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 先日の渡部氏の総辞職発言について、鳩山総理のお言葉。『五月中に解決しろという、渡部さんなりの激励だと思う』だってさ。引き出し少ねぇなぁ。
 何て言うか知性って学歴とは関係なしに、引き出しの多さで感じる部分も多いですよね。似たようなことばっかり言う人って、やっぱりアホの子に見えるじゃないですか。

( ・ω・) マンネリにならないよう、このブログも頑張らんといかんのか

「うんうん、そうだろ、そうだろ。男はさっぱりしてないとな」
 実際には、頭の方がさっぱりだなんて、残酷すぎて言えやしないよ。
「んで、わざわざこんなことするってことは、俺んとこに来るってことで良いんだな?」
「まあ、有力な候補であることには違いないかな。唯、ヘラルドは無いってことは伝えておこうと思ってね」
 こういう時は、思わせぶりに、且つ明言は避けて、味方だと思わせるのが常道だよね。
「お前、いい奴だなぁ。よしよし、飯食ってけ、飯」
 ゴメンナサイ。表面取り繕ってるだけで、裏では色々画策する、すげーやな奴なんです。
「旨そうでやんす、食卓に肉があるなんて、歓迎会以来でやんす」
 だけど、素で可哀想なスティーブさんが居るから、それで相殺ってことで。どういう弁明なのか、僕にも良く分からないんだけどね。

「なんだって、ヘラルドが?」
「あぁ、ホセがどうにも思い通りにならないって言っててな。どうやら、力づくでどうこうするつもりらしいぜ」
 具体的にどうやって力を使うのかについては、色々と恐ろしいから、想像しない方が良いよね。
「たしかに、前々から俺のことを見る目が怪しいとは思っていたが――」
 この件に関しては、必ずしも嘘を言ってるとは限らない辺りが、重要なポイントだと思う。
「んで、どうする? 正直、俺はヘラルドのことは好きになれなくてな。あいつが困るってんなら協力してやるぜ」
 ホセみたいに知恵が回るタイプには、エンリコみたいに同調するんじゃなくて、利害を説いて協調を促す方が良いんだと思う。しかし実地でこんな寝技を学ぶなんて、人生、何があるか分かったもんじゃないなぁ。

 

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 今更と言えば今更ですが、平沼・与謝野新党の名称が、『たちあがれ日本』に決定したそうです。何でしょう、この絶望的なネーミング。日本の復古が目指すところなら、『新党さむらい』でも、『新党やまと』でも何でもいいでしょ。比例メインで戦う予定な訳で、『たちあがれ……』と書く投票者もえらい迷惑です。 
 幾ら何でも『みんなの党』を下回るネーミングは無いだろうと思っていたのですが、アグレッシブですねぇ。鳩山総理の私服と同じく、もうちょっとまともな方向で攻めて貰いたいものですが。
 何が凄いって、これは芥川賞作家である石原都知事の命名ってところですよね。コピーライターは若くないと出来ない仕事と聞いたことがありますが、喜寿ともなるとこんなもんですか。

( ・ω・) 芥川賞の品位にも関わるから、無かったことにするってのもありじゃないでしょうか

 問題は、具体的にどうしたものかという点だ。やっぱり、うまいこと口先で引っ掻き回してみるのが手っ取り早いだろうか。でも、胡散臭い新入りの僕を信じてくれるかと言うと――。
「どうしたでやんす?
 幾ら見詰めても、愛には応えられないでやんすよ?」
 うん、この際だし、いっそ舐めきった感じで試してみよう。別に、トランスさん、スティーブさんを始めとした、一直線な性格の面々を参考にした訳じゃないからね。

