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2010

0427

 アッヒャー。鳩山総理の結論が出るまでほぼ忘れ去っていた、小沢幹事長の検察審査会の結果が出ました。
 『起訴相当』
 ヒャッハー。こいつぁ春から縁起がいいぜ。そろそろ、立夏だという話はさておいて。しかし嫌われ者は違いますね。って言うか、元々、起訴しても八割有罪にできたけど、地検があげる以上、100%を求められるから不起訴って話もありましたよね。検察審査会は一般市民ですから、大体でいい訳で。
 ってか、『民主党に一度やらせてみよう』で政権とったんですから、起訴も『一度やってみよう』くらいで良いじゃないですか。無罪になるかも知れませんし。

( ・ω・) しかし起訴されたら結果はどうあれ悪人扱いなのが、この国なのさ

「うまいでやんす。こんな御馳走は一生食べられないかも知れないから、腹が千切れるまで食べるでやんす」
「お、こいつぁ、死ぬまでに飲んでおきたい酒選手権三連覇中の、銘酒『ドラゴンスパイダー』じゃねーか。くぅぅ、羽振りの良い海賊団は良いねぇ。こういう役得が回ってくるたぁ思わなかったぜ」
 しかし発案者の僕はともかく、この二人がちゃっかりこの場に居るのはどうなんだろうか。変なこと言い出さないなら、別にいいんだけどさ。
「しかし新入りも、たった三日でこの場に呼ばれるたぁ大したもんだよな。俺もうかうかしてられねぇな。おまけの二人は今一つ存在感が足りねぇが」
「んが?」
「でやんす?」
 正直、この手の輩に認められても、余り嬉しくない僕が居るよ。
「ああ、全くだ。俺も少し、自分の立ち位置を考えてみようかと思うよ」
 脇に嫌なものを侍らせながら、ホセがチラチラとこっちを見遣ってくる。
 あー、そう言えば謀反のお誘いをしましたっけね。いえ、今日はその話じゃないんです。と言うか、そんな不審な行動を続けてると、ドンに変に解釈されますよ。僕は困らないと言えば困らないんで、良いんですけどね。
「ん、そういえば新入りって呼んできたけど、考えてみれば名前は知らないね」
「そうよ、そうよ。まあ、ウチとしてみればボクちゃんで何の問題も無いんだけどねぇ」
 いえ、僕としてみれば、生理的な意味でその呼称は勘弁して欲しいんですけどね。じゃあ、名前で呼ばれるが良いかと言われると、それはそれで嫌なんですが。

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2010

0426

 茶番で有名な事業仕分けが盛況ですが、何て言うか、もっと他に切り込むところがあるでしょう。ぶっちゃけて言うと記者クラブ。
 前々から言ってるんですが、これだけインターネットが発達してる時代に、官公庁発表の情報をわざわざ新聞、テレビ等を介して発表する必要は全くありません。どっかの省庁に適当な人数のチームを作って、ひたすら各省庁から情報をネットに上げ続ける組織を作った方が安上がりです。元々、血税でもって手に入れた情報なんですから、マスコミが飯の種にする権利はありません。他に方法が無かった時代ならいざ知らず。
 まあ、ある意味に於いて、『議員定数削減』と『記者クラブ廃止』という分り易いムダ削減を、極力触れない方向で政治家とマスコミが連携してるってところですかね。ちなみに、民主党の公約だったか、目標には、『記者クラブの開放』が示されていたんですよ。『比例議員削減』もね。

( ・ω・) そんなこともすっかり忘れ、鳩は今日も今日とて鳥頭

「ドン、いきなりでなんだが、今晩、幹部と近しい者を集めて軽い酒宴を開いてみたいんだが、どうだい」
「酒宴、だと?」
「ああ。例の裏切り者なんだが、詰めの裏取りが欲しくてな。一通り集めて煽ってやれば、ボロを出すんじゃないかと思ってな」
「うむ、良い案だな。早速、通達することとしよう」
「もし来ないなんて真似をすれば、疑いが強くなるってことくらいは分かってるだろうからな。全員、出てくると思うぜ」
 もちろん、このこの誘いの真意は、幹部を酔わせて機能を低下させることだ。これはこれで、腕の見せどころになるのかな。

