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 ブラックジョークを思い付いたので書き記しておきます。

『肉を作るには、その十倍の飼料が必要らしいぞ』
『何だ、つまり100gの肉を食えば、1キロの野菜を食ったも同然だな』
『健康バンザイ、だな』
『HAHAHA』

( ・ω・) フライドポテトは野菜という説もあるし、無い話とは言い切れない

「どういった経緯でそういう結論が導き出されたかは知らねぇが、ノーとだけは言わさせて貰うぜ」
「まあまあ、とりあえず話だけは聞いてみて」
 うん、正直なところ、そこのところは僕も聞いてみたい。
「とはいえ、理由は実に単純。あなたが、世界で最高の能力を持つ魔法使いの一人に他ならない」
「だったら、最初からそう言やぁ良いだけだろうが。何であれだけの補助魔法を掛けやがった」
「ルーラやそれに準ずる移動魔法で逃げられない為――説明としては充分だと思うけど」
 若き賢者リオール君が、淡々と言葉を吐いた。
「出来れば、ラリホーで眠らせて縛り付けるのが理想的ではあったのだけど」
「それが人に物を頼む態度かぁ!」
 こんなにもクレインに同調するだなんて、世の中、何があるか分かったもんじゃないなぁ。
「ってか、ついさっき、クレインが師匠の仇とか言ってなかった?」
 口を挟むのもアレかも知れないけど、やっぱり疑問を解消したい気持ちには負けてしまう。
「たしかに、私達の師は、彼の為に獄に繋がれている。
 だけどそれは自業自得。脅されていたとは言え、地方の有力者に禁忌魔術の研究を強要され、それに逆らえなかった。
 メロニーヤ様が彼と共に、全てを白日のもとに晒し、裁きを受けたというだけのこと」
「あぁ……そういや、昔、んなことやったような……良くは憶えてねぇが」
「お陰さまで、過度の重圧でガリガリに痩せていた師匠も、今ではすっかりふっくらと」
「話を聞く限り、仇って感じじゃないんだけど」
「結果としては投獄された訳だし、仇には違いないけれど、恨んでるとか、復讐をしたいと口にした憶えは無い」
 どう考えても、その紛らわしい言い回しが、誤解を生む最大の要因だよね。

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 何の脈絡も無く、藤井財務大臣が辞任し、菅国家戦略室室長が後任となったそうです。全く、ここ数日、書くことなくて悪戦苦闘してたのに、世の中が動き出したらすぐさまネタをくれるなんて、何てダメな方向で使える男達。小沢先生への正式な事情聴取要請も出たようですし、しばらくは楽が出来そうです。

( ・ω・) 菅氏といえば失言魔人。きっと今回も、レジェンドを残してくれるさ

「おい坊主。状況を説明しろ」
「大丈夫。僕も良く分かってないから」
 何が大丈夫なのかこそ、今一つ分からないんだけどね。
「ちょっと聞いた話だと、クレインに用があるみたいだよ」
「どう考えても、友好的な話じゃねぇだろうが!」
 その件に関しては、僕に文句を言われても困るんだけどなぁ。
「世界中を捜し回って、我が家からこんなにも近い場所で見付かるとは、まさに一階の宝箱を取り忘れた気分」
 何か、嫌な表現だなぁ。僕の場合、父さんや兄さんがリアハンに帰ってるのに、気付いてないみたいな感じじゃない。
「ともあれ、感謝する。恐らく、あなたの意志とは関係無いだろうけど、これはきっと縁を導く力が呼び起こしたもの。確率的に考えて、偶然で片付けられるはずのものではない」
「……」
 あれ、もしかして僕が『宿縁の宝珠』であるパープルオーブを持ってるから?
 いや、幾らなんでも、そんな都合の良い力がある訳無いか。
「おい、ガキ二人。ここまでにしときな。
 これ以上のことしやがったら、こっちも本気で応対すんぞ」
 如何に魔法を封じようと、理力の杖は魔力を物理的な攻撃力に転化する。そして傭兵上がりのクレインの実力は、一人前の戦士に匹敵する。魔法で幾ら強化しようと、肉体派には到底見えない二人で対抗できるかには、疑問符が付く。
「どうにも、会話が通じてない気がしてならない」
「あぁん?」
「私達は別に、あなたを倒そうと思ってなどはいない」
「んだとぉ?」
 あ、ダメだ。毎度のことと言えばそうだけど、シルビーさんが何を言っているのか、さっぱり分からない。
「魔術師クレイン殿。どうか私達を、弟子として認めて欲しい」
「……」
 はぁ!?

