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 この一週間、普天間問題で総理がブレにブレ、酷い迷走をしていますが、まあ、何と言うか、酷い話ですよね。今更『グァムって無理?』なんて言い出すか、普通。千歩くらい譲っても、これを言い出すなら総理になった直後、25%云々より前に通達すべきことでしょう。ってか、オバマ大統領に訪日した後に言い出すとか、顔に泥塗ってるみたいなものじゃないですか。

( ・ω・) 十二月は、秘書立件、二次補正譲歩、グダグダ予算編成、普天間迷走と、イベント盛り沢山だよー

「私達が旅を続けられなくなったばかりに、重荷を背負わせてしまった」
「そんなことは、無いよ。進んでとまでは言わないけど、割とすんなり受け入れることが出来たから、さ」
 嘘をついた。只でさえ境遇が絶望的なのに、僕の心の内なんかで、更に深い闇へと引き摺り下ろす訳にはいかないと思えたからだ。
「ふふ、嘘を口にする時は、堂々と相手の目を見て言え。そんなことでは、女一人騙すことなど出来やしない」
 何処までいっても、この人に勝つことは出来ないのか。観念にも似た心持ちが、僕の中に広がっていった。
「それにしてもアレルが行方知れずとはな……全く、口ばかり達者で、ここ一番の時に使えん奴だ。私が居なくとも、魔王の一匹や二匹、とっとと始末してしまえ」
 さりげなく、無茶な話を聞いた気がした。
「そ、そうだ。兄さんは、結局、兄さんはどうなったの?」
 結局、自分のことばかり話していて、こちらが聞きたいことは、何も得られていないことに気付いた。
「順繰りに話す必要があるな。ここに居るからには、五年程前、ヒミコが生贄を差し出し始めたたのは知っているだろう?」
「う、うん」
「だが、その認識は事実と違う」
「ど、どういうこと?」
「ヒミコは五年前、生贄の命を下す前に死んでいる」
「……は?」
 想定の外側をひた走る姉さんの発言に、僕の口から間の抜けた声が漏れた。
「それは、おかしな話ですの」
「話の辻褄が、全然、合わなくなっちゃうよねー」
「うわっ、シスとアクアさん、一体、いつから僕の後ろに居たのさ」
「割と最初の方から?」
「完全に二人の世界で、声を掛けるのが躊躇われましたわ」
 本日の教訓。物事に集中するのは良いことだけど、それと同じくらい周囲に気を配ることも大事だよね。

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 煙草増税の名目は、『国民の健康を阻害するから』ということになっていますが、他に健康を阻害してるものなんて幾らでもありますよね。ジャンクフードなんて、真面目に国民のことを思えば全面禁止にしてもおかしくないレベルでしょう。まあ、身体に良くないから旨いんだって論もありますが。
 同時に、何かのテレビでマクド○ルドの広報さんが、『たまに身体に悪いものを食べないと、逆に身体に悪い』って言ってたのは、殿堂入りの発言だとも思っています。

