2015
野球には、代打という制度があります。打者が打席に立つ際、ベンチに残っている選手と交代することで、代わりに打つことが許されるルールです。代打を出すパターンとしては、投手や打撃を期待できない選手に対して、或いは投手との相性を鑑みて、少しでも期待値の高い選手を起用するのが一般的です。そしてこの代打、日本語英語でもアメリカ英語でも、ピンチヒッターと称されます。ここで不可解なのは、チャンスを作る、ないしはチャンスをものにする為の選手起用なのに、何故『ピンチ』ヒッターなのかということです。何でも、野球の黎明期には負傷退場など危機的状況でしか選手交代は認められなかったのが由来なのだとか。ネットで調べた薄い情報なので、本当なのかは知りませんが、百年以上受け継がれているのは事実な訳で、それはそれで凄いことなのではと思います。日本で抑えはかつてストッパーと呼ばれるのが一般的でしたが、最近はメジャーでよく使われるクローザーに押され気味になっていたり、結構、緩いものなんですけどね。そういう意味で、代打という言葉を多分作った正岡子規の日本語力は大したものだと思います。打つ人が代わる、これ以上に的確な訳があるでしょうか。いや、ない。
(・ω・) 反語って、使いたくなるけど使うと妙に照れくさいよね
【肉だと思えばそれは肉なのだよ】
白:てかさ。そもそも肉ってなんなの?
黄:まさかの、根源的問いなんだよぉ。
白:今まで、味とか、食感とか、見た目で肉って認識してきたけど、
どこからが肉かって言われると、返答に困るなぁって。
黄:昔、どっかのオッサンが知覚できる範囲が存在の全てって言ってたけど、
まさか肉に応用されるとは、思ってなかったと思うんだよぉ。
【出来の悪いバグほど増殖する】
白:こう、生き物を大雑把に植物、草食動物、肉食動物に分けるとするじゃん。
普通、肉って言ったら動物のことなんだけど、
プランクトンや昆虫にだって、この食物連鎖はある訳で。
黄:何言ってんだこいつ、なんだよぉ。
朱:い、一緒に考えてあげましょうよ~。
黄:これの唯肉論的発想に付き合ってると、こっちの脳内まで肉で埋め尽くされるから、
適当に切り上げるのが吉なんだよぉ。
【流行らせようとしてるのか】
白:ん? ひょっとして生物史上で、肉を肉と初めて認識したのって捕食型生物?
どう考えても、単細胞だよね。
黄:まだ続いてるんだよぉ。
朱:肉は、宇宙そのものなのかも知れませんね~。
黄:世界で一番染まりやすい朱雀がこうなってしまうことは必然ととるか、
電波合戦で朱雀に勝ったと見るかで、唯肉論の評価が変わってくるんだよぉ。
【あいつら普通に噛んでくるけどな】
黄:一般論で言えば、肉扱いされるのは哺乳類、爬虫類、鳥類なんだよぉ。
白:両生類はアウトだっけ。
黄:カエルを認めるかどうかは、個人個人の判断に委ねようと思うんだよぉ。
朱:この際、鳥類を除外は無理ですかね~?
白:ネコ科として、それは許容不可だね!
猫:うまーお。
朱:か、飼い猫に手を噛まれるとは、まさにこういうことなんですね~。
ちなみに、存在することとは知覚することと言ったのは、ジョージ・バークリーだそうです。ググった程度の知識なので、マジレスは勘弁してください。
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2015
町中を散歩していると、色々なものが目に入ってきます。朝は、猫をよく見掛けるのがいいですね。この間は、飼い主なのか、おじさんの後をトコトコ着いていく猫が居ました。もちろん、首紐も無しにです。珍しいものを見たような気もしつつ、時たま何かをチェックするように後ろを振り返っていたのが気に掛かりました。もしかすると、何かに追われている一人と一匹なのかも知れません。
他にも、お邪魔したことはないのですが、『パスタ専門店』と書かれた食堂を発見。ほーむ、日本人は麺類が好きですからね。こういった形態のお店も成り立つのでしょうとメニューを見てみたら、『パスタセット~~円』『ドリアセット~~円』の文字が。パスタだけ出す店と違うんかい。専門とは何かを、もう一度考え直してみたい気持ちになりました。きっと専門学校みたいに、主たる専攻はあっても、他の科目もそこそこ履修できるみたいな感じなんですよ、適当ですが。
そういえば、前々から気になってるお店に、溶岩パンという看板を掲げているものがあります。岩をドロドロに溶かして、その熱で焼くのかと思っていたのですが、調べてみれば、窯に溶岩を使っているとのこと。よくよく考えてみれば当然の話なのですが、やっぱりちゃんと知ろうとするというのは大切だと思う次第です。
(・ω・) 尚、散歩してアイディアが浮かぶという物書きは多いが、私はサッパリだ
【肉が苦手な人に聞かせてあげたい】
白:うーん、さっき朱雀も言ってたけど、味付け変えてみようかなぁ。
黄:あっさり目に作ると、夏場なんか食が進むんだよぉ。
白:でも、あんまりさっぱりしすぎてると、肉としての価値が減る気がしない?
