マグマというものがあります。英語表記はmagmaです。御存知の通り、溶融した岩石を総称したものです。和訳は岩漿(ガンショウ)になるようですが、あまり使われている感じはありません。溶岩という単語もありますが、こちらは地表に吹き出したもの限定で、更には固体化した火成岩も含むので厳密には違うようです。私達が住む地球の内部はマグマで満ちています。火山などの裂け目から漏れ出て、冷えて固まれば山や島となる訳です。その温度は状況に依って幅がありますが、1000℃を少し上回るくらいになります。比熱も金属辺りと比べるとかなり高いので、エネルギーの塊みたいな存在です。その圧倒的なパワーと普段は地下に隠れて目にすることが少ない点に掛けて、煮えたぎってはいるけれど表面上は分かりづらいものに例えることがあります。具体的には不満であったり、静かに進行する将来的リスクなどです。考えてみれば、マグマとは自然界で目撃できる最大級の熱量を秘めているのかも知れません。炎は温度的に近いものの気体ですし、雷は高温になりますが一瞬で終わりますから。歴史的に噴火で滅んだ都市が幾つもあることを考えると、脅威度は高い部類に属する気がしてきました。 (・ω・) とはいえ、いつ来るか分からんのにどうしろという話ではあるんだが 【もはや退かないこと自体が目的となってる気がしてならない】 月:特定ジャンルのマニアが、争って分派することがある。 朱:消えゆく宗教みたいな話ですね~。 黄:人とは、愚かと認識しつつ同じ過ちを繰り返す生き物なんだよぉ。 朱:分かり合うとは、何と困難な道のりでしょうか~。 月:絶対に譲れない拘りとかなら肯定する材料もあるんだが、 どうでもいいことだったりするのが現実だ。 【直接知ってるのが居るだけ劣化は少なそう】 月:こうやって謎ラインを設定して行動範囲を狭めるのは、 そこかしこに拡張できる話題な気がする。 朱:理由不明なまま続いている俗習とかですかね~。 黄:地域にしろ企業にしろ、歴史があると陥りがちなんだよぉ。 月:世代を重ねる毎に情報が欠落してくせいだな。 朱:私も先代以前の朱雀と滅多に会えませんから、 黄龍さん達を通じてしか伺うことが出来ません~。 【エッセンスを抽出して発展させる難易度が高すぎるんだよ】 黄:始まりは相応に論理的だけど、時代に合わなくなるのはあるんだよぉ。 月:誰かにとって都合が良いように調整されるパターンも考えられる。 朱:人間社会の厄介さが凝縮されてます~。 月:その上で、伝統だからの一言で継続を余儀なくされるという。 黄:そういう観点だと、文化を破壊する改革者も一定の価値があるんだよぉ。 月:大抵は、焼け野原にするだけで何も産み出さないという問題はあるけどな。 【勤続数千年で得た結論がそれってのもどうなんだ】 朱:黄龍さんは経緯を見守ってて詳しそうですよね~。 月:神の類なんだから、揉めてる現場に行って説明すれば良いのでは。 黄:真実が、必ずしも幸せを運んでくるとは限らないんだよぉ。 朱:深そうな格言が飛び出しました~。 月:多分だけど、責任を負いたくないだけなんじゃないか。 黄:トータルで考えてプラマイゼロなら、 仕事なんて最初からやらない方が楽ってのは真理に違いないんだよぉ。 考えように依っては、どうしようもないことで争える状況というのは平和とも言えます。本当に追い詰められた状況では生存が優先される訳ですから。その際に、培ってきた経験や文化もかなぐり捨ててしまうのがちょっとした問題ではあるんですけどね。 PR 鵺と呼ばれる物の怪が居ます。ヌエと読みます。元々は、トラツグミの異称でした。夜に独特の鳴き声を出すことから字が当てられたとされています。そして妖怪の方の鵺もトラツグミと似た音を発する為に同じ呼称となりました。現代では、生物として用いる場合は、ほぼ空想上の存在としてです。逸話は、平安時代末期に名を馳せた源頼政のものが知られています。当時の天皇が夜な夜な鳴り響く奇声のせいで精神を病んでしまい、原因を突き止めて退治しろという流れです。現代人の感覚だと、鳴いてただけなのに酷いと言ってしまいたくもなりますが、それはそれとして。その外見は、頭部が猿、胴体が狸、手足が虎、尻尾は蛇というのが一般的です。