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 オバマ大統領がノーベル平和賞受賞の式典で、『戦争は正当化されることもある』と演説したとか何とか。まあ、一部で失望したという意見もある様ですが、私は予想の範疇というか。はっきりと口にするかどうかはともかく、『アメリカ大統領』ですからねぇ。戦争しなきゃ、支持率を維持出来ない不思議国家。オバマ氏自身、支持率と不支持率が拮抗してきたらしいですし、来年辺りは何をしでかすことやら。

( ・ω・) ノーベル平和賞自体、格がガシガシ、下がってきたってことですかねぇ

「第二に、姉さんとヤマタノオロチが一体化している以上、命を絶ってしまった時、連動して姉さんが死ぬことが考えられる点。どういった経緯でこうなったか分からないから、安易なことは出来ない」
「良い判断だ」
 姉さんが、小さく呟いた。
「アレク、お前が私やアレルと比べて優れている点は、その明晰な頭脳と、論理的な判断力だ。今は経験不足で全てを発揮出来ないだろうが、いずれは強大なものとなり、アレルの力となるだろう」
 姉さんはそう言って、少しの間を取った。
「だが、賢明さは一つ間違えば、小賢しさとなり、お前自身の枠を決め付けてしまう。ここより広い世界を見てこい。余り私に囚われるな」
「それは、無理だよ」
 溢れ出て止まらない涙や鼻水を拭いながら、僕は言葉を搾り出した。
「僕にとって姉さんは、兄さんと同じくらい大事な人だから。心の隅に置いておくとか、ましてや忘れたり気に留めないなんて、出来やしないよ」
 僕は今日という日を忘れない。シスやアクアさんと出会えたあの時と同じくらい、大事な一日として心に刻みつけておく。
「でも、僕は行く。ここでこうしていても、姉さんを救うことは出来ない。だったらその手段を見付ける為にも、旅は続けないといけない」
 一つの探し物が見付かって、すぐさま新たな探し物が見付かる――旅をするっていうのは、本質的にそういうものなのかも知れない。
「それも、一つの答か」
 姉さんは両目を閉じると、しばらくの間、口を閉ざした。
「アレク。ヤマタノオロチの左足近くに、剣が刺さっているはずだ」
「剣?」
 言われて気付いたけど、たしかにその場所には、それと思しき棒状のものがあった。

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 民主党の小沢センセが600人の大軍団で中国と韓国を訪問するんだそうです。何で、この忙しい師走の今に? もしかして、秘書関連でここ数日で動きがあるのかとも思いましたが、去年もこの時期、行ってましたよね。つーか、国会議員140人含むって、せめて予算編成終わらせてからにしろよ。数的に、いわゆる小沢チルドレンっぽいので、何の役にも立たないのかも知れませんが。

( ・ω・) かつて、ここまで堂々と行動する黒幕が居たであろうかと、思ってしまうんだよぉ

「兄さんは……生きてるよね」
 噛み締めるようにして、言葉を搾り出す。楽観的思考、希望的観測、言い換えるなら、能天気な物の考え方だけど、これだけは譲れない。このことを曲げてしまったら、僕も姉さんも、生きている甲斐さえあやふやになってしまう。
「あの熱血バカが、こんなところで死ぬものか」
 姉さんも、考えていることは同じみたいだ。
「あれは墓に埋めて重石を乗せようとも、横穴を掘り抜いて脱出するくらいの阿呆だ。十年来の付き合いで、一年半も旅で連れ添った私には分かる」
 僕も、生まれた時から縁で繋がっている一人として、そのことは自信を持って言える。大丈夫。兄さんが、僕達より先に死ぬだなんて、考えられない。
「姉さんに、会えて良かった」
「私もだ。久方振りに、生という物の素晴らしさを感じ入ることが出来たからな」
「僕、兄さんを見付け出して、絶対にバラモスを倒してくるよ」
 あれ、何でだろう。姉さんと邂逅できて嬉しいはずなのに、涙が止まらない――。
「ちょ、ちょっと待った」
 僕達の会話に、シスが割って入った。
「何か、話の流れ的に、お姉さん置いてくみたいな感じになってない?」
「そう、だな。私はここに残り、夢と現の狭間で、こいつを抑え付けることとなるだろう」
「何でさ。折角、あたし達がここに居るんだし、このデカブツやっつちゃえば良いんじゃないの」
「無理、だと思う」
 シスを説く為に、言葉を選んでから口を開いた。
「第一に、今の僕達じゃヤマタノオロチを殺すなんて真似は恐らく無理だ。この鱗は、間違いなく鉄と同等の強度を持っている。姉さんが動きを制限してくれると言っても、これを断って致命傷を与えることは、今の僕達には出来ない」
 半端な攻撃は、暴走を招く可能性を秘めているとも付け加えた。

 昨日の続き。民主党の次世代幹部候補生と言えば、前原氏、原口氏、長妻氏辺りが有力視されていますが、下手をすれば現行内閣で潰されてしまうでしょうねぇ。何か、五年後には民主党そのものが消滅してそう。90年代半ばの過ちを、小沢さんは又、繰り返すのか。

