2010
通常国会会期を延長するか否かで、民主党と国民新党が揉めているそうです。支持率が高い内に選挙を済ませてしまいたい民主党、特に参議院と、先延ばしにしてしまっては政局がどう動くか分からない為に、票田を復活させたい国民新党。どっちも、どーしょーもない理由で揉めてるのが、今の連立内閣らしいですけど、強いて言うなら国民新党に義がありますかね。元々、鳩山内閣で三党合意出来たのは、社民は沖縄の基地問題、国民は郵政問題だけはケリをつけるって話がついてたからでしょうし。
国民側は離脱も視野に入れていると牽制していますが、本当に本気かは測りかねますけど、社民が離脱したばかりなので効果は抜群でしょうねぇ。つーか、これを書いてる時点で決定してないとかどうよ。今日の午前に結論出すって話だったんですけど。
( ・ω・) まあ、どっちに転んでも荒れる訳で、蝋細工の支持率が溶けそうですなぁ
「あ、どうも。ジョージさんの紹介で来ました。鍛冶職人のバーネットさんは御在宅でしょうか」
僕達は扉を開けて玄関に入ると、そう問い掛けた。中には全身に筋肉のついた無骨な男の人が一人、鎚を手にして座っている。年齢で言えば恐らく初老なんだろうけど、全てを威圧しそうな眼差しの迫力は、下の世代と比べても遜色あるものじゃなかった。
「カミさんも助手も無しに一人でやってるんだ。俺がバーネットじゃなきゃ誰だってんだ」
「はい、その件についても既に伺っております」
「おちょくりに来やがったのか、このガキャァ!」
いや、そんなつもりは無いんだけど、何となく話の流れで言わなきゃダメかなぁって。
「それで、この剣の整備と鞘作りをお願いしたいんですけど」
話の流れを敢えて叩き折って、テキパキと兄さんの剣を差し出した。
「そんだけ好き放題言っておいて、よく何事も無かったように続けられるな」
「世の中、商売の話には私情を挟まないのが一番です」
親指を立てて、軽い感じで同意を求めてみた。最近、勇者とか関係なく間違った方向に器が大きくなってる気がしないでもない。
「ふぅん、たしかに如何に腕があろうとも、情に溺れすぎれば商売は失敗する。ガキのくせに、少しは分かってやがるな」
そして、何故だか微妙に賛同頂けたよ。正直、ちょっと想定外だったりするんだけど。
「まあ、その剣に免じて、暴言と放言は許してやる。名剣を目にするってのは、職人にとって血がたぎることなんでな」
あー、ちょっと分かるかも。僕も魔法使い分が多いけど、他人が高等呪文を使ってるのを見るとワクワクしたりするもの。