サーベルと呼ばれる武器があります。欧風で片手用の曲刀を総称したものです。日本では主に明治時代の警察官や軍人が使用していました。ルーツは不明瞭ですが、シャムシールやファルシオンの影響を受けたとする説が有力視されています。16、7世紀頃、欧州の軍隊が採用したことで広まりました。元は騎兵用なので、軽量かつ一定の長さを持っているのが特徴です。後に歩兵が用いましたが、火器の発達で一線から姿を消していきます。日本では欧米式の軍制を導入した一環で普及します。しかし両手用の日本刀に慣れていて、取り扱いが難しかったようです。そこで刀身は日本刀、装飾はサーベルに寄せた、サーベル型軍刀を開発します。玉鋼以外の素材で作られることが多く、形状こそ日本刀ですが該当しないという見解もあるようです。自衛隊で実戦向けに配備されることはありませんが、儀礼用としてまだ生き残っています。日本刀は侍の魂なんて言いますが、近代以降の兵士にとって類するものなのかも知れません。 (・ω・) 英語ではセイバーだけど、軍事用語としてはあんま使わない 【変に制限すると経済が滞るし】 マ:金運上昇は、あって困るもんやないやろ。 月:金回りを良くして拝金主義を蔓延させるか。 朱:悪巧みを始めました~。 黄:こういう単純な欲望への刺激が厄介なんだよぉ。 マ:生活の質を上げようと努力するんはええことやが、 歯止めが利かなくなるんは文化圏に関わらんで。 【高い利用料が仇になって廃れる文化もある】 月:そういや黄金の財布って黄龍由来だったような。 マ:使ってて恥ずかしないんか思うで。 黄:風評被害なんだよぉ。 朱:私達ってフリー素材みたいなものですから~。 黄:権利者として口を出したいところだけど、 起用されなくなるよりマシな気もしてるんだよぉ。 【別に異性愛否定派って訳でもないから】 月:恋愛関係はどうするんだ。 黄:適任っぽいのは居るんだよぉ。 ア:ですわ。 朱:効果が偏りそうなんですけど~。 マ:何の縁も無い状態よりはええと、 前向きに捉えとこうや。 【ままならないからこそ価値があるのだ】 ア:愛を強めれば良いんですの。 月:それだと片思いが激しくなるだけでは。 朱:相手に振り向いて貰うのが目的です~。 ア:その過程を楽しまずして恋路とは言えませんわ。 黄:あまりに剛の者なもんで、 世俗が何に苦労してるか理解してないんだよぉ。 何十年も前から、金色の龍が描かれた財布は金運アップの定番商品です。黄金から連想してるのでしょうが、五行的にはそんな単純な話ではありません。財産を担当するのは金行ですが、金は土から生まれ水で増える考え方があるので、土行と水行も重要なのです。内実はそんなとこ凝っても売れねーよ、というだけの話なんでしょうけどね。 PR 業を煮やす、という表現があります。ゴウヲニヤスと読みます。予想通りに事が進まず腹立たしくなる様を意味します。この場合の業は仏教用語で、理性では抑えきれない情動を指します。そして煮は御存知の通り水を張って火に掛ける調理法です。まるで吹きこぼれんばかりの勢いで心が揺れ動いている状態を表した言い回しなのです。5文字に圧縮されていますが、相当な怒り具合であることが伺えます。少しイラッとしたくらいで使用するのは憚られるところです。類語に堪忍袋の緒が切れる、があります。堪忍とは、ムカッとはしたけど許すことです。堪忍袋は許容量を物質的に例えたものです。緒は袋の口を締める紐で、限界を超えて溢れ出てしまう比喩になります。つまりこちらも、ちょっとしたことが一回や二回あったくらいで使うものではありません。しかしこの多様性の時代、器が小さいという個性を認めないのも如何でしょう。沸点が低く、すぐキレ散らかす輩にしてみれば心中は爆発している訳でして。社会性が足りないだけと言ってしまえば、そうなんですけどね。 (・ω・) 我慢強さってどれくらいが生まれつきなんだろうな 【人生が変わる現実的な問題はともかくとして】 月:学業成就はどうするんだ。 黄:学術の化身はピンと来ないんだよぉ。 朱:勉学に励んでる感じの方は居ませんよね~。 マ:あんたら偉そうなくせに、その体たらくかいな。 黄:生きるとは常に学び続けることであって、 受験や資格の合否は結果の一つに過ぎないんだよぉ。 【大半を担当して単独同然になるのでは】 黄:困った時は万能戦士の青龍なんだよぉ。 マ:また負担を掛けるんかい。 月:本人も把握しきれてない名義貸しが増えるだけの話だ。 朱:中途半端な方にやらせるより良いんじゃないですか~。 黄:白虎が学問を支えますとか笑い話だし、 無難が一番なんだよぉ。 【見合ってるかどうかは議論しないでおく】 朱:車社会で、交通安全の需要が高まってます~。 