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 昨日の西ノ宮さんの話の続き。描いた-keighさん曰く、『プリンなら戦争もしょうがない』だそうです。

( ・ω・) あぁ、プリンならやむを得ない処置だよな

「あたしは特に無いけど、暑くなくて寒くもなくて、ご飯が美味しいとこが良いなぁ」
 シス。それは充分に要求してるから、特に無いとは言わないと思うよ。
「わたくしとしましては、たくさんの国の方に主の愛をお伝えする責務もありますので、何処へなりとも参りますわ」
 そう言えば、そんな目的もありましたっけ。
「ところでトヨ様。アリスト派について、御興味はありませんの?」
 だー! 独自の宗教で成立してるこの国に、余計なちょっかい掛けないで下さい! 国際問題になりますから!
「余の人心掌握に一役買うのであれば、考えておこうぞ」
 うまいこと躱されたのか、割と本気なのか、随分と怖い話になっちゃったなぁ。
「あれ、そう言えば――」
 地図を見ていて、ふと、思い当たったことがあった。
「バハラタから直行でこっちに来たけど、ジパングとの間に、何か有名な場所ってあったっけ?」
 地図には幾つか都市が点在しているけど、特別に知られた国は無い。って言うか、ここら辺はそれなりの領土を持った国家と言うより、都市が独立に自治してる感じで、今一つ把握しきってないってのが本音だ。
「ここの山あいに、ダーマがありますわ」
「ダーマ?」
 あれ、何かちょっと聞いたことある様な。
「転職の為の、神殿ですの」
「職業訓練場ってこと?」
 自分で言っておいてなんだけど、何か俗っぽすぎて、違う気がしてならない。
「概ねは間違っておりませんが、生活の為の技術を得ると言うよりは、わたくし達の様に、戦うことを念頭においた方の為のものですわね」
「魔法使いが戦士になったりするってことでいいの?」
「ですの」

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 更に昨日の話の続き。もういっそ、小沢擬人化したら良いんじゃね?
 『政権交代じゃないと、興奮出来ない身体になっちゃったの……』

( ・ω・) 突っ込んだら負けって、こういう時に使う言葉なんですよ?

「えーと、こう、握り拳くらいの宝玉なんですけどね。これを六つ集めないとバラモス城に乗り込めないらしいんですよ。今は、青、紫、黄の三つが集まってて、残りは、赤、緑、銀らしいです。何か心当たりの情報、ありませんか?」
「口で言われても分からんのぉ。既に三つ集まっておるのであれば、手元に一つくらいはありやせんのか?」
「そう、ですよね」
 大丈夫、大丈夫。このパープルオーブは、大巫女しかその所在を知らないって姉さんが言ってた。ヒミコからトヨ様へ正式な引継ぎがあった訳でも無いし、現物を見たことは無いはずだ。だからここで普通に出しても、何の問題も――。
「くくく、案ずるでない。仮におーぶがジパングに縁があるものであろうとも、咎めたりはせぬわ」
 そんな僕の心の内は、トヨ様にあっさりと読み切られていた訳で。
「何で、分かりました?」
「そなたが嘘をつく時、或いは本当のことを言わぬ場合に目を合わさぬことくらい、会ったその日から割れておるわ」
 姉さんにも言われたけど、今後、交渉事があることを考慮に入れると、この癖、何とかした方が良さそうだなぁ。
「面白い男よぉ。こやつ、これでも遊戯の駆け引きでは強い方なのであろう。それがこの様な無様さを晒すとは、とても同一人物とは思えん」
 だって、数値化されたゲームなら、僕という人格を遮断すればほぼ平静でいられるけど、こういうのは人間対人間じゃない。感情を遮断したら事務的すぎて不自然だし、難しいなぁ。
「ふむ、これが『ぱーぷるおーぶ』かえ。成程、人知の及ばぬ強い力を感じるのぉ」
「やっぱり、そうなんですか」
 ふーむ。言われてみればそんな感じがしないでもないけど、僕にはやっぱり、ちょっと大きいだけの宝石にしか見えないなぁ。

 昨日の話の続き。小沢幹事長って、或いはもしかすると、ジャンキーなんじゃないですかね。政権交代ジャンキー。十六年前の劇的細川政権誕生で、もう、政権交代の渦中でしか興奮出来ない体質になった可能性も、否定できないのではないでしょうか。

( ・ω・) だって、こんくらい突飛な発想じゃないと、あの暴走説明出来ないじゃない

 正直なところ、ジパングで何があったかを知ることに頭が占領されてて、この後をどうするかなんて考える余裕が無かったのが本音だ。一度、じっくり方針を練り直さないといけない。
「今のところ、僕達の捜し物って、兄さんと姉さんを元に戻す方法、それに後三つあるオーブってことで良いのかな?」
 何か、偉大な力を持つはずの宝珠の優先順位が低い気もするけど、深く考えないでおこうっと。
「わたくしとしましては、わたくし達以外の、力を持つ人材と知り合いたいとも思いますわ」
「そっか。クレインみたいに強い人が野に居るとすれば、別個に戦うより、共同戦線を張る方が効率良いよね」
 トヨ様は人並み外れた霊力を持っているけど、肉体的に追いついてないから、今回は除外、と。
「ところでトヨ様。当たり前の様に僕達の作戦会議に参加してるのはどういった理由ですか」
「余は、面白そうなことには、とりあえず首を突っ込む主義じゃ」
 『好奇心は猫を殺す』っていう格言があるんだけど、黙っておこう。
「それに御主の姉上に関して力になれんでのぉ。他に助力となれることを探しておる」
 そう、流石のトヨ様も、魔物と人間が融合した場合の対処法は知らないらしい。ほんのちょこっとだけ期待してた身としては残念だけど、こればかりはしょうがないよね。
「しかし、その、おーぶとやらは初耳じゃな。一体、何の話なのじゃ」
 う……神がこの世界に振り撒いた志玉の宝珠の一つ、パープルオーブは本来、ジパングの至宝だ。三年くらい前に色々あって兄さん達が手にした訳だけど、何とかその部分を誤魔化して説明するには――。

