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2010

0610

 通常国会会期を延長するか否かで、民主党と国民新党が揉めているそうです。支持率が高い内に選挙を済ませてしまいたい民主党、特に参議院と、先延ばしにしてしまっては政局がどう動くか分からない為に、票田を復活させたい国民新党。どっちも、どーしょーもない理由で揉めてるのが、今の連立内閣らしいですけど、強いて言うなら国民新党に義がありますかね。元々、鳩山内閣で三党合意出来たのは、社民は沖縄の基地問題、国民は郵政問題だけはケリをつけるって話がついてたからでしょうし。
 国民側は離脱も視野に入れていると牽制していますが、本当に本気かは測りかねますけど、社民が離脱したばかりなので効果は抜群でしょうねぇ。つーか、これを書いてる時点で決定してないとかどうよ。今日の午前に結論出すって話だったんですけど。

( ・ω・) まあ、どっちに転んでも荒れる訳で、蝋細工の支持率が溶けそうですなぁ

「あ、どうも。ジョージさんの紹介で来ました。鍛冶職人のバーネットさんは御在宅でしょうか」
 僕達は扉を開けて玄関に入ると、そう問い掛けた。中には全身に筋肉のついた無骨な男の人が一人、鎚を手にして座っている。年齢で言えば恐らく初老なんだろうけど、全てを威圧しそうな眼差しの迫力は、下の世代と比べても遜色あるものじゃなかった。
「カミさんも助手も無しに一人でやってるんだ。俺がバーネットじゃなきゃ誰だってんだ」
「はい、その件についても既に伺っております」
「おちょくりに来やがったのか、このガキャァ!」
 いや、そんなつもりは無いんだけど、何となく話の流れで言わなきゃダメかなぁって。
「それで、この剣の整備と鞘作りをお願いしたいんですけど」
 話の流れを敢えて叩き折って、テキパキと兄さんの剣を差し出した。
「そんだけ好き放題言っておいて、よく何事も無かったように続けられるな」
「世の中、商売の話には私情を挟まないのが一番です」
 親指を立てて、軽い感じで同意を求めてみた。最近、勇者とか関係なく間違った方向に器が大きくなってる気がしないでもない。
「ふぅん、たしかに如何に腕があろうとも、情に溺れすぎれば商売は失敗する。ガキのくせに、少しは分かってやがるな」
 そして、何故だか微妙に賛同頂けたよ。正直、ちょっと想定外だったりするんだけど。
「まあ、その剣に免じて、暴言と放言は許してやる。名剣を目にするってのは、職人にとって血がたぎることなんでな」
 あー、ちょっと分かるかも。僕も魔法使い分が多いけど、他人が高等呪文を使ってるのを見るとワクワクしたりするもの。

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2010

0609

 本日、枝野現幹事長と、小沢前幹事長が引き継ぎということで会談したそうです。三分だけ。
 え、三分って、何それ。『今日はいい天気だねぇ、参議院選頑張ろうか』くらいで終わるじゃないですか。そりゃ、一回も会わないのは、内部分裂説を助長するから、アリバイ作りとしてしょうがないにしても、小一時間くらい我慢出来なかったんですかね。目も合わさず、DSでもしてればいいでしょうに。
 いや、むしろ三分で全ての事柄を伝えきれる早口と耳を持っていたのかも知れない。うぬぬ、侮れないぞ。

( ・ω・) まー、んなこと無いのは、分かってて言ってるんですけど

「あと、他に小剣も欲しいんで見て良いですか?」
「もちろん。ここは、武器の店だからね」
 何だか、敢えて確認するまでも無いことを聞いたような気もするけど、ま、いいか。僕達は未だ意識を失ったままのチンピラ達を片付けることもなく、店内の物色を始めることにしたんだ。