月:家を出なければ、ほぼ確実に防げるぞ。 黄:子供みたいな極論なんだよぉ。 マ:装備すると、敷地内に閉じ込められるんやな。 月:ちょっとした呪いっぽさがあるけど、 何かを得るには相応のものを失わねばならぬ。 【因果関係の証明が不可能だから有耶無耶待ったなし】 月:ともあれここは、朱雀に働いてもらおう。 朱:ふに? マ:ぶつかっても、ふにっで済みそうなんは分かるで。 黄:理屈が通用しない存在は強いんだよぉ。 朱:想定外の事態が起こっても責任を取ってくれるなら、 別に構いませんけどね~。 朱雀印の御守りを、欲しいかと言われたら少し悩みます。吉凶いずれを呼び込むかは五分五分といったところでしょうか。どっちにしても極端なことは想像に難くないので、お断りした方が良いんですかね。 巌流島と呼ばれる島があります。ガンリュウジマと読みます。山口県下関市に所属する舟島の別名です。しかし正式名称で認識できる方は少ないと思われます。最大の理由は、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘をした伝説の地とされているからです。現代でもこの戦いになぞらえ、一大決戦を巌流島と称することがあります。本州からの距離は約400メートル、周囲は1.6キロメートル程という何の変哲もない小島です。かつては住民も居ましたが、現在では無人島になりました。巌流の名は、佐々木小次郎の流派である巖流、または岩流から来ているとのことです。負けた方で命名する辺り、日本人の判官贔屓は変わらないなと思わされます。しかし御存知の方も多いと思われますが、佐々木小次郎はその仔細が曖昧です。架空の人物とする見解すらあります。何しろ宮本武蔵が著した自伝的兵法書である五輪書に、小次郎どころか舟島の一件すら記されていないのです。史実だとしても脚色は盛り盛りでしょうし、もっと地味な対決だった可能性は高そうですよね。 (・ω・) 武蔵の弟子達が袋叩きにした説は有名だ 【百年くらい無整備で稼働しないと】 月:健康祈願も良く聞く。 玄:その件は私に任せてください。 何しろ病の類とは無縁の極みです。 黄:典型的な嘘は言ってない案件なんだよぉ。 マ:動作不良は普通に起こすんやから、 認定してもらえるかは微妙ちゃう。 【無いものねだりにも限度があるんだ】 玄:そしてパーツ交換で現状を維持できます。 これは不老長寿に相当すると言えましょう。 月:普通に黄龍で良くね。 玄:こんな超生命体を持ち出して何の参考になると。 黄:人類も機械の真似は出来ないと、 言ってやることすら億劫なんだよぉ。 【弟子にまで受け継がれて収集がつかない】 朱:ところで玄武さんに霊力を籠められるんですか~。 玄:御守りの全てが力を持っている訳ではありません。 黄:凄まじい詭弁なんだよぉ。 月:だが効力ではなく、形態を重視してるのは事実だ。 マ:この適当な舌先三寸っぷりが、 悪魔として招聘した理由なんやわぁ。 【試験会場に持ち込んだらアウトだろうか】 亜:科学的なギミックを組み込めば良いんじゃないの。 具体的には遠隔で脳波を弄るとか。 マ:それで前向きになれるんなら有用やな。 黄:ひでー会話なんだよぉ。 月:裏付けが怪しい既存のよりは、 現実的で良いと言える気もする。 医学の進歩は凄まじく、万能細胞を使って自身のパーツを作れるまで後一歩になりました。一昔前からすればSFの世界と言えます。しかし際限を無くすと全身を弄りかねないのが人間です。何処までが許容範囲なのか、思考実験ではなくガチに議論しなくてはいけない時代が到来しているのかも知れませんよ。 ホールインワン保険と呼ばれるものがあります。御存知の通りホールインワンはゴルフ用語で、第一打をそのままカップインさせることです。距離的に届きやすいパー3で時たま達成されますが、プロでも狙って出来るものではありません。その為、公式大会で成し遂げたら賞金を出すケースがあります。極めて稀にパー4、パー5を一回で決めることもあるそうですが、伝説レベルの話で一般性はありません。そしてホールインワン保険とは、もしもアマチュアプレイヤーが一度で放り込んでしまった際に、一定の金額を保証してくれるものです。これは競技者本人が御祝儀を払う日本独自の風習に基づきます。なんで良いことがあったのに自分で負担するのさとなりますが、厄除けというこれまた日本で根強い考え方が根拠です。他にも海外で祝い酒を振る舞う俗習があり、それがエスカレートしたなど複合的な要因とも言われています。保険対象はホールインワンだけでなく、コース上のトラブルや事故など包括的な契約の一つとする会社が多いみたいです。