「ぬぁにぃ!? ヘラルドの奴が、俺らに狙いを定めて準備しやがってるだとぉ!?」
 この手の内部撹乱に於いて、真っ先に対象になるのはどうしても単純明快な人の訳で。深く考えるまでもなく、エンリコに決定したよ。
「あぁ、流石のヘラルドも日の出の勢いのあんた達は捨て置けないと判断してるみたいでな。まだ数で上回ってる今の内に叩き潰そうとしてるみたいだな。
 俺達にも、『もうすぐ負け犬になるあんな奴についていっても、良いことなんてないわよ』って誘いがあったくらいさ」
「あんの、ビア樽め。ブヨンブヨンの身体を紐で縛ってポンスレスハムにしてやろうか」
 しかし、ここまでさっくりと信じてくれると、策を弄する甲斐が無いなぁ。そしてあんな脂身しかないハムなんて、個人的には食べる気がしないよ。
「それにしても良く知らせてくれたな。嬉しいぜ」
「ああいうグジュグジュした奴は趣味じゃなくてね。やっぱり男は、エンリコみたいにまっすぐじゃないとな」
 心にも無いことだからこそ、ペラペラと舌が回ることもあるんだと、一つ人生勉強をしましたよ、と。

 何でも、民主党、渡部氏が『普天間が五月末までに決着しなかったら総辞職だな。後任は菅君だろう』的な発言をしたとか。ちょっと分かりませんね。総辞職って、内閣全体の連帯責任だったような。何で重要閣僚の財務大臣が、総理になれるんですか。少なくても、今、内閣に居ない人間から選ぶべきでは無いでしょうか。単に、選挙用の御祝儀相場狙いだって見え見えですよ。責任とって、幹事長から代表、そして総理になった鳩も居る訳ですけど。

( ・ω・) 黄門様、由美姉さんがお風呂引退してやる気無くなった説

「ドンを倒してやろうって話も聞いてるけど?」
「あぁ、それは単に、いっそ一番上の方が気も楽かなと思って言った与太話だ。そんなやる気やエネルギーは俺にはねぇ」
 噂って、いつも無駄に大きくなるものだよね。って言うか、多分、何だかんだで一番上が面倒事や重圧の面でも一番だと思うよ。僕には、一生、縁の無いことの様な気もするけど。
「ところで、どうして俺にそんな話を?」
 初対面だと、逆に喋りやすいってことはあるのかも知れないけど。
「何故だろうなぁ。お前さんからは、どうにも俺と同じ匂いがしたもんでな」
 正解。少しは頭が回って、分不相応な役職を与えられたって意味では、似た立ち位置ではあるんだよね。
「何にしても、こんなもんでも、何かの縁だからな。また遊びに来いや」
「ま、愚痴くらいは聞いてやるよ」
 こんな気弱な人を罠に嵌めないといけないと思うと心も痛むけど、やっぱ海賊に加担した時点でしょうがないよね。
 そう自分に言い訳をして、ホセの部屋もあとにする僕達だった。

「ふーむ」
 一通り、主要な幹部に対面してみると、これはこれで面白い人間関係があるなぁ、なんて思ったりもする。
 良くも悪くもまっすぐで、足元なんて気にしないドン・カルロス。頭脳派だけど気弱で、とても人の上に立つ器じゃないホセ。その身体付きと同じく、人としての欲望を抑えることが出来ないヘラルド。脳みそまで筋肉と評され、突撃することしか知らなそうなエンリコ。やっぱり、あんまし纏まった組織とは評せないし、突っつきように依っては、良い感じに崩れてくれそうな気がする。

 

 何だか、中国人富裕層が観光客として大枚をはたいたり、美術品を買いあさってるニュースを聞くと、バブル時代の日本人と変わらねーじゃねーかと思わざるを得ません。リアルタイムでは知らない世代ですけど。
 あれですかね。成金は文化背景に関係なく、同じ様な行動を取るってことですかね。そういや、マイケル・ジャクソンの大人買いや、石油長者も、聞くところに依ると似た感じの様な。貴族が成金を見下すのも、何となく分かる気もします。まあ、ノブレス・オブリージュを果たしてない貴族なんざ、成金以下って感じもしますけど。

