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 何か色々と、ブログ更新がグダグダで申し訳ありません。思い起こせば今年正月一日、初っ端からブログを更新し忘れたのが運の尽きでした。あの時、私は『もしやこの一年はグダグダ確定か!?』とか適当なことを抜かしましたが、実際、ここまでとは……。

( ・ω・) これより気を引き締め、シャキッと頑張っていきたいと思われます

「色々と、済まんかったの」
 ノアニールで一泊した後、僕達は挨拶を済ませる為、お爺さんが住む小屋に立ち寄っていた。
「いえ、僕達は何の役にも立ちませんでしたから」
 実際、謙遜でも何でもなく、今回の一件を解決したのは兄さんだろう。判断が最良であったかはともかく、少なくても真実に辿り着き、それを解決する手段を示した兄さんの仕事は、勇者として及第と言えるだろう。
「いつになるかは分かりませんが、又、お邪魔したいと思います」
「出来ればその時は、バラモスを倒し、世界を救った真の勇者として、の」
「ハハハ……」
 悪意は無いんだろうけど、苦笑いするしかない辺りが僕の器だなぁ。
「それと、息子さんとお嬢さんについてですけど――」
「ああ……万一に生きとって、何処かで見付けたら、お前らの若さがどれだけの迷惑を掛けたか、ぶん殴って教えてやってくれい」
 幾らなんでも、赤の他人の僕にそこまで出来る根性は無いですよ。
「後……」
 言ってお爺さんは、目を切った。
「駆け落ちしたと言っても、その面と孫くらい見せにこんかい、ともの」
「――」
 その言葉に、何を言うべきか分からず、声を詰まらせてしまう。だから僕は、たった一言だけ――。
「はい、分かりました」
 笑顔で、口にした。

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