つー訳で、一日遅れですが、-keighさんのトップ絵、『開眼』の線画をここに掲載。何だか塗り絵っぽくなってるので、正月、暇で暇でしょうがないかたは、塗り塗りしてみるのも一興でしょう。 ( ・ω・) 序盤六割いた男キャラが、気付いたら一割切ってるとか、時代の流れだねぇ…… 「はぁ……」
やっぱり、適当に端から話し掛けるんじゃ、情報収集の効率は悪いのかなぁ。だけど誰が何を知ってるかなんて分からないし、せめて年配か、経験が多そうな人から順繰りに――。 「あれ?」 何かが視界に入り、違和を感じた。 それが、人ごみの中に、かつて会ったことがある人で居る為だと気付き、すぐ様、そちらに駆け出した。 「君達――」 「こんなところで出会うとは、何という奇縁」 「……」 ポルトガで知り合った、魔法使いと賢者の姉弟だった。 「えーと、こんなところで、何してるの?」 気の利いた質問とは言えないけど、どこから触れたものかも分からないので、無難なところを聞いてみた。 「君には、ここで優雅に散歩してるように見えるのかい?」 そして相変わらず、男の子の方には嫌われたままの様で。 「こちらのお二人は、どなたですの?」 シスとアクアさんが合流するやいなや、真っ先にそんなことを聞いてきた。 「そちらこそ、どちらさん?」 更には女の子にも問われ、僕は先ずシスに向けて掌を向けた。 「えっと、こっちが僕の仲間のシスとアクアさん。盗賊と、僧侶なんだ」 余り盗賊って紹介はしたくないけど、他に適当なのも思い付かないし、仕方がない。 「そして僕はアレク。このパーティのリーダーをやってるんだ。 それで、こっちの二人は姉弟で――」 ここで、結局、今までに一度として名前を聞いてないことを思い出した。 「私はシルビー。見ての通りの魔法使い。 そしてこっちのむっつりさんはリオール。一応、賢者の卵ということになっている」 女の子、シルビーさんがフォローする格好で自己紹介してくれた。 PR |
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