2020
冥利という言葉があります。ミョウリと読みます。冥利に尽きるという用法が最も多いでしょう。特定の状況下で最高に幸せであることを意味します。これは良く知られていると思われます。しかし冥利そのものが何なのかを即答できる方は少ないのでは無いでしょうか。辞書を引いてみると、仏や菩薩が人知れず与えてくれる利益、とあります。冥という漢字を見ると、冥界だとか、冥福だとか、死後の世界を連想しがちです。ですが人知を超えた神仏の力という意味合いもあるのだそうです。立場が自分の力だけではなく、天意の類に与えられるという考え方から成立した言い回しなのでしょう。現代日本語でも、自力だけでの達成というよりは、幸運にも恵まれてというニュアンスが含まれている感じがあります。日本人は無宗教だと良く言われますが、日常への浸透っぷりは中々のもので、意識してないだけな部分があると思うのですよ。
(・ω・) むしろ表に出てくる宗教がカルトとか集金装置と化してる傾向が
【最先端物理学を解するのに努力が必要なのに似てるやも】
茜:奇天烈な夢を見たのよね。
麗:茜さん以上に奇妙な方など、そうは居ないと思いますが。
千:つまり、僕達から見ると割と普通の話かも知れないってことか。
茜:逆の逆は正っていう人も居るけど、
実際は想像以上にとんでもない方向へ行っちゃうものだよ。
千:その理屈だと、真っ当な人じゃ理解が及ばない恐れがありそうだ。
【声出しが評価に含まれる部活動感が出てきた】
千:で、どういった内容だったんです。
茜:多分、評定の場で国の指針について話し合ってるんだと思うんだけど、
とにかく口ばかりが先行して、具体的に決まることが少なすぎるのね。
麗:それで政が成り立つとは考えにくいのですけど。
茜:そこは優秀な側衆が支えてる感じかな。
千:じゃあ、その武将的な人達って一体。
茜:とにかく大きな声を上げて目立っておけば、
働いてる感じを出せるのは戦場に通じるものがあるのかも。
【永遠のイタチごっこである現実は揺るがない】
茜:面白いのが、国衆みたいな長を決めるのが生まれや実力だけじゃないのよ。
麗:と言いますと。
茜:民草の全てが推薦人で、数を多く集めたのが選ばれる感じ。
それも利益誘導の見返りとか、武威をもって締め上げたりは許されなくて。
千:良くまとまるなぁ。
茜:実際は抜け道を作ってあれやこれや還元してて、
力を持つ者が更にって構図は変わらない雰囲気あったけどね。
【衣食足りて礼節を知るけど発展するには刺激が足りない】
茜:そして各地の代表から一人を選出して、将軍の様な地位に就く訳よ。
麗:家柄が必ずしも重視されないという意味では、乱世に近いのでしょうか。
千:でも戦とは縁遠そうだし、誰でも成り上がれるなら活力に満ちてそう。
茜:んー、それはどうかな。下手に食事と安寧が保証されてるからか、
保身に走る傾向が強かった気がする。
麗:世に完璧な機構など有り得ませんけど、
どうにも遣る瀬無い気持ちになりますね。
現代日本人にとって民主主義は早すぎるという見解もありますが、武力で土地を切り取る時代には概念自体が理解不能なものでしょう。とはいえ民主主義は血を流さない陣取り合戦という見方をすると、戦国時代の延長線上にある気もするんですけどね。
PR
2020
暖簾と呼ばれるものがあります。ノレンと読みます。元はノウレン、ノンレンなどと発音していたものが縮んだようです。一般的には支柱を横にして長方形の布を垂らし、幾つかの切れ込みを入れた形状をしています。布の代わりに紐をぶら下げる紐暖簾なんてのもあるようです。店先ないしは部屋の境界などに掛けることで、仕切りや目隠しとしての役割を与えられます。そして店舗で用いる場合は、屋号を記すという大事な使命があります。そこから、店の象徴としても扱われるようになりました。店員が半ば独立して支店のようなものを立ち上げることを暖簾分けと言ったりすることからも伺えるでしょう。他にも、信用を損なうことを暖簾に傷が付くと表現したりもします。現代日本で暖簾に店名が書いてあることは少なくなりましたが、近い存在として看板が現役な部分があります。なんやかんやで権威や流行り物に弱い国民性ですし、暖簾というのはブランドの類語なのやも知れません。