 民主党、小沢幹事長が色々な方面でかっ飛ばしてますが、え、何、彼、死期でも悟っちゃったの? 何か、権力者が晩年、倒錯するのに、似た空気を感じるんですけど。まだ政権は磐石でも何でもないのに、全方位に敵を作ってまで行動しなければならない理由って、他に思い付かないんですが。

( ・ω・) これが切っ掛けで民主党が瓦解するなら、それはそれで問題無いんですけどね

「それで、朝餉を食ろうてから、半日も部屋に篭もっていると言うのか」
「まー、今日は休養日ってことにしてたから、何しても勝手っちゃ、勝手なんだけどさ」
「あれだけのことがあっただけに、少し気掛かりではありますの」
「案ずるでない。奴は余が認めた男ぞ。何だかんだですぐに立ち直るわ」
「そっかなー。見た目通りに打たれ弱いから、長引く気がするんだけど」
「こういう時は、お酒で誤魔化すのが一般人の作法ですわよね?」
「アレクって、幾ら飲んでも酔わないんじゃなかったっけ」
「うむ、題目はともかく、酒席という部分が気に入った。神酒を用意させようぞ」
「あー、もう、うるさいなぁ!」
 フスマと呼ばれる引き戸式の扉を開け、廊下で駄弁る女性三人組に、抗議の声を上げた。
 心配してくれるのは嬉しいけど、井戸端会議なら、僕に聞こえない場所でやってよね。
「あれ、結構、元気そうだね」
「シスは僕に、寝込んでて欲しい訳?」
「そういう訳でもないけど、予想が外れたのは悔しいかな」
 何て言うか、正直すぎて、掛ける言葉も思い付かないなぁ。
「気分は、宜しいんですの?」
「うん、ちょっと一人で、気持ちの整理をしたかっただけだから。思ったより時間が掛かって、気を揉ませちゃったのはごめんなさい」
 悪いと思える部分は、素直に謝るのが人間関係の基本だよね。
「それで、結論は出たの?」
「いいや、あんまし」
 心情的な衝撃が大きすぎて、完全に平常心まで戻るっていうのは無理だった。
「でも、もう涙は出尽くしたし、身体も重くはないから、充分、戦えるよ」
「ふーん、んじゃまあ、次、何処に行くか決めようか」
「そうだね」

 普天間問題について、政府は結局、移転先の決定の先送りを正式に決定しました。まあ、具体的に何処という案が無い以上、参議院選まではやり過ごしたいという戦略なんでしょうけど、これはどうなんですかね。今、鳩山政権の支持率が下がってるのは、実行力と統率力の不足が主因というのが一般的見解ですし。つーか、アメリカブチ切れたら、何がどうなるか分からないでしょうに。

( ・ω・) 何か劣化福田というか、そんな匂いがプンプンと

「アレク」
 背中越しに、声を掛けられた。
「生きろよ。人は生きてさえいれば、そこに希望を見出せる。私もこんな有様だが、お前という光に、命の価値を思い起こさせられた。
 不思議な奴だ。五年振りに会って、技量も分からぬというのに、何故だか安心して任せられる。一戦士たる私には、本来、有り得ぬ話だ。恐らく、お前自身が持つ特質なのだろうな」
 去り際にそんなことを言うなんて、姉さん、ズルいよ。涙が溢れて、振り返れないじゃない。さっきあれだけ号泣しておいてなんだけど、やっぱり男として、一日に二度の泣き顔は見せちゃいけないと思うんだよ。
「その力で、世界中の人に平穏を与えてやってくれ。
 お前は、私が認めた二人目の勇者だ。胸を張って一人前であると思え。あいつの口癖だっただろう? 『他人に勇気を与えられる奴が、真の勇者だ』とな」
「うん、姉さん……ありがとう。行ってきます」
 不思議なことに、姉さんの言葉を聞いている内に、僕の方も心に安らぎが満ちていくのを感じていた。この感情は、伝播するものなんだろうか。だとすれば、今まで、そしてこれから人と出会っていくことは、それだけで意味があることなのかも知れない。

 この日、僕は二度目の旅立ちを経験した。ここは、いつの日か絶対に帰ってこなくてはいけない、約束の場所。そして、姉さんをこんな目に合わせた諸悪の根源、魔王バラモスを征伐するという、新たな決意。
 いや、違うか。僕はこの瞬間、初めて魔王バラモスに相対すると心に誓ったんだ。これまでの漠然とした心持ちじゃなくて、具体的な最終目標として、だ。
 自分で言うのは何だけど、本当の意味で『勇者アレク』が誕生したのは、たった今、この時だったのかも知れない。



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