但し、文献に依って差があるので、こういった素材を混ぜ合わせたジャパニーズキメラなら鵺であると主張することが可能やも知れません。この様に見た目が正体不明なので、飄々としていて本質が掴みづらい人物などに対して使うこともあります。こんな合成獣な姿をしていなかったら、別の関わり方があったのではと思ってしまいます。人は容姿で相手を見定めてしまうという、そこそこ深い教訓が籠められている気すらしてきましたよ。 (・ω・) 戦闘能力や凶暴性については、あんま触れられてないんじゃなかろうか 【理解しながら辞められないのは手遅れかも】 月:マニアという生き物は、超有名作を大衆向けとして軽んじ、 知る人ぞ知る作品を持ち上げる傾向がある。 黄:月読のせいで、良く知ってるんだよぉ。 朱:何故か偉そうに言うんですよね~。 黄:他者を上げ下げしようと自分の地位には影響が無いのに、 不思議なものなんだよぉ。 月:他に自我を形成する手段が無いんだ、察してくれ。 【個性を尊重したからといって生きやすいとは限らない】 朱:具体的には、『桃太郎とかだっせーよな。 やっぱ三年寝太郎だろ』みたいな感じでしょうか~。 月:素質充分な園児だな。 黄:若い内に矯正すべきなんだよぉ。 月:こうやって、エリートの芽は潰されるのだ。 朱:世の中には、発揮されるべきではない才能というのも、 たくさん存在するんじゃないですかね~。 【無益なことに労力を注ぎ込んでる時点で厳しい】 月:そして語るくせに、焼き直ししか作れないのが我々だ。 黄:開き直ったんだよぉ。 朱:独創的なものを生み出せる方は、 クリエイターと認識されて別枠になりますし~。 黄:有象無象が憂さ晴らしに重箱の隅をつついてるって理屈なんだよぉ。 月:酷い言われようだが、概ね合ってるであろうことが残念でならない。 【次章で銀河団の破壊が出来ない弱小武器扱いされてそう】 朱:そういえば月読さんは神器コレクターで製作もしますが、 今のところ名が残るようなものは出来てませんでしたっけ~。 月:世の中に溢れすぎてて、斬新なのは難しいんだ。 黄:古代から続いてるから、被り無しはしんどいんだよぉ。 月:いっそ一振りで銀河系を寸断するとか盛りまくりたいけど、 受けたら受けたで、世の中どうなってんだと困惑してしまう気がする。 元々、作品が面白いだの、内容があるなんてのは個人の主観に過ぎません。それが広くて浅いと大衆作、狭いけど深いとニッチに分類されます。結局は自分がどう思うかだけの話のはずなんですが、何故か他人の評価が気になってしょうがないみたいです。 ブリリアントカットと称される技法があります。幾つか種類がありますが、良く知られているのはラウンドブリリアントカットです。宝石を特定の五十七面体、ないし五十八面体に加工すること、又はその形となったジュエル自体を指します。円錐をひっくり返して、底面部分が少し盛り上がった様な形状です。ダイヤモンドの代名詞とも言える形で、そのシルエットだけで連想する方も多いことでしょう。御存知の通り、ダイヤモンドは炭素の単結晶です。多少の不純物が含まれることもありますが、屈折率、反射率、透明度などは一定となります。それらを研究して、最も美しく煌めくと導かれたのが一連のブリリアントカットなのです。言い換えると、原石が大きくても切り出さないといけないので、かなり削ぎ落とさないといけないケースもあります。そして当然のことながら一発勝負で、ちょっと角度がズレちゃったからやり直しという訳にもいきません。掘り出すのに掛けた手間や投資を考えたら、職人が受ける重圧はとんでもないものと言えるでしょう。最後の詰めを誤ると価値が一気に損なわれるのは、画竜点睛の故事だけでは無いのですね。 (・ω・) 綺麗さは認めても、値段が妥当であるかはまた別の話である 【うまいこと誤魔化せない辺りにも滲み出てるという】 月:謎の書類を高速処理することで有能感を出したい。 朱:大量の紙が本当に必要なのか見直す御時世なんですけど~。 黄:前時代で止まってて、仕事できなさそうですらあるんだよぉ。 月:朱雀はまだしも、黄龍にまで一蹴された。 黄:現役では無いけど、話は良く聞いてるんだよぉ。 朱:如何に月読さんが実務から縁遠いのか、 白状している感じなのが少し面白いです~。 