだよぉ。
朱:高度な学問を幼児向けに噛み砕いてこそ、
知恵者というものらしいです~。
黄:それは要点を理解してるかという話で、
前提の知識が欠けてる相手には無理なんだよぉ。
【見切り発車で被害甚大なのを繰り返す】
黄:実際に戦うのは最終手段とした上で、
綿密な準備をしろってのが基本なんだよぉ。
朱:意外とシンプルにまとまりました~。
黄:これすら守ってない輩が多いんだよぉ。
朱:真理は大昔から提唱されているのに、
実践できるほど人類は成熟していません~。
近頃はコスパやタイパと称し、どれだけ効率よく行動できるかを重視する傾向があります。同様に、戦は割に合わないので極力避けろというのが孫氏の考え方でした。その上でやるべき時はやるという指南書なのですが、引用されるのはこちらばかりですよね。
2025
ずんだ餅と呼ばれる和菓子があります。ずんだとは、ペーストにした枝豆のことです。砂糖、塩などで調味し餅と絡めて食します。宮城県の郷土料理として知られていますが、似たものは東北全域に存在します。江戸時代には親しまれていましたが、発祥と語源については諸説あります。伊達政宗が陣太刀(ジンダチ)で潰していた説、豆を打つ意で豆打(ズダ)が変化した説、甚太(ジンダ)という農夫が発案した説、糠味噌を糂汰(ジンダ)と称していて見た目が似ているから流用した説など様々です。いずれにしても政宗が登場しがちですが、仙台藩の伝説的人物なので信憑性はそこそこな気がします。御存知の通り枝豆とは未熟な大豆です。なので以前は7月から9月に掛けての期間限定でしか味わえませんでした。保存技術の進歩で季節を問わず楽しめるスイーツになったのです。ちなみに昔は砂糖が超高級品だったので、甘くするのが流行りだしたのは幕末以降の話です。一部では牛タン、笹かまと並ぶ宮城県三大名物とされているらしいですが、他二つと比べて新参感が否めないのは私だけではないと信じます。
(・ω・) 全国区になったのってここ十年くらいのような
【下の姉なんか擦る逸話が無いんだぞ】
須:儂を褒め称えんかい。
朱:唐突な承認欲求です~。
黄:こんなんでも英雄の側面を持ってるけど、
長年ネタにされ続けて鬱憤が溜まってるんだよぉ。
月:姉の家で狼藉、女装して八岐大蛇を倒す、
母恋しで泣き叫ぶと、イジらない方が無礼だろ。
【欲望は際限なく肥大化するからな】
月:須佐之男は自慢の弟だ。
朱:かつてない棒読みなんですけど~。
黄:月読に太鼓持ちなんて出来ないんだよぉ。
須:そうじゃ、そうじゃ、そういうんじゃ。
朱:御満悦とはビックリしました~。
黄:こんくらい頭スカスカな方が、
色んな意味で幸福な気もするんだよぉ。
【プールに放り込んだら何処まで膨らむんだろう】
猫:なーご。
朱:『俺を模したぬいぐるみを製作する』ですって~。
黄:見た目は白くてデカいだけの猫なんだよぉ。
朱:逆に特徴が無さすぎるくらいです~。
黄:水を吸ったら無尽蔵に巨大化するとか、
謎ギミックが無いと差別化は難しいんだよぉ。
【見張られてる気がして落ち着かないだろうな】
猫:みゃおーん。
朱:『関係者への記念品で、
大量生産の予定は無い』だそうです~。
黄:捨てづらいものを渡すんじゃないんだよぉ。
朱:微妙に場所を取るのが厄介です~。
黄:そうやって軽く威圧してるのかも知れないけど、
一種のパワハラなのではと思わなくもないんだよぉ。
須佐之男命は中々に興味深い立ち位置の神様です。貴子ながらやりたい放題で、とても尊敬される雰囲気がありません。大国主が須勢理との結婚を願い出た時も嫌がらせのような試練を課してますし。天照の引き立て役って訳でも無いので、このくらいの方が当時の日本人には受けたんでしょうね。