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 うん、とりあえずはまあ、何だ。ここに到るまでの経緯はややこしいような、そうでもないような。分かり易く纏めてみるよ。

K:さぁて、次のアクアさんはどうするか。
俺:学生とかどうよ。
K:おk、把握。
俺:ブレザーで、ブレザーでお願いします。
K:おまいはブレザー好きだなwww
俺:えっへん!
K:できたよー。
俺:うほっ、いい女学生。みなぎってきた! この勢いでコントも書くよー!

 といった感じでしょうか。大体合ってると思います。
 ちなみに、『何で色塗ってないのー?』という質問に関しましては、-keighさん曰く、塗るレベルに達していないからだそうです。

( ・ω・) 最近、めっきり伝統芸能職人っぽくなってきた気がしないでもない

「結局は、チヤホヤもてはやされたいが為にやっていたのであろうな。女連れなどという時点で、お里が知れるというものだ」
「アリアハン人ってのはこれだからいやぁよねぇ。今でも自分達が世界の中心だなんて思っちゃってるんだから」
「うむ。過去の栄光にすがることしか出来ぬ、哀れな存在よ」
「そういえば、彼は父親も勇者なんだっけ」
「親の七光りって奴かぁ? いい女まで連れやがって、気に食わねぇことこの上無かったぜ」
「女なんか連れて旅をするなんて軟弱な証よぉ。やっぱり男一筋っていうのが、正しい道よね」
「いや、それはそれで意味が違う様な気も」
「いずれにしても、勇者などという幻想に囚われず、もっと広い視野を持てということだ」
「そうだな。あんなのを立てて、すがんなきゃなんないアリアハンも、随分と落ちぶれたってことか」
「やっぱり人間、自分の力で生きていかないとねぇ」
「一人で立ち上がることも出来ない、君が言うのもどうなんだろうか」
「ハハハ。まあ、そう言うな。ヘラルドの身体の問題など、アリアハンの体たらくに比べれば、どうということもあるまい」
 何かが、僕の中でブチリと切れたかの様な音がした。何だろう。この人達をぶちのめすことが出来るなら、他のことはどうでもいいって言うか。
「ねぇ、お師匠さん」
「ん?」
 もう、設定や演技を気に掛ける余裕は無かった。
「酔い潰すのも、ここで幹部連中を足止めするのも、結果としてみれば大差ないよね?」
 もちろんこれは、僅かに残った理性で紡ぎ出した詭弁だ。本心は唯、目の前の全てを壊したいだけ。そんな自分に、軽い高揚感さえ覚えていた。

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 レディースエンドジェントルメーン(特に変態的な意味で)。お待たせ致しました。連載開始から早一年以上、おとぼけ僧侶として一部読者の心を掴み、そして大多数の読者を撹乱してきたアクアが、ついにビジュアル化されました。

 まー、逆に考えてみましょう。例えば、教会に行ったとします。その時、こんな僧侶さんがいたとします。それで尚、お祈りに集中出来る程の精神力があるのであれば、宗教なんて必要ないんじゃないですかね。男に限りますが。
 え、何で以って集中力を奪われるかですって? 言わせんなよ、恥ずかしい。

