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 鳩山総理が、『就任後初めて』沖縄に行ったそうです。しかも、手土産無しで。すげぇなぁ、ここまで来ると厚顔無恥を通り越して、何の神経も無いんじゃないかって思えます。政治家にはある種、必要な能力な気がしないでもないですが。人心操作が出来るならの前提がありますけど。

( ・ω・) そして結局、腹案は徳之島だったよ!

「貴様ら、手を出すなよ。折檻を二人以上でやってしまっては、只の弱い者イジメだ。それでは教育にならん」
 何だか、妙に律儀なことを言ってるけど、こちらにしてみれば願っても無いことだ。とりあえずこの男をのしちゃえば、指揮系統もへったくれも無くなるし、動揺も広がるはずだ。それはこの局面だけじゃなくて、夜陰に紛れてこちらに向かってるトランス海賊団にとっても有益なことに違いない。
「ふぅぅぅん!」
 その瞬間、空気を媒介とした強烈な衝撃が全身を駆け抜けていった。次いで知覚したのは、破砕音と共に粉砕される長机の姿だ。
 それが、ドンの腕と拳のみで成されたことに脅威を覚えたが、逆に考えれば、所詮は剣と拳だ。多少、技量に差があっても、間合いを取れる分、相殺されて――。
「うおぉぉりゃぁ!」
「な!?」
 その巨躯に似合わない猛烈な突進力で、ドンは一気に僕の懐まで踏み込んできた。
 や、ヤバい。この距離じゃ剣の利は活かせないし、防ぐことも難しい――。
『スカラ』
 攻撃用に練り込んでおいた魔力を、瞬時に防御用に展開した。こうなったら一発を貰うのは覚悟の上だ。それで距離を取って、体勢を立て直す。
「ふんぬっ!」
「ぐえっ」
 スカラで防御した上、鎖かたびら越しだっていうのに視界が暗転するくらいの痛みを左脇腹に感じた。
 何てパワーだ。まともにやりあったら、殴り殺される公算が強い。どうにかして、距離をとらないと。
「小賢しさとは、時に罪悪だ。知識とは元来、その者の世界を広げる為にあるものだが、貴様の様に知識に囚われた者は世界を狭めてしまう。頭だけでは力の前に屈するものであると、骨の髄まで思い知るがよい」

 

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