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 昨日の話の続き。小沢幹事長って、或いはもしかすると、ジャンキーなんじゃないですかね。政権交代ジャンキー。十六年前の劇的細川政権誕生で、もう、政権交代の渦中でしか興奮出来ない体質になった可能性も、否定できないのではないでしょうか。

( ・ω・) だって、こんくらい突飛な発想じゃないと、あの暴走説明出来ないじゃない

 正直なところ、ジパングで何があったかを知ることに頭が占領されてて、この後をどうするかなんて考える余裕が無かったのが本音だ。一度、じっくり方針を練り直さないといけない。
「今のところ、僕達の捜し物って、兄さんと姉さんを元に戻す方法、それに後三つあるオーブってことで良いのかな?」
 何か、偉大な力を持つはずの宝珠の優先順位が低い気もするけど、深く考えないでおこうっと。
「わたくしとしましては、わたくし達以外の、力を持つ人材と知り合いたいとも思いますわ」
「そっか。クレインみたいに強い人が野に居るとすれば、別個に戦うより、共同戦線を張る方が効率良いよね」
 トヨ様は人並み外れた霊力を持っているけど、肉体的に追いついてないから、今回は除外、と。
「ところでトヨ様。当たり前の様に僕達の作戦会議に参加してるのはどういった理由ですか」
「余は、面白そうなことには、とりあえず首を突っ込む主義じゃ」
 『好奇心は猫を殺す』っていう格言があるんだけど、黙っておこう。
「それに御主の姉上に関して力になれんでのぉ。他に助力となれることを探しておる」
 そう、流石のトヨ様も、魔物と人間が融合した場合の対処法は知らないらしい。ほんのちょこっとだけ期待してた身としては残念だけど、こればかりはしょうがないよね。
「しかし、その、おーぶとやらは初耳じゃな。一体、何の話なのじゃ」
 う……神がこの世界に振り撒いた志玉の宝珠の一つ、パープルオーブは本来、ジパングの至宝だ。三年くらい前に色々あって兄さん達が手にした訳だけど、何とかその部分を誤魔化して説明するには――。

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 民主党、小沢幹事長が色々な方面でかっ飛ばしてますが、え、何、彼、死期でも悟っちゃったの? 何か、権力者が晩年、倒錯するのに、似た空気を感じるんですけど。まだ政権は磐石でも何でもないのに、全方位に敵を作ってまで行動しなければならない理由って、他に思い付かないんですが。

( ・ω・) これが切っ掛けで民主党が瓦解するなら、それはそれで問題無いんですけどね

「それで、朝餉を食ろうてから、半日も部屋に篭もっていると言うのか」
「まー、今日は休養日ってことにしてたから、何しても勝手っちゃ、勝手なんだけどさ」
「あれだけのことがあっただけに、少し気掛かりではありますの」
「案ずるでない。奴は余が認めた男ぞ。何だかんだですぐに立ち直るわ」
「そっかなー。見た目通りに打たれ弱いから、長引く気がするんだけど」
「こういう時は、お酒で誤魔化すのが一般人の作法ですわよね?」
「アレクって、幾ら飲んでも酔わないんじゃなかったっけ」
「うむ、題目はともかく、酒席という部分が気に入った。神酒を用意させようぞ」
「あー、もう、うるさいなぁ!」
 フスマと呼ばれる引き戸式の扉を開け、廊下で駄弁る女性三人組に、抗議の声を上げた。
 心配してくれるのは嬉しいけど、井戸端会議なら、僕に聞こえない場所でやってよね。
「あれ、結構、元気そうだね」
「シスは僕に、寝込んでて欲しい訳?」
「そういう訳でもないけど、予想が外れたのは悔しいかな」
 何て言うか、正直すぎて、掛ける言葉も思い付かないなぁ。
「気分は、宜しいんですの?」
「うん、ちょっと一人で、気持ちの整理をしたかっただけだから。思ったより時間が掛かって、気を揉ませちゃったのはごめんなさい」
 悪いと思える部分は、素直に謝るのが人間関係の基本だよね。
「それで、結論は出たの?」
「いいや、あんまし」
 心情的な衝撃が大きすぎて、完全に平常心まで戻るっていうのは無理だった。
「でも、もう涙は出尽くしたし、身体も重くはないから、充分、戦えるよ」
「ふーん、んじゃまあ、次、何処に行くか決めようか」
「そうだね」

 普天間問題について、政府は結局、移転先の決定の先送りを正式に決定しました。まあ、具体的に何処という案が無い以上、参議院選まではやり過ごしたいという戦略なんでしょうけど、これはどうなんですかね。今、鳩山政権の支持率が下がってるのは、実行力と統率力の不足が主因というのが一般的見解ですし。つーか、アメリカブチ切れたら、何がどうなるか分からないでしょうに。

( ・ω・) 何か劣化福田というか、そんな匂いがプンプンと

「アレク」
 背中越しに、声を掛けられた。
「生きろよ。人は生きてさえいれば、そこに希望を見出せる。私もこんな有様だが、お前という光に、命の価値を思い起こさせられた。
 不思議な奴だ。五年振りに会って、技量も分からぬというのに、何故だか安心して任せられる。一戦士たる私には、本来、有り得ぬ話だ。恐らく、お前自身が持つ特質なのだろうな」
 去り際にそんなことを言うなんて、姉さん、ズルいよ。涙が溢れて、振り返れないじゃない。さっきあれだけ号泣しておいてなんだけど、やっぱり男として、一日に二度の泣き顔は見せちゃいけないと思うんだよ。
「その力で、世界中の人に平穏を与えてやってくれ。
 お前は、私が認めた二人目の勇者だ。胸を張って一人前であると思え。あいつの口癖だっただろう? 『他人に勇気を与えられる奴が、真の勇者だ』とな」
「うん、姉さん……ありがとう。行ってきます」
 不思議なことに、姉さんの言葉を聞いている内に、僕の方も心に安らぎが満ちていくのを感じていた。この感情は、伝播するものなんだろうか。だとすれば、今まで、そしてこれから人と出会っていくことは、それだけで意味があることなのかも知れない。

