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2010

0412

 去年の衆議院選が終わった直後のブログを読んだのですが、なーんか大体、当たってますね。日本の政治がえらいことになるとか、支持率がジェットコースターを引き起こすとか。何で頭使えば分かることを、ちゃんと考えないんですかね。むしろここに、社会の摂理を紐解くヒントが隠されてる気がします。

( ・ω・) 想像力の欠如が世界を萎縮させると、最近は思いつつあるんですよ

「そう深く考えるなよ。案外、ああいうタイプは勢いで押せば、崩れるもんだぜ」
 ゴメンね、ホセ。今、最も優先すべきなのはこの海賊団をシッチャカメッチャカにすることなんだ。
 とはいえ流石にここまですると、心がシクシクと痛んでくるよ。
「それもそうね。それじゃあちょっと、頑張ってみようかしら」
 あんまり、宗教そのものには興味が無い僕だけど、この時ばかりは祈りを捧げる心持ちになった。人間の業って、何処まで行っても深いものなんだなぁ。

「うむ。どうやら貴様、ホセより知恵が回るようだな」
 ドンの夕食に招かれて言葉を交わす中で、こんな遣り取りがあった。
 うーん。基本、脳筋だらけの海賊団の中では少し頭の切れるホセより上って言われても、褒められた気がしないなぁ。
「そりゃ、どうも」
 もちろん、おくびにも出さないで社交辞令は返しておくけどね。
「やる気と忠誠心次第では、近い将来、俺の側近になるやも知れんな」
 いえ、僕と致しましては出来うる限り早く用を済ませて、逃げ帰る気で満々なんですけどね。
 それと、エンリコは良く分からないけど、ホセは嫌々働かされてるし、ヘラルドも自分のことしか考えていない。ドンの人物査定には、相当の疑問が残る訳で。
「で、何をしろって言うんだい?」
 そんな、数々の考えを全て飲み込んだ上で、腹の内を読み解く。つまりは、信頼を得る為、そして能力を証明する為に、一仕事しろという前振りだって考えるのが妥当だろう。
「ふん、話が早くて助かるな」
「幸い、頭は親父に似ずに済んだんでね」
「んあ?」
 しかし演技とはいえ、お師匠さんの弄りやすさは便利極まりないなぁ。

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2010

0410

 何とはなしに月読教授を読んでいたら、こんなコントが。

【絶対に無理そう】
月:私は、アニメゲーム関連商品に補助金を出し、現在の半額で買えることを公約します。
黄:無茶なことを言ってるんだよぉ。
月:公約なんて、半分も達成すれば大したものなのは常識。
黄:最初からやる気が無いのは、公約と言って良いのか、実に謎なんだよぉ。


【頭だけは良い】
月:次に解散する頃には飽きてるだろうから、耳障りの良いことだけ言っておけば良い。
黄:最低にも、程があるんだよぉ。
月:それでダメになった時も、『民度が低いからこうなった』って逆ギレするだけ。
黄:今更ながら、ここまで上に立つ資格が無い人も、そうは居ない辺りが空恐ろしいんだよぉ。

 何度読んでも、民主党そのものの件。うーむ、これって、二、三年前に書いたものなのですが。やっぱり、民主党の政治手法が、一番古臭いってことなんでしょうねぇ。

( ・ω・) たまに自分でも驚く現実とのリンクがあるから困ったもんだ

「そうさなぁ。相手が相手だけに藪をつついて蛇を出すなんて真似は最悪だが、俺も貞操は大事だ。どうしたもんかねぇ」
 しかし貞操なんて言葉が出ると生々しくて困ったものだと思う。
「よし、ここは俺が、うまいこと言って矛先を逸らしてやるよ」
 問題は、この海賊団の誰も利することのない逸らし方をしてるところなんだけどね。
「具体的に、何をする気なんだい?」
「それは聞かない方が良いな。万一試みがバレた時、あんたに迷惑が掛かることになる」
 当然、腹の中に何の方策も無いからなんだけど、ついでに恩を着せる効果もあるよね。
「済まないな、相棒。俺のことをそこまで考えていてくれるなんてな」
 うわ、いつの間にか相棒に昇格してるし。
 何だろう。人を騙すにはまず脅して心を動揺させてから優しさを見せるといいって聞いたことあるけど、その類型なのかなぁ。
 いずれにしても、こっちもちょっとは信頼を得られたみたいだし、ここまでは順調かな、と。

