スティグマと呼ばれる存在があります。英語表記は、stigmaです。元はギリシャ語で烙印を意味します。赤くなるほどに熱した金属を皮膚に押し当て、生涯消えない印として刻みつけるものです。家畜や奴隷の所有権を主張する為、或いは罪人の証として使われていました。時代が下ってキリスト教全盛期になると、聖痕を指すようになります。イエス・キリストが十字架刑を受けた際に刻まれた傷跡が、後の聖人に現れる現象のことです。ファンタジー作品では、血統や天命に依って浮き出た特定の紋様に対して使用することが多いかと思われます。そして現代では、社会的スティグマの略称として用いられます。傷病や境遇などに依って、いわれなき差別を受けることなんだそうです。当人に責任が無いにも関わらず迫害されるという観点だと、本来の用法に近いといえます。こうして見ると、一度ポジティブになったのにまた下がるという過程を経ている訳です。掘り起こされた方にしてみれば溜まったものではありませんが、やらかした過去は千年単位の時が流れても消せないという、教育的なものが含まれている気もしてきましたよ。 (・ω・) 当時の倫理観で、悪印象があったかは別の話になるけど 【丁寧な前振りをしているようにすら見えてしまう】 黄:跳躍力も測っておきたいんだよぉ。 朱:これは得意分野です~。 白:浮遊は、ありなの。 玄:とはいえ、地面から数十センチしか離れられませんし。 黄:普通にジャンプした方が高くなると言い切れない辺りが、 諸々の信頼が欠如している証左に思えるんだよぉ。 【幸いなことに朱雀に対しては微笑ましくなる】 朱:ふ~に~。 玄:そういえば、浮く時はバランスの為か直立は難しく、 水平になるんでしたっけ。 白:腕を伸ばしてるけど、身長より低いとこにしか届いてない。 黄:ズルを許してくれないんだよぉ。 玄:ルールの盲点を見付けたと喜び勇んだ方が自爆する様は、 嫌いな相手であれば小気味よく感じるんでしょうね。 【どれかというと口が触れられないせいの気もする】 白:どうやら、身体の柔らかさも重要な項目らしい。 玄:ネコ科に勝つのは、簡単じゃなさそうですけど。 黄:たまに、本当に骨があるのかって形状になるんだよぉ。 朱:このしなやかさが図抜けた運動性能の秘密と伺ってます~。 白:なのに首の裏を掻くのは苦手という。 黄:それに関しては人間の指先が器用ってだけで、 物理的に届くかどうかの問題じゃないんだよぉ。 【なんならライターと激戦を繰り広げるかも知れない】 玄:一方で、朱雀さんならアメーバの如く自在に変形できる印象もあります。 白:脊椎動物の限界を超えてきた。 黄:ちょっと温めたら、キャンディみたいに溶けそうではあるんだよぉ。 朱:私自身が熱を発していることを忘れてませんかね~。 白:何年経っても、当代の朱雀が耐熱仕様なことにピンと来ない。 玄:ちょっとした焚き火に負けるのではと思わせてしまうのは、 ある種の才能とするのは言い過ぎなんでしょうか。 巷では、猫は液体なんてジョークがあったりもします。金魚鉢に形状を合わせて熟睡している様が激写されたりもしていますが、どなたか虎でやってみて欲しいものです。ちょうどいい器が小型の風呂桶辺りになるんじゃないかという問題点があったりするんですけどね。 PR 烏骨鶏と呼ばれる鳥が居ます。ウコッケイと読みます。漢字が含まれているところから推測できますが、鶏の一品種です。体毛は白と黒の二種類に大分されます。市場価値は黒い方が高いようです。そして皮膚、骨、肉、内臓に到るまで黒色、ないしは濃い紫色なのがカラスの名を冠した理由です。一般的な鶏と比べて飼育の難易度は高く、可食部は小さくて、産む卵の数が少ない上に食欲を唆るとは言い難い見た目で、家畜には不向きと言えましょう。しかし栄養価が高いので、薬膳料理の食材として珍重されてきた歴史があります。現代でも肉はともかくとして、卵は高級品の代名詞のような存在です。黒ずくめを体現したようなところがある烏骨鶏ですが、卵のぱっと見は出回っている鶏卵とさほど変わりません。強いて言うなら、やや小ぶりなのだそうです。