 この日、僕は二度目の旅立ちを経験した。ここは、いつの日か絶対に帰ってこなくてはいけない、約束の場所。そして、姉さんをこんな目に合わせた諸悪の根源、魔王バラモスを征伐するという、新たな決意。
 いや、違うか。僕はこの瞬間、初めて魔王バラモスに相対すると心に誓ったんだ。これまでの漠然とした心持ちじゃなくて、具体的な最終目標として、だ。
 自分で言うのは何だけど、本当の意味で『勇者アレク』が誕生したのは、たった今、この時だったのかも知れない。

 鳩山政権への支持率が下落傾向ですが、考えてみれば、まだ、特にでっかいことを何かを決定した訳じゃないんですよね。単に、何もしないで先送りにしてるだけで。自らの資金問題や、普天間問題、それに来年度予算に於ける国債問題で酷い結果を出したらどうなるのかしら。やっべぇ、オラ、わくわくしてきたぞ。

( ・ω・) 一方、当の総理は会員制の店で、豪遊していた

「で、何処なのさ?」
「あそこ」
 言ってシスが指差したのは、姉さんのやや上、ヤマタノオロチの頭頂部だ。そこに、直刀が二本、御丁寧に並んで突き刺さっていた。
 そういえば姉さん、最後に攻撃をしかけたって言ってたっけ。それに上半身しか外に出てない今の状態じゃ死角になる訳だから、そっちの辻褄も合う。
「そんな近くにあったとは……不覚。いっそ手が届く位置であれば、切り裂いて脱出してくれたものを」
 さりげなく、無茶を聞いた気がしてならない。
「あくまでも、冗談だからな」
 そう言えば姉さん、お笑いって言うか、空気を読む能力が絶望的に欠如してたっけ。
「流石に、あんなとこにあったんじゃ厳しいかなぁ。あたしだけなら登れなくも無いけど、抜く時に暴れられたら、多分、振り落とされるし」
「ああ、やめておけ。私が動きを制御出来ると言っても、それはあくまで、平常時の大まかなものだけだ。不測の事態に対してまでは保証できん。それに愛剣ではあるが、私がこの様な状態である以上、命を賭ける程の価値は無い」
 言葉こそ冷静だけど、剣士が自身の分身とも言える剣を諦めるのは並大抵のことじゃないだろう。僕で言うなら、兄さんを失うことに匹敵する半身の喪失感が巡っているはずだ。姉さんは戦闘技術だけじゃなく、精神の面でも一流の戦士であると認識させられた。
「ま、持ち主がそう言ってるんだから、諦めるとしますかねー」
 幸いにと言うべきか、シスは額面通りに受け取っちゃってるけどね。
「それじゃ、姉さん、僕達、行くね」
 この場を離れたくないと心の内にあるのは事実だ。だけど、ここに居続けても進展は何も無い。感情を論理で抑え付けて、別れの言葉を口にした。

 アクアの年齢は登場時点で二十歳ということだったので、物語の進行上、このジパング編くらいになると、ボチボチ二十一歳くらいなんだろうなと思われます。誕生日設定が曖昧なので、以上か未満かは知りませんが。-keighさんに、『あんな二十一歳やだ』と言われたのは、とりあえず忘れられそうにありません。

( ・ω・) 年齢なんて良いじゃない。あれはアクアという生き物なんだもの

「にしても、こりゃ本当に良い剣だねぇ」
 シスは、具体的な流通価格なんかはともかくとして、お宝の価値自体を見極める能力は高い。一種の、折り紙がついたと言っていい状態なんだろうね。
「余り知られていないが、ジパングの刀鍛冶は世界でも一、二を争う水準にある。私も二本打って貰ったのだが、気付いた時には何処かへいってしまっていた。惜しいことをしたものだ」
 姉さんの剣は、生まれ持った身体能力を存分に活かした二刀流だ。兄さんの剣に比べれば、速度と扱い易さを重視しているはずだろうから、そっちの方がちょっと良かったなぁ、なんて思ってみたりする。
「ん? そこら辺に落ちてるんじゃないの?」
「だとは思うのだが――何しろ、この状態では視野が限られていてな。或いは、溶岩に落ちたやも知れない」
「発見したら、何かくれる?」
 何で僕の知り合いの女性は、こうも図々しいのばっかりなんだろうか。
「と言っても、私はまともに動くことさえ出来ないからな」
「じゃあ、担保って形で借りとくから、自由の身になった時、御礼してくれるってことで」
 あれ、御礼って、感謝の気持ちと共に、恩恵を受けた方が自主的に出すものじゃなかったっけ? 僕とシスの間に、言語解釈の行き違いがあった気がしてならないんだけど。
「ん~、アレクの剣以外に、金属っぽい感じは、と」
 いやいやいや。簡単に言ってるけど、何でそんなことが分かるのさ。いつも思うけど、シスはシスで、アクアさんや姉さんとは違う意味で、人間辞めてる気がしてならない。
「んっと、見付かったは見付かったんだけど」
「早ッ!?」
 盗賊っていうのが厳密な意味で職業かどうかは分からないけど、適性という観点では、天職と言わざるを得ないのが悔しい。



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