閑古鳥という言葉があります。カンコドリと読みます。カッコウの、別の呼び方なのだそうです。閑古鳥が鳴く、ということわざには、商店など本来は人が集まるはずの場所が寂れてしまっている、という意味があります。省略して、閑古鳥単体でも通用します。どうしてこれでこの様な意を持つかというと、カッコウの鳴き声が寂しげだから、という説が濃厚なのだとか。そんな理由かよ、というのがゴロゴロ転がってるのが語源界隈の恐ろしいところです。カッコウといえば、托卵、つまりは別種の鳥に卵を預けて育てさせる代名詞的存在でもあります。閑古鳥が鳴いてしまってる商店街も、カッコウのように図々しく何かに寄生する志を持てば活路が開けるのやも知れません。 (・ω・) むしろカッコウ的な存在に使われるのではと考えてはいけない 【モグラみたいに視力が機能してない種族なら或いは】 月:虹は、国や時代に依って吉兆か凶兆か、解釈が割れるものらしい。 朱:雨粒がプリズム効果を起こして日光を分離してるだなんて、 昔の方には分かりませんものね~。 月:陽の光なんかで出来たものをありがたがるなんて理解不能だよな。 黄:その理由で否定するのは月読だけなんだよぉ。 朱:太陽光アンチというのは、悪魔崇拝並に迫害されそうです~。 【近寄りがたい雰囲気も使いようということか】 月:当然のことながら月の光でも同様の現象は起こる。 光量が足りないから薄くて弱々しいが、これを月虹と呼ぶ。 朱:儚げとは無縁の月読さんと随分違いますね~。 月:そして月の虹は幸運の象徴であることが多い。 黄:月読がラッキーシンボルとか聞いたことないし、こっちも正反対なんだよぉ。 朱:お財布に月読御守りを入れたら金運が逃げていくのか厄除けになるのか、 微妙なところではあります~。 【最大の業は乗車してると見えないことだと思うんだ】 月:痛車ってあるじゃん。 天:主として美少女系統の外装を施した乗用車のことですね。 黄:普通の人が目にするだけで痛々しいと感じればという広い解釈もあるんだよぉ。 朱:今度は、普通ってなんなのかという話になりそうですね~。 月:別に、痛車の定義を語りたい訳でもないんだが、どうしてこうなるのだ。 【ヒキニートなんて相当の富裕階層しか許されなかった】 月:あれを応用して、月読こそ偉大な神様と車体に書き込むのはどうだろうか。 黄:まあ、痛いって意味では最高クラスではあるんだよぉ。 朱:月読さんの存在と、どっちが痛いんですかね~。 月:さりげに、すっげーこと言われたような? 天:なんであろうと、突き抜けるというのは素晴らしいことです。 黄:このバカ姉が甘やかして現実から目を背けさせた面もあるんだろうなと思ったけど、 現代社会も似たような問題を抱えてるから、神様らしくはあるんだよぉ。 考えてみれば俗な使い方での痛いはよく分からない存在です。精神的に辛い、取り返しがつかないほど酷いから派生したコンボみたいなものなんでしょうかね。 PR 橋頭堡と呼ばれるものがあります。キョウトウホと読みます。本来の意味は、橋を守る為に築かれた土塁のことらしいです。橋が掛かっているということは川や谷なんかがある訳で、防衛線として重要な意味を持ちます。同時に、こちらから攻勢を掛ける場合の拠点としての価値も高い訳です。転じて、何かを成す為の足がかり的な意味合いを持ちます。この単語は戦記物で良く用いられます。侵攻する上での第一歩ということでしょう。一部では、橋頭堡って言いたいだけなんじゃないかという雰囲気もありますが、したり顔で口にするだけで格好を付けられるので致し方ない感じもあります。『橋頭堡とすべく砦を攻略せよ』とか使えば、短文で充分以上の凄みを含ませられます。まあ、読者が『橋頭堡って何?』って水準だと一気にダメな感じになる訳ですが。何処まで広く単語を使っていいかは、永遠の課題ではあるのです。 (・ω・) かくいう私は、さりげにボキャ貧なところがあってだね 【表舞台で活躍するだけが生き様じゃないさ】 月:動物園の人気格差って、生々しいものがあるよな。 