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 米を購入した方に、糠を安く提供してくれるというので買ってみる。しかし、糠漬けを作る訳でもないのに、どうしよう? とりあえず、そのまま口へと……甘いような、苦いような。まあ、栄養剤だと思って、チマチマ食べることにします。

( ・ω・) きな粉と共に、美味しく食べる方法が無いものかなぁ

「あ……う……」
 一方その頃、女王様はうな垂れたまま、力無く膝を付いていた。
「これが、勇者の裁き……全てを知り、それを解放する力を持ちながら、私への罪を――」
 又しても、カチンときた。
「それは違うよ。兄さんは最初から、あなたの罪を問おうなんて考えてなかったはずだ。町の人達のことを考えて、悩んだ末に、これが一番良いと判断したんだ」
「だとしても――!」
 喉の奥から、搾り出す様な声だった。
「私にとっては、十二分以上の罰……耐えきるつもりだったはずの痛みが、又しても心に疼きだしたのです……」
 嗚咽と共に、四つん這いに伏せってしまう。そんな光景を、お付きのエルフ達は、只、おろおろと眺めているだけだった。
「ん~」
 そんな中、アクアさんが女王様に歩み寄った。
「エルフの皆様方、少し、席を外して貰って宜しいですの?」
「あ、え~……はい」
「よ、宜しく~」
 言って、おどおどとしたまま引き下がってしまう彼女達。正直、取り巻きとして、それはそれでどうなんだろうね。
「女王様。人に限らず、生きとし生けるものは、過ちを繰り返す存在ですの。そのことを背負って尚、前を見詰めないといけませんわ」
 ア、アクアさんが聖職者っぽいなんて、僕の耳がおかしくなった訳じゃないよね。

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