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 世の中にはゲームに関して、まことしやかにウソ情報が氾濫しています。ファイナルファンタジータクティクスの源氏シリーズ云々など、私も騙されたものです。ガッツで上げまくったスピードを返せ。
 この手のものは、ネットの普及と共に消えたのでしょうか。昨今の子供のゲーム事情を知らないので何とも言えませんが、ある意味、これは必要なものなのじゃないですかね。少なくても私は、世のこすっからさを学び、詐欺には簡単に引っ掛からない用心深さを手に入れた気がします。

( ・ω・) こんなところで学ぶというのも、ぶっちゃけどうよと思わないこともありません

 ダーマ神殿。バハラタの北方、ダーマ地方に建築された壮美な神殿のことである。これがどの時代に建てられたものであるかについて明確な史料は存在せず、アリアハンが世界を席巻していた時代より更に遡るともされている。
 歴史的に貴重な建物ではあるのだが、ここに四季を問わず来訪者がやってくるのは、観光が目的ではない。この神殿が、転職の為のものであるからである。
 ここでいう転職とは、有り体に言ってしまえば、習得する戦闘技能の方向性を大幅に改めることを指す。具体的には、昨日まで剣を修めていた戦士が、魔法使いとしての道を歩むこともあれば、盗賊が何かに目覚めたのか、賢者となることもある。
 もちろん、独自の修行で多方面の能力を手にすることも可能だが、ダーマでは基礎的な手ほどきをしてくれる上、公式の認定証も発行してくれる為、重宝するのだ。当然、ここには無尽蔵とさえ言える戦闘技術が蓄積されており、仮に全てを修めることが出来れば、人間の枠を超えることが出来るとさえ言われている。
 魔王軍の立場から見れば最優先で潰さなければならない施設の一つではあるのだが、常にその道の手練れが集結する地である。容易い作業で無いことは容易に想像出来、事実、幾度とない侵攻を防ぎきった堅牢の地でもある。
 日々、新たに生まれる次世代戦士の卵達は、人々の希望であり、魔王軍にしてみれば頭痛の種なのだ。
 アレク達がこの地に上陸し、得るものは、一体、何なのか。まだ見ぬ地で、新たな探求が始まろうとしていた。

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 最近、自民党を中心に『解散、解散、とっとと解散~♪』という声が聞こえますが、まあ、気持ちは分かります。何しろ、支持率が50%前後あるとはいえ、民主党が今、選挙を行ったとしたら、勝ち目があるか分からないからです。今日はそこのところを解説。
 今年8月30日に行われた衆議院選挙。民主党は308議席という、衆議院定員480の内、六割を超える議席を獲得しました。では、得票も六割あったのかと言われるとさにあらず。総投票、7060万の内、民主党が獲得したのは3350万、得票率は47.4%です。実は、半分にも達してない訳です。
 一方の自民党は、2730万票で、38.6%です。議席数が二倍半にも開いてますが、得票数で言えば10%そこそこなのです。まあこれは、前郵政選挙でも、逆のパターンで似た感じになった訳で、小選挙区制度の分り易い弊害とも言えるのですが。
 その一方、鳩山政権発足三ヶ月ちょっとで、支持率は75%前後から50%前後と毎月の様に下がり、不支持率は15%前後から40%前後に上がっています。四分の一の国民が、丸々不支持に回っている計算です。仮に民主党に投票した四分の一が、丸々、自民票に乗り換えれば議席数もひっくり返る訳です。まあ、そうならないように小沢先生が色々と手を打っているとも言いますが。とはいえ、元々、選挙が終わった後、民主党が勝ち過ぎたと思う層も少なからず居たはずなので、単独過半数も怪しいんじゃないかなぁとは思います。
 ちなみに、この支持率は、暫定税率実質維持、たばこ増税、鳩山総理元秘書二名起訴、石川衆議院議員聴取があった前の数字なので、現在はどうなってるかは知りません。特別に上がる要素は無かったと思いますけど。

