2010
今更と言えば今更ですが、平沼・与謝野新党の名称が、『たちあがれ日本』に決定したそうです。何でしょう、この絶望的なネーミング。日本の復古が目指すところなら、『新党さむらい』でも、『新党やまと』でも何でもいいでしょ。比例メインで戦う予定な訳で、『たちあがれ……』と書く投票者もえらい迷惑です。
幾ら何でも『みんなの党』を下回るネーミングは無いだろうと思っていたのですが、アグレッシブですねぇ。鳩山総理の私服と同じく、もうちょっとまともな方向で攻めて貰いたいものですが。
何が凄いって、これは芥川賞作家である石原都知事の命名ってところですよね。コピーライターは若くないと出来ない仕事と聞いたことがありますが、喜寿ともなるとこんなもんですか。
( ・ω・) 芥川賞の品位にも関わるから、無かったことにするってのもありじゃないでしょうか
問題は、具体的にどうしたものかという点だ。やっぱり、うまいこと口先で引っ掻き回してみるのが手っ取り早いだろうか。でも、胡散臭い新入りの僕を信じてくれるかと言うと――。
「どうしたでやんす?
幾ら見詰めても、愛には応えられないでやんすよ?」
うん、この際だし、いっそ舐めきった感じで試してみよう。別に、トランスさん、スティーブさんを始めとした、一直線な性格の面々を参考にした訳じゃないからね。
◇
「ぬぁにぃ!? ヘラルドの奴が、俺らに狙いを定めて準備しやがってるだとぉ!?」
この手の内部撹乱に於いて、真っ先に対象になるのはどうしても単純明快な人の訳で。深く考えるまでもなく、エンリコに決定したよ。
「あぁ、流石のヘラルドも日の出の勢いのあんた達は捨て置けないと判断してるみたいでな。まだ数で上回ってる今の内に叩き潰そうとしてるみたいだな。
俺達にも、『もうすぐ負け犬になるあんな奴についていっても、良いことなんてないわよ』って誘いがあったくらいさ」
「あんの、ビア樽め。ブヨンブヨンの身体を紐で縛ってポンスレスハムにしてやろうか」
しかし、ここまでさっくりと信じてくれると、策を弄する甲斐が無いなぁ。そしてあんな脂身しかないハムなんて、個人的には食べる気がしないよ。
「それにしても良く知らせてくれたな。嬉しいぜ」
「ああいうグジュグジュした奴は趣味じゃなくてね。やっぱり男は、エンリコみたいにまっすぐじゃないとな」
心にも無いことだからこそ、ペラペラと舌が回ることもあるんだと、一つ人生勉強をしましたよ、と。