むしろサラダ辺りと変わらなくない?
黄:肉食獣の価値観はどこまでズレているのか、
一度徹底的に洗い直してみるべきではなかろうか、なんだよぉ。
【果汁三パーでもフルーツジュースみたいな】
朱:白虎さんにとって、牛丼は肉料理に入りますか~?
白:え、あれって肉の合間に掻っ込むくらいの立ち位置じゃないの。
黄:初っ端から、飛ばしてるんだよぉ。
白:やっぱ肉成分が五割を超えないと、
肉をメインにしてるとは言えないんじゃないかな。
黄:算数的に考えると正しいことを言っているように聞こえるけど、
世の中、そう単純では無いんだよぉ。
【食後の舌なめずりまででワンセット】
白:ハンバーガーって、トーストと同じ括りの食べ物だよね?
黄:ハンバーグを十段重ねくらいして、ようやく認めてくれそうな勢いなんだよぉ。
朱:それって、ハンバーグを食べるのと大して変わらないじゃないですか~。
黄:顎さえ何とかすれば、手を汚さず、食器無しで食べられるんだよぉ。
白:肉を語る上で汚れるのを嫌がるだなんて、素人の言うことだと思うけどね。
【食性の壁はでかいな】
白:基準としては、ドネルケバブ辺りかな。
屋台でたまに見る肉の塊焼いてる奴。もちろん、削いだりしないで丸かじりで。
黄:あれも、削った肉をパンズとかに挟んで食べることが多いんだよぉ。
白:そういう話聞く度に、分かってないなぁって言わざるを得ないよね。
黄:肉食獣に肉の食い方がなってないとツッコまれるのが、
人類にとっていいことなのかどうなのか、少しばかり考えさせて欲しいんだよぉ。
人間が食べることを考えると、基本的に肉食獣はまずいそうですが、食べようとする動物があんま居ないんだから、当然のことかも知れませんね。
2015
私は長年、日本の仏教にピンと来るものがありませんでした。原始仏教は割と好きなのですが、何でかなーと考えてみるに、多分、大乗仏教だからですね。詳しい定義があるのかは知りませんが、大乗仏教は世界の全ての人を救う、小乗仏教は悟りを開いた選ばれた民だけが救われるってことだと認識しています。根本的な話になりますが、仏教とはどのような宗教なのでしょうか。二千五百年近い歴史と、アジアを中心に、相当広い地域に分派しまくってるので一概には言えない面もあります。なので私個人の考え方になりますが、そこら辺は御留意を。
釈迦は、当時インドで勢力を誇っていたバラモン教に疑問を抱いて出家し、修行の末に悟りを開いて、仏教の開祖となりました。生涯のエピソードはたくさん残っていますが、基本の一つに、真理の探求を重視しているように見受けられます。その上で弟子達との議論も好んで行っていたようです。つまり原始仏教はどちらかと言えば哲学に近いものがあり、バラモン教を下敷きにしているから宗教的な感じで扱われた面はあると思うのです。ユダヤ教を下敷きにしたキリスト教に近いものがありますね。そしてこの頃の仏教における一つの目標は、輪廻の輪から抜け出し、極楽へと解脱することがあります。つまり原始仏教は思いっきり小乗仏教なのです。戦乱や飢饉で荒んだ世の中の救いとして、誰もが救われる大乗仏教へと変節したこと自体を否定する気はないのですが、原型を留めてなさすぎて、なんだかなぁと思ってしまいます。
人は、苦難を乗り越えることで快感を得られる生物です。難易度ゼロのことを幾らやって結果だけが出ても、確実に飽きます。ゲームで、適度な理不尽を味わいつつも、クリアや勝利へと向かうのが、本質的な楽しみ方なはずなのです。なのでやっぱり、ハードル低めに設定されて極楽へ行けるとか言われてもなぁと思う訳で。大体、真理を探求するくらい限界まで脳を使わないと、人間ってのは進歩しないと思うのですよ。その為の素材として、原始仏教は色々と考えさせられる部分があります。極楽や輪廻があるとかないとかは、本質的な部分から外れるから、どうでもいい話ですよね。
(・ω・) あくまで、平和な現代日本に生きてる奴の戯言だという説もあるぜ!