( ・ω・) そろそろ、民主分裂の足音が遠くに聞こえて来るころかなぁとも思います

「その頃、スラリンはと言うと、別段、変わり無く過ごしていた訳だ。
 結局、この寓話が何を言いたいかってぇと、自分の力量に見合わないことを欲張ってみたところで、結局は無理が来て破綻するってことなのさ」
「はぁ」
 何だか、最後の一言だけで充分だった様な。
「つまり、だ。お前にその大剣を扱うのは無理だ。諦めろ」
「前振りが長すぎです。何か、もっとものすごーく、ありがたい話かと思った僕の純情を返して下さい」
「何をぉ。こいつぁ、俺が子供の頃、すげー感銘を受けた童話なんだぞ。ポルトガ兵だった頃も、こいつを参考に目立たず騒がす、厄介ごとは全部、たらい回したからこそ、生きてここに居られるんだからな」
 時たま、本当にこの人に剣の手ほどきを受けてて良いのか悩んでしまうこともあるけど、難しくは考えないでおこうと思う。
「大体、これが僕に大きすぎるのは、最初から分かってたことですから」
 兄さんの剣は、今まで僕が使っていた鋳型の剣より柄が長く、明らかに両手用のものだ。一応、どちらの手ほどきも受けてきたから、そこまでの違和感は無かったけど、振り回されることに変わりは無い。って言うかそもそも、片手だと持ち上げるのが精一杯だしね。
「まあ、お前の兄貴の持ちもんだってぇんだから、俺も指導するもんとしては、使わせてやりてぇけどなぁ」
「大丈夫ですよ。何も、今日明日、実戦で使おうって言うんじゃないですし。素振りしてるだけでも、力つくでしょうし」
 言って僕は、大上段に構えた剣を、一気に振り落とした。
「おめぇの、その勢い余って足を切りかねない姿さえ見なきゃ、それもそうかと思うんだが」
 ちょっと集中を切らすと、剣に振り回される格好で下半身がふらついてしまう。い、いつの日か、この黒刀を自由自在に操ってみせるんだからね。
 本当にそんな日、来るのかなぁ……。

 鳩山総理の元秘書が二名、起訴されましたが、もちろん、総理や議員を辞めるような展開にはなりません。なぜなら、次が居ない上に、まだ総理になって三ヶ月しか経ってないからです。しかし、小沢氏が民主党代表を辞めたのが七ヶ月前でしたっけ。ヘビーローテですなぁ。

( ・ω・) 全て秘書がやったこととか、民主党が一番、昭和の政治を引き継いでないか?

「スライムが、昇格ですか?」
「俺らから見りゃ、十把一絡げなモンスター達だが、それなりに差があるんだろう。努力と才能次第じゃ、大ボスは無理にしても、小ボスくらいにはなれる可能性くらいはあるんだろうな」
 まあ、そういうことにしておこうかな。何か、真面目に口を挟んだら、終わるものも終わらなくなりそうだし。
「スラきちは、そりゃあ、努力したさ。大ボスには媚びを売る為に、率先して汚れ仕事をこなして、どんどんと信頼を勝ちとっていったんだ」
「……」
 何、このちょっとした、ツッコミの我慢大会。
「一方のスラリンも、待遇がちょっと良くなったお陰で生活に余裕が出来てきたんだが、特に欲を出すことなく、日々を堅実に過ごしていた。
 そして、ついにスラきちが、下から二番目に昇格する日がやってきた。これはその縄張りの、スライムに限って言えば初めての快挙でな。そりゃもう、スライム族全体から持てはやされたもんだよ」
 何だか、見てきたような物言いだけど、これって物語だった様な?
「しかし、人生って奴ぁ、そう一筋縄じゃいかない。スラきちを取り上げてくれた大ボスが、あっさりと失脚してな。新たな大ボスがこの地を治めることになった。
 一応、トップとその取り巻き以外の異動は無かったんだが、所詮、スラきちは媚びを売ってのし上がった身。与えられた仕事をこなしきる能力に欠けて、みるみる内に顔面蒼白になっていったんだ」
 もしかして今のって、スライムの顔は元から青いっていう部分が笑いどころだったんだろうか。何だか、素直に笑ったら負けの様な、そんな気持ちで心は一杯だよ。

 ブログで連載中の、この作品のステータスを作っていて思うこと。基本的に、登場人物は、頭でっかちか、脳筋しか居ねぇのかと。普通、歴史に名を残せるのはバランス派である現実を無視しすぎじゃないかと思わないのかね、と。

( ・ω・) しかし物語でバランス派は、背景と化す悲しい現実が!