黄:一部の売れっ子が園全体を支えてるという見方なら、 アイドルグループとかに通じるものがある気もするんだよぉ。 朱:私達の業界も、有名所が神話の骨格を形成してる部分はありますね~。 月:小判鮫や寄生虫だって、立派な生態系の一部だから問題は無いと考えよう。 【精神年齢は幼児で止まってるのに良く言えたものだ】 朱:天照さんがパンダさんやペンギンさん辺りだとすれば、 月読さんは何になるんですか~。 月:コツメカワウソとか。 黄:微妙に可愛いのを選んできたのが腹立たしいんだよぉ。 朱:自己評価が高いのか低いのかハッキリして欲しいですよね~。 月:その時々の都合で使い分けるのが大人というものなのだよ。 【神様なんて近所の好々爺くらいでいいんだよという考え方】 天:そういえば、騒々しくまとまりがない様を動物園と喩えることがありますよね。 朱:日本神話のゴチャゴチャ感に通じるものがある気がしてきました~。 天:安全圏から見て愛でるというのが、日本人の宗教観に合うのでしょう。 黄:自らを珍獣と大差ないと言う最高神というのもレアなんだよぉ。 朱:奇異の目で見られようと、存在意義がある内が華と言いたいのかも知れません~。 【野良聖獣の価値は誰が保証しているのか】 月:分かった。間を取って、聖獣動物園を運営しよう。 黄:何処ら辺が中間点なのか分からないんだよぉ。 朱:聖獣も数が減ってきてるらしいですし、愛護団体がうるさそうですけどね~。 黄:誰が経営上の問題点を挙げろと言ったんだよぉ。 朱:そもそも紐付きになった時点で聖獣としての尊厳が破壊されてる気がしましたが、 国家に飼われてる現状とあまり変わりませんでした~。 動物園から人気動物が消え去ったら営業的にヤバイんだろうなとは思います。そういう風な目で見ると、採算が合わない連中の肩身は狭いのかなかと、人間的な考え方をしてしまいます。 疑似科学と呼ばれるものがあります。科学っぽい理屈が付けられているものの根拠が薄弱なものを意味します。現代科学は、仮説を立て、それを否定する全ての要素を検証して、残ったものがとりあえず正しいとされます。時代が下がって理論や技術なんかが発展してひっくり返されることもしばしばあるので、あくまでも暫定的なものであるというのは、意外と浸透していない気がしています。高校の教科書に載っている事柄は、大体が十九世紀、下手をすれば十八世紀くらいの発見で、間違いとは言えないものの正確では無いくらいのものです。それすら曖昧になってる方が多いと思いますが、何故か最新の研究とやらには食い付いてしまう人種が存在するようなのです。個人的な解釈ですが、自然科学というのはピラミッドの様なもので、下にある基本を理解しないで上の方に辿り着くことはできないと考えています。言い換えれば、最先端を理解するには膨大な基礎知識が必要な訳で、普通に生活している方には敷居が高いでしょう。疑似科学が蔓延するのも、この様な前提を解していないと考えると、納得できるものがあります。階段の真ん中くらいまで上がった人と、一番下の人では見える景色が全く違う訳で、どうせ分からないのであれば自分が好きなものを受け入れてしまうと。やっぱり宗教じゃないかと言われるとそうなんですが、一般の方にとっての科学は本質的に大差がないというのが私の持論ではあるので、しょうがないのかなという気もしています。 (・ω・) 軽い狂気がないと、一流の学者先生にはなれないからな 【誰が粉飾を取り締まるのかで揉めそうな気がする】 月:自由主義経済が席巻してる訳だし、神様も市場を開放すべきだよな。 朱:仰ってることが今一つ分からないんですが~。 月:つまり、株式や為替のように、信者数や、その熱心さを公開して、 時々刻々と価値が増減する機構を作るべきって話だ。 朱:月読さんにメリットがあるように思えないんですけども~。 月:干渉できる以上、実態とは掛け離れた数値を捏造することも可能なのだよ。 