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 何の脈絡も無く、藤井財務大臣が辞任し、菅国家戦略室室長が後任となったそうです。全く、ここ数日、書くことなくて悪戦苦闘してたのに、世の中が動き出したらすぐさまネタをくれるなんて、何てダメな方向で使える男達。小沢先生への正式な事情聴取要請も出たようですし、しばらくは楽が出来そうです。

( ・ω・) 菅氏といえば失言魔人。きっと今回も、レジェンドを残してくれるさ

「おい坊主。状況を説明しろ」
「大丈夫。僕も良く分かってないから」
 何が大丈夫なのかこそ、今一つ分からないんだけどね。
「ちょっと聞いた話だと、クレインに用があるみたいだよ」
「どう考えても、友好的な話じゃねぇだろうが!」
 その件に関しては、僕に文句を言われても困るんだけどなぁ。
「世界中を捜し回って、我が家からこんなにも近い場所で見付かるとは、まさに一階の宝箱を取り忘れた気分」
 何か、嫌な表現だなぁ。僕の場合、父さんや兄さんがリアハンに帰ってるのに、気付いてないみたいな感じじゃない。
「ともあれ、感謝する。恐らく、あなたの意志とは関係無いだろうけど、これはきっと縁を導く力が呼び起こしたもの。確率的に考えて、偶然で片付けられるはずのものではない」
「……」
 あれ、もしかして僕が『宿縁の宝珠』であるパープルオーブを持ってるから?
 いや、幾らなんでも、そんな都合の良い力がある訳無いか。
「おい、ガキ二人。ここまでにしときな。
 これ以上のことしやがったら、こっちも本気で応対すんぞ」
 如何に魔法を封じようと、理力の杖は魔力を物理的な攻撃力に転化する。そして傭兵上がりのクレインの実力は、一人前の戦士に匹敵する。魔法で幾ら強化しようと、肉体派には到底見えない二人で対抗できるかには、疑問符が付く。
「どうにも、会話が通じてない気がしてならない」
「あぁん?」
「私達は別に、あなたを倒そうと思ってなどはいない」
「んだとぉ?」
 あ、ダメだ。毎度のことと言えばそうだけど、シルビーさんが何を言っているのか、さっぱり分からない。
「魔術師クレイン殿。どうか私達を、弟子として認めて欲しい」
「……」
 はぁ!?

 

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