「なぁ、アレク」
「はい?」
 ダーマに向かう船の中、日課となった素振りをこなしていると、剣のお師匠さんが声を掛けてきた。
「今日はお前に、働き者な二匹のスライムの話をしてやろう」
「えーと……」
 いきなり、何を言ってるんですか?
「その二匹のスライム……名前はなんだったかな。まあ、スラリンとスラきちで良いだろう。
 知っての通り、スライムって奴ぁ、数あるモンスターの中で、最弱と言っていい立場にある。弱肉強食が基本のモンスター界じゃ、使いっ走りも良いところさ。朝から晩まで働かされてて、得られる報酬はせいぜいが生き長らえるのに足るかどうかといったもの。人間社会も似た様なもんだから偉そうなことは言えないが、世知辛いもんだよ」
「あの、その話、長くなりますか?」
 出来れば、先に素振りを終わらせたいんですが。
「まあ、最後まで聞け。
 スラリンとスラきちは苦労し続けた訳だが、ある時、転機が訪れる。二匹の住む地域の大ボスが変わってな。スライムが最下層であることに変わりは無かったが、バブルスライム、一角うさぎ、おおありくいや、ホイミスライムなんざといった感じで、一気に種類が増えた。
 何十種類と細かく区切られていたヒエラルヒーを、四種類くらいに再構築したんだな。それは単に、ボス側が管理するのに都合が良いだけだって話だったんだが、スライムにしてみりゃ、事実上の昇格だ。二匹とも、それ相応に嬉しがった訳だ」
「……」
 本格的に、どう反応したら良いか分からなくなってきたんだけど、どうしたものかな。
「で、だ。そこでスラリンとスラきちは別の道を歩き始める。具体的に言うと、スラリンは現状を維持し、スラきちは上の階級を目指し始めたんだ」

 

 自民党の大島幹事長が、現政権を、小沢幹事長が操る鳩山内閣ということで、『小鳩内閣』と批評したそうです。クルッポー、クルッポー。まあ、大体、合ってると思いますから、別段言うことはありません。

( ・ω・) ならばこちらは、『小鳥内閣』として、あのふにを立てることにしよう

「わたくしは、異論ありませんの」
「ご飯が美味しいといいな~」
「それじゃ、トヨ様。僕達、明日の朝一で港に行きますね」
 これで、ジパングやトヨ様とはとりあえずのお別れだ。何度となく繰り返してきたことだけど、やっぱり少しは切なくなってしまう。
「うむ、出来ることなら余もついて行きたいのじゃが、やはり国主が軽々に離れる訳にはいかんでのぉ」
 さりげなく、とんでもないこと言わないで下さい。
「天が与えたもうた才を、これ程までに憎んだことはなかろうて。余も、一人のおなごとして生きたいものじゃのぉ」
 いやいや。知力と霊力は高くても、トヨ様、旅と戦闘を出来る体力は無いでしょうが。肩書き関係無しに、無理ですってば。
「冗談、じゃよ」
 結論。女の子の冗談は、必ずしも笑えるものとは限らない。殆どの知り合いがそうなんだから、多分、間違ってないと思うんだ。
「手紙は極力、高頻度で送るのじゃぞ。倉にあったキメラの翼を、ありったけくれてやるでの」
「あ、はい」
 言われて渡されたのは、一抱えはある麻の袋で――あれ? キメラの翼がこれだけあるなら、いっそ、会いに来た方が早くない? ってか、ルーラを憶えちゃえば、必要すら無い様な……うん、深く考えるのはやめておこう。
「目的地が決まったのであれば、次にやることは一つじゃの」
 え、他に何かあるんですか? 細かい打ち合わせは船長に会ってからで良いし、それ以外となると一体……。
「旅立ちの折には、酒席を以ってはなむけとするのが、世の常識というものであろう」
「……」
 えーと、さっきも凄い違和感があったんだけど、この場合、僕が言うべき言葉は――。
「僕とシスはギリギリ良いとしまして、流石にトヨ様がお酒を飲むのは色々と問題があるような」
 常識的且つ、面白みもへったくれも無いものだった。
「こまいことは気にするでない」
 そんな僕の言い分は、この一言で一蹴された訳で。
「ま、いっか」
 これを今生の別れとするつもりは無いけれど、一期一会の精神というものもある。トヨ様の、気が済む様にしてあげるべきだよね。

 この夜、僕達はゆるゆると酒を飲みながら、子供の頃の遊びや面白い友達についてなんかを語り合った。楽しい時は流れるのも早く、気付いた頃には皆、眠気に耐えきれないまま、その場で横になっちゃったけど、たまには、こういうのも良いかなって思えた。
 トヨ様が僕に匹敵する、とんでもない酒豪だったことは、ま、余談ってことで。



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