「ここで、合ってるよね?」
 武器屋のジョージさんに教えて貰った場所にあったのは、想像していたより遥かにオンボロのあばら屋だった。正直、看板があるとか関係なく、営業してることさえ信じないレベルだと思う。
「何言っちゃってるかなぁ。こういう店の造りを拘らないとこ程、良い職人が居るってもんじゃない」
「シスのその論理に騙されて、何度、絶妙に微妙な味の定食屋に入ったか分からないけどね」
 単に流行ってなくて改装費用も出せないだけだって可能性も、視野に入れておくことにしよう。
「と言いますか、この町が発展しだしたのは、ほんの数年前の話ではありませんでしたの?」
「ん?」
 あ、あれ、言われてみれば、勘定が全然合わない様な。
「最初から、このボロ屋を建てたってこと?」
「そんな人は居ないでしょ」
「いやー、世の中、色んな趣味の人が居るからねー。廃屋好きを極めちゃって、こういうところに住みたくなっちゃったとか。或いはあたしの同業に入られないように、カモフラージュで住んでるとか」
「あー、でもお金を結構持ってるのに、狙われない為に質素な生活してる人って、結構、居るって言うしね」
「おめぇら! 人の店の前で、何好き放題言ってやがる!」
 当然と言えば当然だけど、店内から怒られちゃったよ。

2010

0608

 菅新総理の自論と言えば、『増税しても景気がよくなることがある』ですが、総理になってもどうやらこれで強行突破するつもりらしいです。また、歴史に残る愚かな宰相が誕生してしまうのか。まあ、一垓分の一くらいの確率で成し遂げればいい意味で歴史に残るでしょうけど、まあ無理です。

( ・ω・) 経済オンチが新税制を語る……恐ろしい国になったものじゃ

「君達、今晩は時間を取れるかね?」
「あ、えー、はい」
 今回、僕達はとりあえず三日は滞在し、何か予定が出来ればその都度連絡を入れると言い残して上陸した。他には、音沙汰もなく期限を過ぎたら、何かに巻き込まれている可能性が高いから捜索して貰いたいとも。何にしても、やることは先に済ませておきたいし、むしろ好都合とも言える提示だ。
「それは良かった。君達に、会わせたい人が居るんだ」
「スピルと、敵対するグループの長ってことで良いですか?」
「話の通りが良くて、助かるよ」
 ええ、まあ、数少ない特技みたいなもんですので。
「それじゃ、すいませんけど、この剣の鞘を作ってくれるような職人さん教えてくれませんかね」
 武器屋さんなら、そういう人とも繋がりがあるでしょうし。
「ああ、成程、野暮用ってのはそれかい。たしかに、そんな大剣を鞘も無く、布で巻いただけで持ち歩くなんてのは無いよねぇ。折角だし、整備も出来る人の方がいいかい?」
「出来れば、それで」
 僕みたいな素人には、凄い切れ味のまんまに見えるんだけど、何しろ、ジパングのあの暑い洞穴で三年、更にはかなりの間、海風に晒してきた訳だから、普通に考えればかなり痛んでるはずだ。ここはいい機会だから、一つ専門家に見てもらうべきだろう。
「分かった。この店の裏に、バーネットっていう鍛冶屋の爺さんが居るから、話を通しておこう。少し偏屈なところはあるけど、腕はたしかだよ」
「助かります」
 よぉし、これで目的の一つは達成、と。

 

2010

0607

 ツイッターを、始めました。IDは、『KaikouRinne』です。まあ、今のところ、ブログの使い回ししか載せてませんけど。飽きたら辞めるかも知れませんし、そもそも携帯持ってない私がやるもんじゃない気もしますけど。ぶつぶつ言いたければ、このブログがありますし。