「あら、僕ちゃん。ホセの方は、どうなったのかしら?」
 さて、と。幹部で最難関なのは、このヘラルドだよなぁ。そもそも、どういう脳構造してるかすら良く分からないし、今まで接したことの無いタイプなもんで、どっちに跳ねるかさえ想像が付かない。
「よくよく見てみるとあんたも可愛い顔してるわよね。ちょっと年いってる方が好みだけど、充分、守備範囲よぉ」
 イレギュラーっぷりと言うか、不規則発言の度合いはアクアさんに匹敵しそうだなぁ。勝ってるとは言わない辺り、アクアさんを信じてると思うよ。

 

2010

0409

 先日の渡部氏の総辞職発言について、鳩山総理のお言葉。『五月中に解決しろという、渡部さんなりの激励だと思う』だってさ。引き出し少ねぇなぁ。
 何て言うか知性って学歴とは関係なしに、引き出しの多さで感じる部分も多いですよね。似たようなことばっかり言う人って、やっぱりアホの子に見えるじゃないですか。

( ・ω・) マンネリにならないよう、このブログも頑張らんといかんのか

「うんうん、そうだろ、そうだろ。男はさっぱりしてないとな」
 実際には、頭の方がさっぱりだなんて、残酷すぎて言えやしないよ。
「んで、わざわざこんなことするってことは、俺んとこに来るってことで良いんだな?」
「まあ、有力な候補であることには違いないかな。唯、ヘラルドは無いってことは伝えておこうと思ってね」
 こういう時は、思わせぶりに、且つ明言は避けて、味方だと思わせるのが常道だよね。
「お前、いい奴だなぁ。よしよし、飯食ってけ、飯」
 ゴメンナサイ。表面取り繕ってるだけで、裏では色々画策する、すげーやな奴なんです。
「旨そうでやんす、食卓に肉があるなんて、歓迎会以来でやんす」
 だけど、素で可哀想なスティーブさんが居るから、それで相殺ってことで。どういう弁明なのか、僕にも良く分からないんだけどね。

「なんだって、ヘラルドが?」
「あぁ、ホセがどうにも思い通りにならないって言っててな。どうやら、力づくでどうこうするつもりらしいぜ」
 具体的にどうやって力を使うのかについては、色々と恐ろしいから、想像しない方が良いよね。
「たしかに、前々から俺のことを見る目が怪しいとは思っていたが――」
 この件に関しては、必ずしも嘘を言ってるとは限らない辺りが、重要なポイントだと思う。
「んで、どうする? 正直、俺はヘラルドのことは好きになれなくてな。あいつが困るってんなら協力してやるぜ」
 ホセみたいに知恵が回るタイプには、エンリコみたいに同調するんじゃなくて、利害を説いて協調を促す方が良いんだと思う。しかし実地でこんな寝技を学ぶなんて、人生、何があるか分かったもんじゃないなぁ。

 

2010

0408

 今更と言えば今更ですが、平沼・与謝野新党の名称が、『たちあがれ日本』に決定したそうです。何でしょう、この絶望的なネーミング。日本の復古が目指すところなら、『新党さむらい』でも、『新党やまと』でも何でもいいでしょ。比例メインで戦う予定な訳で、『たちあがれ……』と書く投票者もえらい迷惑です。 
 幾ら何でも『みんなの党』を下回るネーミングは無いだろうと思っていたのですが、アグレッシブですねぇ。鳩山総理の私服と同じく、もうちょっとまともな方向で攻めて貰いたいものですが。
 何が凄いって、これは芥川賞作家である石原都知事の命名ってところですよね。コピーライターは若くないと出来ない仕事と聞いたことがありますが、喜寿ともなるとこんなもんですか。

