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 割と最近、本気で思ったのですが、支持率調査って何なんですかね。いや、まあ、支持するかしないかって判断は良いんですが、政権への評価が、支持する、支持しないの二択って、ありえなくね? もうちょっと細分化しましょうよ。とりあえず、外交問題、経済・雇用対策、福祉・教育関連、財政規律、政治とカネ、時事問題(今なら震災・原発辺り)の項目くらいに分けて支持不支持を問うべきです。
 まあ、これで以前、菅内閣の評価を評点してみたら、百点満点で平均7点になりました。ちょっと前なので、今は更に下がってるかも知れませんが。ちなみに大学と一緒で、最低レベルが60点で可、70点で良、80点で優、90点で秀です。

( ・ω・) この六つのことすら考えたことない層が支持してると、私は信じてる

「ってか、シスってそもそも、人間というか、生き物の生体エネルギーを感知してるんじゃなかったっけ?」
 ハン・バークでトーマスさんに会った時、そんな事実が露呈した様な。
「そのシスが特に変なこと言わなかったんだから、幻って線は無いよね」
 それにしても、この手のことに関して、僕のシスに対する信頼度合いは、既に半端ない領域に突入してないだろうか。
「そりゃ、只の視覚的、聴覚的なだけの幻ってんなら、あたしにゃ効かないけどね。完全に人間っぽいものを作った可能性は否定しないよ。魔法詳しくないし、そういうのがあるかどうかまでは知んないけど」
「少なくても、僕は聞いたことない」
「私も」
「わたくしも、ですの」
 若輩とはいえ、魔法の専門家三人が聞いたことすらないんだから、少なくても一般的なものじゃないよね。
「それで、どうしようか」
 外の様子を確認するのは、ほぼ確定事項だけど、問題は編成とタイミングだ。全員で行くのか、二・二くらいに分けるのか。そして、今すぐなのか、ちょっと様子を見てからなのか。
「アレクさんとシスさんが先行して表に出て、わたくしとシルビーさんが後方から支援するのが良いと思いますわ」
「理由は?」
「魔法と白兵戦が出来るアレクさんが第一の戦闘要員として、人間索敵機の異名を持つシスさんを支援するのが合理的だと思いますの」

 


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 先頃受け取った電波! 

「くっくっく。ついに、東ノ宮が動き出したか」
「我ら西ノ宮一族に逆らうとは何たる浅薄」
「北ノ宮、南ノ宮もろとも葬り去って、中ノ宮の称号を手に入れてくれるわ」

( ・ω・) 俺じゃないよ。電波を発する、朱い小鳥がいけないんだよ

 成程、それは道理だ。僕は立ち上がって服の乱れを直すと、イヅナに手を掛けて、臨戦態勢を取った。
 外は、まだ暗い。だけどたしかに、何か不穏な空気を感じる。それはシルビーさんの時とは違う、ドス黒いものだ。
「起こさないように、そっと出よう」
「そのことなんだけどさ」
「三人とも、見当たらない」
「……」
 はい?
「居ないって、居ないってことだよね」
 気が動転して、明らかに言ってることがおかしいよ。
「さらわれたってこと?」
「見張っていたわたくしに、気付かれずにですの?」
 そりゃまあそうだ。幾ら魔物にメチャクチャ強いのが居るって言っても、そこまで常識外れなことされたら、勇者候補生はとっくの昔に殺され尽くしてるよね。
「もしかして、最初から存在してなかったとかね」
「シス、何、変なこと言ってんのさ」
 四人が四人とも同じ幻覚を共有するとか、見当たらない事実以上に突拍子もない話だ。いや、でも、マヌーサを応用すれば出来なくも無いのかな。唯、持続性が無いから、人間がやろうとしたらすぐ近くで呪文を維持しないといけないだろう。それをシスに気付かれないってのは、不可能に近い。高位魔族なら遠距離でも可能かも知れないけど、そんなことをする理由が無い訳で――。

 


 日本政府というものを、大雑把に上場企業に例えると、総理はサラリーマン上がりの社長、大臣が重役、そして国会議員、国民が株主といったところでしょうか。株主として多数派なのは国会議員ですが、国民もそれなりの比率を持っているので無視出来ません。その上、大株主である国会議員の権利を定期的に剥奪する力を持つのが国民なのですから、普通の企業でしたらかなり気を遣わないといけないお客様のはずなんです。ええ、普通は。
 何で、ここ数十年、国会議員があそこまで増長したかと言えば、結局のところ、ひとえに国民がアホで浅はかだからに他ならない訳で。身銭を切ってる一般投資家の必死さを、見習うべきだとは思うんですよね。つーか、税金取られてる上に、生命と財産の安全保障も形式上されてる訳ですから、そんなもんじゃ済まない気もしますけど。

( ・ω・) まあ、一般投資家にも、括弧笑いをつけたいアホが居る事実は否みませんが

「という訳で、夢の怖さも薄れたから、大体満足。思う存分、寝るが良い」
「うん、それじゃ、お休みなさい」
 ふむ。今回の会話で分かったこと。やっぱり、シルビーさんは良く分からない。分からないことが分かるって、何だかちょっと哲学的ですらあるよね。

