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 パンクという言葉があります。パンクロックの略称としても用いられますが、今回は破裂するなどの方を取り扱います。ちなみに前者を英語で表記するとpunkになります。日本語に訳すとロクデナシ、チンピラ、愚にもつかない人間などになるようです。思ったより酷いなという印象を受けてしまうのは仕方ないこととしまして。後者のパンクはpunctureが元で、カタカナにするとしたらパンクチャーか、パンクチュア辺りでしょうか。微妙に長いからか略称が定着してしまったようです。第一の意味としてタイヤに穴が空くが来るようなのですが、ということはそこそこ新しい用語なんですかね。チューブタイヤが発明されたのは19世紀のことらしいですし、それ以前の車輪がパンクなんてしそうもありませんし。処理能力を大幅に超えてしまった為に機能そのものを消失することを、俗にパンクすると言いますが、中々に良く出来た喩えだと思います。日本語に適当な訳が無いんじゃないかというところを見るに、根性さえあればどんな仕事量もこなせるという考え方が古来からあったのではと邪推してしまう部分もありますけどね。

(・ω・) 乗車率200%とかを見ると、無茶を無茶と考えない節はある

【赤龍単独だったらもうちょっとくらい上乗せがあったはず】
青:では、敢えて伝えるまでも無い気もしますが判決を下します。
  黒龍、赤龍、白龍の訴えを棄却し、再雇用は致しません。
朱:力及ばず無念です~。
白:これほどまで心に響かないコメントも珍しい。
黄:やる気が皆無とは言えないけど、
 情熱と呼べる水準には遠く及んでないからしょうがないんだよぉ。
朱:黒龍さんが同僚になるかもというのが、
 ブレーキになった気持ちは否定しきれません~。


【食い扶持の為に働きますでダメな理由を説明して欲しい】
玄:青龍さんが弁護士で、朱雀さんが裁判官なら可能性はありました。
朱:そうだったら情報を処理しきれなくて、サイコロで決める気がします~。
黄:一が出たら合格、それ以外なら死刑にすれば盛り上がるんだよぉ。
セ:何処の世界に命を賭けて就活する方が居るのですか。
白:だけど実際の所、それくらいの気概でアピールしなきゃ、
 採用してくれないみたいな空気あるって聞いてるけどね。


【どれだけタイムリープしても勝ち筋なんて無さそうだ】
黒:敗因が分からぬ。
黄:本気で言ってるんだとしたら、病院を紹介するんだよぉ。
玄:入ったが最後、二度と出てこれない類のでしょうか。
白:一応は龍族だし、費用は鱗とか売れば賄えそう。
青:新薬の治験など、社会に貢献する方法は幾らでもありますよ。
黒:怒涛の追い打ちに、血涙さえ流れ出してしまいそうである。


【龍が人気なのは中国を中心とした東アジアだけ感すらある】
猫:うなーご。
朱:『哀れだから、使いっぱで良いならうちで雇ってやるよ』
 と言ってますけど~。
白:猫に顎で使われる龍ってのもどうなのさ。
黄:昨今の世界的な猫信仰は、龍族を超えててもおかしくないんだよぉ。
玄:遠くの親戚より近くの他人ではありませんが、
 お手軽な感じを極めるのが、宗教界のトレンドになるのやも知れません。

 終わってみると、清々しいまでの予定調和感があります。過程が大事なんだよというのが日本の文化という側面から見ようかとも思いましたが、白虎以外は中国出身という事実を忘れていましたよ。
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 登竜門と呼ばれるものがあります。トウリュウモンと読みます。表記は龍より竜の方が一般的なようです。中国の故事に由来する言葉になります。黄河中流に竜門と呼ばれる急流があって、そこを鯉が滝登りすると龍に成るという伝承があります。ここから大成する為に必要な関門を突破することを登竜門と称するようになったようです。なので厳密な話をすれば、試練や難関そのものを登竜門と呼ぶのは間違いと言えます。字を噛み砕いてみれば自明なことな気もしますけど、誤用も百年続けば正当な使われ方と考えると判断は分かれそうです。ともあれ中国人は本当に龍が大好きだというのが伝わってきます。蝮が成ったり、鯉が成ったり。もういっそ、長く生きたら種に関係なく龍と化すみたいに統合しても良いのではないでしょうか。そう、龍とは即ち概念だったのです。