( ・ω・) 私が始めるからには、ふにったー、とりあえずは呼んでおこう

「それで、こんな連中に絡まれるって、地上げでも食らってるんですか?」
 とりあえず、真っ先に思いつく可能性を口にしてみた。
「そういった類の話ではないよ。どちらかというと、仲間への誘いといったところかな」
「その……スピルとかいう人のグループにですか?」
「ああ」
「それに、なにか不都合でも?」
 世界経済を支配するとかいう戯言はともかくとして、志は高そうだし無理に敵対することも無いような。
「とんでもない。彼らを野放図にしておけば、人々は魔物たちだけではなく、人間からも苦しめられることになる」
「え、えーと……」
 話の核心がぼんやりとしすぎていて、どうにも全体像が掴めない。
「ちょ、ちょっと腰を据えて聞きたいんで、野暮用を先に済ませて良いですかね?」
「あ、いや、済まない。通りすがりの君達に、こんな愚痴を聞かせてしまって。いや、いいんだ。この問題は、この町の人間である私達でケリをつけないといけないんだ」
 本当にやっておきたいことがあるだけなのに、別の解釈をされちゃったよ。
「困ってることがあるなら説明しておいた方が得だよー。勇者ってのは、こういう揉め事に首突っ込んで破格で解決するのが仕事みたいなもんらしいし」
 何だか、シスの中で、勇者の職務内容が変な方向に脚色されてる気がしてならない。
「勇者……だって?」
「え、ええ、まあ一応」
 説明すると長くなるし、家業に近いってことは伏せておこうっと。
「成程、先程のあの動き……若いというのに、それなりの経験を積んでいるということですか」
 正直な話、あんなチンピラ、二週間も拳法を習えば熨せると思うけど、それも黙っておこうかな。

2010

0606

 聞くところに依ると、枝野氏が民主党幹事長に内定したそうです。割と真面目に考えたんですが、あの人って選挙取り仕切れるんですか? 仕分けとは、全く別の仕事の様な。選挙って、欲望が渦巻きますから、汚れ仕事も一杯ですよね。潔癖っぽい枝野氏には、無理だと思うんですけどねぇ。つーか、小沢氏以外に選挙出来る人材って居るのかと。
 人気取りもここまで来ると露骨すぎて、退いてきました。

( ・ω・) それで支持率が上がる調査結果も、割と本気で退いてきた

「別に、ぶちのめしちゃってもいいんですよね?」
「そりゃまあ、死んだり再起不能の大怪我を負わない限り、それも彼らの仕事の内だからね」
「大丈夫です。僕、そこまでの体力は持ってませんし」
「んだぁ? このヒョロガキ、生意気な口叩いてっと、通りすがりの客だろうと容赦はしねぇぞ?」
「シスー。兄さんの剣、お願い」
「はいはい」
 折角だから、鞘を作ろうと思って持ってきたんだけど、流石に店内で、しかも人間相手に振り回す訳にはいかない。ここは一つ、身体だけで勝負しようかな。
「舐めんじゃ、ねぇ――」
『スカラ』
『ピオリム』
『バイキルト』
 チンピラたちがペラペラと口を動かしている内に、肉体強化呪文を三連で施し、一気に間合いを詰める。
 直接攻撃呪文なんか使わなくても、一年以上旅をしてきた僕にしてみればチンピラの一人や二人、どうってことない。
「ぐおっ!?」
 まずは片割れの土手っ腹に一発右拳を入れて、膝を折らせる。次いで左側に居たもう一方のふくらはぎを刈って、体勢をぐらつかせた。
 見れば眼前にはちょうど二人の顔面が近接していたので――僕はその片っぽを鷲掴みにすると、限界まで力を籠めてもう一方に叩き付けた。
「はぐぁ……」
 額と額がぶつかり合って、石が割れるみたいに良い音がした。
 意識を失って、その場に倒れ込む二人を見て、呪文を使う必要なんて無かったかなとも思ったけど、ま、もうちょっと強い可能性もあった訳だし、別に良いよね。
「さぁて、と。こいつら、ちょっとくらいは持ち合わせあるのかなぁ、っと」
「はい、別に身ぐるみ剥ぐ為に気絶させた訳じゃないからね」
 シスを飼い慣らすのは、どうにも難しくてしょうがない。

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