( ・ω・) いえいえ、現総理の批判をしているなんて、そんなことは無いでゲス

「ふぅ……」
 初めて目にしたホセの風体は、想像とは大分違っていた。いや、たしかに顔の造形は整っていて、知的なものも感じるんだけど、何か生気を感じないって言うか。野心家で、ドンの寝首を掻こうって人には見えないなぁ。
「お前らが、例の新入りか」
「あぁ」
「済まないが、腹痛に効く薬を持っていたら分けてくれないか? 良い療法を教えてくれるんでもいい」
「……」
 え、いきなりなんですか、その質問って言うか、要望は。
「どうにも、心配事が溜まるにつれて、胸の下が痛くなってしょうがないんだ」
 それは精神性の負担に依って一部の臓器に負担が掛かってるんだと思います。医者じゃないんで、確たることは言いませんけど。
「これだけの海賊団の腹心ともなると、苦労が耐えないってことか」
 まー、これも他人事だし、適当なことを言わせて貰おうっと。
「……」
 あれ、いきなり周囲をキョロキョロ見ちゃって、どうしたのさ。
「ここだけの話だ。誰にも言うなよ?」
 ん?
「俺は、別に好きで腹心なんかやってる訳じゃないんだ」
「は?」
 いきなり予想外のことを言われて、素に近い声を出しちゃったよ。
「元々は友人に巻き込まれて入っただけなんだがな。少しばかり頭が回るせいで、あれよあれよと祭り上げられて今の状態って訳なのさ。
 だが、ナンバーツーとはいえ、所詮は中間管理職。上からはこき使われ、下からの突き上げもキツい。あぁ、町で漁師をやってた頃が懐かしい」
 世の中、色んな過程を経て、今の境遇になった人が居るんだなぁ。

 普天間問題が取り沙汰されてますが、何でここまで引っ張られてるかを私的に解釈。まー、東アジアの安全保障問題と、基地の危険性、それに沖縄の負担問題はそりゃ重要ですが、何を置いてもこれだけやってれば良いという程のもんでもありません。
 というのに何故、これが鳩山政権の致命傷となりつつあるのか。端的に言えば、鳩山総理を含めた民主党の、信頼問題の話に結びついてるからではないでしょうか。何しろ、マニフェストでまともに達成したのは赤字国債が原資の子ども手当と高校無償化だけとか。その中で、自公が纏めた現行案はすっぱりやめて、最低でも県外に移設するって言ったのは当の鳩山センセの訳で。言葉の重さを問われる象徴的な事案だからこそ、こんなにも大騒ぎしてるんじゃないですかね。私も含めてですが。

( ・ω・) 一言で言うと、やっぱり自業自得と言うか墓穴と言うか

 だけど、本当に諦めた人間がこんな目をするんだろうか。何かを求めてすがってるって言うか。
「爺さん。俺らに情報を与えて何かをさせようってんなら、お門違いだ。自分の願いは、自分で成すんだね」
 とりあえず、真っ先に思い付いた可能性を口に出してみた。
 生憎、僕の器は自他共に認める程に小さい。自分と、精々が身の回りの人間のことで精一杯だっていうのに、行きずりに近いこのお爺さんのことまで手に負えるかと問われれば、答えはノーだ。
「でもまあ、たまたまこのタイミングで何かが起こるってもことも無いとは言い切れない。その時は、爺さんの望みが叶うってことも、あるやも知れないな」
 それでも、唯、希望を奪うだけというのも後味が悪い辺りが、僕の甘いっていうか、徹しきれないとことだと思う。
「うむうむ。人生とは、往々にしてそういう偶然に巡り合うものじゃ」
 結局、このお爺さんどうこうに関わらず、僕達がやろうとすることに変わりは無い訳で。
 何はともあれ、別れを告げると、特に当てもない散策を続けることにした。

「僕ちゃん。どうも、色々と嗅ぎ回ってる様ですが、一体、何が狙いなのですか?」
「新入りが、内部事情を把握する為に汗を掻くのは、悪いことなの?」
 色々と歩き回ってる内に、僕達は目を付けられる立場になったらしい。ナンバースリーとされるヘラルド一派に声を掛けられ、その溜まり場である大部屋へと連れ込まれてしまった。
「ふぅん、口は達者な様ですね」
 それにしても、この男とも女ともつかない喋り方は何とかならないかなぁ。正直、生理的に受け付けない部分がある。



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