( ・ω・) しかし不埒な真似をすれば叩きのめされるので御注意を

「ふん、趣味の悪いもんばっかり集めやがって」
「あら、武器と身体を鍛える器具しか出てこないアンタ達に、この芸術を分かって貰おうとは思わないわぁ」
 次から次へと出てくるヘラルドの異次元彫刻が芸術だって言うんなら、僕は一生、芸術なんて理解できないでも良いかなって思うんだ。
「ヘ、ヘラルドさん! 探してるものって、たしかヘラルドさんの下着で良いんですよね?」
「ピンクのレースの奴よぉ。お気に入りなんだから」
 当然だけど、精神衛生に物凄く良くないから、想像なんかしちゃダメだよ。
「そして、エンリコ一派は、宝剣を探してる、と」
「物分りの悪い子は、嫌いよぉ」
「い、いえ、そうではなくてですね――『エンリコの』ベッドの下から宝剣が出てきたんですが……」
「はぁい?」
 そう。僕が選択した作戦っていうのは、各幹部のお宝を、その部屋内で移動させるというものだ。これなら盗みにはならないし、下手に他の部屋から見付かるより遥かに気まずい。唯の勘違いで言われなき嫌疑を掛けたことになるんだからね。
「さぁて、エンリコ。この落とし前、どうつけてくれるのかしらん?」
「くっ……」
 窮地に陥って、エンリコは声を詰まらせる。大丈夫、大丈夫、僕の読みだと、もうそろそろ――。
「エ、エンリコのアニキ。ヘラルドの洋服棚の奥から、それらしき下着が出てきやした!」
「何だと!?」
 もちろん、これも僕達が仕組んだことだ。さて、ここで僕が出来る一押しは、と。
「誰にでも、勘違いはあるってことだね」
 ここは軽く仲裁に入るのが正解に近いと思う。下手に殴り合いに発展してエネルギーを消費させるより、鬱屈した気持ちを溜め込ませた方が有効かな、って。

 つー訳で、線画公開タイムだよー。

 うむうむ、耽美なお顔。この絵が出来上がった経緯はちょっとイレギュラーだったりします。まず、線画があって、-keighさんが別用途で使用した後、私が『デジタルで塗って~、塗って~』と頼み込んで、本日の公開に至りました。だって、めっちゃ可愛いやん。

( ・ω・) 可愛ければ許す! 男って本当、しょーもないと思います

「まだあんたのことを良く知らないからな。こういうのは気持ちが大事だろ?」
 とりあえず、適当なことを言って矛先を逸らしておこうと思うんだ。
「あら、ウチは結果だけでも、そんなに気にしないわよぉ」
 うわー。これはもしかしたら、余計な発言だったかも知れないね。
「そ、それより今は、ホセの話だろ?」
「そうよね。やっぱりデザートの前には、がっつりメインディッシュを堪能しないとね」
 肥樽って言うか、キャラピラーそっくりな生き物に捕食される前に、全力で逃げ出さないといけないと思ったよ。
「俺が見る限り、ホセの方も少なからず好感を持ってる様だったけどな。
 唯、接し方が分からなくて、ちょっとつっけんどんな態度になってるって感じなんだろうな」
 ホセには悪いけど、ここは生贄になってもらおう。まずは保身、何よりも自分の身の安全。
 大丈夫、大丈夫。たしかに比喩的な意味で取って食われるかも知れないけど、命には別状ないはずだから、多分。
「いやぁねぇ、ホセってば、実は照れ屋さんだったのね。ウチ、勘違いしてドギマギしちゃったじゃないのよぉ」
 しかし、これが女の子の反応だったらまだ許容範囲だと思うんだけど、同性で、外見が個性的すぎるっていう理由で生理的嫌悪感を覚えるのは、差別的な話なのかなぁ。いや、どんなに薦められても食べられない珍味は存在する訳で、しょうがない話なんだよ、うん。
「だけどどうしたものかしらねぇ。ウチってば繊細だから、そんなこと知っちゃったら、恥ずかしくて顔を見せられないじゃない」
 棍棒で全身をボコボコと叩いてもダメージを吸収出来そうな風体で、良く言ったものだと思う。

 つーわけでお約束の線画公開のお時間だよー。
 エロイ、エロすぎる。一体、何なんだ、この御仁は。法律で規制すべきではなかろうか。いや、何でもかんでも規制しようという発想は良くない。ここはむしろ、世界に向けて発信すべきではなかろうか。いやいや、インターネットというものは、元々、そういうものだという気もする。

