2023
コルクと呼ばれる木材があります。コルク樫の樹皮を加工した素材全般を指すのが一般的です。弾力性に富み、頑丈で、気密性が高いということで、確認できるだけでも二千年は前から利用されていました。乾燥させた皮を直接くり抜いたものをコルク栓として用いるのが有名です。特にワインのそれは代名詞とさえ言えるでしょう。最近はキャップ式も増えていますが、僅かに空気を通すというのが良いらしく、熟成が推奨される高級銘柄では今後も使われ続ける様です。穴が空いた余りの部分は粉砕して、接着剤で固めて使用するので無駄がありません。そもそも木を切り倒すのでは無く剥ぎ取るだけなので、時間を置けば再生します。その際に吸収する二酸化炭素の量が多いことから、エコロジーであるという見解もあります。ちなみにコルク樫の寿命は200年程度とのことなので、気長な話ではあるんですが。目先のことしか考えずに杉を植えまくった日本の役人では、使いこなせないのではないでしょうかね。
(・ω・) 春が近付くと、恨み節が出てくるのはしょうがないよな
【外見がドラ猫だから深いと感じる人も居る】
猫:まーご。
朱:『猫のトップ層で満足する心構えでは、
永遠に下層を彷徨い続けることとなる』ですって~。
黄:良いこと言ってるのかどうかは別にして、
通訳が入るのは格好つかないんだよぉ。
白:だけど言語が違う国の大物だと仮定したら、
流されるタイプはコロッとやられるかも。
【中身の無い演説ほど長文となるのに通じるものが】
月:それより、啓発セミナーっぽくなってるのが気になる。
朱:私は正義側というより、悪役の言葉みたいだと思いました~。
猫:なーお。
朱:『要点を纏めきれない朱雀が悪い』だそうです~。
黄:たしかにこういったのはスパッとしてるもんだけど、
そんな文章作成能力を求める方が間違ってるんだよぉ。
【とはいえ口にしなければ始まらないのが面倒くさい】
赤:けくけきか。かかこきくけか。
黄:普段より文言が多いけど、中身はサッパリなんだよぉ。
朱:『言葉で伝わるものなんてちっぽけさ』的な感じです~。
黄:雰囲気はあるけど、発言を理解できないつってんだよぉ。
朱:言語化の危うさも含めてということにすれば、
意味深になるんじゃないですか~。
【権力者の崩御は良くも悪くも利用価値が高い】
黒:ダモクレスの剣を、俺に突き立てろ。
黄:多分、ダモクレスの剣が何か分かってないんだよぉ。
月:玉座の上にぶら下げられてるイメージで、
王の危険と孤独を表現してるんだっけか。
朱:刺さったらダメですね~。
黄:それで死んだ場合、運が良ければ祭り上げてくれるけど、
巡り合わせ次第でありとあらゆる汚名を着せられるんだよぉ。
もしかしたら、こういったセリフは内容なんてどうでもいいのかも知れません。大事なのは勢いとスタイリッシュさです。そればかりだと話の破綻がとんでもないことになるのですが、強引に押し切る作風も嫌いではありません。
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2023
彗星と呼ばれる物体があります。スイセイと読みます。尻尾の様に細長い輝きを放つ太陽系の小天体を呼称したものです。掃除用具である箒に見立てた箒星(ホウキボシ)という異名もあります。ちなみに彗もホウキのことなので、意味は同様です。当然のことながら彗星も太陽の重力に囚われているのですが、その軌道は細長い楕円形が多くなります。その為、星に依っては海王星の外まで飛び出していってしまって、その時は肉眼で確認することができません。逆に近接する時は目立ちます。古来より、どちらかというと凶兆として扱われていたとのことです。その本体は岩石と氷の混合体と言われています。昔は氷の方が多いとされていましたが、最近の学説では逆転しているらしいです。太陽に近付くと一部が溶け出し、プラズマにまでなることで光るというのが現代的な見解です。なので星としては寿命が短く、数万から数十万年程度で消えて無くなるんだそうです。ということは何処かから延々と供給され続けている訳ですが、今なお定説が無い謎に満ちた存在だったりするのです。
(・ω・) 太陽系内すら分からんことだらけって、普通にやべーよな
【龍族は心が擦り切れない限り老けないからな】
青:責務に終焉はありません。
黄:それっぽいこと言ってる風だけど、社畜が極まってるんだよぉ。
玄:大人は行動に責任を負うものですが、
無制限に求めるのは子供というのを思い付きました。
白:出来っこない理想を掲げるのは青臭さの証ってことでいいの。
朱:四神で最年長の青龍さんがというのも、味わい深いです~。
【称賛に転じるのも一貫性に欠けるんだけど】
青:クリアすべきラインが、少し高いだけという認識なのですが。
白:人間の感覚で言うと、
棒高跳びでビルを飛び越えるくらいをイメージしてる匂いがする。
玄:その道の天才でも、挑んだら狂人扱いされるでしょう。