( ・ω・) 芥川賞の品位にも関わるから、無かったことにするってのもありじゃないでしょうか

 問題は、具体的にどうしたものかという点だ。やっぱり、うまいこと口先で引っ掻き回してみるのが手っ取り早いだろうか。でも、胡散臭い新入りの僕を信じてくれるかと言うと――。
「どうしたでやんす?
 幾ら見詰めても、愛には応えられないでやんすよ?」
 うん、この際だし、いっそ舐めきった感じで試してみよう。別に、トランスさん、スティーブさんを始めとした、一直線な性格の面々を参考にした訳じゃないからね。

「ぬぁにぃ!? ヘラルドの奴が、俺らに狙いを定めて準備しやがってるだとぉ!?」
 この手の内部撹乱に於いて、真っ先に対象になるのはどうしても単純明快な人の訳で。深く考えるまでもなく、エンリコに決定したよ。
「あぁ、流石のヘラルドも日の出の勢いのあんた達は捨て置けないと判断してるみたいでな。まだ数で上回ってる今の内に叩き潰そうとしてるみたいだな。
 俺達にも、『もうすぐ負け犬になるあんな奴についていっても、良いことなんてないわよ』って誘いがあったくらいさ」
「あんの、ビア樽め。ブヨンブヨンの身体を紐で縛ってポンスレスハムにしてやろうか」
 しかし、ここまでさっくりと信じてくれると、策を弄する甲斐が無いなぁ。そしてあんな脂身しかないハムなんて、個人的には食べる気がしないよ。
「それにしても良く知らせてくれたな。嬉しいぜ」
「ああいうグジュグジュした奴は趣味じゃなくてね。やっぱり男は、エンリコみたいにまっすぐじゃないとな」
 心にも無いことだからこそ、ペラペラと舌が回ることもあるんだと、一つ人生勉強をしましたよ、と。

2010

0407

 何でも、民主党、渡部氏が『普天間が五月末までに決着しなかったら総辞職だな。後任は菅君だろう』的な発言をしたとか。ちょっと分かりませんね。総辞職って、内閣全体の連帯責任だったような。何で重要閣僚の財務大臣が、総理になれるんですか。少なくても、今、内閣に居ない人間から選ぶべきでは無いでしょうか。単に、選挙用の御祝儀相場狙いだって見え見えですよ。責任とって、幹事長から代表、そして総理になった鳩も居る訳ですけど。

( ・ω・) 黄門様、由美姉さんがお風呂引退してやる気無くなった説

「ドンを倒してやろうって話も聞いてるけど?」
「あぁ、それは単に、いっそ一番上の方が気も楽かなと思って言った与太話だ。そんなやる気やエネルギーは俺にはねぇ」
 噂って、いつも無駄に大きくなるものだよね。って言うか、多分、何だかんだで一番上が面倒事や重圧の面でも一番だと思うよ。僕には、一生、縁の無いことの様な気もするけど。
「ところで、どうして俺にそんな話を?」
 初対面だと、逆に喋りやすいってことはあるのかも知れないけど。
「何故だろうなぁ。お前さんからは、どうにも俺と同じ匂いがしたもんでな」
 正解。少しは頭が回って、分不相応な役職を与えられたって意味では、似た立ち位置ではあるんだよね。
「何にしても、こんなもんでも、何かの縁だからな。また遊びに来いや」
「ま、愚痴くらいは聞いてやるよ」
 こんな気弱な人を罠に嵌めないといけないと思うと心も痛むけど、やっぱ海賊に加担した時点でしょうがないよね。
 そう自分に言い訳をして、ホセの部屋もあとにする僕達だった。

「ふーむ」
 一通り、主要な幹部に対面してみると、これはこれで面白い人間関係があるなぁ、なんて思ったりもする。
 良くも悪くもまっすぐで、足元なんて気にしないドン・カルロス。頭脳派だけど気弱で、とても人の上に立つ器じゃないホセ。その身体付きと同じく、人としての欲望を抑えることが出来ないヘラルド。脳みそまで筋肉と評され、突撃することしか知らなそうなエンリコ。やっぱり、あんまし纏まった組織とは評せないし、突っつきように依っては、良い感じに崩れてくれそうな気がする。

 

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