2010
何でも、民主党、渡部氏が『普天間が五月末までに決着しなかったら総辞職だな。後任は菅君だろう』的な発言をしたとか。ちょっと分かりませんね。総辞職って、内閣全体の連帯責任だったような。何で重要閣僚の財務大臣が、総理になれるんですか。少なくても、今、内閣に居ない人間から選ぶべきでは無いでしょうか。単に、選挙用の御祝儀相場狙いだって見え見えですよ。責任とって、幹事長から代表、そして総理になった鳩も居る訳ですけど。
( ・ω・) 黄門様、由美姉さんがお風呂引退してやる気無くなった説
「ドンを倒してやろうって話も聞いてるけど?」
「あぁ、それは単に、いっそ一番上の方が気も楽かなと思って言った与太話だ。そんなやる気やエネルギーは俺にはねぇ」
噂って、いつも無駄に大きくなるものだよね。って言うか、多分、何だかんだで一番上が面倒事や重圧の面でも一番だと思うよ。僕には、一生、縁の無いことの様な気もするけど。
「ところで、どうして俺にそんな話を?」
初対面だと、逆に喋りやすいってことはあるのかも知れないけど。
「何故だろうなぁ。お前さんからは、どうにも俺と同じ匂いがしたもんでな」
正解。少しは頭が回って、分不相応な役職を与えられたって意味では、似た立ち位置ではあるんだよね。
「何にしても、こんなもんでも、何かの縁だからな。また遊びに来いや」
「ま、愚痴くらいは聞いてやるよ」
こんな気弱な人を罠に嵌めないといけないと思うと心も痛むけど、やっぱ海賊に加担した時点でしょうがないよね。
そう自分に言い訳をして、ホセの部屋もあとにする僕達だった。
◇
「ふーむ」
一通り、主要な幹部に対面してみると、これはこれで面白い人間関係があるなぁ、なんて思ったりもする。
良くも悪くもまっすぐで、足元なんて気にしないドン・カルロス。頭脳派だけど気弱で、とても人の上に立つ器じゃないホセ。その身体付きと同じく、人としての欲望を抑えることが出来ないヘラルド。脳みそまで筋肉と評され、突撃することしか知らなそうなエンリコ。やっぱり、あんまし纏まった組織とは評せないし、突っつきように依っては、良い感じに崩れてくれそうな気がする。