【輝いていた時期すら無い方が言うのもどうなんだろう】 月:そして同時に、気に食わない輩に嫌がらせが出来るということでもある。 黄:こっちが本題に思えてきたんだよぉ。 天:結果として、各方面の宗教勢力が牽制しあって、適正に近い状態になりそうですね。 黄:世界の均衡は、力あってこそ保たれるものなんだよぉ。 朱:また上位存在みたいなことを言ってますよ~。 月:今の立場で口にしても虚しいだけだろうに、哀れなものよのぉ。 【行動に伴う足枷が存在しないんだから強いわな】 朱:このシステムですと、神様としての仕事を正しく評価されるんですかね~。 黄:業績を盛ったりして、結局はハッタリ合戦になりそうなんだよぉ。 月:そういう醜い争いは大好物だぞ。 黄:当事者なのか傍観者なのか、はっきりしやがれなんだよぉ。 月:渦中にありつつ、他人事のように振る舞う。これぞ究極奥義なり。 黄:要は責任という概念が抜け落ちてるだけの気がするんだよぉ。 【たまに自虐を入れておくことで腫れ物にしようという作戦】 天:日本的な考え方ですと、低位神は高位神を立てて下回るよう調整しそうですが。 朱:上司より高いものを頼んではいけない的なやつですかね~。 黄:自由という言葉の解釈に齟齬を感じるんだよぉ。 月:下剋上が特別なこととして扱われる時点で察しろ。 朱:中国では日常茶飯事ですからね~。 黄:なんか四神の主を追われたのも居るらしいけど、 間が抜けてるにも程があるんだよぉ。 本当に人間より一段上の存在が居るのだとすれば、史上最高の哲学者の発想をも上回っていて我々には理解することすら出来ない思想を持っているのではと、ちょっと思います。 ぼったくるという言葉があります。意味としては、何かしらのサービスに対して法外に高い料金を請求すること辺りでしょうか。消費者の立場だと、ぼったくられる、になります。高級な飲み屋や、葬儀屋、リフォーム業者など、相場が余り知られていない分野で足元を見られがちです。日本人が海外でタクシーに乗ると平然と倍以上を要求されるというのも、よくネタになります。ちなみに名詞の場合は、ぼったくりになります。語源としては、ほぼ同じ意味の、ぼる、にあるとする説が有力なようです。逆に、ぼったくる、の方が、ぼるの元となったという見解もあるようですが。いずれにしても、暴利が変化したか、貪るを略したもの、というのが濃厚なようです。当人同士が納得してるのなら適正価格なんてものはあってないようなものですが、安いものに飛びついてしまうのは庶民の悲しい習性もあったりで、中々に奥深い話になりそうですよね。 (・ω・) 大事なのはコスパと言ってしまうのは富貴なのか貧乏人なのか 【革命の前提として圧政は必要不可欠な要素である】 月:一極集中だとか、ワンマンが問題視されてる現代で、 千年単位で最高神が固定されているというのは間違いではないだろうか。 朱:この物言い、何か引っ掛かるものがあるんですけど~。 黄:平等主義は、階級制度が確立されてる社会でこそ叫ばれるんだよぉ。 朱:下層になってしまった不満を正当化する為のものということですか~。 月:今日も今日とて、キレッキレの正論をありがとう。 【或いは洞窟にでも封印しておくべきなのかも知れない】 天:生まれてから死ぬまでトップというのも、緊張感に欠けるものがありますよね。 月:ウッガー!! 黄:これはもう、わざとでいい気がしてならないんだよぉ。 朱:煽るという行為は、悪意が有るのと無いの、どちらが罪深いんでしょうか~。 黄:挑発に関しては月読も大概なことを考えると、姉妹揃って何と不毛なことかと、 嘆き節の一つも漏れ出てくるんだよぉ。 【欲しいのは甘えてくる妹という名の人形ではないのか】 朱:そういえば、貴子で一番偉いのは天照さんでいいとしまして、 二番目はどうなるんですか~? 天:私達二柱以外に、貴子なんて居ましたっけ。 黄:これも故意なのかどうかが分かりづらいんだよぉ。 朱:少なくても天照さん視点での重要度は、かなりの差がありそうですね~。 