何でも、社民党福島党首が、又しても『(普天間問題決着は)五月末に拘る必要は無い』と言っちゃったとかなんとか。うーん。まあ、何を根拠に期限を切ったのかは知りませんが、元々が無理な注文ですからね。唯、こんなこと言っても、自民党とマスコミが総理に直接再確認をとって、『五月末までに決着する努力をしていく』と言われて無かったことにされる訳ですけど。
後、あれだけ煽った責任というものがありますから、これを実行した場合、内閣総辞職は免れないとも思いますが。少子化消費者担当大臣として、その覚悟があって言ったんでしょうか。無いでしょうけど。
新党乱立、与党としての実績の無さ、内閣支持率の低下、更には民主党の掲げる比例削減の公約のせいで、消滅の危機を迎えてると言われている社民党ですから、存在感を示したいんでしょうねぇ。まあ、何処よりも沖縄を食い物にしてるって言うか。
( ・ω・) 危機が嬉々って変換されかけたけど、余り間違ってないよ!
「おおっと、てめぇの相手はこの俺だ」
言って、お師匠さんはずずずいっと、エンリコの前に立ちはだかった。
「どっちだって構わないぜ、かかってきやがれ! おい、てめぇらは扉の奴をやっちまえ!」
エンリコと、その取り巻きは二人が抑えてくれる流れになる。こうなると僕が相手すべきはドンとホセの二人だ。
「俺も、エンリコと同じく状況を完全には把握していないのだがな。何やら、癇に障ったというのであれば、相手をしよう。
所詮、人と人とは力でしか分かり合えぬもの。さぁ、俺を捩じ伏せてみよ」
「魔王バラモスと同じ理屈で、人を語るな!」
『ベギラマ』
僕は左手から閃熱を生み出すと、団子気味になっている残りの海賊達に放った。これは攻撃そのものより、ホセの動きを確かめるのが主たる目的だ。どう転んでも積極的にドンを守るってことは無いだろうけど、僕の反逆話をまだ真に受けているなら、とことんまでに逃げを打つ可能性もある。僕としては、そっちの方がありがたいんだけど――。
「うわらはっは」
よし。かなり不細工な演技だけど、よろめく振りをして必要以上の距離を取ってきた。これはこの件に関与しないという意思表示と見て良いだろう。これが僕への謀略っていう可能性も無い訳じゃないけど、ホセの優柔不断な性格からして考えにくい。
「ふむ、良い魔法だ。知恵同様、こちらの才能もそれなりにあるようだな。
だが、若さ故か、行儀が悪い。お仕置きが必要だな」
言って、ドンは嵌めていた手袋を放り捨てた。その中から出てきた両手の拳ダコは今までに見たことが無い程の異形で、手と言うよりは岩の断片であるかの様にさえ思えた。
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