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2010

0819

 何だか、鳩山前総理と小沢前幹事長が注目を集めてますが、あいつらド派手に辞めたの、たった二ヶ月半前……普通、ああやって中枢から離れた人は、一年は大人しくしてるもんだと思うんですけんどね。ここのところ、安倍ちゃんがチラホラ出てくるのでさえ、『まだ早いんじゃないか』って思うくらいですし。常識外れというか、人材が居ないというか、権力闘争しか興味が無いというか。

( ・ω・) 肯定する解釈が不可能ってのが、もうどうしようもないよね!

「そういえば、バーネットさんにも青年時代や、幼少時代、更には赤ん坊だった頃がある訳ですよね」
「てめぇは、俺を妖怪かなんかだと思ってやがんのか」
 いえ、毎度思うことなのですが、年配の方にも若い頃があるっていうのが、どうにも想像がしにくくて。逆にトヨ様なんか、いつくらいからあの喋り方と性格を身に付けたのか考えるとキリが無くなったりするんです。幾ら何でも三歳からああだったとは思えないけど、トヨ様なら五歳で有り得るんじゃないかって、無駄な夢想をしたりする訳なんですよ。
「それで、手紙はどうなってんの?」
 シスが途中で話を横道に逸らしておいて、その言い草もどうなんだろう。まあ、シスだからしょうがないと言えばしょうがない気もするんだけど。
「『この手紙に意味がある様になった時、お前が勇者になることを、俺は勧めも止めもしない。そりゃ、血縁が大望を受け継ぐのは筋論から言えば間違ってはいない。俺もそう思って、父さんを追った。だけどお前は、爺ちゃんを除けば、母さんの最後の家族だ。父さんも俺も、生きて帰るつもりではあるけど、絶対とは言い切れない。家族を第一義に考えるとすれば、お前は旅立つべきでは無いとも思う』」
 兄さんの論には一理あるとは思いつつ、きっぱりと否定の感情が湧き立った。甘いと言われるかも知れないけど、母さんにとって一番大事なのは、父さんであって、兄さんであって、僕でもあるんだ。だから、誰かが残ってれば良いっていう話じゃない。みんなで生きて帰って、初めて意味があるんだ。

 

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2010

0818

 何だか、電子タバコなるものにニコチンが含まれていたとかで、指導だか何だかがされたようです。いやいや、煙草やめようって人が、ステップとして使うものでしょうに、摂取させてどうするんですか。
 まあ、それはそれとして嫌煙家として、10月の大増税でどう出るかが楽しみなところではあるんですが。

( ・ω・) そこには、ニュースも全く見ず、キレだす喫煙者達の姿が!!

 若干、ブラコンとシスコンの気があったのは否まないけど。
「十三までは魔法使いになる気満々で、兄さん達の失踪で勇者にならざるを得なくて――何回か言った気もするけど」
「そーいうんじゃなくて、女の子に突撃してこっぴどく振られたみたいな面白話無いの」
「シスにとっての面白さの基準が今一つ分からないんだけど」
 ってか、トウカ姉さんへの恋慕みたいな感情については、話してない気がする。薄々は、勘づかれてる気はするけど。
「それより、こういう話題だったらアクアさんでしょ」
 何しろ、一年以上の付き合いながら、十年前と十年後が、全く想像出来ない訳で。このままの性格の女の子とか淑女って、実際問題、浮くっていうレベルじゃないし。恐らくはきっと、ちょっとぐらいは、性格に違いがあるに違いないと思うんだよ。
「わたくしも、普通の女の子でしたわよ?」
 何だろう。この一言で、一気に僕の発言まで信憑性を失ってやいないだろうか。言葉の遣り取りっていうのは、何処までも奥深い気がしてならない。
「シスは七歳までの記憶がないけど、十歳までならトランスさんが知ってるよね」
 あんま話す機会が無かったけど、この際だから弱みの一つや二つ、握ってみたい気分になってきたよ。
「あたしこそ、ふつーの女の子だったよ。そりゃ、まだ小さかったから、家に忍び込むなんてのは無しで、金持ちからスるくらいだったけどさ」
 ここまで堂々と盗みを公言されると、嗜める気も起きなくなってくるから恐ろしい。

 

2010

0817

 久々にマジで暑いぞ、フルァ、とお嘆きの貴方。しかしある意味、この暑さにも飼い慣らされてるというか、34度までなら、割と普通に耐えられる感じになってませんか。35度超えて始めて文句を言うというか。いや、30度超えてたら、充分、暑いはずなんですけどねぇ。

