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 小沢氏の政治資金問題について、一部マスコミは検察の暴走という方向に持っていきたいようです。その論法の一つが、『検察の当事者が事情をリークするのは異常だ』というもの。
 んー? いや、検察からのリークが違法だというのはそりゃそうかも知れませんが、違法な手段で得た情報をソースにして記事を書いたり、テレビ報道してるってことは、マスコミサイドも同罪なのではないかと思ったりもします。結局、記事を書いた方も、『関係者筋からの情報』ってことで明かさないでしょうし、その論法は無理があるような。
 ってか、何処ぞの世論調査じゃ、八割くらいは、検察は適正だと思ってるみたいですし。ちなみに暴走だと思ってるのは7、8%くらいでしたかね。

( ・ω・) 要は、何であんなわかりづらい金の流れがあったか、洗いざらい吐けば良いだけじゃない

「僕もバラモスを倒す力を得る為に、人の道を外れないといけないかと思うと、気が滅入ってくるよ」
「てめぇは、端から充分に変人だろうが」
 えー。打倒バラモス連盟、最後の良心を自認してる僕に、何を言っちゃってるかなぁ。
「むむむ。この魔道書は、アリアハン統治時代のもの。失われた魔法体系を知る為の、重要な史料ではないか」
「こっちには、レア鉱物として名高いピュアミスリルがあるぞい。一欠片で黄金一抱えと交換出来る程の稀少さじゃ」
「てめぇら、ちったぁ大人しくしやがれ!」
 それはこの人選をした時点で無理な話だとは思うよ。じゃあ、誰だったら穏便に済んだかと言われると、僕の仲間二人が論外な時点で思い付かないんだけどさ。
「んでぇ、そっちの魔女っ子。結局、何が目的にここへ来やがった」
「うむ。魔女っ子という表現が気に入った。今後、そう名乗ってみることも検討してみる」
「下手な話の逸らし方してんじゃねぇよ」
 理力の杖を手に、クレインはズズイっとシルビーさんに詰め寄った。正直、何を企んでるかは僕も知りたいところだし、ここは様子見させて貰おうかな。
「実はメロニーヤ様のファンで、自宅を拝見出来ればな、って」
「ほぉ、だったらもう満足だな。真のファンなら、これ以上は迷惑になることくらいは分かるだろう?」
「いやいや、あっしなんぞは軽薄なもんでして、迷惑と分かっていてもやめるにやめられず――」
「再犯を繰り返す窃盗犯か何かか!」
 やれやれ、こりゃダメだ。しばらくは、はぐらかされて何も進まないね。
 折角だし、僕もちょっとそこらを調べてみようかな。

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 何か鳩山総理が、つい調子に乗って、『小沢先生は検察と戦って下さい』と言っちゃったとか何とか。いや、あんたは民主党の代表だけど、同時に国民が選出した国会が選んだ行政の長でもあるねんで。これには、流石の民主党支持者も、多分、苦笑い。

( ・ω・) この発言は、ある意味のリトマス試験紙だったんだよ!

「宝じゃ、宝じゃ、ふいっひっひひ」
「アダムスさんって、本当にダーマの要人なんですか?」
 失礼とか何だとかいう以前に、素直に思っちゃったんだからしょうがないじゃない。
「お邪魔しまーす」
 誰が居るという訳でも無いのに、何とはなしに挨拶してしまう。
「あれ、意外と片付いてる」
「どんな状態を想定してやがった」
「クレインがこまめに掃除する性格だとは思えないじゃない」
 実際、シャンパーニの塔も、そんなにすっきり纏まってた訳じゃないし。
「舐めんなよ。たしかに俺と爺ぃは、掃除という言葉を口にするだけで寒気がするくらいに好きやしねぇ」
 だったら、メイドさんでも何でも、雇えば良いじゃない。世界に名を知られたメロニーヤ様なら、それくらいしても誰も怒らないよ。
「そこで俺らは考えた。物が散らかるのは何故か。それは必要なもんと、そうでないもんがゴチャ混ぜになってるからだ」
「はぁ」
「出た結論として、必要なもんには自然に所定の場所に戻る魔法を掛けた。こうすりゃ、多少、物が散逸してようと、そこらにあるもんは不必要なもんだけだからな。後はバギか何かで吹き飛ばして、燃やしちまえば良いって寸法さ」
「何でその努力ってか、労力を、日頃の掃除に回せないの?」
 こういう偏った人の考えることは、今一つ分からない。
「てめぇの尊敬する、メロニーヤの爺ぃの発案だぜ」
「うん、最近、ちょっと悟って来たから大丈夫。高い能力を持つ人って、大抵の場合、人格を犠牲にして、その領域にまで達したんだよね」
 トウカ姉さん、クレイン、トヨ様――ほら、僕の理論、間違ってないよね?