「い、いきなり酒席だなんて、一体、どういうことなんだい?」
「全くよぉ。ウチも忙しいんだけど、ドンのお誘いじゃ断る訳にもいかないわよねぇ。
 ホセ、折角だから存分に楽しみましょう。お酌してあげるわぁ」
「は、はぁ」
 ホセには悪いけど、ヘラルドには頑張って貰うことにしよう。人間、安全圏に居るからこそ、達観した意見が出るものだったりもするよね。
「まさかこのラード樽と仲良くしろだなんて言い出すんじゃねーだろうな。いくらドンだろうと、そいつぁ飲めねぇぜ」
「それはこっちの台詞よぉ。折角のほろ酔いが悪酔いに変わるから、視界に入らないでよね」
「人を、汚物みたいな扱いしやがんじゃねぇ!」
 いやぁ、煽るまでも無く、既にバラバラで、こちらとしてはありがたい話だとは思います。
「うむ、皆の者、良く集まってくれた」
 とここで、ドンが幹部達に向けて声を掛けてきた。
「今宵は労をねぎらう意味で、ささやかながらこの様な席を用意させて貰った。大いに飲み、楽しんで貰いたい」

 

2010

0425

 ふと思ったこと。一応、立春、立夏、立秋、立冬と、四季毎に始まりの日がある訳ですが、立春の優遇っぷりは異常じゃないですかね。節分までありますし。次いで立秋ですか。八月中頃に、『暦の上ではもう秋なのに暑いよねー』と言うのは、既に風物詩ですし。立夏、立冬なんて、お天気コーナーで紹介されなきゃ、気付きもしないでしょう。立夏に至っては、ゴールデンウィークと被ってますし。

( ・ω・) これはきっと、世界立春普及委員会の影の陰謀があるに違いない!

「そ、そうだよな。そもそも、エンリコのアニキがこんなことする訳ねーしな」
 それはたしかに正解。だけど世の中って、もっとタチが悪い悪意が満ちてたりもするんだよね。その張本人である僕が言って良いのかは知らないけど。
「すまねぇな、参考にさせて貰うぜ」
「ま、俺としても独り言ってのは嫌いじゃないからな」
 ちなみに、この怪文書とでも言うべき書類は、鉢合わせない程度に何枚もバラまいてある。利だけで繋がってるヘラルドのところなんて、どうなることやら。はてさて、一体、どれくらいの効果を、波及させてくれるかね。

「頃合い、かな」
 三日目昼、思っていたより遥かに浮き足立ってる構成員達を目の当たりにして、そんなことを独りごちた。何か、あんな胡散臭い紙切れ一枚でこうも忠誠が揺らぐってのもどうなんだろう。食い詰め集団だから、必然って言えば必然なのかも知れないけどさ。
「よっ、と」
 キメラの翼で、トランス海賊団に手紙を送る。内容は、今晩、夜襲を掛けさせるというもの。
 まだ様子見って感じだけど、現状でどれだけ動けるのかは確認しておく必要がある。本当に崩れきってるなら、現有戦力での撃破も不可能じゃないだろうしね。
「しかし前の海賊団も懐かしいよなぁ。遥か昔のことのようだぜ」
 お師匠さん、お師匠さん、一体、何を浸りきってるんですか。そもそも、貴方の今の所属は僕達の船でしょうが。そんなに海賊暮らしが気に入ったって言うなら、置いていきますよ、全く。

2010

0424

 先日、舛添新党こと新党改革が旗揚げしましたが、そこで新代表の舛添氏が気になる一言を。『ビールケースで演説の元祖は私です』とか何とか。え、田中角栄元総理がやってたって聞いたことありますけど。あんた、あの人より昔から政治活動してたの?
 まさにオオカミ中年! 適当なこと言わせたら月読以上!