 

 最近、少し思うのは小沢幹事長の余りに急激すぎる集権システムのこと。参議院選に勝ってしまえば、とりあえず三年、民主党はやりたい放題なのに、何でこんなに焦ってるのかなぁと。まあ、その参議院選に勝つ為とも言えるのですが、急激な集権が成功した例を余り知りません。かの始皇帝ですら、ことを急ぎすぎた為、死後、さくっと秦を崩壊させてますし。参議院選さえ勝てば、民主党がどうなっても良いと考えてるのでしょうかね。
 或いは、マスコミお得意の、上げて落とす作戦なんですかねぇ。ホリエモンみたいに。たしかに、こっちの方がセンセーショナルで、食い付きが良いでしょうけど。

( ・ω・) 爆弾岩が爆発するのは、死ぬ直前だったなぁ、そういえば

「それにしても、シャンパーニ、アッサラームの順で出没したからには、順当に東へ進んでいると考えられる」
「たしかに、東に向かうとか言ってた気はするけどねぇ」
 ルーラで、世界中、大体の地域に行けるクレインを探すとか、砂漠の中で豆粒を探すみたいなものだと思うけどなぁ。
「あ……」
 何だか、視界に、見てはいけないものが入ってしまったような。
「よもやあれは、クレインさんではありませんの?」
 だー、もう! アクアさんの空気の読めなさは、そろそろ国宝に指定されても良い気がしてきたよ!
「あぁん?」
 うーわ、クレインの方とも、バッチリ目が合っちゃったし、気付かなかった振りはもう絶対に無理だ。
「てめぇら……まさか俺をつけてるんじゃねぇだろうな?」
 二度ならず三度目ともなると、クレインの方も大概、呆れ顔だ。
 あー、えー、この場合、僕は一体、どうしたら良いんだろうなぁ。
『ラリホー』
『マホトーン』
『ボミオス』
『スクルト』
『ピオリム』
『マホカンタ』
『マヌーサ』
『ルカニ』
 そんな僕が結論を下すより遥かに早く、二人は補助魔法を幾重にも渡って連呼した。
 対象がクレインの魔法の内、効果があったのはマホトーンとマヌーサだけだったみたいだけど、戦闘力の激減という意味では、充分以上の効果と言える。
「んが!?
 な、何だ、いきなり!?」
 傭兵経験を持つクレインも、こう人があふれる場所で急襲されるとは思ってなかったのか、或いは単になまっているのか。
 とは言え、理力の杖を手にしたクレインは、魔法抜きでも充分に強い。ここから二人は、どうするつもりなのか。
 そして、僕は一体、どうすべきなんだろうか。

 今年は民主党、自民党にとって正念場たる、参議院選挙が七月に控えています。民主党っていうか、小沢幹事長は単独過半数を目指していますが、元々、308議席を持っていても、過半数の票を得た訳じゃないですからねぇ。与党になって、支持基盤は増えたかも知れませんけど、失う浮動票がそれを上回るのは、もう確実な情勢でしょう。何処までその減り幅を抑えて、自民党の上を行けるか。ってか、子ども手当なんて餌で、実際、何処まで票が増えるかなんて分かったものじゃないでしょうに。他に支持率が上がる要素ありましたっけ。

