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 聞くところに依ると、枝野氏が民主党幹事長に内定したそうです。割と真面目に考えたんですが、あの人って選挙取り仕切れるんですか? 仕分けとは、全く別の仕事の様な。選挙って、欲望が渦巻きますから、汚れ仕事も一杯ですよね。潔癖っぽい枝野氏には、無理だと思うんですけどねぇ。つーか、小沢氏以外に選挙出来る人材って居るのかと。
 人気取りもここまで来ると露骨すぎて、退いてきました。

( ・ω・) それで支持率が上がる調査結果も、割と本気で退いてきた

「別に、ぶちのめしちゃってもいいんですよね?」
「そりゃまあ、死んだり再起不能の大怪我を負わない限り、それも彼らの仕事の内だからね」
「大丈夫です。僕、そこまでの体力は持ってませんし」
「んだぁ? このヒョロガキ、生意気な口叩いてっと、通りすがりの客だろうと容赦はしねぇぞ?」
「シスー。兄さんの剣、お願い」
「はいはい」
 折角だから、鞘を作ろうと思って持ってきたんだけど、流石に店内で、しかも人間相手に振り回す訳にはいかない。ここは一つ、身体だけで勝負しようかな。
「舐めんじゃ、ねぇ――」
『スカラ』
『ピオリム』
『バイキルト』
 チンピラたちがペラペラと口を動かしている内に、肉体強化呪文を三連で施し、一気に間合いを詰める。
 直接攻撃呪文なんか使わなくても、一年以上旅をしてきた僕にしてみればチンピラの一人や二人、どうってことない。
「ぐおっ!?」
 まずは片割れの土手っ腹に一発右拳を入れて、膝を折らせる。次いで左側に居たもう一方のふくらはぎを刈って、体勢をぐらつかせた。
 見れば眼前にはちょうど二人の顔面が近接していたので――僕はその片っぽを鷲掴みにすると、限界まで力を籠めてもう一方に叩き付けた。
「はぐぁ……」
 額と額がぶつかり合って、石が割れるみたいに良い音がした。
 意識を失って、その場に倒れ込む二人を見て、呪文を使う必要なんて無かったかなとも思ったけど、ま、もうちょっと強い可能性もあった訳だし、別に良いよね。
「さぁて、と。こいつら、ちょっとくらいは持ち合わせあるのかなぁ、っと」
「はい、別に身ぐるみ剥ぐ為に気絶させた訳じゃないからね」
 シスを飼い慣らすのは、どうにも難しくてしょうがない。

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