2010
ツイッターを、始めました。IDは、『KaikouRinne』です。まあ、今のところ、ブログの使い回ししか載せてませんけど。飽きたら辞めるかも知れませんし、そもそも携帯持ってない私がやるもんじゃない気もしますけど。ぶつぶつ言いたければ、このブログがありますし。
( ・ω・) 私が始めるからには、ふにったー、とりあえずは呼んでおこう
「それで、こんな連中に絡まれるって、地上げでも食らってるんですか?」
とりあえず、真っ先に思いつく可能性を口にしてみた。
「そういった類の話ではないよ。どちらかというと、仲間への誘いといったところかな」
「その……スピルとかいう人のグループにですか?」
「ああ」
「それに、なにか不都合でも?」
世界経済を支配するとかいう戯言はともかくとして、志は高そうだし無理に敵対することも無いような。
「とんでもない。彼らを野放図にしておけば、人々は魔物たちだけではなく、人間からも苦しめられることになる」
「え、えーと……」
話の核心がぼんやりとしすぎていて、どうにも全体像が掴めない。
「ちょ、ちょっと腰を据えて聞きたいんで、野暮用を先に済ませて良いですかね?」
「あ、いや、済まない。通りすがりの君達に、こんな愚痴を聞かせてしまって。いや、いいんだ。この問題は、この町の人間である私達でケリをつけないといけないんだ」
本当にやっておきたいことがあるだけなのに、別の解釈をされちゃったよ。
「困ってることがあるなら説明しておいた方が得だよー。勇者ってのは、こういう揉め事に首突っ込んで破格で解決するのが仕事みたいなもんらしいし」
何だか、シスの中で、勇者の職務内容が変な方向に脚色されてる気がしてならない。
「勇者……だって?」
「え、ええ、まあ一応」
説明すると長くなるし、家業に近いってことは伏せておこうっと。
「成程、先程のあの動き……若いというのに、それなりの経験を積んでいるということですか」
正直な話、あんなチンピラ、二週間も拳法を習えば熨せると思うけど、それも黙っておこうかな。