2010
国交省の箇所付け問題で、差し当たっての処分が、前原国交大臣への『口頭注意』となったそうです。何か、大の大人どころか、国家の支柱に、『メッ』とか言うのもどうなんですかねぇ。つーか、あんだけ露骨な利益誘導をやっておいて、政略的意図は無かったで通ると思ってる辺りが野党ボケしてるというか、何というか。
( ・ω・) これが綺麗なお姉さん相手だったら怒られるのもやぶさかではない
う、それはたしかに。頑固と言うより、変人集団と言うのが的確な様な気もするけど。
「五、六年前とはいえ、一緒に暮らしてたシスとしてはどう思う?」
「んー。たしかにプライドは高いけど、明らかな邪魔になんない限り、怒りはしないと思うよ」
「だけど、シスの姉弟子なんだよねぇ」
それだけで人格に信頼を置けない辺り、凄い影響力だとは思う。
「唯、言っても所詮は海賊だからねぇ。地元での評判はともかくとして、こっちまで襲われないという保証は何処にもない」
「あー、じゃあ、こんなのどう? 四の五の言わずに、あっちの古い方の船沈めちゃうの」
「は、はい?」
いつものことながら、この子の言うことは突拍子がない。
「ほら。賊なんて結局、打算的なとこがけっこーあるしさ。船一隻やっちゃう力があると分かれば、そー無茶なこともしてこないでしょ」
国軍や自警団が、国家間紛争や治安維持の為の力を持つ、抑止力的発想だ。何だろう、シスって必ずしも論理的思考は得意じゃないけど、一気に本質に斬り込んでくることがあるよね。
「今なら、ちょーど一番奥の船が出払ってるっぽいから、怪我人が出るってことはないと思うしね。中に誰か居る場合までは知らないけど」
「でも、具体的にはどうやって――」
大砲を積んでいないこの船の装備で、沈没させるのはまず無理だろう。
となると魔法という話になるんだけど、僕が使える攻撃魔法は、メラ、メラミ、ギラ、ベギラマ、イオ、ヒャド、ヒャダルコといったところ。アクアさんは中堅どころの僧侶だから、バギ、バギマが精々かな。