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2023

1013

 ジブラルタル海峡と呼ばれる水域があります。イベリア半島の南端とモロッコの北端に挟まれている海を総称したものです。ジブラルタルの名は、東側の突端であるイギリス領ジブラルタルに由来しています。更に遡ると、この地を支配したイスラム帝国将軍の名前に行き着くとされています。ここは、地中海と大西洋を隔てる境界線で政治的に重要な地域です。ヨーロッパとアフリカ大陸を繋ぐ最短ルートなので、交易の要衝でもあります。その為、紀元前から争いが繰り広げられていました。何ならイギリスが飛び地を保有してるところから伺える通り、現代でも火種は燻ったままです。最も狭いところで14kmしかありませんが、外界と内海の境目だけあって海流が激烈かつ複雑で、泳いで渡るのは厳しいとのことです。それでも夏場になると小型ボートで命懸けの亡命を敢行する人達が絶えません。この距離ですから海底トンネルの計画は20世紀からありました。今のところ2025年の開通を予定しているそうですが、地質的な不安要素が多く先行きは不透明です。実現すれば歴史的転換点と言えますが、そううまくいかないのが人の世というものではあります。

(・ω・) まだボーリング段階らしいから、10年くらい掛かるかも

【そもそも関わらないのが大半だとツッコみたい】
マ:探偵土産の開発で、糊口を凌ごう考えとる。
玄:順繰りに説明して貰えますか。
マ:誰かて探偵事務所に世話なることはあるやろ。
  記念に小物を配布する習慣を広めて、
 権利金を徴収する仕組みを作る算段や。
玄:このような場所に訪れた事実は、
 ひた隠しにしたいのが一般人の心理だと思います。


【暴走を論理的に宥めるのが助手の仕事とも言える】
玄:それに何かの間違いで流行しても、
 コピー品が出回るだけじゃないですか。
マ:同業の倫理観どないなっとんねん。
玄:大体、探偵が手渡してくるものなんて、
 盗聴器なんかが仕込まれてると疑います。
マ:ここまで徹頭徹尾否定されると、
 むしろ清々しい気持ちになってきたで。


【他に頭を使うべき事柄は無いんですか】
マ:宿敵との決着は、どうすべきなんやろ。
玄:犯罪者ですし、司法に委ねるのが正道なのでは。
マ:大怪盗や殺人鬼が、
 粛々と裁判受けるんが様になるかっちゅう話や。
玄:脱走か不審死で有耶無耶にされることはあります。
マ:それはそれでモヤモヤが残るさかい、
 悩んどるところやねん。


【再び抹殺する機会が無くなる危険な技だぞ】
玄:世界的名探偵は、相討ちで亡くなっています。
マ:なんで悪もんの為に死ななあかんねや。
玄:殺したことへの反響が大きすぎて、
 実は生きていた展開になったそうですけど。
マ:読者に勝てへんのは昔から変わらんなぁ。
玄:この理屈だと相手も存命の可能性が残りますけど、
 ネタの水増しに丁度いい気がしてるんですよね。

 ここでいう世界的名探偵とは、言わずと知れたシャーロック・ホームズです。彼は犯罪界のナポレオンと呼ばれるジェームズ・モリアーティと共に消息を絶ちました。作者であるコナン・ドイル氏が限界を感じていた為に行ったとされています。なんやかんや10年くらいの時を経て再開することになったのですが、どういった心境の変化に依るものかは推察する他ありません。
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2023

1011

 枕を高くして寝るという言い回しがあります。心配事がなく安眠するといった感じの意味合いです。現代でもそれなりに浸透している表現ですが、どうして頭の位置が関係するのか疑問に思ったことは無いでしょうか。リラックスできる姿勢なんてのは人それぞれで、一般論に拡張できるものではありません。実は、中国の故事に由来するものだったりします。春秋戦国時代、つまりは戦乱の世での話です。こういった時勢では、敵襲に備えて熟睡なんてできません。大きな音がしたら飛び起きれるよう床に耳を当てる体勢が普通でした。そんな中、張儀という遊説家が魏の国を訪れました。遊説家というのは、諸国を回って見識を広め、有力者に意見を述べる人材です。当時は情報網が発達していなかったので、各国の事情を知る彼らはそれなりに重用されました。張儀が進言したのは、強国である秦と組むことで敵対する楚と韓を牽制するというものでした。そうすれば侵略される憂いは消え、枕を高くして寝ることができるでしょうという流れです。うまいこと言っているようで、秦以外の6国が連携するのを妨害するのが目的だったようです。事実、後回しになったものの魏は秦に滅ぼされ、始皇帝に依る中華統一が果たされた訳ですし。甘言には毒があるとか、口が回る輩は胡散臭いなどといった、色々な教訓が含まれているような気がしてきますね。