昭和17年に天然記念物指定を受けていますが、食用として飼育されているものは口にしても問題ありません。言い換えれば、野良の烏骨鶏を捕獲したことがバレれば逮捕されかねないのですが。狩猟に関する法律は細かく規定されているので、対象が何であろうと知識無しで出来るようなものでは無いっぽいですけどね。 (・ω・) そこらの雀も、勝手に飼ったら違法という事実 【脚力や腕力なんかは活かせる場面があるけど】 黄:次は、ボール投げなんだよぉ。 朱:これに、何の意味があるんでしょう~。 玄:投擲を行える動物は人間以外だと稀で、 らしい能力だからという説は聞いたことがあります。 白:まず、物を掴むのが難しいし。 黄:石はそこらに転がってるから活用されてたけど、 一般的現代人が何処で使うんだという疑問は残るんだよぉ。 【ハンドボール辺りから怪しいのではなかろうか】 朱:前にキャッチボールをした時、 私が投げた球は落ちてこなかったんですよね~。 黄:そんなこともあったんだよぉ。 玄:少しずつ重い球に変えていって、 何処まで重力に抗えるのか試したくなります。 黄:朱雀が砲丸を持ち上げられる訳が無いし、 限界重量が筋力測定も兼ねるんだよぉ。 【月に衝突したらまとめて地球の引力圏から外れてしまいそう】 朱:ふにっ! 玄:意外なことに、綺麗な放物線を描いています。 白:但し逆方向に、ね。 黄:天高く舞い上がって、視認が困難になってきたんだよぉ。 朱:お星様になってしまうんでしょうか~。 黄:下手に落ちてきたら隕石と大して変わらないし、 安全の為にはこのままスペースデブリと化した方が良いんだよぉ。 【命に保険を掛けられるならそれに越したことはない】 玄:と思ったら、ゆっくりと戻ってきました。 白:それでも、地表に届こうとはしないという。 黄:意思のようなものを感じなくもないんだよぉ。 玄:仮説ですが、朱雀さんの精神が封じ込められているんじゃないですか。 朱:怖いことを言わないでください~。 黄:見方に依っては何らかの理由で朱雀の心が失われたとしても、 ここから回収することで復活できるのかも知れないんだよぉ。 一般的な生命体にとって肉体活動の停止が死と同義ですが、朱雀くらい変わり種ならそんなものは超越してくれる可能性はあります。いや、心臓とか脳自体が飾り物で、全く別のシステムで生きている線が無いと断言できないのが朱雀なんですけどね。 オッドアイと呼ばれるものがあります。日本語だと虹彩異色症になるようです。左右の目の色が違う個体に対して使うことが多いと思われます。そもそも瞳の色彩というのは、概ねメラニン色素の量で決まります。少ないほどに明るく、逆に多ければ暗色に寄ります。これがなんらかの理由で偏りが生じて、結果として見た目に差が生まれた状態を総称している訳です。先天性だと、人間の場合は極稀にしか発生しないようです。更にアジア系の場合、茶色の濃淡程度の差異で、じっくり見詰めないと認識できないケースが少なくないとされています。後天性の場合は、身体に変調をきたしている可能性があるので、検査をした方が良いようです。一方で、白猫はかなりの比率でオッドアイになるとされています。毛皮の色が薄いということは、全体のメラニンが抑えられているということであり、それが眼球にも現れて青くなりがちです。右と左で偏重する理由は不明ですが、人もコーカソイドの方が起こりやすいとされています。創作の世界だとありきたりとすら言える設定ではあります。うちの子でいうとマモンですけど、ビジュアル的に分かりやすい特徴は考えなしに盛り込んでしまう傾向があるのかも知れません。 (・ω・) あいつは一応、神の刻印って線が濃厚だから 【弓矢なんかを導入するのが邪道かは議論中とのこと】 黄:まずは短距離走なんだよぉ。 朱:鳥類って、走るように出来てないと思うんですよ~。 白:ダチョウみたいなのも居るっちゃ居るけど。 玄:と言いますか、飛ぶことなら得意と意訳したのですが。 黄:どっちも苦手なのは自然界で苦労するんだよぉ。 白:さすがの私も、近場の木より高くまで逃げられたら、 捕らえようがないのは事実だなぁ。 