( ・ω・) とりあえず、エロイと言いたいと伝われば、それでOKでござるよ
 
「でもね、僕ちゃん。ウチはドンみたいに脳味噌まで筋肉で出来てないの。
 僕ちゃんみたいに怪しいのを信用なんてしないわよぉ」
 大樽みたいにブクブクと肥え太ったヘラルドを見て、『じゃあ、貴方は頭に脂身が詰まってるんですね』、と思う。もちろん、口に出しては言わないけどさ。
「信頼は、言葉じゃなくて行動で示すものだろ。何をしろって言うんだい?」
 ここまで来たら、毒を食らえば皿までだ。踏み込めるところまで踏み込んでみよう。
「そうね。それじゃ、ホセの弱みでも探ってきてもらおうかしらん」
「ホセって言うと、ドンの腹心っていう?」
「そうよ。あいつは本当にやな奴」
「へー、そうなんだ」
「だってウチが幾ら誘っても、なびきゃしないんだもん」
「……」
 とりあえず、深く考えるのはやめておこうかなって思うんだ。
「エンリコの方は、良いのかい?」
 何しろ、順番で言えば直下の派閥だ。上と同じくらい、潰せる内に潰すっていうのが、常道ではあると思う。
「良いのよ。エンリコは声が大きいだけで、本当に頭悪いんだもん。手下も似た様なのしか居ないから、今の規模で頭打ちよ。
 大体、全然、ウチの趣味じゃないしね」
 しかし、エンリコの評価は予想通りに低いなぁ。何か、凄く使える情報の気がしてきたよ。
「じゃ、ホセのところに行ってみるよ」
 何にしても、ここから逃げ出す口実が欲しかったところだ。ここら辺で切り上げることにしようっと。
「幾らホセがいい男だからって、ウチより先に手を出しちゃやーよ」
「しないよ」
 しかし良い男ってのもいうのも、色々と大変なんだなぁ。完全に他人事だから、気楽な感想も漏れてきちゃうよ。

 わーい、-keighさんに、トヨ様描いてもらったよー。

 トヨ様可愛いよ、トヨ様。ちびっ子なのに理知的なまなざし。異才らしくて宜しいですよね。
 -keighさん曰く、『これだけイメージに合ったオリジナルキャラを描けたのは飛月以来』だとか。私としても、中身的な意味でこれだけ出来が良いのは、零奈以来の様な。いいキャラ書けると、ステキやん。
 え? 他のキャラ? トヨ様がビジュアル化第一号で、ストックは皆無ですけど何か。

( ・ω・) 経緯は色々あるのだけれど、ここに書き記すには余白が余りに足りない

「あんな小娘に負ける様な奴なんざぁ、どうでも良いんだがな。まあ、捨石くらいにはなるだろうから、良いとしておくか」
 うーん、ここら辺まで来ると、部下に舐められない為に虚勢を張ってるんじゃ無いかっていう気にさえなってきたよ。
「オヤビン。こいつらを本当に信用するんすか。どう考えても怪しいっすよ」
 う、やっぱり、そこのところは誰だって思うよねぇ。いや、僕なんか絶対に信用しない自信があるしさ。
「ふん。あの小娘に、そんな知恵が回るものか」
 そしてトランスさんの軽く見られてる度合いが凄いなぁ。もちろん、ここいらもある程度は織り込んで立案した訳だけど。
「とりあえずは一番下で雑用でもやっていろ。機が来たら、相応の仕事をくれてやる」
「へぇへぇ、分かりやした」
「オーケー。それでいいよ」
 今更だけど、こんな無闇に格好付けた性格にする必要があったのかについては、僕自身も良く分かってないから、深くは考えないでおこうっと。

「ふぅ」
 僕達三人に割り当てられたのは、下っ端扱いということもあってボロい小部屋一つだった。まー、長居する気は全然無いし、座る場所があれば、それで良いんだけどね。
「しかし茶も出さねぇとはシケてやがんな」
 難儀なのは、何処で聞き耳を立てられているか分からないし、下手なことを言えないところだ。打ち合わせはここに来る前に大体済ませたけど、間がもたなくてしょうがない。
「ふかふかの布団でやんす。こいつぁいいもんでやんす」
 え、そのぺったんこな寝具が、ふかふか? 普段、トランスさんのところでどんな扱いを受けているのか想像して、目頭が熱くなってきたよ。



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