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 東京地検特捜部を主とした検察が、資金団体陸山会を含め、小沢幹事長と関連が濃そうなゼネコンなどを一斉強制捜査したそうです。
 うわっほう。やっぱり予想通り、ひくにひけない状態で、国会始まる前の今週中に動いたぜ。とりあえず、最低線でも石川議員はお縄でしょう。まあ、ここまでして小沢氏無傷ってのも無さそうですが。
 さぁて、何で逮捕起訴するかは謎ですが、法律に一つも触れてない人間なんて居ませんので、何が何でもこじつけるんでしょうね。ましては、娑婆に居るのが不思議なくらいの小沢氏関連ですから。

( ・ω・) 『叩けばアスベスト』という、私が作った慣用句が日の目をみそうです。

「もしかして、この二人の目的、他にあるんじゃない?」
「ギクリ」
 今時、そんな分り易い言い回しをする人が居るなんて、思いもしなかったよ。
「とりあえず、魔法使いとしての能力以外、クレインに尊敬出来る部分なんて無いから――」
「おい、こら」
「あ、ゴメン。戦士としても、下手な兵士よりは上だよね」
「てめぇが俺をどう思ってるかは、良く分かった」
 あれ、そんな間違った話でも無いと思うんだけど。
「後、何か考えられるとしたら――メロニーヤ様関係かなぁ」
「ギクギク」
 ここまであからさまだと、逆に嘘なんじゃないかって思えてくるよ。
「個人的には、メロニーヤ様の蔵書とか見てみたいよね。後、魔法具とか、どういったもの使ってたとかさ」
「そ、その位で良いのではなかろうか。これ以上は、私の精神がもたないやも知れぬ」
 僕としては、そこまで冷や汗ダラダラ流す人なんて、今後の人生で見ることは無さそうだし、もうちょっと弄っていきたいなぁ。
「爺ぃの持ち物だぁ?」
「よもや、御自身への興味が無いことを知って、残念に思っておられますの?」
「やかましいわ!」
 元祖混ぜっ返しの達人、アクアさんはこの際、端に置いておくとして。
「そりゃ、魔法使いの肩書きを持ってるなら、メロニーヤ様の私物は誰でも興味があるよね。ってか、無関係の人だって、売り捌けば一財産築ける位のお宝って言えるだろうし」
「お宝?」
 あ、こっちはこっちで、余計なセンサーに反応させちゃった。
「ま、という訳だから、クレイン。僕達の総意ってことで、ちょっとメロニーヤ様の私邸に連れてってよ」
「てめぇは……!」
「弟子は大切にしないと、ねぇ」
「そうそう。孫弟子も粗末に扱うべきではない」
「だぁらっしゃぁ!」

 

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 NHK世論調査で、ついに無党派層の不支持率が、支持率を上回りました。民主党支持層が90%の支持で下支えしているので、そこそこ高い数字に見えますが、選挙は危険水準です。党と内閣をクラッシュしかねない、外国人参政権法案検討してる場合か。
 つーか、民主党支持層の90%って、何か、某宗教政党みたい……ケフンケフン。

( ・ω・) 犬猫が組閣しても支持する層だって、嫌味を見たことがあるよ!

