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 何か聞くところに依ると、元秘書の初公判に対して総理は、『私が居なければ罪を犯すことはなかった。この責任を噛み締めて職務に勤しみたい』とコメントしたとかなんとか。ごめんなさい。人間に分かる言語を喋って下さい。また、凄い勢いで支持率下がりますよ。只でさえ毎日毎日、突っ込みどころ満載の政権運営してるくせに。

( ・ω・) 一周りして参議院選が楽しみになってきた私がここに居る

「ほう、貴様ら、あの小娘のところから来たのか」
「へぇ、その通りでやんす。もう、あんな奴の下ではやっていけないでやんす」
 数十名の荒くれ達が取り囲む中、僕達はドンと呼ばれる男への謁見を果たしていた。
 僕が思い付いた策と言うのは、いわゆるところの埋伏の毒だ。味方の一部を寝返ったかの様に見せかけて敵陣営に潜り込ませて、内外から一斉攻撃を仕掛けて掻き乱すんだ。
 メンバー構成は、僕と自称野心家のスティーブさん、そして僕の剣の師匠であるダニエルさんの三人。この場に浮きすぎるっていう理由で女性は最初に除外された。そしていざって時に自分の身くらい守れるって意味でお師匠さん、そして外部の人間ばかりだと下手に突っ込まれた時に弁明出来ないという意味でスティーブさんを選ばせてもらった。
 僕自身が来たのは、この海賊団がどういった組織であるかを見極める為だ。多少の危険はあるかも知れないけど、いざって時はキメラの翼とルーラもあるし、これだけは人任せには出来ないよね。
「まーったく、あのトランスってのはどうしようも無い娘ですよ。脳みそまで筋肉で、金払いは悪い。おまけに色気はねぇときたもんだ。最初は流れであっちに入っちまいやしたが、こりゃどう考えても、あなた様について行った方が得ってもんですからね」
 しかしお師匠さん、こういう小物の演技させたらうまいもんだなぁ。殆ど地のまんまっていう説もあるけどね。
「そっちの坊主は、どういった理由だ?」
「特には、無いね。親父がこっちに来たいって言うから、ついてきただけさ」
 一応、設定上、僕はお師匠さんの子供ということにしてある。実の父親の記憶は殆どないし、そういう意味での抵抗は余り無かった。

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