【上も下も想像を絶するのが実在するから困るよ】 黄:とはいえ、パソコンやタブレットで超速作業しても、 本当に効率良くやってるのか分かりづらくはあるんだよぉ。 朱:働いてるアピールにも見えますよね~。 月:表現とは、かくも難しい。 黄:ダメっぷりなら、月読を参考にすれば良いから楽なんだよぉ。 朱:逆に凝縮されすぎてるせいで、 本当にこんなのが居るのかと疑ってしまいそうなところがあります~。 【必殺技の口上が無駄だと断ずるのに匹敵する】 月:劇中で、とっさに名乗る偽名が雑なことってあるじゃん。 朱:お忍びで変装してたのに、 知り合いに会ってしまった時なんかでしょうか~。 黄:自分の名前から掛け離れてると認識できないから、 ちょっとだけ変えるのが味わい深いんだよぉ。 朱:傍観者の立場だと気付けって言いたくなりますが、 そこにツッコミを入れるのは野暮なんですよね~。 【天照の改変を使っちゃって激しく落ち込む展開は有り得る】 朱:普通に生きていたら有り得ないシチュエーションではあります~。 月:だからこそ憧れが湧くんじゃないか。 黄:月読は高貴な出自だけれども、 本名を知られてるかすら怪しいから隠す理由が無いんだよぉ。 朱:切ない流れになってきました~。 月:しかし万一の事態に備え、 今日もせっせと仮の名を妄想するのであった。 創作だと名前を誤魔化すことはしょっちゅうですが、一般人はどれくらいそういう機会があるんでしょうね。これが新しい身分証だなんて渡されることは無いにしても、素性を明らかにしたくない程度なら稀にありそうな気もします。 発破という言葉があります。ハッパと読みます。火薬を用いて爆破すること、または爆発そのものを意味します。鉱山で岩を砕いたり、建築物の解体などで使われることが多い技法です。作業上の難所を解決する手段の一つになります。転じて、気持ちに迷いがあったり、落ち込んだりしている人に気合を入れることを俗に『発破を掛ける』と表現したりもします。火薬の工業利用にはそこそこの歴史があり、17世紀にバンスカー・シュチャヴニツァ鉱山で使われたのが最初とされています。この1世紀近く前、日本に鉄砲が伝来していたことを考えると、軍技術の転用というのは否定できません。当初は軽めの衝撃で暴発して危険極まりないものでした。しかし近年はダイナマイトが発明されたことや、着火を機械で制御するなどして安全性が高まっています。日本では制限が多くて難しいですが、高層ビルを一瞬で瓦礫と化してしまう映像を見たことがある方も多いことでしょう。取り扱いが難しいけど有用な面がある存在を何とかしようというのは、人類が苦闘してきた歴史そのものです。現状デメリットが拮抗しているからといって全否定に走るのは、先人達への敬意が欠如しているという見方が出来るのかも知れませんよ。 (・ω・) 頑張ったけどやっぱ無理と、諦められたのも多そうだけど 【最終形態の三歩前くらいで止まってくれないかなぁ】 月:誰しも、高貴な姫君が俗習に傾倒する過程を愛でる的な、 妙ちくりんな願望があると思うんだ。 黄:その言い方だと、月読も含まれるんだよぉ。 朱:表現の魔術ってやつですね~。 月:末路がこれだと知れば、無責任に染めるのを躊躇うであろう。 黄:半泣きで自虐するくらいなら口にするんじゃないと、 実に普通のツッコミを入れたくなるんだよぉ。 【それで自己完結せず放出するのが問題なだけで】 朱:そういえば、いつからそんな感じなんですか~。 黄:自我が芽生えた時からマニアだったとは考えにくいんだよぉ。 月:困ったら、姉さんとケンカしたのが原因ってことにすればいい。 朱:うまくいかないのは、全て社会のせいにする方みたいです~。 黄:世の中は複雑に絡み合ってて元凶を一点に絞るのは難しいし、 適当なのに集約するのは精神的負担を軽減する上で有効なんだよぉ。 【本人が満足ならそれで良いとするのも保護者の器量】 月:強いて言うなら、父さんが神器をくれたことだろうか。 朱:引退するから、家宝を分与するのは良くあります~。 黄:それを大事にしてるのも、一種の親孝行なんだよぉ。 朱:どうしてコレクター路線に舵を切ってしまったんでしょう~。 月:秘められた才能が開花したから、かな。 