【自分でやるのは面倒だから断らせてもらう】 玄:二足歩行は不向きなので、 付属装置を使って四輪となっても良いでしょうか。 黄:これを却下する合理的な理屈が無いんだよぉ。 朱:元から全身が人工物ですものね~。 白:スポーツカーに玄武のコピー頭脳を搭載するのはセーフか否か。 黄:それはそれで競技として面白そうだから、 規則を決めた上で、誰かが始めれば良いんだよぉ。 【後に宗教と呼ばれたと言われればそんな気もする】 白:私もハンデで、虎の姿には戻らないでおこうかな。 黄:多分、逆立ちでも朱雀には負けないんだよぉ。 朱:都市伝説の妖怪みたいな絵面です~。 玄:高速道路を逆走する白ずくめの女とかありそうですね。 白:実在してる方が怖いやつだ。 朱:世の中には、超常現象にしておくべき事案が、 想像するより多いのかも知れません~。 【水量が豊富でも猪口で汲むのは難しいのに似てる】 朱:ふに、ふに、ふ~に~~。 黄:百メートル走で分の壁を破るとは思わなかったんだよぉ。 玄:加速するどころか、後半は目に見えて遅くなってましたね。 白:そして、全精力使い切ってない、これ。 朱:な、何分か、お休みを、頂ければ大丈夫、です~。 黄:回復力はそれなりにあるんだけど上限が低くて、 有効利用は困難と言わざるを得ないんだよぉ。 草食、雑食動物にとって走る行為は、捕食者から逃げる上で重要な能力の一つです。この点で人間は同程度の体重どころか、小型の犬や猫にすら劣るので、如何にして不戦に持ち込むかを考えた方が良さげではあるんですけど。 沽券と呼ばれるものがあります。コケンと読みます。現代日本語で用いる場合は、沽券に関わる、という慣用句としてが多いでしょう。対外的に面目が立たないや、自尊心が傷付く為に憚られるといった感じで使われます。沽券の元を辿ると、江戸時代に土地や家屋などを売買した際の証明書に行き着きます。沽には売却の意があり、取引記録みたいな熟語です。売券や沽却状という異称もあるようですけど、あまり知られていない感があります。時代が下るにつれて、不動産の価値そのものも意味に加わります。更に転じて、人を含む値打ちや体面などといった使われ方もしていって、今に至るという訳です。とまあ、単語自体は知名度が低くないんでしょうけど、本来の意味は初めて聞いたという方が少なくない気がします。かくいう私も、なんだこの言葉と思って調べましたし。沽という漢字だって日常会話で他に使い所があるんでしょうか。売で済むからまあ良いかで廃れたと考えると、生存競争って過酷だなとも言えます。さんずいに古でどうしてこんなニュアンスになったんだとか疑問が尽きない辺り、言語の奥深さは尋常じゃないと言わざるを得ません。 (・ω・) 検索したら、歴史用語に沽酒の禁というのがあったよ 【野生児だったらそれはそれで参考にならないのはある】 朱:昨今の若者は、科学技術が発達したこともあって、 身体能力が低下していると伺いました~。 玄:由々しき事態です。 黄:この時点で、ツッコミどころが飽和してるんだよぉ。 白:貧弱の代名詞たる朱雀と、 電機工学の結晶である玄武が言うことじゃない。 玄:当事者って、そういった機微に疎くなりがちですよね。 【自重を繰り返したら誰も挑戦しなくなるからな】 黄:つまり、四神として若手の朱雀と玄武が、 どれだけ運動できるかテストしろと解釈したんだよぉ。 朱:もしや、余計なことを口走ったんでしょうか~。 白:後先を考えずに行動するところがあると思う。 玄:ネコ科である白虎さんの発言としてどうなんでしょう。 黄:こうやって己を客観的に見られないからこそ、 世間は正常に回ってるとも言えるんだよぉ。 【刃物を使わずに日々を送っている者だけが批判しなさい】 白:いつだったか、落花生の殻を割れなくて苦闘してたのは憶えてる。 玄:日常生活に支障をきたす水準なのでは。 朱:ペンチとかを使えば済みますし~。 黄:自然が生み出したと言える聖獣が、 人間の知恵に頼るのもどうなんだよぉ。 白:易きに流れるは生物の常だし、それも自分に突き刺さる意見なんじゃない。 【超覚醒した主人公なんかは良く制御してるよな】 黄:ともあれ比較対象として、白虎にも参加してもらうんだよぉ。 