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2010

0417

 先日、時事通信の世論調査で、鳩山内閣の支持率が23.7%の数字を叩き出したことが話題になりました。
 民主党議員は、この急落の原因を、『政治のカネ』の影響が大きいとしているようです。まー、ぶっちゃけ、60から40くらいになった時はその影響も多分にあったでしょうけど、40から20が見えてきた今は完全に能力と人間性を疑われてる訳なんですけどね。分かっててミスリードしようとしてるんでしょうけど。
 しかし、ついこの間、支持-不支持の比率が二倍くらいになったかと思ったら、二.五倍とか、インフレ早いですなぁ。界王拳かよ。三倍、四倍になったら、総理には、『四倍だァァァァ!!』って叫んでもらいたいものです。

( ・ω・) いや、そんなこと言ってる場合ちゃうとは分かってるつもりですよ?

「おいおい、そんなこと大声で言って良いのかい?」
「構わしねぇよ! ちくしょうめ、どうしてくれようか」
「ふぅん、エンリコってば、そんなこと言っちゃって。アンタも偉くなったものねぇ」
 不意に、台車に乗ったビア樽――もといヘラルドが廊下から声を掛けてきた。余りに肥えすぎた結果、自分では動けなくなったらしいんだけど、海賊として完全に失格の域だよね。
 ちなみに、ここを通り掛かったのは偶然じゃない。ホセについての話があると言って呼び出しを頼んでおいたんだ。
 さぁて、男だらけの修羅場ってのも珍しい気がするけど、ここからどうなるのかな、っと。
「てめぇ、俺の剣、何処にやりやがった!」
「何、言ってんのよ。ウチはあんな趣味悪いものに興味なんて無いわよぉ」
「んだと、このタコ。やんのか、オラ?」
「まあまあ、落ち着けよ。証拠がある訳でも無いんだろ?」
 心の中で舌を出しながら、敢えて疑念を煽る言い回しをしてやる。これならどっちの味方をしているという訳でも無いし、良い感じで双方の溝を深められたと思う。
「ドンもホセも、わざわざ俺のもんを取り上げる程、器は小さくねぇよ。可能性があんのはこいつくらいだ」
「ムカつく筋肉ねぇ。ウチの心はこの身体と同じく、無限大の大きさを持ってるのよ」
 そんなブヨンブヨンの心なんて、幾ら大きくてもどうかなぁ。
「そういうこと言うならウチも言わせて貰うわ。
 さっき、ウチが着替えようと思った時、下着が幾つか見当たらなかったのよぉ。片付け間違いかと思って気にしてなかったんだけど、アンタが盗んだんじゃないのぉ?」
「誰がんな廃棄物盗るか!」

 

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2010

0416

 今日の鳩山総理のありがたいお言葉。
『あのさぁ。普天間普天間って、みんな騒ぎすぎじゃね? つーか、みんな、普天間のことなんて知らなかったでしょ、チョリース』
 表現は噛み砕いておりますけど、内容はそのままですが、何か。

( ・ω・) ああ、こいつ、本当にルーピーだったんだ……

「うぐぁぁぁぁ! ねぇ、ねぇぞ!」
「どうしたんだい。朝っぱらからそんな大声出して」
 翌朝、偶然、通りがかったかの様にしてエンリコの部屋に入り込むと、そう声を掛けた。
「俺のお宝が、何処にもねぇんだよ!」
「ふーん?」
 あまり興味が無い風を装ってるけど、もちろんこれは僕達が仕組んだことだ。とりあえず二人には帰ってもらって、僕は僕で内部工作を続けることで纏まったんだけど、シスにはその前に思いつく限りの仕事をして貰っている。
「ちなみに、何が無くなったんだい?」
「宝石飾りが幾つもついた短剣だ。価値はそりゃ大したもんらしいんだが、それより切れ味が凄くてな。
 げやぁぁぁ! 一体、何がどうなってやがんだ!」
 シスの何が凄いって、初めて入った部屋で、価値があるものを一瞬で見極める点だよね。僕と最初に会った時もパープルオーブを嗅ぎつけたし、どういう感覚してるんだろうか。
「何処かに置き忘れたって可能性は?」
「ある訳ねぇだろ。俺は大体、あいつを抱いて寝てるんだからな」
 大の男として、それはそれでどうなんだろう。
「となると、盗られたって線が濃厚か。
 そんな不届きな奴が、この海賊団に居るのかねぇ」
 敢えて事実に近い可能性を示唆して、矛先をこちらが望む方向に誘導する。エンリコの直情的な性格からして、ここで導かれる結論は――。
「ヘラルドしか居ねぇに決まってんだろう。あの野郎、叩きのめしてやる!」
 やっぱり、こうあからさまな対立があると工作がしやすいよねぇ。ちょっと楽しくなってきちゃったよ。

 

2010

0415

 ついに、ついにあのオバマ大統領から鳩山総理にありがたいお言葉が!
 『鳩山、お前さぁ。この問題、解決しなかったら、ちゃんと責任とるんだろうなぁ?』
 がくがくふにふに。世界のトップから、直々に脅しですよ。こりゃもう、五月末に決着しなかったら退陣は免れませんなぁ。

( ・ω・) ここ十年でここまで恥を晒した総理が居ただろうか、いや居ない!

