レデースエンドゼントルメーン。全国324人の桜井岬ファンの皆さん、こにゃにゃちは。先週のがおー岬に続いて、またしても-keighさんに描いて貰ったよー。
うむうむ、無邪気なのもいいですが、腹黒もオツですなぁ。公康曰く小動物系らしいのですが、実況と解説が似合う、毒舌腹黒小動物系ヒロインって、新しいんじゃないでしょうか。何でも足せば良いもんじゃないとは言いますが、単に、普通に育てていったらこうなっただけなんだよ。
後、先週のと立て続けに見ると同一人物には見えないという学説もありますが、大したことではありません。女の子は、幾つもの顔を使い分けるんだよ。
( ・ω・) むしろ無邪気な毒舌の方が、心に来たりするもんだよね?
「詰まるところ、本当の命であるかどうかは言わなきゃ分かんないことだし、知ったから手の平を返す人達なんてほっときゃいい訳で。一番大事なのは、ジュリがモロゾフさんとトーマスさんをどう思ってるかなんだよ。二人のこと、大好きなんでしょ?」
「う、う……」
コクコクと、小刻みに、だけど力強くジュリは首を縦に振った。次いで、僕の胸元に飛び込んできて、再び、わんわんと号泣し始める。
こういった時、どう対応していいかは良く分からなかったもんで、チラリとシスの方を見遣ったんだけど、何だか、凄い呆れらた目をしてるんですけど。えーと、肩を抱いて頭を撫でてあげれば良いのかな。うん、よしよし、妹や弟を持ってなくて、近所に僕より年下の子も居なかったら良く分からないけど、あやし方としてはこんなものなんだろう。
それにしても、これがトヨ様だったりしたら噛み付いてきかねないくらい怒るくせに、何で今回はそう大人しいのさ。本当、女の子の考えることは、さっぱり分からないや。
◇
「わたくしが居ない間に、色々なことがありましたのね」
ポルトガ城下町にアクアさんが帰ってきたのはそれから二日経ってからのことだった。その間、ジュリ達三人は僕達の宿で引きとって、出来うる限り、同じ時間を過ごした。それをジュリが望んだんだから、拒む程に不人情なつもりもない。どうにも図書館の本に縁が無い気がするのは、これまでの徳の問題だったりするのかなぁ。
「もう、何がしかに巻き込まれるのは、天命だと思って諦めることにしました」
むしろここは、一般的な人より豊かな人生を送ってるんじゃないかって考えてみようとも思うんだよ。