黄:そのくせ月読に大した役目は割り振らないんだから、 色々と拗らせてる感じがあるんだよぉ。 【木星の大赤斑をひたすら監視するだけの簡単なお仕事です】 月:まあ、あれだよな。最高神とか言っても、所詮は日本だけの話だし。 私は世界を飛び越して、宇宙で活躍する道を選ぶことにするわ。 朱:惑星外担当の神様って、どんなことをするんですか~? 黄:隕石が飛散する方向の調整とかで、すっげー地味そうなんだよぉ。 朱:私達って、生命あってこそだと再認識させられますね~。 昔、須佐之男も女性化しちまえという案が一部から出たのですが、男入ってるのに無理だろという常識的な見解から却下されました。結果として扱いは悪いですが、業界では美味しいと言うので問題ないんじゃないかなと思います。 胡麻擂りという言葉があります。ゴマスリ、と読みます。表記は、ゴマすり、胡麻すり、胡麻スリ、ゴマ擂り、などと、安定しません。これは、食用である胡麻が、胡麻、ごま、ゴマの三種いずれで記されるのも一般的だからでしょう。更に擂という漢字に馴染みが薄い為、ひらがなやカタカナを用いることがしばしばなのも一因であると推定されます。意味合いとしては、上の存在に媚びることで見返りを期待する、といったところでしょうか。語源は擂り潰した胡麻が調理器具にひっついて離れない様からきているというのが有力な様です。へつらう輩はそれ程にちっぽけな存在であるという意も籠められているのでしょうか。私は胡麻擂りはおろか、お世辞すら苦手な人間なので出世とは無縁ですが、胡麻粒くらいの大きさは維持したいと思っています。 (・ω・) たしかゴマ粒って、ケシ粒よりは大きかったよね 【夜間の定義ってお日様が見えないってことだものね】 月:人類が夜行性なら、月の女神たる私が主神になれた可能性があったはずだ。 黄:そんな仮説もあったんだよぉ。 朱:でも、月って周回してますから、半分は昼間に出るんですよね~。 黄:太陽が出てない時間帯だけ目立つけど、言うほど夜の象徴でもない気がするんだよぉ。 月:君らの容赦無さが、いずれ自分に跳ね返ってくることを切に願っている。 【人は易きに流れる生き物だからしょうがないんだよ】 天:農耕で生活基盤を得た人間が、太陽を軽んじることなど有り得るのでしょうか。 朱:いきなり核心に迫りましたね~。 黄:この絶妙な空気の読めなさが微妙な姉妹関係を構築してると思うと、 感慨すら覚えてしまうんだよぉ。 月:大体のことは姉さんが悪いってことにしておけば、私の精神的安定は保たれる。 朱:『俺が不遇なのは社会のせい』って言う方に通じるものがあると思いました~。 【満月の夜に眠れなくなるではないか】 朱:月が太陽に勝ってる点を考えればいいんでしょうか~。 黄:無理難題を仰るんだよぉ。 月:地球からの距離を月と太陽で比較すると、およそ四百分の一。 頼れるのは遠くの親戚より近くの他人ですぜよ。 黄:月読が言うと、ひっついて離れないストーカー体質に聞こえるんだよぉ。 朱:常に同じ面が地球側に向いているというのも、 いつでも見られているというホラー感がありますよね~。 【歴史上で不可解と言える悪手を打つ人物は多い】 黄:ちなみに、太陽と月の質量比は二千万以上あるらしいんだよぉ。 朱:地球から見える大きさが同じというだけで、 同格な扱いに無理がある気がしてきました~。 月:でかいというだけで偉いなら、富士山は日本一の山だろ? 朱:大体合ってますよね~。 黄:あまりに反論の余地が少ないと言動の破綻に気付けなくなる訳で、 苦し紛れの暴走はこうやって生まれるんだなと思わされたんだよぉ。 天使と悪魔で一話やったので、残り二話もコンビネタでいいかなと思い至りました。という訳で、天照と月読なのですが、時々、須佐之男のことも思い出したら良いなと考えないでもありません。 |
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