(・ω・) 暖簾に腕押しだけ、ニュアンスが違いすぎるのは何故だろう
【実社会で消費する雑兵を育成してると言われると否定しきれない】
岬:へんてこな夢を見たんですよね。
綾:伺いますわ。
岬:身分の分け隔てなくたくさんの若人が男女別に同じ服を着て、
無機質な造りの建物に集まって勉学やら修練っぽいことに励んでるんですよ。
綾:たしかに不可思議ですの。
岬:ビシッと等間隔に並んで座ったりしてるところから、
一種の軍事調練なのではと推察しています。
【垂れ目でおっとりしてたらキャラクター性が崩壊しそう】
岬:ただ直接の戦火とは無縁で、どこかのんびりとした顔付きではあったんです。
綾:良いことですわ。若い内から血の匂いに慣れると戻れなくなりますもの。
結:それで家老殿は、いつも鋭い目をしておられるのですな。
綾:これは元からですわ。
舞:もしも戦乱の世に生を受けなければ、もっと柔和になっていたやも。
海:そうすると威圧感が減るので、良し悪しではあるのだけどな。
【ニートに市民権があるかと言われると微妙ですけどね】
岬:まあ、ボケーッとしたり、好きな時に寝れないって意味では、
私には合いそうに無い空間でした。
海:判断基準が酷い。
結:そんなことが許されるのは泰平の世の公家とかだけであろう。
岬:争いが無く、食べ物に溢れる世界になれば、
庶民ですらそういった生き方を選びそうですけど。
舞:何を戯言をと言い切れない空気を感じるのは何故であろうか。
【これ以上の変わり種が居ないとは言わないが相当な水準であろう】
綾:その話の規模では無理ですが、養成所の参考になりそうですわね。
舞:どんな与太話も無駄にしない。
結:若くして老練な家老殿が通う必要は無さそうですな。
岬:そういう方こそ、世俗を知る目的でありなんじゃないですか。
海:たしかに出自で付き合う相手を選ぶと、どうしても偏ってしまう。
結:人の世が一筋縄で行かないことを学べそうではある。
綾:あなた達の様な珍種を目の当たりにした時点で、
そのことに関しては骨の髄まで理解してるつもりですわよ。
せっかくなので現代っぽい夢シリーズで被せていってみます。戦国時代に現代人がトリップして活躍する話は溢れてますが、この世界はどういった立ち位置なのか書いてる私自身にも良く分からない部分があります。
2020
純粋という概念があります。使用頻度が低くない単語ではありますが、どういったものか説明しようと考えると、ちょっと詰まります。化学的には、成分が限りなく単一に近いことを指します。水、シリコン、フッ化水素など、高純度なものは工業的に重要ですし、分かりやすい考え方です。しかし人格に対して使う場合は、汚れが無い、純朴であるなど、一気に曖昧さが増します。私の考え方ですと純粋な人間というのは善でも悪でもなく、ちょっとしたキッカケでどちらにも振れる存在です。透明なガラス板には、透明な液体以外の何を塗ってもその色となるのに似ているでしょう。ですが世間的には、悪いことを知らない風に扱われがちです。元来、人は白い紙のようなもので、黒い悪徳に影響を受けて染まるという解釈なのでしょう。性善説的なものがが色濃く反映されていると思われます。見解の相違というやつなので、納得はしませんが否定もしません。この捉え方で、多少は人となりが見えてくる部分がありそうですよね。
(・ω・) そういや純粋を小馬鹿にする感じの雰囲気もあるっけか
【少なくても数十年前の人には意味不明な行動よね】
公:珍妙な夢を見た。
遊:とりあえず話を聞こうか。
公:日の本の民と思しき連中が異国の装束を身にまとい、
光る板切れのようなものを凝視しながら指を叩きつけてたんだ。
莉:世が乱れると、特定の宗派が力を得るって言うけど。
遊:どういった事情かは分からんが、
そいつらも何かにすがってしまいたいのかも知れんなぁ。
【呪殺なんかを切り売りすれば延命は出来そう】
公:いや、それがどうやら板は世界中に繋がる力を持っていて、