( ・ω・) それでもアンチ自民が多いので、まだまだ情勢は超不安定ではありますな

「ところで、人探しって、具体的にどんな人を探してるの?
 あ、もちろん、言いたくないなら良いけど」
 一応、これでも世界をそこそこ回ってるから、知ってる情報があるなら提供するのは問題無いし。
「どうということはない。私達が探しているのは、一人の魔法使い」
「魔法使い?」
 余りに対象が広すぎて、ピンと来なかったんだけど――。
「名をクレインという」
「……」
 け、ケホッ。
 余りに驚きすぎて、むせかえしちゃったよ。
「その反応、有罪と見た。知ってることを、洗いざらい吐きたまえ」
 どうして僕はこう、対人間だと交渉力がからっきしなのかなぁ。
「い、いや、知ってるって言っても、シャンパーニの塔とアッサラームの町で会ったことがあるだけだよ」
 厳密には、ポルトガでも一瞬だけ一緒だったんだけど、話がややこしくなりそうだから伏せておこう。
「って言うか、クレインに何の用?」
 世界中を股にかけて探すとか、ちょっと尋常じゃない理由があると考えるのが普通だ。
「彼は、私達の師父の仇敵」
「……は?」
 思わず、ヘンテコな声が漏れちゃったよ。
「きゅーてきって何?」
「カタキとかアダって言い方もするけど、要するにクレインがこの二人のお師匠さんに害を与えて、恨まれてるってことかな」
「あー、まあ、あの男なら分かる気もするけど」
 全面的にシスに同意しそうになったけど、とりあえずは飲み込んでおいて――。
「冗談、じゃないよね?」
 シルビーさんの性格からして、一応の確認はとっておく。
「私達の師父は、現在、あの男の為に獄に繋がれている」
「ビクッ」
「どしたの、シス」
「いやー、職業柄、獄とか繋ぐって言葉には、どうしても警戒しちゃうっていうか」
 何でこう、この子のエピソードは、心温まるものが無いのかなぁ。

 たれったれてったらったたらりたったら。やべぇ、新年早々、書くことがねぇ。とりあえず、ふにふに、だよぉだよぉ、ですのですの。

( ・ω・) 今年一年も、グダグダだって、決定しないでー

「一つ、認識に相違が」
「はぁ?」
「リオールは私を姉さんと呼ぶけれど、血は繋がってない。同じ孤児院出身で、姉弟的に育ったというだけのこと」
「大丈夫。年がちょっと上の昔馴染みを姉さんと呼ぶのは、魂の呼称みたいなもんで、男の子なら誰でも通る道だから」
 何だか、こんな可愛げの無い子でも親近感が湧いてきたよ。
「いい年して、変なことを言い出す人だね」
 あくまでも、一方的な好感だけどね!
「ちなみに私は、ダーマ七大老が一人――」
 えぇ!?
「になれたら良いなと、日々、妄想中」
「……」
 クワットさんといい、この自分の肩書きを誇大に吹聴するのって流行ってる訳?
「それはそれとして、結局、何でダーマに居るの?」
 この広い世界で二度も出会うなんて、確率で言うと奇跡の範疇に含めて良いと思う。
「私達は人探しの為、世界を旅している」
「人探し?」
「ダーマは、私達の活動拠点に近いから、ちょくちょく寄って情報収集場所として活用している」
「成程、ね」
 ポルトガで会ったのは何ヶ月くらい前だったかな。日数から考えて、あれから結構な国を回ったんじゃないかと勝手な想像をしてみた。
「それにしても、前に話した時と比べて、随分と雰囲気が変わった」
「そ、そう?」
 ほんのちょっと話しただけなのに、そんな一見して分かるくらいに?
 やっぱり、ジパングでの一件は、僕にとって大きかったのかなぁ。
「言ってみたかっただけ」
「……」
 そうだ、こういう人だったっけ。
「随分と、変わった方ですわよね」
 はい! アクアさんが言うのは、説得力と言うか、資格の面で間違ってるからね!

 



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