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2024

1215

 五奉行と呼ばれるメンバーが居ます。ゴブギョウと読みます。豊臣秀吉が遺言として任命した、政務を取り仕切る主要な奉行職5名を呼称したものです。具体的に誰なのかは諸説あるのですが、一般的に浅野長政、前田玄以、石田三成、増田長盛、長束正家とされています。数を入れて一纏めにしたのは後世の話で、当時は奉行や年寄と称していたというのが通説です。彼らの役割を現代的に解釈するなら、高級官僚です。老いて身内が少ない秀吉に代わって、そして何より幼い我が子秀頼の補佐を期待していました。秀吉直属の部下なので、相応に信頼していたのだと思われます。対して五大老で括られる歴々が居ます。徳川家康、前田利家、宇喜多秀家、上杉景勝、毛利輝元が知られています。五奉行との違いは各地に巨大な地盤を持ち、自前で動かせる兵力に圧倒的な差がある点です。秀吉存命の間はそれなりの距離感でやっていましたが、没後瓦解して関ヶ原の戦いに至ったのは御存知の通りです。視点を変えれば、秀吉が目指したのは石高だけに依存しない近代的な国家運営です。5万石から20万石程度の中堅大名が支柱を担うなど、戦国時代の常識からすれば考えられません。晩年の耄碌や後継問題でやらかして評価を下げている部分がありますけど、一代の傑物であるのは疑いようがないのです。

(・ω・) 絵に描いた餅で終わったのは事実なんだけど

【むしろ極一部に突き刺さるカルトタイプ】
月:偉大な思想家は時代の先を行き過ぎて、
 理解されるのが数世代後なんてことも珍しくない。
黄:うまく時流に乗れてないだけとも言えるんだよぉ。
月:商売とは如何にして愚民に迎合するかだからな。
黄:正しい部分が無いとは言わないけど、
 実践できてないのが主張しても響かないんだよぉ。


【現代は動画や画像も延々と擦られる】
月:それっぽい適当を書き記しておけば、
 何処かでうまいこと噛み合って神格化されるかも。
黄:予言書の解釈的な話なんだよぉ。
月:執筆者はもう蒸し返すなと思ってそうだが。
黄:後世に文章が残るのは素晴らしいようでいて、
 過去が永遠に刻まれるってことでもあるんだよぉ。


【どうして同じ漢字で複数の読み方があるんだ】
月:名前の画数が多いのは、
 ちょっとしたハンデキャップだよな。
黄:大袈裟な物言いなんだよぉ。
月:人生で何回手書きすると思ってるんだ。
  一度は僅かな差でも最終的に凄い労力になる。
黄:更に難読なら返答する手間が増えるし、
 意外と馬鹿にならない気がしてきたんだよぉ。


【本名より長くなるやつは絶対に居る】
月:毎回ロスするのは可哀想だから、
 うちの試験は愛称でもいいことにしてる。
黄:受けに走るのが出てくるんだよぉ。
月:慈悲の心が観音菩薩級の私だから、
 ちゃんと採点後に公表してあげてるぞ。
黄:それは世間で公開処刑と呼ぶ気がするけど、
 間違いなく自分で蒔いた種なんだよぉ。

 私は逆にシンプルな形の名字です。なのでややこしい字の方は大変だなぁと思い付いたネタだったりします。そこにアイデンティティを持ってるなら良いんでしょうけど、特に無い場合はマジで面倒なだけなんじゃないですかね。
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2024

1213

 ヘラジカと呼ばれる動物が居ます。名前の通り鹿の一種で、彼らの中で最大の体躯を誇ります。寒い地域ほど大きくなるというベルクマンの法則通り、主な生息域はユーラシア大陸や北アメリカ大陸の北方です。欧州圏ではエルク、アメリカではムースと称します。身体と同等以上に特徴的なのが、頭部の角です。雄しか巨大化しませんがヘラを連想させる形状で、和名の由来にもなっています。例に漏れず、これで押し合って異性を取り合うのが主要な使い方です。標準的な体重は雄が500kg、雌は400kgくらいで、北米大陸で2番目の巨大陸生哺乳類です。1番のアメリカバイソンは絶滅の危機に瀕しており、数に余裕があるヘラジカは狩りの対象としても知られています。もちろん食い出はあるのですが、あまり流通していません。仕留めるのは数人ですが、車に載せるには人手が必要で放置されがちなのが理由の一つなんだそうです。人を恐れず自動車だろうと襲ってくるので駆除しない選択肢はありません。体重的に力士3~4人分と考えたら、そりゃ大型銃に頼るしか勝ち目がないことが分かると思われます。