( ・ω・) いや……さすがにそれは通らない気がするんですが、どうなんでしょう

「順序立てて話そう。私が、アリアハンを発ってから、どれ程の時が流れた?」
「四年……ううん。もう、五年近い」
 僕達がアリアハンを旅立ってから、既に半年以上の年月が流れている。それを計算に入れるのを忘れてしまい、慌てて言い直した。
「ということは、アレクも十五――いや、十六歳になったのか?」
「ううん、誕生日はもうちょっと先だから、まだ十五歳」
「そう、か」
 言って姉さんは、口の端を上げ、笑みを見せた。
「大きくなったな、アレク。見違えたぞ」
 出来ればその言葉は、もっとちゃんとした再会の場で聞きたかったと、僕の中からやましい心が這い出てきた。
「外では、そんなにも時が流れていたのか……ここでこうしていると、時の感覚が無くなる。四季の巡りも、一炊の夢も同じだとは、人の心は、実に曖昧なものなのだな」
 まるで自嘲するかの様な面持ちで、姉さんはそんなことを口にした。
「それで、アレク、お前は何でここに居る? アリアハンで一体、何が起こったと言うんだ?」
「アリアハンは、大丈夫。元々、侵攻が弱い地域だし、厭世観が強まって皆の心が荒んでる部分もあるけど、まだ滅ぶとか、そういう感じじゃないよ」
「言い方から察するに、バラモスはまだ健在なのか」
「あ、うん。それで三年前、兄さんと姉さんが行方不明になって、次の勇者として選ばれたのが僕で――色々とあったけど、今、僕はここに居るのは、そういった理由だよ」
「成程、な」
 事態を把握したのか、姉さんは両目を閉じ、険しい表情を作った。
「済まなかった、な」
 次いで口にしたのは、そんな言葉だった。

 社民党の福島代表が、普天間問題で現状の辺野古移転をした場合、『党として重大な決意をする』、即ち、連立の解消を示唆しました。え、社民が連立解消なんてしたら、野党に逆戻りで、党として何のメリットも無いのでは。もちろん、政権は参議院での過半数割れを招きますが、公明党辺りとくっつくのを促進するだけな様な気も。まー、そんなことになれば、支持率はガタ落ちになるリスクがあるので、それ相応の牽制力はあるのやも知れませんが、口だけのパフォーマンスですかねぇ。

( ・ω・) 近場に、『断固たる報復をする』なんて口だけ国家もありますし、私には何とも

 矢も盾もたまらず、僕は岩陰から飛び出して、魔物へ向かって駆け出した。
「あ、ちょっと、危ないってば!」
 シスの声が、聞こえた気がした。だけど、僕の足は止まらなかった。まるで理性を失った暴れ馬であるかの様に、がむしゃらに突進を続けていた。
 トウカ姉さん、異称を『黒髪のトウカ』といい、僕から見ると四つ年上の幼馴染みだ。アクアさん経由で聞いた話だけど、齢十三にしてアリアハン随一とまで言われた稀代の剣士で、純粋な戦士としては兄さんより強かったらしいとのこと。四、五年前に、兄さん――勇者アレルと共にバラモスを倒す旅に出た。
 血の繋がらない、初恋の女性を姉と呼ぶことに、躊躇いや抵抗が無い訳じゃない。だけど、子供心に、兄さんと姉さんは余りに融和しすぎていた。まるで生まれながらに一繋がりの存在であるかのようにさえ思えていた。だから半歩退いて、姉さんと呼んでいたんだと思う。それに兄さんならと、諦めるに足る理由もあった。
 そんなトウカ姉さんが、何であんなところに居るんだ。一体、この場所で何があったと――思考よりも感情が暴走し、考えが纏まらない。心が、千々に散らばってしまいそうだった。
「姉さんッ!!」
 魔物の直下、円の中心線で見ると九割程のところに進んだところで、足を止めて声を上げた。ここまで来たら引き返せないとか、身の心配は心の内に無く――全力疾走の代償と高揚に依って早鐘の様になる心音が、何故だか自分のもので無いようにさえ感じていた。
『グルゥゥ』
 魔物が、小さくもたげ、喉を鳴らした。寝惚け眼の虚ろな瞳でこちらに向き直り、見詰め合いの間が、時間をその場に張り付かせた。

 一部報道に依りますと、鳩山家の資産移譲は、弟、邦夫氏にも行われていた模様です。額は兄貴と同じ、年一億八千万円。鳩山家の子供手当て、マジパネェ。

( ・ω・) 自民党は、邦夫を生贄にして、総理にダイレクトアタックを決めるんだ!