( ・ω・) いや、流石にそれは無いかなって、思わなくも無い

「てめぇ、まだ、何処にも所属してねぇらしいな」
「ああ。まあ、一生ってのは大袈裟だけど、今後は左右するからな。ちょっとくらいは真剣に考えるさ」
 これからは、女の子相手にも口からを出任せを言えるように頑張りたいです。
「良いか。これから俺らが喋ることは、あくまでも駄弁りの一環だ。たまたま耳に入ったとしても聞き流せ、良いな」
「ほぉ?」
 彼らが手に持ってるのは、一枚の紙切れだった。やっぱり、食いついてくれたなぁ。何だか、釣りの楽しさに似てる気がしてきたよ。
「俺ぁ、とんでもないもんを拾っちまったんだ。下手したら、組織の根幹を揺るがしかねない程のもんだ」
 実は根底はもとより、上層部も含めた全てがグラグラだなんて残酷すぎて言えやしない。
「これを見てくれ」
 言って舎弟は、手にしていた紙を広げた。
「昨日の騒動の余波でエンリコのアニキの部屋を片付けてたら見付けたんだがな。こいつぁどう見てもサマンオサ王国広域治安軍の密書だ。順当に考えてアニキがサマンオサと通じてるってことになるんだが、アニキがそんなことをするとは思えねぇ。俺は一体、どうすれば良いんだ」
 言うまでも無いけど、この密書と思しきものは、僕とシスが夜なべして作ったものだよ。
「これから口にするのは、俺の独り言だ。壁が喋ってるとでも思ってくれ」
 一応、設定には付き合ってあげるのも人情だと思うんだ。
「個人的な意見としては、静観ってのが良いと思うぜ。何しろそいつがもし本当なら、ここの力関係どころか、全てをひっくり返す程の大事だからな。安易に他の幹部に知らせたりしても、身の安全が保証されるとは限らない。裏を取るまでは、慎重に動いた方が良いだろうな」

 

2010

0423

 前原国土交通大臣が、小沢幹事長に噛み付きました。概要は『(そもそも党が)道路建設を求めてこの料金になったのに、今更、(選挙対策で)下げるのは訳が分からない』といった感じ。え、さりげなく、爆弾発言してませんか。そりゃ、小沢幹事長ラインで道路建設が決まったのは暗黙でみんな知ってたでしょうけど、現職の国交大臣がバラしていいんですか。

( ・ω・) 面白いくらいにボロが出る! それが鳩山民主党!

「敵って言えば、やっぱ官憲っしょ。幾つになってもあいつらへの苦手意識って消えないし」
「一応、僕も元を辿れば、王様という最高権力者に要請されて旅立った訳なんだけど。考えように依っては政府の犬だよね」
「まあアレクの場合、何の権限も無いし、場合によっちゃ平気で国家権力に歯向かいそうだし」
 その件に関しては、あんま否定しないけどね。
「そういう意味じゃ、味方ってのは居ないよねー。基本的には干渉しあわず、利害が一致すれば協力もするけど、見捨てる時はあっさり見捨てる感じ」
「それはもう、大体、見聞きして知ってる」
 ある程度は想定してたけど、考えてた以上に烏合の衆だった。本当、普通に各個撃破しても勝てるんじゃないかって思えたくらい。
「共通の敵は居るけど、仲間意識は低い……でも、この土地はサマンオサの権勢が殆ど届いてないから――」
 この状況で、とるべき作戦は、と。
「シス。ちょっと頼みごとしていい?」
「ん? なになに、面白いこと?」
「面白いかは分からないけど、試してみたいことがあってね」
 もし、この試みがうまくいったら、ここの組織系統はバラバラになるだろう。だけど、幾ら何でも、こんなもので本当に成功するのかという疑念もあった。それでも、試せることは全て試しておくべきかなって、思うんだよね。

◇ 

「おい、新入り、ちょっと良いか?」
「はい?」
 潜入三日目の朝、僕達は柄の悪いお兄さんに声を掛けられた。
 えーと、たしかエンリコ派の人だったかな。

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