(・ω・) 寝れるだけで幸せなのを、文明人は忘れてる気がしてならない

【唐突に生えてくる昔馴染みはかなり怪しい】
マ:構成から逆算して犯人を割り出すんは、反則やろか。
玄:物語的な盛り上がりや意外性を考慮すると、
 かなり絞り込めはしますよね。
マ:名付けて、神の視点探偵や。
玄:主人公がそれをするとスッキリしませんので、
 突っ掛かってくる脇役が担いそうです。


【こういった極論こそ拗らせてませんかね】
マ:そんなんがおったら、推理マニアの迷妄と説教したるねん。
玄:何でそんなにやり込めたがるんですか。
マ:社会的地位がドン底の探偵が対等になれるんは、
 連続殺人事件の現場くらいやし。
玄:悲しい真実を突き付けられました。
マ:逆に言うたら、人類皆平等が実現するんは、
 殺し合ってる間くらいのもんちゅうことやで。


【頭が悪すぎる犯罪に推理の出番は無いからな】
マ:トリックに、再現性て必要やろか。
玄:百回に一回くらいしかうまくいかないけど、
 本番では何とかなりましたとされたら怒り出すでしょうに。
マ:グチグチと文句垂れるんは間違いないで。
玄:ある意味で緻密な犯行よりタチが悪い訳ですけど、
 確率の低さでバランスを取っているとも言えます。


【幾らか強引でもネタは消化していかないと】
マ:せやけど、ある程度の運は必要やんか。
  成功率がどれくらいまでなら許容できるもんなん。
玄:個人的に、八割を切る辺りから納得感が減ります。
マ:そんくらいなら、賭けてもええかもな。
玄:急場凌ぎで荒かった的な説明が入ると、
 作者も無理があると思っている雰囲気を察しますね。

 科学の世界では、同条件であれば何度やろうと結果が変わらないものしか成果として認めて貰えません。一方のミステリ界隈は心理的な錯誤や偶然で成立しても進行していきます。こういった雑な部分にツッコミを入れるのも楽しみ方の一つと言えるので、必ずしも悪いことでは無いのかも知れませんけどね。

2023

1008

 太閤という肩書があります。タイコウと読みます。本来は、摂政や関白、太政大臣に対する敬称でした。後世になって、これらに匹敵する職を辞したものの、実質的に引退していない人物が名乗る称号となります。豊臣秀吉が代表例で、太閤という単語を用いる際は彼個人を指すことも珍しくありません。太閤検地と言えば16世紀末に行われた大規模測量調査を意味する辺り、代名詞になっていることが伺えます。この例に倣って、低い身分から最高クラスの出世を果たした人を今太閤と称することがあります。初代内閣総理大臣伊藤博文や昭和の怪物田中角栄などが有名所です。そもそもの話として、摂政と関白になれるのは藤原北家だけでした。鎌倉時代に五摂家と呼ばれる、近衛、九条、二条、一条、鷹司の五家に分かれます。秀吉は近衛前久の養子になるという荒業で関白となり、一年半後くらいに豊臣の姓を賜って摂家に捩じ込みました。この無茶を押し通したからこそ、太閤のイメージが秀吉で固まったような気もします。とはいえ近代以降で真似するのは難しいでしょうし、今太閤のスケールが小さくなってるのは仕方が無いことなのかも知れません。