「……」
 ちょうど真ん中付近まで来たところで、再び、足を止める。ここなら、相手がこっちの倍速で動けない限り、通路までに追い付くことは出来ない。炎を吐くなんて遠距離攻撃も考えられるけど、それならヒャドである程度は相殺出来るし、致命的な被害を受けるまでには至らないはずだ。
「ここなら、どう?」
「溶岩の明るさって、太陽の光と違うから、ちゃんと見えてないのかなぁ……」
「どうしたの?」
「あたしの目には、あれ、人間の上半身にしか見えないんだけど」
「はぁ?」
 唐突に妙ちくりんなことを言われ、意識せずヘンテコな声が漏れてしまう。
「幾らなんでも、そんなことは無いでしょ」
「じゃあ、自分で見てみたらいーじゃない」
「そう言われてもなぁ」
 僕もそんなに目が悪い方とは言わないけど、シスとは端から、勝負をする土俵にすらない。何しろ、三ブロック先に落ちてる硬貨を見分けられるくらいだからね。目を細めたり、寄り目にしたしてり、何とか目的を見定めようとする――。
「え……?」
 自分の目を、疑いたくなった。あれはたしかに、人の上半身だ。くっきりと根元が見える訳じゃないけど、構図的に考えて、魔物の額から生えてるということになるんだろう。そして、多分だけど、その人間は女性だ。身体の線は分からないけど、あの艶やかな黒髪は、その可能性が――。
「!!」
 全身に、雷鳴が落ちたかの様な衝撃が走った。よもやという仮定が頭を駆け、次いで、まるでパズルのピースが埋るかの様に、滑らかに陰影は具体的な形を作った。
 僕は、あの人を知っている。ううん、そんな生易しいものじゃない。僕の人生で、屈指に深く関わってきた内の一人だ。
「姉さん! トウカ姉さん!」

 今年の流行語大賞が、『政権交代』になったそうですが、ケッ、やっぱり『。』つけやがらなかったな、この素人め。民主党のポスターやマニフェストを見たこともねぇ奴が、政治を語ってんじゃねぇよ。

( ・ω・) ここまで豪快な出来レースは、サザエさんも愉快だろうと思うんだ

「ふぃぃ」
 三分の一程を渡ったところに、僕の背の倍はあろうかという岩があった為、そこに身を隠し、少しだけ息を吐いた。まだ、モンスターに特段の動きは無い。うん、これくらいの距離なら、さっきよりは見分けが付く。
 成程、たしかに一つの丸い胴体から、幾つもの頭が生えてる感じだ。奇妙奇天烈と言うべきか、独特の生態系を持つモンスターだからと考えるべきなのか。思案したところで纏まらないことは端に置いておくとして――。
「真ん中の頭の額に、黒いものだっけ?」
 僕の目では、この位置からでも、言われて何とか、ある様な気がする程度のことしか確認できない。
「ありゃ何だろうね。黒いのは糸の束……ヒゲみたいなもんなのかなぁ?」
「もう少しだけ、寄ってみよう」
 幸いにと言うべきか、ここからは、良い感じに岩が幾つもバラ撒かれていて、隠れる場所には事欠かない。
「少し、待ちますの」
 ここで制止の声を掛けたのは、アクアさんだった。
「これ以上、進むのは反対?」
「いえ、そうではなく、万一に備えてピオリムを掛けておこうと思いますわ」
 ピオリムは初歩の僧侶系魔法だけど、これを使うと足に羽が生えたんじゃなかろうかってくらい素早く動くことが出来るから、色々な局面で重宝する。シスが、才能の無さを悔しく感じた魔法の一つなんだけど、それはそれとして。
『ピオリム』
 アクアさんの杖から光が漏れ出て、僕達に伝播する。それと同時に全身が軽くなり、ちょっとした高揚感も感じ入ってしまう。うん、これならモンスターが相当に素早く動いたとしても、通路まで逃げ切るのは難しくないはずだ。
「それじゃ、行くよ」
 再び、こそりこそりと、ゴツゴツとした岩肌を進んでいく。傍から見たらカルガモの親子風のコソ泥集団かも知れないけど、こっちは真剣なんだからね。



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