黄:買い与えたオモチャがキッカケになることもあるし、 人生の分岐点なんてのはそこらに転がってて後戻りは出来ないんだよぉ。 【どんな下らない真実でも知るには覚悟が必要となる】 朱:趣味に目覚める以前の月読さんが想像できません~。 月:何処に行っても可愛らしいと褒められる深窓の令嬢だったぞ。 黄:証拠が無ければ、嘘にはならないんだよぉ。 朱:聞き込み調査をして、真相を究明したくなります~。 黄:姉と弟のどちらも庇い立てしそうなんだよぉ。 朱:挙動不審でバレバレなんでしょうけど、 後ろめたさが残るので自重することにしますね~。 見て見ぬ振りをして久しいですが、月読は日の本の創始者の娘というガチのお嬢様です。それも貴い子と称された三柱の一角になります。生まれで全てが決まる訳じゃないという、生きた実例となるのが目的な気すらしてきましたよ。 ランドセルの名で知られる背負カバンがあります。現代日本で育っていれば、知らない方はほぼ居ないであろうものです。やや縦長の直方体に近い形状で、外周の半分が丸みを帯びています。一面の四隅に縦のベルトが二本くっついていて、両腕を通すことで背中に密着させられる構造です。特徴の一つに、小学校の6年間だけ使うというものがあります。なので逆説的に、ランドセルを背負っていれば小学生なんだなと連想することが多いと思われます。代名詞的存在と言っても良いでしょう。語源はオランダ語のranselとされています。幕末に洋式軍隊を導入する際に用いたバックパックを称したものです。これがいつしか変化してランドセルになったのだとか。セーラー服といい、軍の支給品が学生用になることが多いのは、この国独自のものなんでしょうか。軍隊式が根底にあるのは否定しがたいので、意図的な気もします。ともあれランドセルは、幼年期から思春期に差し掛かる6年という、人生でも大きな比率を占める時期を共に過ごす相棒である側面も持っています。使い込んだ物に精霊が宿るとすれば、何かが住み着いてる確率はトップクラスかも知れません。 (・ω・) 捨てるのは忍びないけど、邪魔ではあるという点でも上位だろうな 【社会経験の一環と考えれば良い練習台とも言える】 月:世には、パーティゲームなるものが存在する。 黄:何で伝聞気味なんだよぉ。 月:実際に興じたことが少ないからしょうがない。 朱:月読さんのお話は、同情する、笑い飛ばす、 敢えて触れないと、選択肢が多くて困ります~。 黄:これを扱いきれる会話力の持ち主は貴重だけど、 気分を良くさせたところで大した益が無いんだよぉ。 【無言のまま長考に入ったら目も当てられない】 月:必要な要素として、ルールが単純、人数の縛りが緩い、 実力だけで決まらない、参加してる感が強いなどがある。 朱:真逆である、囲碁なんかは向いてませんね~。 黄:カラオケボックスで始めることは、ほぼ無いんだよぉ。 月:熱唱してる横で、『一手御指南を』とか言ったら面白いじゃないか。 朱:その一発ネタの為だけに実行する勇気が私にはありません~。 【そこを雰囲気で乗り切れるかが処世術なのだとか】 月:基本的に競技性は低めだが、 達人ともなると勝敗を支配して場を盛り上げられるらしい。 朱:絶対不敗の王者が誕生したらつまらないのは分かります~。 黄:良くも悪くも、協調性が求められるんだよぉ。 月:私を誘わない理由が、浮き彫りになってきたな。 黄:大真面目に細かいルールを講釈し始めて、 どう接して良いか困る姿が目に浮かぶんだよぉ。 【干渉しない方が平和なのは間違いなさそう】 月:アナログゲームならたまに会合を開くが、 こういったのはマジで縁が無いな。 朱:根本的に目的が違いますし~。 黄:そっちは駆け引きを楽しむのがメインなんだよぉ。 月:遊戯とは、本性を赤裸々に暴き出してこそだろ。 朱:実に公認悪魔さんらしい考え方で、 棲み分けって大事だと思わされますね~。 という訳で本日から月読オムニバスです。書く側からすると大抵のネタを消化してくれる便利屋なのですが、出張りすぎると場が野暮ったくなりがちというジレンマを抱えている厄介な代物なのですよ。 |
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