2010
昨日の衆議院北海道五区補選で、町村氏が過半数以上の票を獲得して返り咲きました。まー、三万票差ですか。思ったよりは広がらなかったですねと思ったら、世間的には惨敗なのだそうです。たしかに、幾ら不祥事に起因する補選と言っても、三万票で勝ってた選挙区が、一年そこそこで三万票での敗北というのは、相当痛いのやも知れません。つーか、支持率40%あるのにこれだけ負けるって、やっぱり私の言う、内閣支持層は選挙行かない理論はかなり当たってるんじゃないでしょうか。
( ・ω・) 一応、支持率自体が捏造という説もあるけど、裏も取ってないし封印しておこう
「でも、あの局面でどうしたら良かったかなんて、考えても分からないんだよね」
時系列を考えると、ヤマタノオロチはヒミコを殺して入れ替わる前に、ケインズ翁を亡き者にしたんだろう。その後、ジパングへと渡り、兄さんとトウカ姉さんと相対した。或いは、既に無かった三本の首の内、幾つかはケインズ翁が打ち落としたのかも知れない。
「そもそも、クリスさんの剣の腕でヤマタノオロチを倒せるんだろうか」
何しろ、どんな状況でかは分からないけど、剣聖とまで言われたケインズ翁を討ち果たし、兄さんと姉さんをも敗惨さしめた上級モンスターだ。並大抵の実力では、鱗一つ剥ぎ落とせないだろう。イヅナを手にした今の僕でも、十中八九、無理だと思う。
「それに、下手な手出しをすれば姉さんがどうなるか分からない」
言葉を発せないまま立ち尽くした理由は、何よりもそれが大きい。再会してからおよそ一年、姉さんは今も黄泉と浮世の狭間の様なあの場所で、今も唯、その時を止めているはずだ。かつて同じ時を過ごした者として、軽々な判断が出来ようはずもない。
「性格的には、どうなんだろうね」
「性格?」
「そ。もしクリスのねーちゃんが洞窟に入ったとしてさ。多少はあの巨大ヘビを動かせるトウカは、どういった応対すんだろうね」
「う……」
基本的に姉さんは、任務の為には自分の命さえ道具にしてしまいかねない不器用な人間だ。バラモス退治という大望があるからこそ、ああなってまで生きることを選んだんだと思う。兄さんの底抜けに前向きと言うか、能天気さに感化された部分も、あるんだろうけどさ。