黄:何事も初めて挑戦する時は奇異の目で見られる訳だけど、
成し遂げたとしても迫害しかねないのが人の業なんだよぉ。
【踏み留まったからこそ絶妙に仕上がった可能性はある】
亜:正気と狂気の境界は、神にさえ定められない。
朱:凄く大仰なことを言ってるようで、
研究を好きにやらせろってだけですよね~。
黄:言い訳をするってことは、ヤバい自覚があるんだよぉ。
玄:私が微妙にネガティブな性格をしているのは、
その後ろめたさが原因なのではと思ってしまいました。
【自分を止める為に生み出したと解釈すれば様になるな】
朱:いずれ罪悪感から解き放たれて吹っ切れた、
パーフェクト先代玄武さんが誕生するんでしょう~。
黄:バトル作品みたいな覚醒なんだよぉ。
玄:現状でも、ギリギリアウトみたいなところがありますけど。
黄:その時が来たら玄武が自爆で道連れにしてくれれば、
偉大な英雄として銅像の一つくらい建ててあげるんだよぉ。
突拍子もないことを始めて物珍しげに見られると言えば、方舟で有名なノアを思い出します。考えてみるとあれって、ざまぁ系の先駆けになるんですかね。神を信じないとこうなるんだという意味では、外れてない気がしてなりません。
2023
ヌンチャクと呼ばれる武器があります。二本の棒を短い鎖か紐で繋いだものです。片方を手にして振り回すことで、もう一方を叩き付けるのが基本的な使い方となります。その形状から、二節棍、双節棍と称することもあります。中国武術が発祥だと思われがちですが、意外にも琉球古武術に源流があるとする説が有力視されています。これは名を広めたのがブルース・リー主演の映画である為です。更に遡ると大陸から伝承した技術の改良なんて見解もあるので、逆輸入に分類されるのかも知れません。優れているのは、携帯性と動きの読めなさです。折り畳めば数十センチの長さに過ぎないので、さほど邪魔になりません。そして受け止めるにせよ躱すにせよ、固定されていないが故に手首の返しで縦横無尽に軌道を変化させることが可能です。フルアーマーで来られると衝撃が伝わらないので、あくまで護身具だと思われますけど。ペン回しなんかもそうですが、回転させるのって謎のカッコよさがありますよね。円運動には、人を惹き付ける未知の力があるのでしょうか。
(・ω・) 三節棍なんてのもあるけど、実用性は不透明だ
【封印したらでかい野良猫が残るだけだし】
朱:ふに。
白:こっち見てどうしたのさ。
朱:文言に肉を入れたらイマイチな感じになります~。
月:わざと外す場合はアリなんじゃないの。
黄:ちょいダサを狙う手法は存在するんだよぉ。
白:良く分かんないけど、
私のイメージが極端なことだけは肌で感じた。
【寝てない自慢もその一端か】
白:私は、肉を守る為に戦う。
黄:獲物の横取りを防いでるだけなんだよぉ。
朱:ハイエナさんとかは強敵ですからね~。
月:家族とかなら様になるのに、こうも印象が違うのか。
黄:文明が進みすぎたせいかは知らないけど、
本能を雑に扱うことがカッコイイみたいな風潮はあるんだよぉ。
【器量の範囲でという但し書きが付くから仕方無い】
玄:玄武の名は天果つる地まで響き渡る。
月:誇大広告でクレームが入りそうだ。
黄:願望を垂れ流すのは自由なんだよぉ。
朱:ですけど実現性が皆無だとピンと来ません~。
玄:大人は夢を大きく持てと言い放つくせに、
その後に関しては責任を持とうとしませんよね。
【実際に助けた人数なんて本質的な問題じゃないからな】
玄:じゃあ、あれですか。隣町とかに縮小すれば良いんですか。
黄:酷い不貞腐れ方なんだよぉ。
月:御近所で有名な玄武さんとか、ある意味で幸せな生き方だぞ。
玄:スケール不足で文句を言われそうです。
黄:終わってみたら近場しか守ってない主人公なんて山ほど居るし、
そこら辺は臨機応変という名の大雑把なんだよぉ。
キャッチコピーを作る時は、宣伝する対象を端的に表す単語を軸にすると効率的な気がします。そうすると白虎はやはり肉になるのですが、これで小綺麗に纏めるのは相当のセンスが要求されるのでは無いですかね。
2023
ドラミングと呼ばれる行動があります。文字通り、太鼓を奏でる行為を称したものです。転じて、動物が発声以外の方法で音を出す行い全般を指します。日本語としては、こちらの方が馴染み深いでしょうか。ゴリラが掌で胸を叩くものや、キツツキに代表される鳥類が樹木を嘴で突く辺りが例となります。特にゴリラのそれは有名で、代名詞と言っても過言ではありません。老若男女を問わず殆どの個体で確認できるとのことですが、どういった感情の時にやるかは未だ研究中とされています。記録に残っている範囲で最古の出会いは19世紀半ばですが、そこから百年程は攻撃の前段階という認識でした。1930年代に発表された映画キングコングでも、獰猛な生き物であるとする影響が伺えます。しかし近年は、親愛を示していたり、テンションが上がってきた為とする見解が主流です。生物学者でも人間の価値観で物を考えてしまう辺り、偏見を捨て去ることの難しさが垣間見えますよね。
