2010
菅新総理の自論と言えば、『増税しても景気がよくなることがある』ですが、総理になってもどうやらこれで強行突破するつもりらしいです。また、歴史に残る愚かな宰相が誕生してしまうのか。まあ、一垓分の一くらいの確率で成し遂げればいい意味で歴史に残るでしょうけど、まあ無理です。
( ・ω・) 経済オンチが新税制を語る……恐ろしい国になったものじゃ
「君達、今晩は時間を取れるかね?」
「あ、えー、はい」
今回、僕達はとりあえず三日は滞在し、何か予定が出来ればその都度連絡を入れると言い残して上陸した。他には、音沙汰もなく期限を過ぎたら、何かに巻き込まれている可能性が高いから捜索して貰いたいとも。何にしても、やることは先に済ませておきたいし、むしろ好都合とも言える提示だ。
「それは良かった。君達に、会わせたい人が居るんだ」
「スピルと、敵対するグループの長ってことで良いですか?」
「話の通りが良くて、助かるよ」
ええ、まあ、数少ない特技みたいなもんですので。
「それじゃ、すいませんけど、この剣の鞘を作ってくれるような職人さん教えてくれませんかね」
武器屋さんなら、そういう人とも繋がりがあるでしょうし。
「ああ、成程、野暮用ってのはそれかい。たしかに、そんな大剣を鞘も無く、布で巻いただけで持ち歩くなんてのは無いよねぇ。折角だし、整備も出来る人の方がいいかい?」
「出来れば、それで」
僕みたいな素人には、凄い切れ味のまんまに見えるんだけど、何しろ、ジパングのあの暑い洞穴で三年、更にはかなりの間、海風に晒してきた訳だから、普通に考えればかなり痛んでるはずだ。ここはいい機会だから、一つ専門家に見てもらうべきだろう。
「分かった。この店の裏に、バーネットっていう鍛冶屋の爺さんが居るから、話を通しておこう。少し偏屈なところはあるけど、腕はたしかだよ」
「助かります」
よぉし、これで目的の一つは達成、と。