無尽蔵とも言える情報を集めることが出来るらしいのだ。
莉:やっぱ宗教的な何かじゃん。
遊:神通力もお手軽になったものだ。
公:修行の類が要らんのだとしたら、烏天狗とかは廃業するしかないな。
遊:環境の変遷で消えていく生業は多いが、
山に籠もってるような奴らも例外では無いというのか。
【どうあれピラミッド構造に落ち着くよう出来ている】
遊:大体そんなもんがあったら民が賢くなりすぎて統制とれなさそうだ。
公:俺が見た範囲では遊興絡みか、
ちょっとした好奇心を満たす程度の使われ方しかしてなかったぞ。
莉:平和な様な、もったいない様な。
遊:蔓延するとありがたみを忘れるのが浮世の常なのだろう。
公:上に立つ為にはそいつを利用して、
民草を操るくらいの度量が必要という話なのやも知れぬ。
【決断一つで国が滅びかねない重圧に耐えられるだけで偉大すぎる】
公:もしも手に入れることが出来たら、どう活用するのが最も有用だろうか。
遊:お前の場合、処理しきれずに惑いまくって流言に乗せられそうなんだが。
公:否定しきれないのが辛い。
莉:今だって、収集したのを精査して総合的な判断が必要だし。
遊:どんな状況だろうと、決めることが上役として最大の資質なんだな。
公:それに伴う心労を、少しでも減らす術を欲してやまない。
スマホが世に登場して十数年といったところでしょうが、それ以前の携帯電話は縦長か二つ折りが主流でした。黒電話が骨董品となっている辺り、近い将来、この光景も平成、或いは令和の遺物と呼ばれるのでしょうね。
2020
ポルターガイストと呼ばれる現象があります。ドイツ語のPoltergeistを直輸入した言葉です。騒がしいと幽霊のの二つを組み合わせた造語になります。原因が見当たらないのにも関わらず家具が倒れたり、出どころ不明の奇音が鳴り響いたりする超常現象を総称したものです。これらを霊的なものと解釈して名付けられた訳です。言葉から捉えるに適用範囲は広く、現代科学で説明不能でさえあれば何でもありな感じはあります。ですがやかましいが入っているので、音は必須なんですかね。オカルトには詳しくないのですが、無音の怪奇現象をそう呼びたくないというのは分からんでもありません。イメージとしては室内限定で、屋外は含まれない感じがありますけどなんででしょう。まあ、木々のざわめきとか獣の遠吠えとかが普通にあって、端から静かじゃないからかも知れませんけど。起こりうるはずがないという前提があるからこその心霊現象ということなのやも知れません。
(・ω・) 現実問題、夜はもっと危険なのがゴロゴロしてるし
【寓話だったら間違いなく痛い目を見る展開】
月:囲碁や将棋って、昔から当代随一を名人って称したりするじゃんか。
剣士の最上級が剣聖みたいな感じで、学者もなんか欲しい。
黄:たしかに教授ってのは本来、学問を極めし者に与えられたはずだけど、
大学の乱立で粗製乱造されて称号としての価値が下がったんだよぉ。
月:だからこそ私が名乗れるという点は、お約束だからさておくとして。
黄:現状が既に奇跡のオンパレードみたいなもんなんだから、
これ以上を望むと転落人生が待ってそうなんだよぉ。
【必殺技モーションを一度見たらスキップするのに通じるものが】
月:学聖だと音が被って分かりづらいし、学王とかかしら。
黄:絶望的なセンスの無さなんだよぉ。
月:王を付けて喜ぶのは小学生までか。
大人はやっぱり、帝とか魔にすべきだろう。
黄:それでもせいぜい中学生水準なんだよぉ。
月:いっそ幽遠なるとか、荘厳たるを冠にする手もあるかと思ったけど、
微妙に長くなって結局は一回しか使われないやつになりそうだ。
【山より谷の方がハッピーエンドで大衆受けしそう】
月:何らかの事情で心の動きが鈍くなったが、
他人との触れ合いの中で人間らしさを取り戻していく王道展開がある。
黄:感動路線に持ち込みやすいんだよぉ。
月:逆に感情豊かなやつが少しずつ無機質になっていくパターンも考えられる。
黄:それはそれで、切なさが響くんだよぉ。
月:総合すると、低いところから上げて落とせば大ヒット間違いなしだな。