「大体、試験に落ちておいて、何でまだ食い下がってやがんだ!」
「ちょっと気になったんだけどさ。一応、今回は僕が勝った訳だけど、もし負けてたら、素直に弟子入り認めてた訳?」
「そん時ぁ、俺が直々に試験という名の嫌がらせをしまくって、蹴落としたに決まってんだろうが」
 うわぁ。いたいけかどうかは知らないけど、いい大人が十歳くらい下の姉弟にすることじゃないね。
「いやぁん。そんな、苛めるだなんて。でも、師匠が言うなら――」
「どんなに能力が高かろうが、バカを矯正する教本はねぇ!」
 あぁ、もう。加担しておいてなんだけど、もう何が何だか分からないなぁ。
「大体、てめぇに素質で勝てる魔法使いなんざ、この世界を探したところで数えるくらいしかいないだろうがよ。
 そこまでの力があんだったら、特別な師匠なんざ必要としねぇ」
「……」
 ん?
「あれ、ひょっとして今、ちょっと褒められた?」
「自覚ねぇのか、てめぇは」
「自分のことは、あんま自信無くて……さっきも、勇者レベル三って言われたばっかりだし」
「魔法使いは?」
「に、二十」
「年上の私より、上とな」
 そういえば、そうだったね。
「だろう? 師匠なんざ関係無しに、伸びる奴ぁ、勝手に伸びんだよ。まあ、俺ん場合は傭兵やってた訳だから、素質を見出すという観点で意味はあったかも知んねぇが、ある程度より上は才能の世界だ。師をわざわざ選ぶとか、未熟者のすることじゃねぇ」
「そこを、何とか」
「お願い、します」
 あれぇ、何だろう、この食い下がり方。何考えてるんだか分からないシルビーさんはともかく、リオール君まで頭を下げるなんて――。

 

 民主党、小沢幹事長が囲碁の井山名人と対局したそうです。結果は、置き石三つで持碁(引き分け)だったとか。

( ・ω・) いや……それって完全に接待……

「何にしても、これで弟子入り審査は不合格だな」
「また、来週の受験に向けて勉強をし直さないと」
「何で毎週開催することになってやがんだよ!」
「ちょっと待って。ひょっとしなくても、今ので僕がクレインに弟子入りする権利を得たんじゃない?」
「おぉ」
「てめぇも混ぜっ返してんじゃねぇ!」
 とりあえず、困った時にしっちゃかめっちゃかにしてお茶を濁すのは、僕が学んだ処世術の一つだよ。
「弟子の一人や二人、良いんじゃない? もしかしたらクレインより強くなるかも知れないし、そこまでいかなくても、後継者が居ないよりは良いような」
「他人事だと思って適当なこと言ってんじゃねぇよ」
 だって、基本的にはその通りだし。
「よぉし。だったらこっちにも考えがある。坊主、てめぇを俺の弟子にしてやる。そしてそっちの二人は、お前が弟子として迎え入れろ。孫弟子なら、折衷案として申し分ないだろ。もちろん、俺ぁ、何の面倒も見ないがな」
「何さ、その免状乱発して、小銭を稼ぐ真似」
「弟子の一人や二人とか言い出したのはてめぇだろうがよ」
 うーん。それにしてもクレインって、魔法使いとしての能力はともかく、人格的に、人を育てる立場は無理なんじゃ。
 ま、これを見て二人が幻滅してくれたら、それはそれで良いんだけどね。
「この際、人間的な問題は考えていない。この、実に危うい世界情勢の中、求められるのは純粋に才能のみ。むしろ人として破綻している位で、ちょうど良い」
「持ち上げてる様で、むしろ扱き下ろす高等テクニックを聞いた気がする」
「完全にバカにしてるだろうが!」
 解釈に依っては、そう取れるかも知れないね。

 民主党の一議員と言うより、小沢氏の元秘書として名が上がりまくってる石川氏。最低線でも、彼の虚偽記載での起訴は免れない状況となりつつあります。でも、大久保氏の時も、総理の元秘書二名も、『政治家本人が関与した証拠はない』といった理由で、秘書だけの起訴になった記憶が。え、ってことは、今回、小沢氏はバリバリ関係してるっぽいですし、やっぱり起訴される時は二人セット? 所詮、政党の一幹事長に過ぎない小沢氏に国会会期中以外の不逮捕特権はありませんし、動くなら今週中ですかね。ってか、25,6日招集だった気がするんですが、一週間早めたのも、その関係ですか?

