はてさて、めっきり朝夕の冷え込みが厳しくなってきましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか。ところでですね。邂逅輪廻のトップページに、『談話室』という名のチャットルームがあるのですが、定例会は、毎週土曜、21:00~気が済むまで、となっております。よくよく考えてみれば、前のチャットルームにはそれを記載していたのですが、色々転々としてる内に無くなってしまいました。と言うか、何処を弄ったら書けるか知らないだけですけど。そろそろ何とかしようかしら。
何はともあれ、自由入室、自由退室を基本として、10分位からでも気楽にお喋り出来ればいいなということで、お待ちしております。もちろん、過度の公序良俗に反する様な言動は、謹んで頂きたいなとは思うのですが。
( ・ω・) 軽度の公序良俗に反する言動を、語ってないとは言い切れない自分がいる
「んで、だ」
「ん?」
「父さん、母さんが生まれたノアニールと隠れ里ってのは、どんな場所なんだ?」
うくっ。やっぱり、この質問になっちゃうのか。そりゃ、見たことない両親の故郷がどんなところかなんて、普通に育ったら知りたくない訳が無いよね。
「良いところだよ。風光明媚でさ」
「ふ、ふーこー?」
「うん、自然が綺麗で美しいって意味」
「ガキ相手に喋ってるんだから、無駄に難しい言葉使うなよ……」
いや、とりあえず、微妙に論点をズラして、お茶を濁す戦術で行こうと思ったんだよ。その場凌ぎに過ぎないっていう説もあるけど。
「人は、そんなに多くないのか?」
「ここら辺と比べてって意味なら、ノアニールは規模が少し大きいね。エルフの隠れ里は殆ど森と同化しちゃってるけど」
とは言え、十年も眠りの町として放置された地域だ。実際の現状は、テドンが健在だった頃と比べても、どっこいどっこいの様な気もする。
「あのよ。おめーはエルフにも会ったことがあるみたいだから聞くんだがよ――人間とエルフって、何が違うんだ?」
「……」
又、子供らしい、根源的且つ難しい質問をしてくれるなぁ。
「とりあえず、エルフは人間と比べて非常に老けにくい特質を持っている様に思われます」
何しろ、ボブさんのお父上より更に年上と推察される女王様が、どう見積もっても三十前のお姉さんにしか見えないくらいだ。他に見掛けたエルフも皆、若々しかったし、メアリーさんも、言われなければ、こんな大きな息子さんが居るなんて想像できない。多分、間違ってないと思うんだよね。
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