「それで、具体的にどうするつもり?」
 もう、シス相手にまともな論争が通用しないことは分かってるので、ここは妥協点を模索することにしようと思うんだ。世間的には、諦観って言う気もするけど、あんま気にしないでおくよ。
「要は戦力削りまくれば良いんでしょ。あっちこっちで騒ぎ起こして、寝不足にするとかどう?」
 こっちがセコセコ内部撹乱を狙ってるのがアホらしくなるくらい真っ向勝負の作戦だと思う。
「ザメハを無差別に掛けるという手段もありますの」
「少し、睡眠妨害から離れない?」
 そりゃ、二日三日続ければ、意識も朦朧とするだろうし、ラリホーなんかも効きやすくなると思うけどさ。現実的にそれが実行可能なのかって疑問が湧いてきたよ。
「後はお宝的なものを盗みまくって、戦いどころじゃなくするとか」
「それは完全に君の私欲でしょ」
 何て言うか、半日しか経ってないのに、随分と懐かしい掛け合いになってきた気がする。
「ん? でも、ちょっと待って」
「お、ひょっとして、理解示してくれた?」
「そーじゃなくて」
 単にお宝と呼べる物を盗み出した場合、真っ先に容疑者となるのは新入りの僕達だろう。そうなると、今まで掻き乱してきた分が無になる可能性もある訳で。
 その上で、導き出される作戦は――。
「シス、ちょっとお願いしたいことあるんだけど良い?」
「ほっほー。その顔、良い悪だくみ思い付いたみたいだね」
 何が、『ほっほー』かなぁ。
 って言うか、盗みをさせる気は無いんだからね。そこのところは、はっきりと認識してよ。

 

2010

0414

 昨日の話の続き。何でも、『衆参同時選挙は割とあるよ?』と石破政調会長も言ったとか。大島幹事長だと『はいはい、スタンス、スタンス』だと思うのに、石破政調だと『マジで?』と半信半疑になるから不思議ですよね。
 ちなみに、その論調は、『今まで、民主党は総理のたらい回しを否定してきたのに、今回は引責で、は通用しない』と言うもの。ぐぅの音も出ねぇ。

( ・ω・) しかし、正論が通じないのが民主党だよね!

「良い月……だなぁ」
 窓辺に腰を下ろして、ぼんやりと空を見上げると、意識せずにそんな言葉が漏れてきた。旅に出る前は殆ど思った事ないのに、こりゃ、確実にトヨ様の影響だね。幼少期に形成された価値観は一生変わること無いなんて冷めた説をちょっと信じてたけど、どうもそんなことは無いみたい。
「ぐがー、ぐがー、今晩は尻尾じゃない魚が食えるでやんす。贅沢でやんす」
「マティルダー、俺を、俺を捨てないでくれー。何でもする。家事全般だけじゃなく、奴隷の様に従事するから頼む!」
 しかし寝言と言っても、男二人のこんな台詞を聞くと風情が台無しだなぁ。
「ん?」
 何だろう、月に小さな影がかかった様な? ちょっと曇ってきたのかななんて思ってたら、それはみるみる内に大きくなり、一目でそれと分かる陰影を作り出して――。
「わ!?」
「元気してた?」
「こんばんわ、ですの」
 窓の縁にすたっと降り立ってきたのは、シスとアクアさんだった。余りに驚きすぎて椅子から転げ落ちそうになったけど、騒がれるのは困るし、根性で持ちこたえた。
「な、何で二人がここに居るのさ」
「ん? キメラの翼で、こう、パーッと」
 お約束の勘違いをありがとう。
「そうじゃなくて、どういった理由でって意味」
 とりあえず潜入工作はここまで順調っぽいのにさ。変に勘繰られる危険性を押してまでこっちに来た事情を聞いてる訳。
「だってもう夜だよ? ここからは、あたしが本領発揮する時間じゃん」
「……」
 そうでした。この子は、僕が想像している以上に思考が単純明快なんでした。

 

2010

0413

 自民党大島幹事長が、『5月末までに普天間問題が解決しなかったら、衆参同日選挙もあり得る』とキリッとした顔で言っていました。ないない、それはない。折角掴んだ権力の座を、わざわざ民主党が手放すはずがない。
 まあ、自民党サイドとしては一種の牽制で、本気じゃ無いとは思いますが。でも、万一くらいの確率であるとしたら、その場合は荒れるでしょうねぇ。公明党はどう出るんでしょうか。

( ・ω・) 勝った方につく! 小早川秀秋さんチーッス!

「単刀直入に言おう。ホセ、ヘラルド、エンリコの間を取り持って欲しい」
「ほぉ?」
 一瞬、ヘラルド的な意味での話だと思ったなんて、内輪でさえ口に出せないよ。
「個性的であるのは良いのだが、それが奴らにとっては不和の要因でな。
 今後、世界に向けて動きだす俺達にとっては、不安の種は取り除いておきたいところなのだ」
 何て言うか、僕が知らない間に、世界は随分と狭くなったんだなと思った。そもそも、普通に考えれば千人って多いかも知れないけど、まともに国軍に当たったら一揉みだよねぇ。散発的且つ、網の目を掻い潜る様にしてきたからこその勢力なのに、拡大してどうするんだろうか。
 もしかして、支配地域に比例して、規模も大きくなるとか夢見てるのかな。それならたしかに、優秀な部下が必要になるっていうのも分かるけど、質がちょっと、ね。正直、多少、取り巻きを作ることは出来るけど、それだけの面子にしか見えない訳で。
「オーケー、了解した。やれるだけのことはやってみるよ」
 ま、僕としては公的にチョロチョロ動けるお墨付きを頂けたみたいなもので、断る理由は無いけどね。
「うむ、この任が成功した暁には、十指に入る待遇を約束しよう」
「破格の扱いでやんす。これはやる気出るでやんす」
 いやー、海賊業界でどれだけのことかは知らないけど、個人的には食指が動かないなぁ。そもそも、出世には全くと言って良いほど興味無いんだよね。何だか、面倒くさそうで。
「ふん、すぐにでもあんたの足元まで行ってやるよ」
 それでも、一応のポーズを取る辺り、やっぱりこなれてきたと思うよ。

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