( ・ω・) まあ、元祖壊し屋なんだし、本業全開ってだけの気もしますけどね

「それは元々、このジパングに伝わる秘宝の類だったらしい。幸いにと言うべきか、大巫女が代替わりする際、口伝で以ってのみ所在を知らせるらしいから、密かに盗み出しても騒ぎにはならなかったがな」
 と、トヨ様やジパングの人達にパープルオーブのことを話さなくて良かったなぁ。場合に依っては、重犯罪者になってたところだよ。
「なーんだ。勇者って言っても、やっぱケースに依っちゃ、盗みとかもするんだね」
 わー! そしてさりげなく、変な影響受けちゃってるし! ダメ! 盗みはこれっきりの話だからね!
「ふむ。盗んだというのは、少々、言葉が悪かったか。あくまでも魔物達に奪われた宝を、奪い返したと言った方が的確か」
 姉さん、ありがとう。そうそう、あくまでも、奪還したっていうのが正しい解釈だよね。
「尤も、護国の至宝を本来の所有者であるジパング、並びに、現職の大巫女に返していない以上、どの様にとられても仕方が無いことではある気もするが」
 ね~さん~。あなたも味方じゃないんですか~。
「あ、ちょっと頭がクラクラしてきた」
「苦労性は相変わらずか。少し楽観的に物を考えないと、バラモスを倒すなどという蛮勇に飲まれることになるぞ」
 その苦労を増やす一因となってるのが姉さんだと、喉元まで出かかったけど、何とか飲み込んだ。
「これのお陰で、姉さんに会うことが出来たよ」
 気を取り直してパープルオーブを差し出すと、そう口にした。
 レイアムランドの巫女さんが、『パープルオーブは宿縁の宝珠』と言っていたことを思い起こす。僕達は紛れも無く宿縁で結ばれている。旅を続けていれば兄さんとも、いずれ会うことが出来るはずだ。

 

 基本政策閣僚委員会にて、菅氏が亀井氏にプツーンとキレたそうです。おいおい、次期総理候補がそんなことで良いのかよ。総理に一番大切なのは、何があろうと冷静を装う忍耐力だぞ。来年の参議院選が終われば、結果はどうあれ、小政党二つの発言力は落ちるんだから、今の内に要求しまくるのは想定内じゃないか。

( ・ω・) やっぱ岡田センセしかいないのかと、人材不足を痛感させられる訳ですか

 ここで一つ、新たな疑問が湧いて出た。
「今の姉さんって、どういう状態なの?」
「さぁな。気付いたらここに居たくらいだから、私が聞きたいぐらいだ。暇に任せて考えた推察の一つとして、ヒミコをより自然に演じる為、人間の女性である私を取り込んだというのがあるが、所詮は益体もない妄想だ」
 吐き捨てるようにして、そう口にした。
「だが、ヤマタノオロチにとって一つ予想外であっただろうことは、私の精神とこの巨躯が若干の同調をしていたことだろう。幸いにしてと言うべきか、以後はここから動かず、人も食わずに済んでいる」
「じゃあ、三年もの間、ずっとここに一人で居たの?」
「そうなる。何しろ、さっきも言った通り、時間の感覚が不鮮明すぎて、昨日のことのようにも、幼かった時分のことのようにも思えるのだがな」
 あっさりとした口調で言っているけど、それはどれ程のことなんだろう。僕にとっては剣の修行を始めるより前の話で、気が遠くなる程、過去の話にさえ思えた。
「そうだ! パープルオーブ!」
 色々な話を聞きすぎて失念していたけど、僕の旅の大本を辿れば、この紫に光る宝珠へと帰結する。レイアムランドに置いて来ることも考えたけど、やっぱり別れ難くて、今でも肌身離さず持っていた。僕は腰の道具袋から取り出すと、前方へ差し出して、姉さんが視認出来る様にする。
「ああ、死を覚悟した折、何とかそれだけは誰かに託さなくてはと思ってな。良かった、ちゃんと届いていたか」
 死ぬかも知れないという状況の中で僕を思い出したという事実に、胸が熱くなるのを感じた。

 

 今年度二次補正予算に関して、内閣は国民新党寄りの上積みで決着したそうです。ククク……政府は少数政党の奴隷。言いなりになるしか手段が無いということ。
 こういうのを見ていると、参議院は必要な様な、不必要な様な。いや、やっぱ、一回の選挙での暴走を避ける為のストッパーとして、あった方が良い気もします。

( ・ω・) ねじれた時、協議する場がちゃんとあれば、それも納得出来るんですがねぇ

「仲が良さそうだな。成程、アレクが女性に甘いのは兄譲りの気質が主かと思っていたが、今の仲間の影響もありそうだ」
「姉さん!」
 はい! 本筋に関係ないから、この話はここで終わりだよ!
「それで、ヒミコが五年前に死んでたって、どういうこと?」
「ああ、結論から言えば何ということは無い。魔王軍の幹部が、暗殺したというだけの話だ」
「で、でも、その後、二年も命令を出して、政務まで執ってるじゃない」
 真っ先に思い付く、辻褄の合わない点はそこだ。
「それも蓋を開ければ、種と言う程のものでもない。その幹部が、ヒミコに成り代わっていたんだ」
「人間に、化けたって言うの?」
 アントニオ船長の、『幹部級の魔物は、雲上とも言える高位の存在である』という言葉を思い出す。考えてみれば人間だって、一時的にならモシャスで化けられるんだから、ありえない話では無いかも知れない。
「その推察を裏付ける為、アレルと私は魔物の寝ぐらと思しきこの洞穴に潜り込んだ。そこで会ったのが、この巨竜、ヤマタノオロチだ」
「一つ、質問がありますの」
「どうした」
「『ヤ』とはジパングの言葉で、八を意味するものだったはずですわ。ですが、ここから見える頭は三つ――勘定が合いませんの」
 アクアさん、その質問、今じゃないとダメですか。
「少なくとも、最初に見た時には五本あったが、私とアレルで一本ずつ切り落とした。それ以前がどうだったかは、知らないがな」
 姉さんも、動揺一つせずに返答したけど、これってどうなんだろう。
「結果として、それが良くなかった。激昂し、暴走を始めたヤマタノオロチにアレルは弾き飛ばされ、決死の覚悟で突撃をした私も、この様に虜囚の身だ」



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