最近、狂言の和泉元彌氏が、戦国武将、竹中半兵衛の子孫であると聞き及びました。まあ、この手の話は何処まで本当か怪しいもんですし、そもそも著名な戦国武将の子孫が何人居るんだって話なので、割とそれ自体はどうでも良いんですが。胡散臭いのでいいなら、私もマムシこと、斎藤道三の子孫らしいですよ。あんま信じてませんけど。私が黄龍ちゃんを書くのは、必然だったんだよ!
それはさておき、竹中半兵衛の子孫と言えば、桜井姉妹ですなぁ。欠片として生きてない設定ですが。空中元彌チョップなんて生み出す面白キャラですし、案外、遠戚同士、話が合うやも知れません。茜の次の目標は、ワイドショー制覇か!?
( ・ω・) 適当なことを言わせたり書かせたら、私に勝てるのは高田純次氏くらいだと思います
「やっぱり、只、素振りするよりは、物を切ってみた方が修練になるよね」
イヅナを手にした今でも、兄さんの剣を扱う野望を捨て切った訳でも無い。ここは一つ、『一振りで二匹のスライムを叩き切る』って諺通り、一挙両得を狙っていこうと思うんだ。
「お、おい、なにする気だよ?」
「え、薪割りだけど」
幾ら幼いって言っても、話の流れで分かるよね?
「たかだか木を割るのに、何でんなばかでっかい剣を振るう必要があんだ!?」
「中々、哲学的な問いだよね。たしかに、僕が剣術の鍛錬も兼ねようと思って兄さんの剣を抜いたって口で言うのは簡単なことだよ。だけど、何故、そんな発想に思い至ったかと言われると返答に困るし、そもそも結論に過ぎない。人間の閃きっていうやつの奥深さを感じ入らせてくれる良い質問――」
「な、何訳分かんないこと言ってやがんだ!?」
うーん、実はずっと大上段に構えたまんま会話してたんだけど、微動だもせずに居られるって、流石に少しは筋力が付いてきたみたいだね。あ、それと僕が変なこと言い出すのはいつものことだから、あんま気にしなくていいよ。そもそも、シスとアクアさんの方がよっぽど変なこと喋ってるし。
「あらよっと」
まあ、重量感は遥かに上だし、切れ味に関しては折り込み済みだ。大は小を兼ねるって言うし、むしろサクサクと割れてくれるよね。
「うぎゃ!?」
「あ、あれ?」
勢い込んで振り下ろした後に感知したのは、手に残る微妙な衝撃と何かが弾かれる音。それに、ジョン君の叫び声だった。果てさて、一体、何が起こったと言うんだろうか。
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