 

 小沢先生の周辺が何かと騒がしいですが、個人的な好悪を無しにして客観的に考えてみた。もう、潮時じゃないですかねぇ。いえ、金丸問題を切っ掛けに自民党を飛び出して17年。細川政権も誕生させた。更に今回、自民党を真の意味で下野もさせた。政治家小沢一郎の天命は、ここで終わったと思っても仕方が無いんじゃないでしょうか。やり残したことは幾らでもあるでしょうが、やりたいこと全部やって引退出来る政治家なんて、殆ど居ませんし。まあ、だからといって、それで簡単に権力の座からおりられるなら、政治家なんて楽なもんですが。
 ここでさくっと後継者に任せられないのが、小沢一郎という男。ってか、後継者なんてロクに育ててない印象ですが。財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とす、って言葉がありますが、このままじゃ下の下ですよねぇ。

( ・ω・) 腕力で権力に座った奴は、腕力で叩き落すしかないってのも現実ですけどね

「あのチビの方にしときゃ良かったか?」
「まあ、男四人で御家探索ってのも何だし、華だと思えば良いんじゃない?」
「ガキのくせに、こまっしゃくれたこと言いやがって」
 まあ、華と言っても、食虫植物辺りの珍種ではあるけどね。
「それじゃ、失礼して――」
 バチンっ!
 シルビーさんがドアノブに手を掛けた途端、弾けるような音がした。
「割と本気で、痛い」
「魔力結界、じゃの。それもかなり強力なものじゃ」
「たりめぇだろ。こんな物騒な時代、何処の世界に、施錠もしないで外出する阿呆が居やがる」
 クレインとメロニーヤ様のどちらも家の中に居ない場合、勝手に締まる仕組みになっているとも付け加えてくれた。
「さぁて、家も見せたことだし、そろそろ神殿に帰るとすらぁね」
 あぁ、まーたクレインの屁理屈が始まった。
「そんな詭弁が、通じるとでも?」
「チッ。本意じゃねぇことさせられてんだ。口先くらい抵抗させやがれってんだ」
 何て言うか、クレインって、何処までも精神年齢が残念だよね。
「ほらよ」
 クレインが杖でドアノブに触れると、そこを起点に家を包んでいた魔力が消えて行くのを視認出来た。
 へー、便利な仕掛けだなぁ。ノアニールで兄さんがやったみたいに、クレインの魔力に反応する仕組みなのかな。これを一般的な技術として広めれば盗賊の憂いは減るだろうし、良い商売になりそうだね。
「では、改めて失礼」
「その、コソ泥みたいな忍び足はやめやがれ!」
 言って、クレインは理力の杖でシルビーさんを叩こうとしたんだけど、直前で躱されてしまう。
「ふっ、甘いな。その攻撃は既に見切ってある」
 嗚呼、たった四人なのに、相変わらず話が進まないなぁ。

 本日、小沢氏の元を含めた秘書三名に逮捕状が出されたそうです。ふわっほう。先週の段階で、金曜までに何かが動くと予想していましたけど、本人逮捕拘束まだー?
 それはさておき、民主党って野党時代、『一円単位で報告するのは政治家の責務』とか言っちゃってませんでしたっけ? うっかり、四億円を書き漏らす様な方が、与党議員として居るという事実だけで、身内からも断罪されるベきものだと思うんですけどね。