(・ω・) 神格ってのは称号だと考えると、あながち間違ってない気もする

【実るほど頭を垂れる稲穂かなの真逆を行くタイプだ】
青:進展が無さそうなので、妥協案を用意しましょう。
黒:聞いてやろう。
青:都の西に、担当が不在な土地があります。
  そこの守護聖獣となることで納得して貰えませんか。
朱:閑職でも無いよりはマシと、折れる頃合ですよ~。
黄:これで満足できる自己評価なら、
 こんなにもややこしい局面に陥ってないのが現実なんだよぉ。


【主人公ならそこに地盤を築いて国を立ち上げる流れだな】
セ:具体的に、どんな場所なのですか。
青:開けていて、とてもいい所ですよ。
  水や緑が乏しいですけど、開拓のしがいがあるとも言えます。
黒:はっきり砂漠と言ったらどうだ。
青:正確には、その中で最も生き物が少ない地域です。
黄:龍族の生命力ならどうとでも生きていけそうだし、
 ある意味で適材適所な気がするんだよぉ。


【人工知能である玄武より冷血と言われて久しいという】
黒:前々から思っていたが、俺達を個人的感情で処してるだろ。
青:まさか。好き嫌いで決めるなら、もっと手厳しく扱っています。
朱:さらりと凄いこと言ってませんか~。
玄:とりあえず、ライクとヘイトで分けるなら間違いなく後者であり。
白:そういったのを抜きにして冷遇する程度の存在ってことか。
黄:むしろ青龍に心の機微があることに、
 驚きを覚えるのが一番に来るべきなのかも知れないんだよぉ。


【裏山で一狩りして晩御飯を調達したい気分】
青:大体、貴方達の失職は現代で言う懲戒免職に相当します。
  退職後の面倒を見る義理すらありません。
黄:ここまで引っ張って、最悪の事実を突きつけやがったんだよぉ。
玄:城攻めで言うと、曲輪を一つずつ潰されてジリ貧状態かと思ったら、
 本丸をいきなり空爆されたみたいな衝撃です。
白:もうどうにもならないってのは分かったから退席して良いかな。

 世の中、どれだけ酷い仕打ちをしてもギャグで済んでしまう枠っぽいものは存在します。読み手側にしてみればイジメにしか見えない面もあるので、匙加減が難しくさりげに大変な気がしないでもありません。

 エコーチェンバーという言葉があります。日本語に訳すと残響室になります。反響音を敢えて強調するという目的で建てられた、実験的な部屋を指します。入ったことはありませんが、音源を止めても、わわわわわーんと山彦が延々と聞こえてくるのでしょう。これから転じて、エコーチェンバー現象、ないしはエコーチェンバー化という用語も誕生しました。狭いコミュニティで似たような意見を延々と聞いていると、それが絶対の真理であるかのように錯覚してしまうことを意味します。大抵は誤った、或いは偏った見解なのに、というニュアンスが籠められるようです。宗教や政治、趣味の世界なんかで起こりやすそうな匂いがします。人は信じたいものだけ信じるとは良くある言い回しです。一方で、偏り無く物事を見られると自称する人間が信用に値するかと言われると怪しい訳でして。結局は、実害が無い程度の殻に籠もるくらいが平和なのかも知れません。

(・ω・) それがどれくらいの大きさなのかというのは一つの問題だ

【気には掛けているもののどうにか出来る気配は無い】
青:では、判決を言い渡します。
白:早くない?
青:正直、無駄な時間以外の表現を思い付きません。
朱:結論が変わるかと言われると、かなり厳しいですしね~。
セ:そこを何とかするのが、貴女の立場なのでは。
朱:この状況を打破できるほどの弁舌があるなら、
 副業で稼いで、多大な借金を何とかしてますよ~。


【近いことはちょくちょく口にしてる気もするけど】
黄:いや、ここは人格を否定する程に追い込んで、
 再就職する気が起きないくらい叩きのめしておけば、
 後の憂いが減るんだよぉ。
青:一理あります。
黒:鬼畜か!
白:ともあれ、龍族に同族意識が無いってのは理解した。
玄:むしろ面汚しめと、直接言わないのが優しさなのやも知れません。


