平野官房長官が、普天間問題についても、外国人参政権の問題についても、『地方の言うことを必ずしも聞く必要はない』と言い切りました。まあ、官房長官ってのは、総理の女房役と言うくらいだから、総理の言葉ととって良いんですよね。
あれ? 去年、この市長選の結果を参考にするから引き伸ばすって、総理自ら言ってなかったっけ?
( ・ω・) まあ、嫁に裏切られることくらい、世の中には幾らでもあるってことなのさ
「ふぅむ」
う、うん、流石のシルビーさんも、いきなりこんな出生の秘密を知っちゃったら、難しい顔をしたりもするよね。僕も、父さんと母さんが実の両親じゃ無いって言われたら、相当、驚くと思うし。
「幼少の頃より、何ゆえ、知性と気品が内より溢れ出てくるか疑問であったけれども、成程、合点がいった」
「……」
ゴメン、思ったより前向きって言うか、凄く明後日のことを考えてたよ。
「あの爺ぃ、知性はともかく、品性に関しちゃ、褒められたもんじゃねぇけどな」
「おっと、その物言いは如何なものだろうか」
「あぁ?」
「私は、あなたの師匠の娘。お嬢様と呼んで、敬語を使って貰おうか」
「ついさっき、弟子入りを申し出た人間が吐く台詞か!」
何て言うか、凄い平和だよねぇ。バラモスの問題とかさえ無かったら、僕達、ほのぼのと生きていける様な気がするんだ。
「ん?」
手にした本から、一片の紙がハラリと舞い落ちた。つづりが甘かったのかなと思ったけれど、穴が開いてない上、小さなものだったから、挟んであっただけだと理解する。これ、何だろ。
「紫、ジパング、青、ランシール、緑、テドン、赤、海賊の村、銀、ネクロゴンド、黄:??」
紙片には、色と地名が六つ、走り書きされていた。
これって何処かで見たことある様な……。
「ひょっとして、これって、オーブの所在?」
そうだ。ブルーオーブは、ランシールの地球のヘソと呼ばれる洞窟。パープルオーブは、ジパングの至宝。そしてイエローオーブは人から人の手を点々として、開拓民の町に行き渡った。兄さん達が見付けたのはその三つだけど、『??』を、場所を確定できないという意味に解釈するなら、全て合致する。
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