(・ω・) 骨太さと足腰の強靭っぷりを考慮したらそれ以上か

【一挙手一投足が揚げ足対象である】
月:学生達に『好きなピザを頼みな』って、
 金を渡したんだ。
黄:一昔前の体育会系なんだよぉ。
月:物品での懐柔は好ましくないと上から説教された。
黄:他の教授ならスルーだろうに、
 アンタだから感が物凄いんだよぉ。


【スタッフが食べたから問題ないという風潮】
月:肉系に偏ってたのがマズかったか。
  バランス良く魚や野菜も入れるべきだった。
黄:現実を見ない能力が図抜けてるんだよぉ。
月:ミックスピザって少し具材が多いだけで、
 名前負けしてる気がしてならない。
黄:こういうのがトッピング全部乗せみたいな、
 頭悪い配信者みたいなことしだすんだよぉ。


【リアルでこの文句は胡散臭い】
月:共通の敵が脅威である内は結託するものの、
 去った後は相争うのが人の世である。
黄:そりゃ理念が違うから別グループなんであって、
 平時に協力できるなら最初からしてるんだよぉ。
月:『戦う相手が一緒なだけだ、勘違いするな』は、
 創作なら素直になれないだけなのになぁ。


【ラスボスを張れる格ならワンチャン】
月:『お前を倒すのは俺の役目だ』も、
 後の内輪揉めを示唆してるとすれば味わい深い。
黄:でも実際に勝負するパターンは少ないんだよぉ。
月:何故か有耶無耶になる。
黄:よっぽどの好キャラでも無い限り蛇足だってのは、
 関係者全員が分かってるんだよぉ。

 月読ゼミに何人所属してるのか知りませんが、ちゃんと意見統一できたのでしょうか。結果的に肉盛り盛りということは男子比率が高いようでいて、白虎みたいなのが紛れ込んでいる可能性は否定できません。

2024

1211

 空気と呼ばれる気体があります。御存知の通りクウキと読みます。地球を覆うガスの総称です。現代でこそ水蒸気以外は窒素と酸素で99%を占めていますが、ここに至るまでは様々な変遷がありました。惑星が形成されたばかりの頃、大気の大半は水蒸気と二酸化炭素だったと考えられています。二酸化炭素には赤外線を吸収して発熱する性質があるので、地熱と相まってしばらくは灼熱の大地でした。数億年の時を経て少し冷え、水蒸気が液体化します。海の誕生です。液体の水には二酸化炭素を吸う特徴があります。更に石灰岩として固めてしまうことで二酸化炭素は減少を続け、窒素の比率が増大しました。次なる革新は植物プランクトンの登場です。彼らは光合成で光、水、二酸化炭素から有機物と酸素を生み出します。これで組成が現状に近付いていった訳です。ちなみに太陽との距離が近いせいであんまし温度が下がらず、激熱のままなのが金星です。気圧は地球比で90倍程、内95から98%は二酸化炭素とされています。平均気温は昼夜問わず460℃くらいで、とても生命がやっていける環境ではありません。ここと比べたら近頃は二酸化炭素が増加傾向だとか、恐竜時代は酸素濃度が激しく増減してたなんてのは些事の気がしてきます。人類にとっては大問題だったりしますけど、敢えて目を逸らしておきましょうか。

(・ω・) 太陽の活動自体も強弱があるからなぁ

【何の業界でも最底辺の存在意義は怪しい】
月:盲導犬、介助犬、猟犬、警察犬、災害救助犬と、
 働くワンちゃんは多い。
黄:何処ぞの教授に聞かせてやりたいんだよぉ。
月:学者が生産性で勝ってるか怪しいのは事実だ。
黄:範囲を職業全体に広げて誤魔化してるけど、
 あくまで個人を指して言ってるんだよぉ。