 夢を見た。
 兄さん、姉さんと一緒に無邪気に遊びあっていた、あの頃の夢だ。
 三人で、一緒に居ることを何の疑問にも思わなかった。今ではみんなバラバラになっていて、在りし日の思い出が、際立って素晴らしいものに思えた。
「ん?」
 不意に、世界が揺らいだように思えた。そりゃまあ、夢なんだから、何が起こってもおかしくないっちゃおかしくないけど、何だかこの感じ、前にもあったことが――。
『ザメハ』
「ギャッ!?」
 覚醒呪文ザメハは、本当に目だけはすぐさまパッチリ覚めるけど、精神への衝撃具合が半端ない。専門外だから如何ともしがたいけど、僧侶系統呪文の研究者は、もう少しそこのところの実用性を考えて改良して欲しいと切に願う。
「起きた起きた」
 目を開けてみると、シスとアクアさん、そしてシルビーさんが並んでいた。
「何があったの?」
「それが分からないから起こしましたの」

 昨日の話の続き。まあ、人生のセーブアンドリセットシステムは色々と取り沙汰されてますが、羽柴秀吉の人生は、これを活用したとしか思えない上り詰めっぷりだと思うんですよ。晩年の迷妄っぷりは、モチベーションの低下で、やり直すの面倒になったということで纏まっています。

( ・ω・) 尚、俺はこのシステムを搭載していても天下人に上り詰める自信はない

「まあ、嫉妬の炎を燃え上がらせるのはこれくらいにして」
 そうして下さい。半ば時間潰しって言っても、話に発展性が無いので。
「不本意ながら、クレインとリオールが私を上回る才を持っていたのは事実。となると、やはり不可解なのは、その様な能力の持ち主を集めて一体、どうしようと――」
「それは僕も考えたんだけど、サッパリで」
 結局のところ、動いて情報を集めないと、こっちとしても手の打ち方が思いつかない。
「もしやバラモスというやつは、老若を問わず、人間の男が好きなのではないかと――」
「無いと思うけどね」
 たしかに、今のところ囚われてるらしいのはメロニーヤ様、クレイン、リオール君と、男ばっかりだけど、だったらもうちょっと世間的に男性限定の失踪事件が起きていても良い訳で。少なくても、僕達が巡った地方ではそんな噂、欠片も聞いたことないから、やっぱりこの線は無いよね。
「ありがとう」
「はい?」
 いきなり謝辞を口にされたものの、それが何に対してのものか分からず、頓狂な声を漏らしてしまった。
「恐らく、ここ以外に飛ばされていたら、何をしていいものか判断できず、頭に血がのぼったまま、ネクロゴンドに乗り込み、すぐさま返り討ちにあったはず。それは犬死にに他ならず、私の生を否定するものだった」
「ん。まあ、そんなにかしこまらないでよ。僕としては、僕が思ったことを言っただけだから」
 向き不向きはあるにせよ、魔法使いたる者、感情に溺れず、理で以ってことに立ち向かわないといけない。諭す様に言ってしまったけど、これは自分自身に対して言った部分もあるんだからさ。

 変な夢見たぞ、フルァ、シリーズ。
 シチュエーション、どっかの屋敷で何か命を狙われる俺。その屋敷を脱出する為のスペクタクルアクション。何度死んでも、自分の好きなところからやり直せる、ゲーム世代らしい設定だ。但し、死ぬ時の痛みと恐怖はきっちり引き継いでるぞ。精神が崩壊するのと脱出できるの、どちらが先かな。
 何これ、俺の脳内、怖い。どういう経緯を経て、こんな訳分からないビジョンを映像化したんですか。

( ・ω・) 尚、俺のその後については、全く憶えていない

 未だ賢者として完成に程遠そうなリオール君が数に入っているっぽいだけに、あまり年齢は関係無さそうな気がする。
「あ、そういう観点では、ジュリも無いとは言い切れないかも」
「又、新たな名前が」
「知り合いの、人形使いの女の子。年齢的にはトヨ様と同じくらいだけど、純粋な魔法の才能はちょっと下かな」
 方向性も、ちょっと違うしね。度合いについては、どれくらいのものかまでは良く分からないけど。
「何でこう、ポコポコと。
 ええい、前師匠め。私達姉妹を、『知り得る限り屈指の才能の持ち主』などと言ってたのはやる気にさせる為だったな」
「それも師匠としての選択肢だと思うけどね。ってか、人間、両手両足全部揃ってれば、二十本ある訳だから、そこまで無茶でも無いんじゃない?」
「その屁理屈の方が、よっぽどの無茶」
「或いは、その師匠の交友関係が、意外と狭かった可能性も」
「……」
「ん?」
「それが無いと言えない辺りが、元弟子としては情けない」
 魔法屋っていうのは半分研究職だから、部屋に閉じこもっちゃう人が多いのは、構造的にしょうがないとは思う。半ば強制的だったと言っても、僕はこうして世界を見て回ってる訳だから、そういう意味では良いことなのかも知れないね。
「師匠……師匠が思うより、世界は広うございました。シルビーはこれで心置きなく、あなた様に対してお暇と叩き付けることが出来まする」
 いや、仮に技術的に学ぶべきことが無くなっても、人として敬意だけは示しておこうよ。人間的なことに関しては、最初から諦めろっていう話もあるけどさ。



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