備えあれば憂いなし、色々と危険が伴うスポーツですし、多少の出費を気にして痛手を被るのは避けるのが賢明なのかも知れません。 (・ω・) 世には無保険で車に乗る厄介さんも居るんだけど 【エネルギーは正しい方向に消費させないと】 朱:御守の基本は厄除けですよね~。 マ:邪なもんを遠ざけたいんが心理やからな。 月:悪魔が提供するとギャグになるのでは。 黄:一周して強力に感じたりするんだよぉ。 朱:チンピラ紛いの愚連隊が、 体制側に鞍替えするのは史書で見たことあります~。 【カルトが育つのは染まってない土地だもの】 月:大悪魔の関係者だけどちょっかい掛けんのか、 って脅しは有効そうだ。 黄:ヤクザが街を守ってる理論になってきたんだよぉ。 朱:実際は美味しい汁を渡さない為なんですけど~。 マ:宗教かて似たようなもんやから、 実に人間らしい縄張り争いや思うで。 【他の厄介事が舞い込んでくる可能性はさておく】 朱:ついでですから天使さんの加護も付与しましょう~。 メ:え。 マ:初手から混沌めいてきたな。 月:相殺と反発、どちらを引き起こすのか。 黄:少なくてもやべーやつと認識されるから、 変なのが絡んでくる率は減るんだよぉ。 【物理でじわじわ削られていく絶望感たるや】 月:聖属性と魔属性をダブルで無効は卑怯じゃないか。 マ:チート扱いされそうなアクセサリや。 黄:ゲーム脳が居るんだよぉ。 朱:代償でバランスを取れば問題ありません~。 メ:回復を受け付けないくらいしないと、 誰も納得しない気がする。 天使と悪魔が持つエネルギーを、真逆とするかは解釈が割れそうな気がします。なにせ悪魔は元天使なんですから。対極ではなく鏡合わせ程度なのだとしたら、並立は可能なのかも知れません。 阿修羅と呼ばれる神格が居ます。仏教の重鎮で、修羅と略されることも少なくありません。元は古代インド神話のアスラで、習合してこの名になりました。三面六臂、つまり3つの顔に6本の腕を持っているという解釈が一般的です。これは何人分もの力を持っていることを表現したとされています。若い頃の阿修羅は正義扱いの帝釈天と死闘を繰り広げていて悪神ポジションでした。この地を修羅場と称するのですが、激しい戦場やギスギスしている様の語源でもあります。そのあと仏教に帰依し、修羅界の王としての面が強くなります。六道の一つで、争い続ける宿命を背負わされた世界です。この頃には少し丸くなっていたようですが、戦闘能力を買われての役職なのでしょう。現代でも阿修羅のような形相といったらメチャクチャ怖い怒り顔なんですから、言うほど成熟しただろうかという疑問は残りますけど。全身闘争人間が集まるような場所ですし、強面でないとやってけないってだけの話なんですかね。 (・ω・) マウント合戦が好きな人も割り振られそうな道だ 【崇めても大したメリットが無さそうだし】 マ:入信って、見返りを求めてするもんやん。 黄:随分と偏った見解なんだよぉ。 月:まー、即物的な御利益や心の救済が無ければ、 ここまで流行ってないのは事実だ。 朱:極めて少ない信者しか居ない月読さんが言うと、 負け惜しみに聞こえてなりません~。 【勘繰りすぎて真意を読むのが大変だ】 マ:せやけど、どれかに傾倒するんもリスクが高いで。 没落したら共倒れやさかいな。 朱:これって信仰の純度を下げようとしてませんか~。 月:一点集中だから凄い熱量だというのに。 黄:悪魔の提案なんてそれっぽいだけで、 大抵は裏があるものなんだよぉ。 【人が人である限り終わらないんじゃなかろうか】 マ:そこで考えたんが色んなんを混ぜ合わせた御守りや。 所属に拘るなんて、ボーダーレスの時代に合わへん。 月:いいとこ取りはしたいよな。 朱:戒律は緩く、恩恵は最大が理想です~。 黄:こういった俗物が無尽蔵に湧くから、 悪魔の仕事が絶えないとも言えるんだよぉ。 【目玉をスカウトできるかが鍵になる】 黄:とはいえ黄龍を端っこに絡めて貰えれば、 知ってもらう機会に成り得るんだよぉ。 月:人気雑誌の片隅で細々と続いてる連載理論か。 朱:乗り気なのは意外ですね~。 マ:こないして埋もれた実力者を集めれば、 相当なパワーを秘める可能性があるでな。 考えてみれば信仰なんてスポーツみたいなもので、一つに専念する必然性はありません。複数を掛け持ちして良いはずなんですが、あんまし聞かないのは何故でしょう。或いは人間的に信用できないからと思うかも知れません。しかし大抵の宗教は幾つもの思想を混ぜ合わせていて、完全なオリジナルなんて存在しないんですよね。 |
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