【小賢しいと裏目に出る確率の方が高そう】
青:そういえば証人を呼んであると聞いてますが。
セ:私達が如何に高潔な精神性を持ち合わせているか、
 第三者視点で述べてくれる方を用意しました。
玄:こういうのを、ヤラセとか仕込みと言うのではありませんか。
黄:印象で左右されることもあるから、台本と演出次第なところはあるんだよぉ。
白:相手が青龍じゃなきゃって、但し書きは付くんだろうけどね。


【マモンから提案したんだろうなというのは想像に難くない】
マ:こいつらホンマしょーもない連中やで。
  目先の小銭拾うことしか考えられへん、正真正銘の小悪党や。
黒:貴様! 打ち合わせと違うではないか!
黄:むしろ、なんで悪魔を信じたのかを問いたいんだよぉ。
玄:ある意味で純粋な方達なのでしょう。
青:少なくとも、国事に関わらせるには不適格な性質です。

 人工知能に裁判をさせるべきという意見があります。しかし人間が裁くのとどっちがマシかと言われると微妙なところがあります。青龍裁判長は、そういった問題に一石を投じる存在なのかも知れません。

 江戸の敵を長崎で討つ、という言い回しがあります。この場合の敵は、テキではなくカタキです。文字通り、江戸で受けた屈辱や恨みの類を、遠く離れた長崎の地で果たすという文言です。これだけを聞くと、地の果てまででも追い詰めて本懐を遂げる的に解釈してしまいますが、元々の使い方ではありません。由来は諸説ありますが、大坂の見世物師の話というのが有力なようです。彼は竹細工系が売りで、江戸に遠征をして成功しました。しかし同じ頃、大坂で長崎出身の同業がギヤマン細工を披露してシェアを大幅に奪われたのだそうです。つまり、江戸が大坂に負けた屈辱を長崎が晴らした、という意味で、江戸の敵を長崎『が』討つ、が本来の形だとする説が推されています。この逸話から、筋違いの論理で仕返しをしたり、或いは復讐を果たした気分に浸ったりすることが元来の使用法です。こうなると、土地としての長崎が関係無いじゃんという気もしてきます。『が』が『で』に変質してしまったことで誤用を促進してるのは間違いありません。これに関しては間違って憶えていても、俺は悪くねぇと居直っても良いのやも知れませんね。

(・ω・) 江戸と長崎がめっちゃ離れてるのも、一因なのではなかろうか

【一月くらいなら事情次第で何とかなるかも知れないけど】
青:では、要望を簡潔に述べてください。
黒:それについては単純明快だ。
  我々は五龍に所属していたが、明確に雇用期間を設定していた訳ではない。
  故に契約は未だ有効であり、当時と同等の待遇を要求する権利がある。
黄:道理が全く通ってないことも無いのが厄介なんだよぉ。
白:五千年と言わず、数年とか無断欠勤して、
 雇い続けてくれる会社があるかって言われると怪しいけどね。


【もう赤同士で組めば丸く収まる気すらしてきた】
赤:きかか。
朱:『そもそも働かせもせずに使えないと断ずるのは狭量に過ぎる』
 と主張しています~。
黄:そういや、どっかのドラ猫と同じで、
 赤龍を通訳できるのは朱雀だけだったんだよぉ。
白:サポート役として有能になるとは思わなかった。
黄:こうやって適当に配置した人材が回ってくれると楽なんだけど、
 実際はグダグダ極まりないことになってしまうんだよぉ。


【単独で営業が厳しそうな唯一の存在だからな】
青:反対意見があればどうぞ。
玄:聖獣というものは民衆の認知があってこそ成り立つものです。
  現時点で五龍のそれが四神に遠く及ばない以上、
 職責を解かれるのはやむを得ない措置と言えます。
白:不人気ってだけで、玄武自体はそこそこ知られてるから強気だね。
黄:あくまで四神のパーツとして認識されてるという、
 本人にとって残酷な真実からは目を背けておくんだよぉ。


