来年の花粉飛散量が、今年の十倍になるかも知れないという予測が立ったそうです。あの猛暑のせいで。
( ・ω・) そろそろ、自決する準備を整えておかないといけないかな
「数えきれないくらいの人間かぁ。そんなのがゴロゴロしてるって、外の町はすげーな」
「あ、一応言っとくと、何処もかしこも、そこまで栄えてるって訳でも無いからね。僕が行ったところで大都会って言えるのは、アリアハン、ロマリア、ポルトガの城下町と、あとは商業都市、アッサラームとハン・バークくらいかな。後は中堅都市が幾つかあって、ここら辺と大差ない場所もたくさんあるよ」
正直なところ、ジパングなんて、トヨ様が住んでる首都ですら、世界的に見れば発展してない方だろう。そのくせ、刀工や呪術の水準は妙に高いし、どうにもあの国は良く分からない。国主からして特徴的だから、半ば伝統なのかも知れないけど。
「でも、人が多くて生活に余裕があるってことは、それだけ悪意を持ってる人も少なからず居る訳だからね。色んな理由で都会に出たものの、馴染めなくて田舎に帰っちゃう人もたくさん居る訳だし」
「いきなり夢を叩き折るようなこと言うなよ」
一応、年長者の義務として、良いことばっかり言うのもどうかなって思ったんだ。
「ま、もうちょっと大きくなったら、自分の目で見てきたら良いんじゃないかな」
「ちぇ。大人って、いっつもその言い草で済ますのな」
うん、だって手頃で良いじゃない。ちょっと上から見つつも、独立心を養うような感じもしてさ。うむうむ。これをもうちょっと極めれば、トヨ様まではいかなくても、少しくらいはハッタリで相手を射すくめさせることが出来るかも知れない。それをしたところで、何の益があるのかって言われると、ちょっと困るけど。
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