(・ω・) ってか同格だったら、比喩で呼ばれないか

【配慮してマイルドな表現を選ばれても困る】
マ:自白せーへん被疑者は、
 少しくらい法に触れる詰問してええんちゃうやろか。
玄:探偵も、推理の可視化を求められそうです。
マ:今の時代、生配信なんて余裕やしな。
玄:内容次第でアカウントが凍結されかねませんけど。
マ:えげつない過去を犯人が勝手に話しとるのに、
 なんでこっちが巻き添え食わなあかんねや。


【最低時給なのに求められるものが多い】
玄:ところで、誰が撮影するんですか。
マ:そら、助手やろ。
玄:一人で探偵や容疑者達を代わる代わる映して、
 音声も綺麗に拾う訳ですよね。
マ:プロ並のテクを期待してるで。
玄:時たま探偵助手とは何なのか分からなくなります。


【超速で飽きられる点だけが問題だ】
玄:逆上した犯人が攻撃してきたらどうします。
マ:戦場ジャーナリストは、真実を伝えるんが使命や。
玄:放送を継続すれば、視聴者が激増しそうです。
マ:リスクを背負わんで成長は見込めへんからな。
玄:発想が迷惑系と称される方々に似ていますが、
 分かり易い過激さは衆目を惹きつけます。


【最強ボクサーだって無敗とは限らないのに】
玄:古典的ですが真相当てクイズを開催すれば、
 盛り上がるかも知れません。
マ:それ、ウチが外したら赤っ恥やん。
玄:元々、的中させて当然と思われてますし、
 一回でも間違えたら永遠に晒される稼業では。
マ:有名なんがやらかした回は伝説的に扱われるし、
 電算機かなんかと勘違いしてへんやろか。

 当初は純粋に情報共有が目的で配信を始めるのですが、再生数が伸びず小手先に走り始めたりします。そして自ら凶悪事件を起こすという展開は、探偵作品としては反則かも知れませんが有りと言えば有りなんですかね。

2023

1006

 クロロホルムと呼ばれる化合物があります。トリクロロメタンの別名です。炭素原子を中心に、1つの水素原子と3つの塩素原子がくっついた構造をしています。常温だと液体で、溶媒や合成原料などで活用されています。かつては麻酔薬として吸引させていた時期がありました。しかし心臓に負担が掛かり、毒性も強い為に使われなくなっていきます。昏倒させる目的でハンカチに染み込ませて吸わせる展開を見掛けるのは、その名残と言えます。しかし現実にそんな現象は起こらないとされています。理由は単純で、一瞬では肺に充満するほど揮発しないからです。いきなり口を塞がれて、全力で息を吸い込む人は滅多に居ないでしょうし。首チョップと同じく、ファンタジー的なお約束と解釈すべきもののようです。現代なら意識を失わせるのに何かしら有用な物質があるかも知れません。しかし簡単に入手できるとは思えませんし、そこにリアリティを追求する必要性も乏しい訳でして。やっぱりクロロホルムか、それっぽい存在で良いんだなという話です。

(・ω・) 時計型麻酔銃に、マジツッコミを入れたりしないじゃんか

【もう一般人に戻ることは出来ない気がする】
マ:探偵と睡眠は、重要な関係がある思うねん。
玄:事件が起こったら、寝ずに動けるのが理想です。
マ:熟睡しとる間に犯行とか、恥晒しやで。
玄:その状況で体力を回復できる精神は凄いですけど。
マ:焼死を目の当たりにした直後に、
 バーベキューを楽しめるくらいの根性は欲しいわな。


【肝心の活躍がいつになるかを問い掛けてはいけない】
マ:ちゅう訳で、こういった平時に寝溜めしとくんや。
玄:探偵とは、不摂生の権化であるべきなのでは。
マ:どないな偏見や。
玄:ダメ人間だからこそ、非常時に映えるんです。
マ:一理はあるな。
玄:まともじゃない環境だから混乱しているだけで、
 信頼を積み重ねてる人の方が良いに決まってますけどね。


【チョコ系だと溶けるし選択肢が少ない】
マ:探偵の食いもんって、どないすればええんや。
玄:言われてみれば、探偵食とか聞いたことありません。
マ:有名所の好物はあっても、個人の嗜好やしな。
玄:お腹が膨れて、頭が回転すれば何でも良いのでは。
マ:一応、栄養バーは懐に入れとる。
玄:あまりに使う機会が乏しくて、
 封を切ったら粉々になっていそうです。