(・ω・) あんなゴツいのを相手にしてビビるなというのも難儀だけど
【精神年齢で見ると月読も似たようなものでは】
朱:決めゼリフが欲しいんですよ~。
黄:珍妙なことを言い出したんだよぉ。
月:時代劇やヒーロー物の様に、
とりあえず発しておけば盛り上がれる口上は存在する。
黄:ちびっ子が真似するやつなんだよぉ。
月:朱雀自体がその枠だとは、触れないでおいてあげよう。
【一度決定したことを覆すのは困難なのが現実】
黄:ああいうのは設定的に本人が考えてるのか気になるんだよぉ。
朱:ノートにコツコツと書き溜めてそうです~。
月:即興で出すのは難易度が高いからな。
朱:何となく言ったのが成り行きで定着することもありますかね~。
黄:内心で『これは無かったかな』と思っても、
修正不可なのは実にリアルなんだよぉ。
【後出しで追加されるよりはマシってことで】
月:断罪系、カッコイイ系、不思議ちゃん系と、方向性は多い。
朱:ちょっとコミカルで深い意味がありそうでいて、
私らしさが失われていない感じが良いですね~。
黄:注文が多いんだよぉ。
月:クライアントなんてこんなもんだ。
朱:細かく指定してもその通りに仕上がるとは限らないですから、
盛れるだけ盛っておくべきです~。
【こんなのが流行する時世は荒廃してそうだな】
朱:月読さんばかりだと偏りそうなので、
皆さんにも意見を伺いたいと考えています~。
黄:信用が足りてないんだよぉ。
月:裏でこっそり泣いてやる。
朱:少し決めゼリフっぽいです~。
黄:年がら年中これを口にしてる輩は、普通に嫌なんだよぉ。
次回予告を決まり文句で締められると、耳に残って離れなかったりします。なんなら原作で言ったこと無いのに、代表的発言みたいになることだってあります。適当な嘘も繰り返されると本当に思える心理効果があると聞きますが、似た話なんですかね。
2023
ホッチキスと呼ばれる文具があります。御存知の通り、紙を束ねる目的で金属片を打ち込む器具のことです。アルファベットで表記するとhotchkissですが、英語での総称はstaplerです。これは20世紀初頭に初めて輸入されたのがホッチキス社の製品だったことに由来します。英字で社名が刻印されていて、日本用に命名することもしなかったのでそのまま定着したという流れです。なのでホッチキス社製以外をそう呼称するのは躊躇われるところですが、今更感があるので修正されるかは微妙と言えます。少なくても私個人はステープラーで認識するのが難しいです。構造的には、バネで押し出して最前部にセットする機関銃に着想を得て開発されたという説があります。その為、マシンガンの発明者であるベンジャミン・ホッチキス氏が元とも言われていました。しかし現在では創業者親子の家名であるというのが有力視されています。良くそんなうまいこと被ったよなと思ったりもしますが、あちらでは山田さんくらいありふれた名前なのかも知れません。
(・ω・) つまり山田屋製品が海外で定着してヤマダと呼ばれてるみたいなもんか
【やってることが人間と大差ねーな】
朱:決闘を申し込みます~。
白:この、言ってみたかっただけ感。
黄:長いこと生きてても、意外と機会は少ないんだよぉ。
玄:龍族の決闘とか、天地を巻き込む激戦となって、
傍迷惑なことこの上ない印象なんですが。
白:もしくは一方的に蹂躙する大義名分として、
形式だけは作っておいたみたいな。
【勝負をするにしても情勢は見極めないと】
玄:それで、どういう意図の発言なのでしょう。
朱:誰しも生きている限り戦い続けないといけません~。
白:これまた受け売りっぽい。
黄:手当たり次第ケンカを売るって意味じゃねーんだよぉ。
玄:そういった方は狂犬として社会から排除されて、
人生そのものの敗者となってしまいがちです。
【ガラケーすら古代の遺物みたいな目で見られる時代だ】
朱:黄龍さんって、とてつもなく深いことを考えているようで、
行き当たりばったりの発想が多いですよね~。
黄:長生きすると、その場凌ぎが最強という結論に至るんだよぉ。
月:世の動きに、頭が追い付かないだけとも言う。
朱:たった五十年前にスマートフォンはおろか、
携帯電話が無いも同然だったのはとんでもない話です~。
【今後も生き続けるから対応しないとやってけないし】
黄:こうあるべきという固定観念を持つと、
それが崩れた時に自我が崩壊しかねないってのもあるんだよぉ。
朱:偏屈な御年配にありがちなやつです~。
月:その視点だと黄龍は柔軟と言えるが、
チャランポランなだけではとも感じる。
黄龍と青龍が同じ職場で働いていた期間は4000年くらいですが、一度として正面衝突したことは無かったんでしょうか。どちらも折れることを知っていると同時に、絶対に譲れないものを抱えている感じがあるので、何かあっても不思議ではありません。