【家畜との歴史を語ると長くなってしまう】
月:しかし彼らは本当に望んで就職してるのだろうか。
黄:一般的に犬は群れで生活するから、
 集団に尽くす本能があるんだよぉ。
月:つまりはやりがい搾取である。
黄:すっげー捻くれた見方ではあるけど、
 完全に的外れでも無いのが厄介なんだよぉ。


【その上で全てを放り投げたいのも本音である】
黄:とはいえ愛玩用より仕事してる方が、
 気楽ってのは居てもおかしくないんだよぉ。
月:飼い主にベタベタされるのが面倒なタイプか。
黄:人間だって依存だけで生活してたら、
 生の実感を得にくいのが標準的感覚なんだよぉ。


【問題は一方的に利用する悪党が居る点だ】
月:その視点だと、食って寝て遊ぶだけの生き方に、
 何の疑問も持たない猫はヤバい。
黄:精神構造が違うんだよぉ。
月:あの考え方が出来れば楽なんだろうが、
 文明は発展しなかっただろうなぁ。
黄:隷属根性は害悪のようでいて、
 ゼロだと社会は崩壊してしまうんだよぉ。

 人間は生物の目的を個の幸せと捉えがちですが、本来は種の繁栄です。犬の祖先は狼とされていますけど、彼らにしてみれば人類についていくのは一種のリスクマネジメントだったのでしょう。野生でそのまま暮らすのと、変な猿と生活を共にするので、どちらが有利に働くか当時は分かりませんでした。何ならまだまだ中途で、枝分かれした生存競争は続いているのです。

2024

1208

 セメントと呼ばれる粉末があります。水や液剤と混ぜることで硬化するのが特徴です。そのまま建材として用いたり、ひび割れの穴埋め、レンガを接着するなど、使い道は多岐に渡ります。最も多いのは砂利や小石と混ぜてコンクリートとして活用することです。砂だけだとモルタルと称し、業界では区分されています。セメントはあくまで総称で、ハッキリした定義はありません。主成分は石灰石で、目的に依って他の原料や製法を調整します。歴史は極めて長く、少なくても古代エジプトで使われていました。なんなら約9000年前のイスラエルで近いものが確認されています。近代的なセメントの基本は、ポルトランドセメントです。産業革命時代のイギリスで開発され、品質と生産性から世界に広まりました。日本でも1875年に工場が始動して、文明開化に貢献します。そんな人類史に欠かせないセメントですが、固まる理由は意外と複雑なようです。化学反応の一種で、水とあれやこれやして分子レベルでトゲトゲになります。これが絡み合って隙間を埋めることで、少しくらいの力ではビクともしない硬度になる訳です。木材と竹材がメインで、石は積み上げる物と考えていた日本人には、魔術の類に見えたかも知れませんね。

(・ω・) 現代人も固まるから固まると思ってる節はある

【何事も中途半端だから腹が立つんだ】
白:自宅を突き止めてくるような、
 ファンと呼び難い連中にはどう対処すべきか。
ア:女性なら無罪、それ以外は社会的制裁を下しますわ。
天:清々しいまでの依怙贔屓です。
白:現実の司法もこれくらい私情を入れてくれたら、
 逆に正しく思えてくるかも知れない。


【逆恨みでもっと酷いことになりかねないけど】
天:具体的には何をしましょう。
ア:個人情報を世界にバラ撒きますの。
白:報復としては実に妥当。
天:こうやって憎しみの連鎖は終わらないんですね。
白:再犯を起こさせない為には、
 これくらい痛い目を見るべきだとも思う。


【救済してやる義理も無いしな】
天:話し合うという選択肢は無いんですか。
ア:時間の無駄ですわ。
白:対話の拒否からは何も生まれないけど、
 コスパが最悪というのも分かる。
天:余計に拗れるリスクを考えたら、
 バッサリ切り捨てるのは合理的です。