( ・ω・) もちろん山岡氏は、『自民党が貶めようと攻撃してくる』って、程度の低いところで戦ってるよ

「仕方、ねぇな。金止められたんじゃ動きが取れねぇし、見せるだけならな」
「本当?」
 幾らクレインが意固地でも、これだけの人数だと押し切れるもんなんだね。
「だがな、条件がある」
「っていうと?」
「連れてくのは、魔法使いの嬢ちゃんと腐れ爺ぃ、そして坊主の三人だけだ」
 スポンサーを腐れとか呼べる精神は、ある意味、凄いことだとは思うんだ。尊敬は出来ないけど。
「何で、人数制限?」
「何処の世界に、賊と分かって自宅に招き入れるアホが居やがる」
「ん?」
 あ、不本意ながらも、納得。
「あとはゾロゾロ引き連れたら、纏まるもんも纏まらねぇ。一つの団体に一人の代表ってのは、妥当な話だと思うがな」
「成程、ね」
 たしかに、これ以上グズグズ話を引き伸ばしてもしょうがないし、この位で矛を収めた方が良いかな。
「私も、了承した」
「儂は元々、独り占めする気で満々じゃからの」
「この爺ぃ……」
 ダーマの未来については、偉い大人達に任せることにしようかなって思うんだ。
「それじゃ、ちょっと行ってくるね」
「む~、何か釈然としないけど、しょうがないかなぁ。おみやげ宜しくね」
「だから、何もやるつもりはねぇって言ってんだろうが!」
 いやぁ、シスとクレインって、本当に仲が良いよね。

 クレインのルーラで連れられてやってきたメロニーヤ様の住まいは、ダーマ神殿から見て北方に当たる山の中にあった。世界に名の知れた大賢者としてはこじんまりとしたものだけど、使用人も居ないらしいし、生活の利便性を考えればこんなところが妥当なのかも知れないね。
「ここが二人の、愛の巣」
「下らねぇこと言ってんじゃねぇ!」
 本当、会ったばかりだってのに、この二人も仲が良いなぁ。

 東京地検特捜部を主とした検察が、資金団体陸山会を含め、小沢幹事長と関連が濃そうなゼネコンなどを一斉強制捜査したそうです。
 うわっほう。やっぱり予想通り、ひくにひけない状態で、国会始まる前の今週中に動いたぜ。とりあえず、最低線でも石川議員はお縄でしょう。まあ、ここまでして小沢氏無傷ってのも無さそうですが。
 さぁて、何で逮捕起訴するかは謎ですが、法律に一つも触れてない人間なんて居ませんので、何が何でもこじつけるんでしょうね。ましては、娑婆に居るのが不思議なくらいの小沢氏関連ですから。

( ・ω・) 『叩けばアスベスト』という、私が作った慣用句が日の目をみそうです。

「もしかして、この二人の目的、他にあるんじゃない?」
「ギクリ」
 今時、そんな分り易い言い回しをする人が居るなんて、思いもしなかったよ。
「とりあえず、魔法使いとしての能力以外、クレインに尊敬出来る部分なんて無いから――」
「おい、こら」
「あ、ゴメン。戦士としても、下手な兵士よりは上だよね」
「てめぇが俺をどう思ってるかは、良く分かった」
 あれ、そんな間違った話でも無いと思うんだけど。
「後、何か考えられるとしたら――メロニーヤ様関係かなぁ」
「ギクギク」
 ここまであからさまだと、逆に嘘なんじゃないかって思えてくるよ。
「個人的には、メロニーヤ様の蔵書とか見てみたいよね。後、魔法具とか、どういったもの使ってたとかさ」
「そ、その位で良いのではなかろうか。これ以上は、私の精神がもたないやも知れぬ」
 僕としては、そこまで冷や汗ダラダラ流す人なんて、今後の人生で見ることは無さそうだし、もうちょっと弄っていきたいなぁ。
「爺ぃの持ち物だぁ?」
「よもや、御自身への興味が無いことを知って、残念に思っておられますの?」
「やかましいわ!」
 元祖混ぜっ返しの達人、アクアさんはこの際、端に置いておくとして。
「そりゃ、魔法使いの肩書きを持ってるなら、メロニーヤ様の私物は誰でも興味があるよね。ってか、無関係の人だって、売り捌けば一財産築ける位のお宝って言えるだろうし」
「お宝?」
 あ、こっちはこっちで、余計なセンサーに反応させちゃった。
「ま、という訳だから、クレイン。僕達の総意ってことで、ちょっとメロニーヤ様の私邸に連れてってよ」
「てめぇは……!」
「弟子は大切にしないと、ねぇ」
「そうそう。孫弟子も粗末に扱うべきではない」
「だぁらっしゃぁ!」

 



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