【どちらがマシかは誰にも分からない】
白:まいったなぁ。来週、家族で肉祭りやるのに、
こんな調子じゃ何言われるか分かったもんじゃないよ。
黄:その珍妙な大会はなんなんだよぉ。
白:ん? 皆で原生林に入って、
一日掛けて食べられそうな肉集めて、夕方に食い散らかすの。
黄:こんな微妙な気分になるなら聞かない方がよかった気もするけど、
放置しておくには、あまりに大きなツッコミどころだったんだよぉ。
【認め合うことの難しさよ】
白:狩った量と質もそうだけどさ。
どれだけ食べられたかも順位付けに大きく影響するから、
食べられないってのは困るんだよね。
お母さんに勝てないのはしょうがないにしても、
二位確保しておけば発言力上がるしさ。
黄:これが発言力に影響することにカルチャーショックなんだよぉ。
朱:世の中の価値観は、コミュニティ毎に違うってことですね~。
【おだてた豚よりタチ悪い】
白:褒められたんだよね?
黄:そういうことにしておけば誰も困らないから、
それでいいのではなかろうか、なんだよぉ。
朱:あ、あまり肯定しすぎると、捕食対象が困る気がしますけど~。
黄:こいつらが人の話を聞く訳ないんだから、
どう言おうとも、狩られる数に変わりはないんだよぉ。
【地球は僕らの放牧場】
白:ちなみに、新種だったりすると高ポイントだね。
黄:その情報は本当に必要だったのか、なんだよぉ。
白:少なくても、人類史で見て誰も食べたことないんだよ?
黄:そういう表現をすると凄いことの様に聞こえなくもないけど、
公的に記録が残ってないだけで、
白虎の一族の誰かが一度くらい食べてそうなんだよぉ。
窮奇以外の白虎の兄弟姉妹は出番があるのか。ねぇだろうなぁと思いつつ、何が起こるか分からないのが黄龍ちゃん。
2015
この文章には、『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』のネタバレがガッツリと含まれています。三十年程前の作品ですが、これから読まれるという方は御留意下さい。
最近、『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』を読み返す機会があったのですが、よくよく考えてみると、冷戦構造をモチーフにした部分がある気がしてきました。人間そっくりに作られたリルルがスパイとして潜り込むのは当時、西側と東側の間で盛んに行われていた手法です。ジェームズ・ボンドの007に代表されるスパイ作品も冷戦中は大量に作られていたので、着想の一つだったのでは思われます。
他にも、リルルは何度となく、祖国メカトピアの為にという言葉を使います。そしてかつては階層社会であったメカトピアに平等主義が浸透したという話から見るに、旧ソ連がモデルなところは否定できない気がします。最終決戦の、どれだけ兵士ロボットが壊れようとも大局的に勝利を収めればいいという戦い方は、旧ソ連そっくりです。兵士は畑で穫れると揶揄されていただけのことはあります。このアホかと思う人海戦術が、局面に依っては意外に有効だったりするのが、戦争の難儀なところです。前線兵にとっては溜まったもんじゃありませんが。
メカトピアの祖であるアムとイムに競争本能を植えつけたことが、建前上は共産主義のソ連っぽい国を生む下地になったというのは、何とも皮肉溢れる話ではあると思います。
(・ω・) やっぱり子供向けだろうと、社会の勉強をしないと面白いものは作れないんだな
【割とそういう風に成り立ってる説】
白:ガツガツ、ムシャムシャ。
黄:相変わらず、よく食べるんだよぉ。
朱:ここまで来ると、生態系に寄生してるように見えますよね~。
黄:食物連鎖の頂点なんてそんなものの気もするけど、
とりあえず今日も世界は回ってるんだから大丈夫ということにしておくんだよぉ。
【ペットフードのヘビーローテときたら】
白:……。
黄:どうしたんだよぉ。
朱:た、足りないんでしたら、お持ちしますよ~?