【事態の好転に寄与する要素が皆無】
マ:いっそ兵糧丸みたいなんを開発したろかいな。
玄:定着したら、名を残せます。
マ:推理以外で知られるのはどうなん。
玄:全くの無名よりはマシに思えますけど。
マ:現場で『あの探偵丸のマモンさんですか』ゆわれても、
 微妙な空気にしかならへんで。

 今年のお盆頃に体調を崩したのですが、体力の維持に食べることと寝ることが如何に重要か痛感させられました。本当に一杯一杯の時は、どちらもまともに出来なくなります。情報として何となく知っていましたが、体感すると肝に銘じざるを得ないのです。

2023

1004

 マスケット銃と呼ばれる武器があります。マスケットにも銃器という意味が含まれているので重複していますが、分かりやすくする為に付けたのが定着したと思われます。ライフリングが施されていない、先込め式の滑腔銃を総称したものです。火薬と弾を詰めて火を付けるという観点では、日本史でお馴染みの火縄銃もマスケットに分類されます。語源は、フランス語でオスの灰鷹を意味する単語から来ているというのが有力視されています。御存知の方も多いかと思われますが、銃弾の弾道はライフリングの有無で大きく変わります。進行方向に対して垂直に回転させることで空気を切り裂き、軌道を安定させる訳です。この火器業界に於ける大革命が実用化されたのは19世紀に入ってからで、別物と言って良い性能になります。なのでマスケットはここで死に絶え、前時代の骨董品と化しました。言い換えると、時代を表現する小道具として便利なのです。17~18世紀と言えば主にカリブで海賊が大暴れしていた時期でもあるので、代名詞的存在と認識している方も多いでしょう。前述の通り、射程が微妙な上に精度も低いので、どれほど役に立ったかは怪しいものがあるんですけどね。

(・ω・) 決闘にも使われたが、恐ろしいほど当たらなかったとか

【最初に食い付かせるのが大仕事だからな】
マ:かつての名探偵が現代に転生するネタはどうや。
玄:時流に乗りまくってますね。
マ:今時どないしたかて被るんやし、開き直るで。
玄:その精神性は必要なものですけど。
マ:ライバルも同じ境遇いう手垢まみれを予定しとる。
玄:そこまで行くと、一見だけしたくなるのが術中です。


【前世でも世捨て人みたいな生活をしてただろうに】
玄:どのくらい昔の方を想定しているか分かりませんが、
 今の知識と常識に対応できるんでしょうか。
マ:スマホ一つ取っても、泡吹いて倒れるかも知れへん。
玄:そういった人物が本質を突く展開は受けそうですが。
マ:助手のサポート能力が問われるな。
玄:要介護探偵と呼ばれないかが気掛かりで仕方ありません。


【師匠だけでええやん感が拭いきれない】
玄:この設定だと、当代の名探偵が噛ませ犬になりませんか。
マ:しゃーない、必要な犠牲や。
玄:或いは、この業界は進歩が無い暗喩とも言えます。
マ:尾行や調査ならいざ知らず、
 推理の技術なんて一代限りで継承されへんし。
玄:考えてみれば後継をしっかり育ててから引退する方は、
 私が知る限り少ないです。


【増やすだけ増やして手詰まりになるソシャゲだろうか】
玄:末期は歴代探偵勢揃いで、犯人に同情するんでしょうね。
マ:敵役は徹底的に叩くべきいう、ヒーローもんの論理や。
玄:結論に大差が出る訳でもありませんし、
 謎解き役が複数居る必要性は無いと思いますけど。
マ:とりあえず新規参戦させときゃ話題になるし、
 活用方法は後で何とかしたらええねん。

 ベッタベタですが、シャーロキアンの主人公が転生ホームズと共に事件を解決するという話は普通に成立するような気がしてなりません。著作権もとっくの昔に切れてるでしょうし。既に存在しているかも知れませんが、私が書く可能性はゼロなので、そこら辺は大した問題じゃないということにしておきます。
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