【どこぞの肉より美味いと言われても白虎ファミリーにしか通じなさそう】
黄:それはそれとして、遠回しに批判されてる気分なんだよぉ。
白:黄龍も元五龍だもんねぇ。
黄:現実問題として、玄武より知名度が低いってのは危険水域なんだよぉ。
玄:さりげに、私を最低線に設定してませんか。
白:何かを考える時、分かりやすい物差しを使うと便利ってのは分かる。
黄:それが身近なものであれば感覚的にイメージしやすいけど、
 大抵の場合、失礼になるのは否定しないんだよぉ。

 多分ですが、日本の雇用法では無断欠勤が多いくらいでクビには出来ないと思います。まあ、この国でその手の法律はあんま守られてないというのが一番の問題なんですけどね。

 ガラムマサラという調味料があります。英語表記だと、garam masalaになります。元はヒンディー語で、インド料理に使われることが多いブレンド香辛料の一種です。ガラムは暑い、熱い、マサラは混ぜるという意味があります。これは香りを立てる為に、製造過程で熱を加えることに由来するのだとか。厳密な定義はありませんが、シナモン、クローブ、ナツメグの三種を主成分として、カルダモン、ペッパー、クミン、コリアンダーなどを配合することが多いようです。あちらの家庭で、それぞれ必要に応じて作るものらしく、その味は千差万別です。というかレシピが無い場合もあって、同じものを二度と作れないパターンも少なくないと聞いたことがあります。大らかな地域性が出ているのでしょう。要するにインド系のミックススパイスの総称ってことなのですが、何故か名前だけはやたらと有名です。香辛料の本場と言えるのは南アジアや南米といった赤道周辺なので、実態以上にありがたがってる部分もありそうです。

(・ω・) カレーと呼んでる食べ物が、日本とインドじゃかなり違うらしいね

【言葉が通じなくなっててもおかしくないくらいの時間だ】
青:私は、この三名は要らないと明言しているのですが。
玄:初手から、絶望的な大技を繰り出してきました。
白:裁判長がこれじゃ、公正な判決は期待できそうもないかな。
朱:気持ちの整理を付けることが目的みたいなところがありますし~。
黒:こいつら、ふざけんなってくらい仲が良いな。
黄:ただでさえ大して働いてなかったくせに、
 五千年の空白を埋められると思ってるのが不思議でしょうがないんだよぉ。


【これ一つ取ってもどれだけ青龍に依存してるかが分かる】
黄:あまりに哀れだから、弁護士として朱雀を付けたげるんだよぉ。
朱:赤龍さん以外に大した思い入れはありませんが、
 やるからにはそれなりに頑張ろうと思います~。
セ:嘘がつけない子というのが滲み出てますね。
黒:施しと見せかけて爆弾を送り込むとは卑劣な。
黄:腹芸が苦手なのは適性に欠ける気がするけど、
 白虎か玄武であっても似たようなものではあるんだよぉ。


【玉砕した時は敬礼で送り出せば美談っぽくなるよ】
白:ところで、一応はトップの麒麟抜きで話を纏めて良いの。
青:人事権は私が全て握っているので問題ありません。
朱:青龍さんさえ口説き落とせばチャンスがあるってことですよ~。
セ:最終的にそうするつもりでしたし、過程が省けたとも言えます。
黄:現実的に可能かどうかについては触れないでおくんだよぉ。
玄:ヒマラヤ山脈を平地にする工事とどちらが楽かと問われて、
 本格的に悩む程度には難しそうです。


【ややこしく考えるよりは結果に繋がりそうである】
白:ってか全部ってことは、麒麟クビにして黄龍据えることも出来そう。
朱:黄龍さんもついでに売り込んだらどうですか~。
青:すげ替える際に生じる労力を上回るメリットがあるなら伺いましょう。
黄:こういうやつなんだよぉ。
玄:泣き落とし的に、情に訴えかける作戦が通用しそうも無いですね。
朱:どうやってアピールすれば良いのか何も思い付きませんが、
 私に得がある訳でも無いので気楽にやることにします~。

 何があれって、朱雀、白虎、玄武の三バカが黄龍の家に居るのに、青龍は働いてたっぽいってのが末期感を漂わせてくれます。


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