朱:黄龍さんはやらないんですか~。 黄:年寄りに無理させるんじゃないんだよぉ。 玄:肉体的には、寝てるだけで強くなる一方と聞いていますが。 白:むしろ黄龍こそ、出力を間違えない為に検査すべきなんじゃ。 黄:別に一年やそこらで爆発的に強化される訳じゃないし、 加減を誤って大切なものを壊すとかいう展開にはならないんだよぉ。 昭和の児童誌には、大解剖と銘打ってヒーローやロボットなんかの能力解説コーナーが載りがちでした。朱雀でやると、あまりに残念すぎて逆に見栄えがするのではと考えなくもありません。 こっくりさんと称される、一種の占いがあります。漢字を当てる場合は、狐狗狸さん、とされます。一般的なやり方は、まず紙に五十音や、Yes、No、といった汎用性の高い文字を書き記します。それを平らな場所に敷いたら、上にコインを置きます。複数人で取り囲んで硬貨に指を一本ずつ乗せたら準備は完了です。あとは厳かな雰囲気と共に、こっくりさんという超常的な存在にお伺いを立てましょう。すると力を入れている訳でも無いのに、文字を繋いだりなどして返答を頂けます。昭和後期を代表するオカルトの一つで、女子学生に人気が高かったようです。起源は、西洋のテーブルターニングだとされています。元々は、皆で手を当てると何故だか動き出す机の傾きなんかで結果を読み解くものだったようです。科学的に原理を説明するのであらば、意識せずに筋肉だけ反応するという説が良く言われます。人の心と身体は、完全に連動している訳では無いという解釈です。全く触れないなら超能力の類ですし、一人でやるなら犯人は明確です。なんとも見事なルール設定というか、人間という存在を深く理解した出来栄えだと感心させられる次第ですよ。 (・ω・) 狐、狗、狸は、憑きやすい獣から取ったものなのだとか 【良くも悪くもマジョリティを対象とした商売なのだ】 月:テレビとかでタレントが美味そうに食べるけどさ。 実際に味が良いのかは分からないんだよな。 朱:事実ではありますけど、触れるのは野暮ってものです~。 黄:雰囲気に流されるのがコマーシャリズムなんだよぉ。 月:天邪鬼には通用せんだろ。 黄:そういった層は購買意欲を煽るのが難しいし、 そもそも少数派だから相手をする価値が乏しいんだよぉ。 【これはこれで美味しいよなとか言い訳をしだす】 黄:半分くらいはイメージを売ってるだけで、 品質を保証してるって訳でも無いんだよぉ。 朱:世に出回ってる全てを検証するのは大変ですし、 それなりで良いという方は多いでしょう~。 月:私の様な暇人にしか出来ないみたいに言われた。 黄:現状に納得しない反骨心的な解釈も出来るんだけど、 惜しむらくは、途中でぶん投げて妥協することなんだよぉ。 【扱いが離婚経験者に限りなく近い】 朱:月読さんって、お嬢様なのに侍従が居ませんよね~。 黄:いわゆる、ばあやとか執事みたいのなんだよぉ。 月:自分のことは一人で出来る立派な大人だし。 黄:これほど、空々しいセリフも珍しいんだよぉ。 朱:逃げられたと、早い内に認めた方が楽ですよ~。 月:色々と前提がおかしい気がするのは勘違いじゃないはずだ。 【知り合いに該当者が居ないのもありそう】 月:私だって、電車にくらい乗れるぞ。 朱:令嬢の基準はそれで良いんですか~。 黄:自動改札に引っ掛かるのが世間知らずという認識なんだよぉ。 月:とはいえ、迷宮と称される駅で現在地が分からなくなることならある。 朱:そちらは、大抵の方にとって初見殺しと伺ってます~。 黄:本物の箱入り娘を放り込んで生還できるかという企画を思い付いたけど、 非難轟々になるだろうから封印するんだよぉ。 都内最凶の魔窟と言われている新宿駅が分かりづらいのは、案内板の大雑把さが最大の要因だと思います。同じ様な規模の東京駅はどうってことないですし。適当に増築を繰り返した結果なんでしょうけど、厳密には法律に触れまくってるんだろうなと疑っています。 |
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