( ・ω・) 天照じゃ、天照様がお怒りじゃー

「『母さん。子として、母親より先に死ぬことが何よりも罪深いことは、それなりには理解してるつもりだ。だけど、父さんと同じく、俺も覚悟を持って旅に出たんだ。分かってくれとは言えないけど、どうか許して欲しい』」
 仮定の話と言っても、僕達が死んだとすれば、母さんの悲しみはどれ程のものになるんだろうか。生きて帰るつもりはあるけれど、少なからずそういう可能性があることは、心を重くしてくれた。
「『最後にアレク』」
 ある程度は予測していたけど、自分の名前が出てくると、落ち着かない気分になってしまう。
「『泣き虫なところ、少しは治ったか? お前は、割と早くおねしょはしなくなったんだが、どうにも夜泣きが治まらなくてな。結局は、母さんか俺が一緒に寝て、落ち着かせてやったもんだよ』」
「流石は実兄、弟のこと、良く分かってるねぇ」
 よくよく考えてみれば、一つ二つならいざ知らず、五つも年が違う兄弟って、理不尽じゃなかろうか。ほら、兄は弟が生まれた頃から知ってるけど、弟が物心ついた頃に兄はもう十歳くらいな訳で。保持してる情報量が違いすぎて、端から勝負になんてなりやしない。世界の第二子以降の弟、妹達は、そろそろ連合して立ち向かうべき時が来ているのかも知れない。
「そういやさ。あたし達、アレクがどういう子供だったかって、あんま知らない気がするよね」
「ですわ」
 七歳までの記憶が無い人と、子供時代が全く想像できない人に言われるのもどうなんだろうか。
「別に、普通の子だったと思うよ。ちょっと魔法の話が、好きだったくらいで」

2010

0816

 何か、色々と物議を醸している阿久根市長が、リコールされるかどうかの瀬戸際に立たされているそうです。まー、首長ってのは、地方自治体内で相当の権力を持ってる代わりに、半分以下の署名でリコールされることもある訳で。是非については、そこまで詳しくないのでノーコメントですが。

( ・ω・) どなたか私達に、総理のリコール権を下さい

「『先ずはトウカ。あー、うん、まあ、俺が誘っておきながら、こんなことになって済まない。お前の性格からして、俺の生死に関わらずバラモス退治の旅は続けるだろうけど、余り気負うな。お前の剣は、心が入り過ぎると揺らぐ。敵討ちだとか、余計なことは考えないように。
 後、すぐには無理だろうが、ある程度落ち着いたら、一区切りつけて良い奴を見付ける様に。操を立てるとか言い出すなよ。俺もこっちで適当な奴を見付けづらくなるからな』」
 それにしても、実の兄と、姉と慕う女性の関係を覗き見るのは、何となく気が引ける。本当、女性陣はこういうの大好きみたいで、目を輝かせてるけどさ。
「『爺ちゃん。まだ生きてたら、預けておいた例のブツ、処分しておいてくれ。遺品だとか、面白がって見せたりするなよ。絶対だぞ」
 大道芸界のお約束で考えると、これはやって下さいっていう前振りになってると思う。ってか兄さん、何を爺ちゃんに預けたのさ。僕も気になってしょうがなくなるじゃないか。
「『父さん。残念だけど、俺は、意志を継ぎきることは出来なかったみたいだ。だけど少しは、勇者の種を蒔けたかなとも思う。
 まあ、俺としちゃ、父さんが死んだ証拠も、生きてる証拠も無い訳で、どう書いたもんか良く分からない所はあるんだが。もし生きてるんなら、残りの人生を母さんとアレクの為に使ってやってくれ。
 後、一度でいいから、酒を酌み交わしてみたかったよ』」
 兄さんでも、父さんの消息が掴めていないことに、胸が締め付けられるようになった。

 

2010

0815

 黄龍ちゃんに於ける月読之命と言えば、それはもう、高位神とは思えないダメっぷりを披露しています。でもよくよく考えてみた。設定上は、日本神話に於けるそれをほぼ流用してる訳で、要約すると、『生まれながらに次善であることを宿命付けられた闇の貴公子』になる訳です。あれ、シリアスな作品なら、人気出るポジションじゃね?

( ・ω・) 残念ながら、黄龍ちゃんはあんな作風だけどね!

「ん? 何、泣いてんのさ?」
「え?」
 シスに言われるまで気付かなかったけど、僕は、まるで頬に二つの小川が出来たみたいに涙を流していた。
「幾ら家族の手紙だからって、そんなダラダラ泣くかなぁ、普通」
「違うよ。これは何て言うか、兄さんは尊敬に値する勇者だって思ってさ」
 身内としての贔屓目を抜きにしても、勇者としての資質を遥かに濃く受け継いでいると思うんだ。
「ま、あたしゃ会ったことないし、何とも言えないけどねー。面白そうって言っても、アレク程じゃなさそうだし」
「ですの」
 え、君達の基準で、僕って面白い男だったの。ちょっと光栄なことではあるんだけど、少し二人の将来が心配になってきたよ。
「それで、裏は読まないの?」
「裏?」
 言われて気付いたけど、手紙はこれで終わりじゃなくて、先があるみたい。割と厚みがある紙だし、樹脂で包まれてるから透けてないし、分からなかったのもしょうがないと思うんだ。
「『さて、ここからは私事の上、余り必要が無いとも思うんだが、念の為に書いておこうと思う。いや、幾ら俺と言っても、首をもがれたり、心臓に杭を打たれて生き延びられるとも思えない。だから、あんま気は進まないんだが、生きている内に伝えておくことがあるかを、考えてみようと思う』」
 こと公務に関しては無敵に近い兄さんも、自身の死生となると確信が揺らぐ辺り、可愛いところがあるなと思ってしまう。いや、自分の兄を可愛いとか言い出すのもどうかと思うんだけどさ。

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