黄:こういう迷妄から勘違いした駄作は生まれるんだなと思わされるんだよぉ。
【他に顔見知りは居ないのかってくらい入り浸ってる】
月:或いはランダムシステムで、日に依ってテンションがバラバラとか。
黄:単に乱高下が激しい人になってるんだよぉ。
月:どうすればこういう面倒な人と付き合えるかという指南書になる。
黄:趣旨が変わってるんだよぉ。
月:私より厄介なやつなんて滅多に居ないとか本当のことは言うな。
黄:実際に相対すると、これほど扱いが難しいのも珍しい訳で、
良く会話が出来てると自分に呆れ返るんだよぉ。
しかし朱雀なんかも滅多に出てきませんし、事実上二人で良く続くもんだなと思います。本編の方で日本限定のネタが使いづらいせいで、こっちで消化してくれるのが助かるというのは何度か書いたような気もしますけど。
2020
デブリという言葉があります。フランス語に由来にするもので、ざっくり訳すと散乱した廃棄物といったところでしょうか。瓦礫、雪塊、廃石などが例として挙げられます。SFや宇宙関係では、スペースデブリの略称として用いられます。開発中に遺棄したり、事故などで散り散りとなって衛星軌道に乗ってしまい、地球を周回し続けているゴミを指します。途上期は環境意識が低く、進出速度が優先されたこともあって、ポイ捨て上等でした。少量であれば大した問題では無いのですが、積み重なると激突の危険性が増してきます。回収すると言っても、大海にバラ撒かれた発泡スチロールの破片を集めるようなもので、技術的にも労力的にも無駄なエネルギーを使うことになります。時間が経てば重力に負けて落ちてくることも多いようですが、デブリ同士がぶつかり合って更に細かくなるという厄介なパターンもあるようです。身から出た錆とはいえ、本格的に宇宙を目指すには避けては通れない問題になるみたいですね。
(・ω・) どうでも良いけど、スペースデブリって英語と仏語なのがモヤモヤする
【但し薄っぺらさを併せ持つ諸刃でもある】
月:パラレルワールドに永住することが確定したけど、
どんな世界かを選べるとしたら、どうする?
黄:中高生の妄想みたいなこと言い出してるんだよぉ。
月:本来、若者とは無限の可能性を持っているはずなのだが、
脳内で済まそうとする辺りに時代の閉塞感を覚える。
黄:そのフレーズ言っときゃ良いと思ってるんだよぉ。
月:心に潜む闇みたいなもんで、
それっぽい雰囲気を出すには便利だよな。
【簡単に言うけど出来るやつは極少数なんじゃ】
月:やっぱ評価されないことが勲章になるみたいな、
価値観逆転系が良いだろうか。
黄:単純に自分が有能で人格者なところにしたらどうなんだよぉ。
月:それ、私である必要あるか?
黄:意外にも、己の人間性を尊重してるんだよぉ。
月:というより、自我が連続性を持たない気がしてる。
黄:つまり他人を演じてる気分になるってことなんだろうけど、
核となる自身が無いから、そういったことになるんだよぉ。
【この域に達したら治療法は無いに等しい】
月:使えるセリフが三つに制限されたら、何を選択すべきだろう。
黄:またしても、どうでもいい想定してるんだよぉ。
月:『おんどりゃあ』と『痴れ者が』は入れることが確定してるんだ。
黄:汎用性を無視してて、ある意味で男前にすら見えてきたんだよぉ。
月:他人と同じ傾向に染まるなんて許せないからしょうがない。
黄:本当に精神年齢が十代半ばで止まってるんだなと、
再認識したくもないのに思い知らされるんだよぉ。
【犬や猫ですらもうちょっとボキャブラリありそう】
月:一般的日本人なら、『すみませんでした』『よろしくお願いします』
『毎度おおきに』さえ抑えておけば何とかなる。
黄:変なのが混じったんだよぉ。
月:相手が『ボチボチでんな』使いだった時のことを考慮しないといけないし。
黄:まさか複数人が対象とは思わなかったんだよぉ。
月:言葉が多すぎるから表現で揉める訳で、
ここまで絞られたら逆に人間関係とかが円滑になるかも知れない。
この縛りでゲーム的なものを作れるような気もするのですが、どうにも纏まらないので頭の片隅にでも置いて、時間を開けてから考え直してみるかもしれません。