【神話の世界ってそういうところがある】
白:ともあれアルテミスだけは敵に回しちゃいけないと、
 再認識させられたよ。
天:長いものには巻かれろ、ではありませんが、
 勝ち目が無い戦いを挑むのは蛮勇です。
ア:わたくし、身内には優しいですわよ。
白:考え方が任侠とか極道の界隈だと、
 よぎってしまったのは伏せておこう。

 ファンと厄介な人の違いは迷惑を掛けているかどうかですが、その境界線は曖昧です。熱く応援すると視野狭窄になるのが人の常でして、どうしても多少はやらかしてしまいます。推し活は、節度を持って、程々に、なんて川柳があるらしいですし、常識の範囲内でやっていきたいものです。

2024

1206

 アニサキスと呼ばれる虫が居ます。回虫目アニサキス科アニサキス属に所属する線虫の総称です。我々が関わるのはほぼ幼虫で、標準的な長さは数センチメートル、太さが1ミリメートル程度と見た目は単なる糸くずです。しかし人類にはタチが悪い寄生虫として知られています。日本では食中毒の数割がアニサキスに依るもので、馴染み深い連中と言うことも可能です。彼らにとって人間は良好な環境と言えず、卵が入り込んでも孵化できませんし、幼虫は一週間程度で死んでしまいます。しかし胃や腸を含む消化器官に穴を開けたり、異物としてアレルギーを引き起こすので侮れません。一方で無症状のまま終わる方も少なくなく、個人差が大きいとのことです。主な感染経路は魚介類です。オキアミなどのプランクトンに寄生していて、理論上はこれを食す全ての海産物に含まれていてもおかしくありません。対策としては60℃で1分の加熱、またはマイナス20℃で24時間の冷凍でほぼ死滅します。なので刺身を始めとした生食大好きな日本人にとって難敵と言える存在です。そんな海の広範囲に生息するアニサキスですが、成虫になれるのはイルカやクジラなどの海洋哺乳類に入り込んだ個体だけです。ここで十センチ以上に成長し、卵を産んで再び散布します。見方を変えれば人に食われるのはハズレで、生物本来の目的を果たせないのです。数撃ちゃ当たる理論で繁殖してるので仕方ない犠牲なのですが、じゃあ腹の中で暴れるのは何なのさという話なんですよ。

(・ω・) 一説には、パニックで八つ当たりしてるらしい

【天岩戸から誘い出した日本初のダンサーである】
ア:半世紀前のアイドルを参考にしますの。
天:随分と遡りましたが、
 神話の時代と言い出さないだけ穏当です。
白:アメノウズメとかか。
天:その名前は何故だか心に疼きを覚えますが、
 深く考えないことにしておきます。


【したり顔で通ぶるのは楽しいのだ】
白:五十年前ってえと、今ほどアクションしないよね。
ア:歌って踊るが主流になったのは少し後ですわ。
白:そのせいで動けることを重視し、
 歌唱力がおざなりになったという見解は根強い。
天:どういう立ち位置なんです。
白:気取りたかっただけで、それ以上の意味は無いよ。


【日本人でさえ若者だとピンと来ないよ】
白:時代的にテレビが凄いって言い切れば、
 押し切れる世相だった気もする。
天:ネットに移行しただけで、
 本質は変わっていないような。
ア:それより十代で外国育ちの白虎さんが、
 どうして芸能事情に詳しいんですの。


【天性のカリスマは模倣なんて出来ないし】
天:要約すると、売れる為には実力より、
 宣伝と演出が重要という結論に至ります。
白:人類史の真理だね。
ア:そういう話では無かったはずですわ。
天:と言いましてもアイドル業は、
 根源の部分はほぼ変化していませんからね。
 
 20世紀の民主主義は勢力拡大にラジオや新聞を活用するところから始まります。それが少しずつテレビに移っていき、絶大な影響力を獲得します。今世紀前半はネットが伸長していますけど、後半はどうなるのでしょう。アイドルの話は何処にとお思いでしょうが、政治家も売名部分は似たようなものなのです。
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