( ・ω・) 天下のネットの片隅だから、好き放題言えるのであった、丸

「メラと言いつつ、こっそりメラミを仕込むなんて真似を、しようかと思ったけど自重した」
「そんなこと、出来るの?」
「さぁ?」
 何だか、会話が微妙に成立してない様な。
「何はともあれ、ゴー」
「それじゃ、こっちも」
 開始の合図と共に、火球をほぼ同時に射出する。今回は、威力比べが目的だから、速度は殆ど出さない。互いに最高速で射ち出すと、弾き合って、明後日の方向に飛んでいく恐れもあるからだ。あくまでも、どちらか一方の火球が他方を飲み込むかどうかが勝負の鍵だ。
 チロチロと熱気を放つ火球が、ジリジリとにじり寄って、音も無く接触する。メラ系魔法の場合、エネルギーの源は球状の中心、俗に核と呼ばれる部分にある。だから、表面が触れただけで急激な反応が起こることはなく、そのままジワジワと重なりあっていって――。
『ボワゥ!』
 核同士の距離が臨界を超えた時、取り込むかの様に一体化するのが一般的だ。今回は、僕の方が勝ったみたいで、火球はシルビーさんに向けてノロノロと歩みを進めていた。
『ヒャダルコ』
 シルビーさんは残った火球に杖をかざして、寒波を伴なう氷柱を、中空から突き刺した。火球は一瞬にして鎮火され、石畳の上に山盛りの氷塊が残される。
 ヒャ、ヒャドで充分なのに、ひょっとしてちょっと怒ってる?
「まさか、純粋な魔力勝負で勇者に遅れを取るとは。看板を下ろすことも、考えないといけない」
「安心しな。この坊主、家業で勇者やってるだけで、中身は九割、魔法使いだからな」
 そのことについては、僕が一番認めてると言えば認めてるんだけど、やっぱり他の人に言われると釈然としないなぁ。

 

 民主党、山岡国対委員長が、『国民生活に直接関係ないから、総理の母親などの参考人招致には応じられない。国会をワイドショー化するつもりはない』と発言しました。
 え、つい一年くらい前、総理が自費でバーへ通ったのを非難したり、漢字テスト始めたり、お米とかカップラーメンっていくらですかー、とか言い出したのは、あんたがた民主党でしょうが。少なくとも前任は、秘書が起訴される程の罪は犯してませんけど。脱税もしてませんし。

( ・ω・) しかし、本当、毎日書くネタが尽きなくて楽やわぁ

「あんな、爺ぃ達が趣味で付けてる数字なんざ、何の参考にもなりゃしねぇよ」
 あくまでも目安なんだし、そこまで扱き下ろすのもどうなんだろうなぁ。
「そうさなぁ。そこの坊主に、魔力勝負で勝つことが、最低線だ」
「……」
 僕?
「何で、僕なの?」
「近くに居たから以外に、説明が要んのか?」
 クレインって、結婚出来たとしても、偏屈頑固オヤジになる可能性が実に高いよね。
「一番単純な火力勝負で良いだろう。メラぶっ放しあって、威力の高い方が勝ちだ」
「こんな、人ごみの中で?」
「変なとこいきそうになったら、ちゃんとヒャドで消せよ。
 俺ぁ、魔法封じられて、どうにも出来ねぇからな」
 外に出れば済む話なのに、何でそんな無責任なこと言うのかなぁ。
「と言っても、ここに居る人で、メラくらいで大事になるなんてことはないか」
 この道を極めると、メラ一つで屋敷くらいは燃やし尽くせるらしいけど、あくまでも噂だしね。そんな人、本当に存在したのかさえ怪しいよ。
『メラ』
 魔法使いを志す者にとって、メラはある意味、象徴的な魔法の一つだ。弟子入りして最初に教わることが多いし、日々の鍛錬にも良く使われる。他にも、初心者の才能を推し量る為に用いられたり、今回みたいに習熟者同士が力を競ったりもする。
 ちなみに、僕がメラを使えるようになったのは九歳のことで、平均から見てもそれなりに早い方らしい。
 自慢じゃないよ?
『メラ』
 シルビーさんも、呪文と共に両手の内に火球を生み出した。見た感じの火力は、僕と同程度かな。後はどれだけ魔力を練れてるかだけど――。



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