黄:デザートにされることに怯えすぎなんだよぉ。
白:いや、なんか肉、飽きたかも。
黄:肉食獣にあるまじき発言があったようで、
あれだけ食ってりゃ、そりゃそうだろうという二つの意見が戦ってるんだよぉ。
【自己催眠最強説到来】
朱:そもそも~、食べ物に飽きるってどういう現象なんですかね~。
栄養があるなら、いくら食べてもいい気がするんですけど~。
黄:同じものばっかり食べてたら偏るからじゃなかろうか、なんだよぉ。
朱:でも、味付けを変えれば結構イケるとも言いますよね~。
黄:結局、脳なんて騙くらかすのは容易で、
そこんところを極めるのが悟りの類なのかも知れないんだよぉ。
【これがいわゆる三角食べか】
白:いやさ、肉を食べ続けるだけの人生で本当にいいのかって、
ネコ科なら誰しも思うところだよ。
猫:まーお。
朱:ど、同意してますよ~。
黄:魚でも食ってろ、なんだよぉ。
白:そっちも飽きたら、生きてくのが大変じゃん。
黄:そん時は畑の肉と称されるけど、
微妙に認められてない大豆でも食べて凌げばいいんだよぉ。
大豆を肉っぽく加工した食品はありますが、宗教上の理由もないので、特にメリットを感じない食べ物であります。
2015
日本の政界は、与党も大概だが、野党はもっとどうしようもないと言われて久しいです。少なくても、私はそう認識しています。では、何故こうなってしまったのかと、少し真面目に考えてみたいと思います。とはいえ、戦後の政界史に詳しい訳でもないので、すごーくざっくばらんですが。
一つの問題は、日本人は政治家を尊敬していないことにあると思います。何がどういう経緯があってこうなったのかはよく分かりませんが、むしろ軽蔑すらしています。たしかに、昭和の頃から汚職は日常茶飯事だったとは言えますが、政治の世界にこの手のことはつきもので、世界の平均から見れば、マシな方な気もしているのですが。もちろん、いいこととは言いませんが、全てを廃絶することが可能かと言われると、クエスチョンマークが頭の上に出てきます。目を光らせる必要性はありますが、これそのものを政治不信の原因とするのは安直かなぁと思います。人間って、欲深い生き物なのです。
ともあれ、それが一因となってか、日本人で政治家を志す人材は、少数です。際立って有能な人材が政治家を目指す例など、無いのではないかとすら思えます。元官僚の政治家は少なくありませんが、日本国に影響力を持ちたいのであれば、事務次官レースに勝った方がいいですから、基本的には落伍者という認識です。とはいえ、そこらの一般人よりは優秀でしょうが、政治家と官僚は必要とされるものが違いますから、対応できているかと言われると怪しい感じです。結局のところ、人材難が極まって、その中でも上澄みが与党に行くものですから、野党は察してくれといった感じになるんじゃないかと。政治家人生、自民党に所属できるものなら、普通は所属したいと思いますからねぇ。所詮、五十五年体制以降、自民連立以外が与党になったことは累計で五年やそこらで、実績が違いすぎます。小沢一郎氏が目指した二大政党制も、野党を育てるという意味で言えば、悪くない構想ではあったんですけどね。民主党の質が悪すぎたせいで、しばらくは実現しそうもありません。日本人は細川政権のことなんかすっかり忘れて民主党政権を誕生させましたから、あと十五年もすれば分かりませんけど。
(・ω・) まああれだ、結局は国民にも責任があるって、忘れんなよ!
【存在自体が矛盾みたいな生き物】
マ:メタトロンがなんや始めたっちゅうから、冷やかしにきたったでー。
朱:ここまで来ると、信念を持った立派な方にすら見えますよね~。
黄:確実に錯覚なんだよぉ。
マ:いや、嬢ちゃんの言う通りやで。
どないなことでも、真面目にやればその行為は尊いねんで。
黄:おちょくりに来たと公言してる輩が言うのもどうなんだという気分だけど、
悪魔だし、まあ致し方なしといったところなのかも知れないんだよぉ。
【台本と予定調和が奏でる交響曲】
メ:やる気を出した私に、悪魔の妨害なんて通用しない。
黄:こっちも、まるで説得力を感じないんだよぉ。
マ:せやなー。そないに立派なメタトロンはんには、
こないに立派な羽毛クッションは要らへんねんなー。
メ:ピクッ。
黄:うん、まあ、そのなんと言うか、
推して知るべしとは、まさにこういう時の為にある言葉なんだよぉ。
【大体自業自得じゃないかな】
メ:ああ、このふかふか感と太陽のぽかぽか感。
全身から力が抜けていくのが分かる。
黄:もうこいつ、ダメかも知れないんだよぉ。
朱:いえいえ、ここが世界の桃源郷と言っても過言では無いですよ~。
猫:うまーお。
黄:ここでお前ら仕事はどうしたって言ってしまうと自殺行為な辺り、
世の中とは理不尽なものだと思うんだよぉ。
【一体どうしろって言うんだ】
マ:これが悪魔の力やでー。
黄:敵には回したくないんだよぉ。
白:この、味方にしても嫌がらせされそうな感じが、また凄いよね。
黄:結局、傍観が一番ということなんだよぉ。
マ:ウチらの営業力は、世界でもトップレベルやけどなー。
強大な力を持ったものがやる気を出したところでいいことなんてない。そんな教訓が含まれているとか、適当なことを言っておきます。